2008年03月30日

ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団公演「フルムーン」

ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団公演「フルムーン」@新宿文化センター
3月27日〜3月30日まで 


3月27日(木)に2階席で観ています。
2005年作品だそうです。
先日観た公演「パレルモ、パレルモ(1989年初演)」に比べると、ダンスの要素が
かなり強い作品でした。
もちろんこれでもピナ・バウシュヴッパタール舞踊団の公演を始めて観る人に
とっては驚きでしょうが、ダンスシーンがほとんど無い「パレルモ、パレルモ」に
比べると遙かに取っつきやすく、わかりやすい作品ではないかと感じました。
舞踊と演劇を統合したピナ・バウシュの表現は独特です。

今回、まずその舞台美術に驚きました。
舞台後方に大きな川(最初池かと思いました)があり、右側に人が乗れるほどの巨大な岩がある。
しかも舞台上では雨が降っている。
よくこんなセットを作れたなと思います。

観るための鍵となる、パンフレットに書かれた「制作ノート」をみると「舞台後方、月の
かなたから燃え続けて落下したと思われる、巨大な黄金の隕石のような物体のそば
に川が流れている」とある。
岩の由来は知らなくてもいいけれど、ピナ・バウシュの心の中には月よりの使者の
イメージがあるらしい。
しかも今宵は満月の夜らしい。

そして雨が降っている中、人々が集い、戯れ、踊ります。
男女が集まり、抱き合ったりしいてるけれど必ずしも仲の良い関係があるわけでも無いらしい。
月の光は人の心をかき乱すのでしょう。
大自然の中で、ざわざわした人々の心が表現された舞台だったような気がします。
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2008年03月29日

バッハ・コレギウム・ジャパン特別演奏会/受難節コンサート2008 J.S.バッハ「マタイ受難曲」

バッハ・コレギウム・ジャパン特別演奏会/受難節コンサート2008


バッハ・コレギウム・ジャパン特別演奏会/受難節コンサート2008
J.S.バッハ「マタイ受難曲」@東京オペラシティ コンサートホール
指揮:鈴木雅明
合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャッパン

3月21日(金)に聴きに行っています。
この日はバッハの323回目の誕生日に当たるそうです。
今回の演奏会は通常のバッハ・コレギウム・ジャパンの定期演奏会プログラムで
無かったため、直前になるまでチケット購入を忘れていました。

バッハの「マタイ受難曲」は大好きです。
毎年2,3月になると複数の「マタイ受難曲」の演奏会があるのであれこれ聞き比べ
をしたいと思いつつ、日時の関係でいつもできないでいます。

イエス・キリストの十字架の死を巡る物語が「受難物語」で、その物語の「歌い伝え」
を教会の礼拝の中で行ったのが「受難曲」の原典だそうです。
そうなると「マタイ受難曲」が大好きだ、と書くのはなんだか不謹慎な気もしますが
やはり荘厳な雰囲気と美しいメロディに心が洗われる感じがします。

今回の演奏会、物語の進行役とも言えるテノールのエヴァンゲリスト(=福音史家)は
ヤン・コボウさん。この方の歌声を聴くのはたぶん初めてでしたが、その繊細で澄んでいる歌声に聞き惚れました。
イエス役のバスIはマルスク・フライクさん、バスIIのドミニク・ヴェルナーさんの深みのある歌声もいい。

なんとなく以前聴いたバッハ・コレギウム・ジャパンの「マタイ受難曲」に比べると
なんだか全体にあっさりという感じがしました。

一番気になったのは、もっとも美しいアリア「哀れみたまえ、我が神よ」のところ。
上手く説明できないのですが、ヴァイオリンの音色がなんだかスルスルと滑って走っているような感じ。
一緒に歌うアルトの歌声と微妙にずれてるような気がしてしまいました。

来年こそ複数のマタイ受難曲の聞き比べをしてみたいです。
posted by みどり at 11:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・コンサート・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月28日

「假屋崎省吾の世界展」

「假屋崎省吾の世界展」


「假屋崎省吾の世界展」@日本橋三越本店 新館7階ギャラリー
3月18日〜3月30日まで

3月19日(水)に観に行っています。
テレビ出演も多い、華道家・假屋崎省吾さんの華道25周年記念展覧会です。

会場にはいるとまず目に付くのが、黒の背景、青い木枠を組んだ間に黄色の蘭が
いけてあります。
黒、青、黄色の色の配色が鮮やかです。

そのあとは、大型のもので「生け花」というより花、木の枝、等をつかった大きな
オブジェの感じです。
こんなの生け花じゃない、という声も聞こえてきそう。
だからこそ「華道家・假屋崎省吾の世界」なのでしょう。

