2007年11月29日

映画「いのちの食べかた」

映画「いのちの食べかた」


映画「いのちの食べかた」@渋谷 イメージフォーラム
監督:ニコラウス・ゲルハルター
2005年オーストリア・ドイツ映画


11月15日(木)に観に行っています。
私たちが日々食べている「食物」。その「食物」を生み出している現場の数々を
描いたドキュメンタリー映画です。
監督は日本ではほとんど知られていませんが、TVや映画のドキュメンタリーを
中心に制作し、国際的映画祭での受賞歴も多いそうです。

変わっているのは、字幕もナレーションも一切無いこと。
野菜を栽培している現場、収穫の様子、ニワトリや豚牛を育て、食料として
加工していく場面が淡々とスクリーンに映し出されています。

私たちが食べる食物はすべて、他の命をいただいていることなのですがそうと
解っていても牛、豚の解体場面はやはり衝撃的。
衛生的な工場でどんどん「食肉」になっていく様子は、それだけで目が放せません。
畑も日本とはまったく規模が違いますね。あまりにも広大な畑にびっくり。

植物、動物の食べ物が映し出される合間に、作業に携わっている方々の食事
のようすも映し出されています。
1人黙々とお弁当のサンドイッチを食している女性や、家族で作業しているらしく仲良くテーブルで食事をしている方たち。
監督は極力、特別な感情が入らないように淡々と撮っているように見えます。
1人で食事をしている人は、さすがに撮られていることをちょっとだけ気に
してるようですが・・・。
むしろパンフレットのイラストルポライーターの内澤旬子さんのコメントや
イラストのほうに映画に対しての悪意を感じてしまいました。

言葉や文字では一切説明が無い映画ですが、映像だけで十分わかる映画です。
淡々としていながら最期まで見入ってしまった作品でした。

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2007年11月28日

映画「薔薇の葬列」

映画「薔薇の葬列」



映画「薔薇の葬列」 (1969年作品)@シネマート六本木
監督・脚本:松本俊夫
出演:ピーター(池畑慎之介)、土屋嘉男、他


11月14日(水)に観に行っています。
今まで知りませんでしたが、六本木に新しい映画館ができてました。
東京ミッドタウンや六本木ヒルズといったおしゃれな場所からはちょっとはずれた
繁華街の横道を入ったところにぽつんとありました。
今月末までATG特集をやっています。

「薔薇の葬列」は以前から観たいと思っていた映画ですが、今回やっと観ることが
できました。
今回のATG特集のチラシはあるのですが、デザインが地味なので冒頭に載せたのは、
数年前にあった松本俊夫特集の時のパンフレット表紙です。
今回映画館の売店にあったので購入してきました。
この監督は知らないな、と思っていたのですがこの方の監督作品「ドグラ・マグラ」を
以前観ていました。
映画がきっかけで夢野久作の原作を読みましたが、肝心の映画の方はどんな作品だったか
なぜかまったく覚えていません。


<あらすじ>
ゲイ・バー「ジュネ」のナンバーワン、エディ(ピーター)はジュネの経営の権田と深い
仲になっている。
ジュネのママ、レダはエディに人気をとられ、権田の愛人の地位も危なくなってきた。
エディは母の手一つで育てられ父の顔も知らなかったが、昔母の情事を観てしまった彼は母を発作的に刺し殺していた。
レダとエディの反目。レダは人を使ってエディを痛めつけようとするが失敗しそのこと
が権田にばれてしまう。
ママの地位も、権田の愛人の地位も手に入れたエディ。
情事の後で、権田はエディが自分の息子だと知って自殺。
全てを知ったエディは・・・。



父を殺し、母と結婚するギリシャ神話のオイディプス王の話を元にしたようですが、
そういわれないと分からないくらいになっています。
ゲイ・バーのゲイ達は俳優ではなく、本物のゲイの方達に出演してもらっているそうです。
映画に見入っていると、急にそれが映画の撮影場面に変わってしまったり、出演者の
インタビュー場面に変わったりします。
こんな構成ではなく、ストレートに物語をみせてほしかった気もするのですが、監督の
意図するところは別のところにあったようで、当時の世相やゲイといった世界で生きる
人もしっかり見せたかったようです。
確かに、日本経済が高度成長期だった頃の学生運動やピッピーといった当時の世相
もかいま見えておもしろかったです。

主演のピーター=池畑慎之介さんは当時なんと16歳。
ゲイ・ボーイ姿は16歳とは思えぬ妖艶さです。
普通の少年姿も見られるので、ピーターファンにはうれしい映画でしょう。
ピーターさんは歌手で出てきた人だと思ってたのですが、この映画出演の方が先なんだそうです。
この後で歌手デビューして大ブレイクすることになります。
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2007年11月26日

「フェルメール『牛乳を注ぐ女』とオランダ風俗画展」

「フェルメール『牛乳を注ぐ女』とオランダ風俗画展」




「フェルメール『牛乳を注ぐ女』とオランダ風俗画展」@国立新美術館
9月26日〜12月17日まで

11月14日(水)に観に行っています。
今月初めにサントリー美術館で「鳥獣戯画がやってきた!」展を観ていますが、こちら
の半券提示で団体料金が適用され、一般1500円のところ1200円で入れます。
当日この事を知りましたが、運良く半券をもっていてよかったです(^^)
フェルメールの絵の展示となると、平日でもかなり混んでいるのでは?と思っていまし
たがさほどではありませんでした。でもやはり結構な人出。

今回の展覧会は、アムステルダム国立美術館のコレクションの中から選ばれた作品
により、17世紀から19世紀末までのオランダ風俗画の展開を紹介しています。

とにかく観たいのは「牛乳を注ぐ女」だけなのですが、気をしずめて最初からゆっくり見ていきました。
6つのパートに分けて、展示されていました。

1,「黄金時代」の風俗画
2,フェルメール「牛乳を注ぐ女」
3,工芸品/フェルメールと音楽
4,版画と素描
5,偉大なる17世紀の継承と模倣
6,19世紀後半のリアリズムの風俗画


それぞれ気になった作品について書き留めておきます。
1,「黄金時代」の風俗画

コルネーリス・ビスポップ「りんごの皮を剥く娘」
ぺたりと座り込んでりんごの皮を剥いている女性。誰も見てないからいいやと言わんばかりに
足