ご自分で作られたガラス製の花器に生けた作品、その花器のデザインがかなり大胆。
花器に負けない花を生けないとバランスがとれないようで、生けてあるのははでな蘭。
この花器と花を、ごく普通の家庭の中で飾るのはむずかしそうです。

そんななかで白いティーポットに花を生けている作品は、かわいらしい。
ひょっとすると、ティーポットに見えるのはティーポット型の花器なのかも知れませんが、このアイデアはいいですね。
一般家庭でも十分まねできます。

大胆かつ繊細、華麗な假屋崎さんの世界展でした。
posted by みどり at 06:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月27日

イッセー尾形のゴージャスネタぞろい IN クエスト

イッセー尾形のゴージャスネタぞろい IN クエスト@原宿 クエストホール
演出:森田雄三  出演:イッセー尾形

3月18日(火)に観に行っています。
一人芝居のイッセー尾形さん。今回は過去の人気ネタを集めての公演です。

内容のご紹介を。

その1
冒頭は会場が暗くなって、ぱっと明かりがつくと舞台の上には女の子姿のイッセーさん。のっけから場内爆笑。
客のつかみはうまいです。
彼女はファミリーレストランのウエイトレス。
仕事辞めたいなと思いつつ辞められず、ずるずると続けている。
やる気がなく同僚に不満たらたら、お客さんに料理を運ぶと注文と違っていたが「○○御膳」と
「XX御膳」そんなにたいした問題じゃない!と言い張る彼女。
このネタは以前観たことありますが、その時はもっと元気のある女の子でした。
元気いっぱいの女の子の方が私は好きでした。


その2
56歳の男性、サングラスに白いつなぎ姿の掃除屋さんがイッセーさん。
つっぱった感じが、とってもかっこいいです。
かつては資産家だったらしい彼。何かの事情で今は全てを無くして新しい出発として掃除屋さん
(社長は20代)に就職したらしい。
彼の過去はどういうものだったのでしょうか、そのあたりいろいろ想像できるのが
おもしろいしいい演出だと思いました。
窓のサンを拭いている後ろ姿がとってもかわいい。
今回のネタで私はこの作品が一番好きです。

その3
美術館の警備員がイッセーさん。
新しく来た同僚にあれこれ説明している真面目な警備員さん。

その4
「赤羽橋」に行こうとしてその近くだと思い込んでいた「赤羽」の
ホテルに泊まったお客さんがイッセーさん。
おもしろいけれどこの位置関係は都心に詳しい者でないとわからない。

その5
ハンガーの販売説明会の説明をしてる人がイッセーさん。
買ってもらった大量のハンガーを売り込むことを伝授してる。
なんだか怪しい団体みたい。

その6
電車の中で車内暴力追放キャンペーンを周囲に訴えてる男性がイッセーさん。
正義感からだけど、訴えてる方がよっぽど迷惑行為をしてるという本末転倒の
おかしさ。

その7
勇気が必要「ゆうきりんりん!」といってる男性がイッセーさん。
・・・・一週間すぎたらどういう内容だったか忘れましたm(__)m

その8
何かの集まりらしい。
そこで女性達の恋の悩みを聴いている神主さんが、イッセーさん。

その9
ストリップ劇場で踊り子さん達のステージの合間にお笑いネタを披露してる
初老の芸人(男性)がイッセーさん。
鉄腕アトムのスタイルをしてるけれど、黒のビニール袋が黒いパンツだったり
その姿はかなりチープ。
このおじいさん、自分の息子の嫁さんとうまくいってないらしい。
ネタと言うより、嫁の悪口ばかり言っています。「嫁のバカ!」と歌っているのが
笑いをさそいます。
イッセーさんにとって、このネタはかなり古いネタになるらしい。


観たことあるネタ、無いネタ、さまざまでしたがイッセーさんと森田雄三さんとの
二人三脚の成果を堪能できました。

posted by みどり at 07:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月26日

自動人形師ムットーニさんの新作オルゴール・バニーズメモリーBOOK型

オルゴール・バニーズメモリーBOOK型1




いつか自分の手元に置いてあきずに眺めたい・・・と、長いことあこがれていました
自動人形師ムットーニ(本名武藤政彦)さんの一点ものの立体作品。
念願かない、今年やっと購入することが出来ました。

BOOK型オルゴール、「バニーズメモリーBOOK型」です。
3月20日にムットーニさんの公式サイトにも写真がアップされましたし、せっかくです
のでもう少し詳しいご紹介をしたいと思います。

今年1月29日〜2月17日まで「自動人形師ムットーニ展2008 ムットーニの『秘密の蔵書』」が
原宿のLAPNET SHIP(ラップネットシップ)で開催されました。
旧作品数点と、CD音源による新作中型作品2点の展示です。
小型オルゴール作品3点の展示も予定されていましたがこちらは「ただいま制作中」。
会場にはそのオルゴール作品の完成予想図のCGプリント3枚が貼ってありました。
私が購入したのはその内の一つです。

この作品は展覧会最終日の2月17日に初めて会場でお披露目され、さらに手直しも加えられ2月22日に完成。
その後3月2日(日)に、無事我が家にお迎えすることができました。


「バニーズメモリーBOOK型」は、DVD「MUTTONI MUSEUM 」にも収録されているからくりBOX作品
の名作「バニーズメモリー」が元になっています。
さらにさかのぼると「バニーズメモリー」は、その前に作られた「囚われのバニー」
という作品の姉妹作に当たるのだとか。
「囚われのバニー」は私も写真でしか見たことがありません。

からくりBOX作品「バニーズメモリー」は場末の小さなミュージックホールが舞台。
奥に舞台、手前に椅子がありテーブルの上にはSP盤が回るレコードプレーヤーが一台。
舞台でバニーガールが踊り、やがて彼女が姿を消すと舞台に残るのは天使の翼。
そして横のドアが開くと、その向こうに姿をみせた彼女の背中には翼のとれた跡が見える。
ドアが閉まり、くるりとこちらを向いた椅子の上には一羽の白兎がいるというもの。



バニーズメモリーBOOK型はオルゴール作品ですが、通常のオルゴールとして
思い浮かぶ金属音ではなく、テープ音源が使われています。
電源をどこから取るかという問題がありテープレコーダー(ウォークマン)になったそうです。
しかしテープ(エンドレステープ使用)になったおかげで「バニーズメモリー」で流れる音楽、
効果音(SP盤のレコードが回ってすれる音、ハーレムノクターンが流れ、グレゴリオ聖歌が
かぶさり、ドアの開閉する音、再びハーレムノクターン、レコードのすれる音)が、
丸ごと全部収録されることになりました。


本の扉を開くとそこにいるのは背中に翼のある、腕にウサギを抱いたバニーガール。
彼女は流れる音楽と共に動き出します。
扉部分には「今宵場末のミュージックホールで行われるショー。それはたった一人の
人物の思い出によって構成された一幕劇。だがそれはすり切れたSP盤に刻み込まれた思い出
として永遠にここに繰り返されている」と書かれています。
これはからくりBOX作品「バニーズメモリー」に作者ご本人が付けられるている口上の要約版になっています。


前置きが長くなりました。
せっかくです、本家本元「バニーズメモリー」の口上を交えながらご覧下さいませ。
バニーガールがゆっくりと左右を向き(足は固定されていています)、そして背中の翼も
ゆっくり上下するので軽く羽ばたいているように見えます。


オルゴール・バニーズメモリーBOOK型13



観客席がたった一つのミュージックホール
SP版のレコードが回り出すと、いよいよショーがはじまる。
まずはハーレムノクターンの調べに乗せ、怪しのミュージシャンの登場。
そして舞台はまわり今宵のスター、バニーガールがその姿をあらわす


オルゴール・バニーズメモリーBOOK型4



スポットライトをあびると彼女は踊り始める



オルゴール・バニーズメモリーBOOK型5



しかし所詮彼女はとらわれの身
毎夜同じ時間に、同じ衣装、同じ音楽の中で踊らなければならないの



オルゴール・バニーズメモリーBOOK型7


でも、そんな彼女にとって今宵は特別な夜
彼女の奥深く眠っていた記憶は徐々に明らかになり始めた


オルゴール・バニーズメモリーBOOK型8


次第に鮮明に成り行く記憶


オルゴール・バニーズメモリーBOOK型9



そして彼女は再び正面を向いて止まったその時には、完全に記憶を取り戻していた


やがてどこからともなくグレゴリオ聖歌が入り交じる中
本来の姿を取り戻し、その姿はおぼろげに揺らぎ始める

今宵自由の身となり、背中にその傷跡を残したまま扉の奥にたたずむ彼女
だがドラマはこのままでは終わらない


本当の主人公、それはこの椅子にすわるウサギ


オルゴール・バニーズメモリーBOOK型10



ウサギはその前は踊り子で、その前は天使だったのかも


オルゴール・バニーズメモリーBOOK型11

全てはテーブルの上でまわるSP版に刻み込まれた思い出として
永遠(えいえん)にここに繰り返されている。


オルゴール・バニーズメモリーBOOK型12




大きさは縦約29,5センチX横約18,5、本の厚さ約15センチ。
オルゴールというイメージからすると、ちょっと大きめです。
でもこれはいろいろな仕組みを入れるために必要な大きさで、これより小さくはならないそうです。
本タイプのオルゴールを作られたのは今回が初めてらしいです。

とにかくバニーちゃんがとてもかわいいです。
ピンクのブラにピンクのスカート、ピンクのストッキング。赤い蝶ネクタイに赤いガードル、
赤い靴、ついでに手のマニキュアも赤。
「バニーズメモリー」の謎めいた物語を思い浮かべると、かわいすぎる気もしますが、小さな
オルゴールの世界のバニーちゃんですからかわいすぎて困ることなどありません。

腕に抱いている白ウサギ、これまたかわいい。
ウサギの赤い目は、赤くて穴があいているところをみるとビーズのようです。
ビーズよりも小さなバニーちゃんの手の爪に、マニキュアがほどこされているという
その繊細さがまた驚異。
バニーちゃんもウサギもその耳がとても薄くできているので、ぽっきり折れないかと心配
してしまいますが、とても丈夫に出来ているようです。


展覧会最終日に、未完成ながら見せていただいてから完成作品はいくつか手直しもされています。
私でも見て分かるのは、本の扉部分の面積が大きくなったこと。
背表紙側から回っていた布を留める位置をずらされた為です。
表紙・裏表紙ともピンク色の本ですが、古い感じをだすためややくすんだ落ちついた色です。
(公式サイトの写真ではオレンジ色っぽく見えますが)

コード部分に中間スイッチがあり「切り・入り」の切り替えができ、通常は「入り」にしておくと、
本の扉を開くと同時に音楽が流れ出し人形が動きだします。
中間スイッチを「切」にしておけば、扉をあけてもバニーちゃんは動きません。

バニーちゃんの背景にところどころ穴のある円盤があり、その向こうに明かりあるので
円盤が回るとキラキラします。
小さいながら赤と緑のライトも使われているのでムード満点。
さらにバニーちゃんの周囲にクリスタル風のアクリルの棒があるので、これに光が反射して
さらに華やかにきらめきます。

テープレコーダーはバニーちゃんが立っているステージの下の緑色の部分にあるそうです。


以下、購入するまでいきさつなどを・・・。

いろいろ思うことがあり、今回を逃すともう二度と購入できる機会はないような気が
してやっと決心。
武藤さんの作品販売は抽選の時もあるそうですが、今回はLAPNET SHIPに
事前にうかがったところ、初日先着順と確認した上で行動を起こしました。

ここ数年の展覧会や講座に欠かさず顔を出していたせいか、初日にお会いした武藤さんから
「顔と名前がやっと一致しました」と言われました。
果たして私はどういう印象をもたれていたんだろうか・・・。かなり気になりますが、
そんな怖いことうかがえません。

初日はまだ作品が完成してなかったので、購入ではなく「予約」という形になりました。
実物を観てないのに買うの?と、思われそうですが今まで作品を観てきた経験から、
武藤さんの作品ならどれもでも好きなので問題なしでした。

美術作品は完成した作品だけあればよい、それが作り出されるまでの過程や背景には
全く興味ない、という方もいるでしょうが私は制作過程のお話も大好きです。

今回のように完成に至るまでのお話をご本人から伺えて、展覧会最終日には完成直前の姿を
見せていただけ、完成した作品を我が家にお迎えできた。
ファンとして、こんなにうれしいことはありませんでした。


作品をお迎えした日は、3月2日。
高額品専門の宅配便で届けていただける事になりましたが、梱包を解いたらスイッチを入れる前に
電話を下さいとご本人からメールをいただいてました。
当日心臓バクバクしながらやっとこさ、ご自宅にお電話を。
武藤さんのお話をうかがいつつ、スイッチオン。
本の扉を開くと・・・。
武藤さん「どうですか?」、私「動いてます」・・・・すみません、もう少しましな言葉いいたかったですm(__)m

後ほど「保証書」(!)とスペアのテープも送っていただけることになりました。
(保証書・・・メンテナンスできるのは武藤さんだけですから)


私の携帯電話の待ち受け画面は今やバニーちゃんになっています。
ひな祭りの直前にお迎えしたVIP。
家のひな人形を出すのはみごと、すっかり忘れてしまいました。



<2009-01-27追記>
長らく部屋にむき出しに置いていたこの作品ですが、去年11月にようやくアクリルケースをかぶせました。
オーダーメイドしないと無いかと思っていたのですが「アクリル屋ドットコム」さんのサイトを見たら
ぴったりのサイズ(箱型ケース300番)の既製品を見つけ注文しました。

写真に撮ろうとすると周りの物まできれいに写りこんでしまうので困りましたが、今こんな風です。

アクリルケースに入れたバニーズメモリーBOOK型




posted by みどり at 05:56| Comment(10) | TrackBack(0) | 自動人形師ムットーニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月24日

ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団公演「パレルモ、パレルモ」

ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団公演「パレルモ、パレルモ」


ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団公演「パレルモ、パレルモ」@テアトロジーリオ ショウワ
演出・振付:ピナ・バウシュ


3月20日(祝・木)に3階B席で観てきました。
ダンサーで振付家のピナ・バウシュさん率いるドイツのヴッパタール舞踊団の
公演です。
冒頭に載せたチラシの写真は今回の公演ではなく次回公演「フルムーン」のワンシーンのようです。

ピナ・バウシュさんの作り出す公演は初めて見る方にとっては、訳の分からないものだとおもいます。
何度も見てきた私も未だによくわかりません。
ダンスでもなく、演劇でもないもの、あるいはダンスであり演劇でもあるもの、としか
言いようがありません。

それにしてもこの日の公演、観た席がとても悪かったです。
3階の横の方なので、舞台の端の方でなにかやっていると全く見えない。
前から2列目だったのですが最前列の方が、後方に全く配慮をしてくれず何度も前
のめりに見入っていることが多く、そうなると私の方は舞台の半分は見えなくなってしまうのでした。
せっかくの公演の半分しか観てないような気がします。


パレルモは、イタリア、シチリア州の州都(かつてはシチリア王国の首都)、地中海文明の
中心地で、国際交流の場として繁栄したそうです。
「パレルモ、パレルモ」はそのパレルモ市の委託により1989年に作られた作品だそうです。


冒頭、舞台上に見えるのはブロック製の巨大な壁。
これが大音響と共に後ろに倒れます。
がれきの山になる舞台。
なんだか古代都市の遺跡が突然現れたように見えます。

やがて女性一人と男性2人が現れる。女性は両手を後頭部に当てていてその手がどうも
はずれないらしい、あーしてくれこうーしてくれと男性2人に要求しています。
その後も、男性女性がバラバラとやって来てはそれぞれ勝手なことをしている。
女性はほとんどが普段着っぽいワンピースにハイヒール。男性もごくラフなスタイル。
パレルモに住む人々が現れて、その生活の一部を見せてくれてるような感じです。
舞踊団の公演ですが、ダンスシーンは皆無と言っていいくらいです。
ダンスシーンが入るのは1部と、2部のラストシーンくらい。
なんとなく雰囲気を盛り上げて切りをつけたいときにダンスを取り入れたように見えます。

「パレルモ、パレルモ」はパレルモという土地からうけた様々なイメージを、身体で
表現し、それらを寄せ集めた作品のようです。
巨大な壁が倒れるという演出があるために、上演できる劇場が限られてしまうらしい。
今回は2007年にオープンしたテアトロジーリオショウワが演出に適応できるよう協力
をしてくれたために日本で初めて上演できるようになったそうです。

ピナ・バウシュヴッパタール舞踊団の1980年代の代表作だそうですが、これがすばらしい
「作品」なのかどうか、私にはまったく判断が出来ませんでした。

3月27日からは東京の新宿文化センターで同舞踊団の「フルムーン」の公演があり
こちらも観に行く予定です。


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上村淳之(うえむらあつし)展

上村淳之(うえむらあつし)展


上村淳之(うえむらあつし)展@MITUKOSHI 日本橋本店新館7階ギャラリー
3月4日〜3月16日まで  終了しています

3月14日(金)に観に行っています。
祖母が美人画で有名な上村松園(うえむらしょうえん)、父が花鳥画の大家の上村松篁
(うえむらしょうこう)というすごい環境で育った上村淳之(1933〜)さんの展覧会です。

上村淳之さんの絵は、祖母の美人画ではなく父の花鳥画の方と画風がとてもよく
似ています。
父の上村松篁さん作品の方が、たとえば画面の中の鳥の配置にきっちり、はっきりとしたリズムを感じます。
それと比べると上村淳之さんの絵は、そんなにかっちりとしたものは感じられません。
自然体に近いのかもしれません。


上村松篁、上村淳之さんの絵を混ぜてばらまいて、これをそれぞれに選別してみろ
と言われたらできる自信はありませんが、お二人の画風は似ているけれどやはり
ちょっとちがうと感じました。
(たぶん前にも私同じことを書いていたと思いますが)

鳥や花を描き、その周りの空間は比較的広くとる描き方は、昔からある花鳥画の
流れをくむものだと思いますが、鳥の描き方はややデザイン化されていて写実的
な感じではないようです。
でもそれが独特の雰囲気を醸し出しているようです。
上村淳之さんの描き出す、穏やかで繊細な花鳥画世界、私はどれも大好きです。

<2008-04-07追記>
今、東京歌舞伎座の数枚ある緞帳の一つが上村淳之さんの絵をもとにデザインされています。
ゆりかもめかな?左側には数羽が飛んでいる姿、右側には数羽がとまっている姿が描かれています。
posted by みどり at 06:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月23日

二兎社公演「歌わせたい男たち」

二兎社公演「歌わせたい男たち」


二兎社公演「歌わせたい男たち」@紀伊國屋ホール
作・演出:永井愛
出演:戸田恵子、大谷亮介、小山萌子、近藤芳正、中上雅巳


3月10日(月)に観に行っています。
今回の公演は再演だそうですが、初演時のことは全く知りませんでした。

おもしろかったです。しかしなんて難しいテーマを選んだものかと思いました。

「歌わせたい」、なにを?と思ったら「君が代」だったのです。
舞台はあと2時間で卒業式を迎える高校の保健室。
登場する人々は高校の先生達。
かつてシャンソン歌手を夢見ていた音楽教師の仲ミチル(戸田恵子)、卒業式で
「君が代」は絶対歌わないと言い張る社会科教師の拝島(近藤芳正)、彼をなんとか
説得しようとする校長の与田(大谷亮介)、拝島を敵視してる英語科教師の片桐(中上雅巳)、
周囲のことにはまるで関心のなさそうな養護教諭の按部(小山萌子)。
拝島教諭が「君が代」を歌わないとなると彼は処分され、校長もその職務を問われます。
テーマは重い物をいっぱい含んでいるし、登場人物達は皆それぞれの想いや
悩みを抱えていて、なおかつ卒業生達にとっては一生に一度の卒業式を迎え
ようとしているあわただしい時。
物語はリアルタイムで進行していきます。


話もおもしろかったですが、やはり戸田恵子さん、大谷亮介さん、近藤芳正さん
このベテラン俳優三人の掛け合いは絶妙でした。

「君が代」問題、私自身はあまりつっこんで考えたことがありません。
別に歌ってもいいじゃないか、それで人格が否定されるわけでもないし、という方です。
歌わないことで処分されると言うのはおかしいと感じますが。
やはりこれではいけないのかもしれませんね。


「君が代」を歌うか、歌わないか。
歌わないことは個人の自由なのか否か。歌う、歌わないで思想や人格は否定される物なのか。
「君が代」を巡ってなぜ人々の意見が分かれるのか。
それについて議論できるのが、本当の教育の場のようです。

さてこの物語、卒業式は無事執り行うことができたのだろうか?
そこまでは描かれないでラストを迎えます。
軽妙でいながら、描かれている内容はとても濃いです。
とても見応えのある舞台でした。
posted by みどり at 07:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月22日

三月大歌舞伎 夜の部

2008年3月大歌舞伎


三月大歌舞伎 夜の部@東京歌舞伎座
「鈴ヶ森」「京鹿子娘道成寺」「江戸育お祭佐七」


3月9日に3階B席で観ています。
この日は片付けねばならない用事が山積みのなので、行くの止めようかどうしようか
と迷いつつ、結局行ってしまいました。
なんだか気持ちが落ちつかないので、じっくり鑑賞とはなりませんでした。

「御存 鈴ヶ森」
お尋ね者の白井権八(中村芝翫)が、鈴ヶ森を通りかかります。
彼をとらえたら褒美がもらえると、雲助達がつかみかかるが剣術にたけた権八は
彼らを討ち果たす。
この様子を見ていた幡随院長兵衛(中村富十郎)がその腕を見込んで声をかけます。

どうも長い物語の一部らしく、全体像が分からないので話がおもしろいとは感じられ
ませんでした。
人間国宝の中村芝翫(なかむらしかん)さんと、中村富十郎さんの競演が見所らしい。


「京鹿子娘道成寺 道行きより押し戻しまで」
桜が盛りの道成寺。花子となのる若い女性が新しく建立された鐘を拝みたいとやって
きます。奉納の舞いを舞うならと言うことで入山を許されます。
実は彼女は先年恋の恨みから、蛇体となって道成寺の鐘を焼いた清姫の亡霊が
姿を変えたもの。

喜寿記念として坂田藤十郎さんが、白拍子花子を演じます。
今まで、TV番組や映像資料として何度も見てきた「京鹿子娘道成寺」なので
せっかく生の舞台を観てるのにまるで、新鮮さがありませんでした。
しかし花子が舞いながら衣装が引き抜かれて、場面の雰囲気が一気に変わるところ
はやはり見所でおもしろいです。


「江戸育ちお祭佐七」
お祭り佐七とあだ名される鳶の佐七(尾上菊五郎)。恋仲の芸者小糸(なかむらときぞう)と
一緒になりますが、思い違いから小糸に恨みをもち結局殺してしまうまでの物語。
賑やかな神田祭の季節が物語に花を添えています。
物語の舞台になっている鎌倉河岸。今ではその地名が残っていないので場所が分かり
ずらいけれど今でいうと東京駅と神田駅の中間あたり。
粋なオーナーさんがいたようで近くには「鎌倉河岸ビル」と名前がついた建物はあります。
(職場がこのすぐ近くなのです)

一度は夫婦同然に暮らした相手を殺してしまうと言うのは、物語とはいえちょっと
やりきれません。
相手を殺してしまってから、佐七は自分の誤解があったと気がつきます。
「お祭り佐七」の「お祭り」は「後の祭り」とかけているようですね。
posted by みどり at 08:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月21日

劇団四季・東京「キャッツ」57回目



劇団四季・東京「キャッツ」57回目@東京 キャッツ・シアター

3月8日(土)の夜の回を1階C席で観ています。

この日の主な配役です。
長老猫オールドデュトロノミー・・・石井健三
娼婦猫グリザベラ・・・早水小夜子
少女猫シラバブ・・・南めぐみ
プレイボーイ猫ラム・タム・タガー・・・福井昌一
マジシャン猫ミストフェリーズ・・・岩崎晋也
ボス猫マンカストラップ・・・西門宇翔
鉄道猫スキンブルシャンクス・・・石井雅登
ディミータ・・・レベッカパレット
ボンバルリーナ・・・増本藍
犯罪王マキャビティ・・・片山崇志


さすがに何度も、観てしまったので特別なことがない限り感想がかけなく
なってきました。
気になることといえば、最近のキャッツシアターの客席は、団体客の姿が多い
こと。終演後、劇場の外にバスがとまってることが多いです。
それに土曜日なのに、客席は一階席の後ろや2階のS席はかなり空席が目立ちます。
おそらく平日はもっと減っていると、思われます。
そろそろ「キャッツ」の東京上演も終幕が近いかも、と感じてしまいました。

posted by みどり at 12:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 劇団四季・東京「キャッツ」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする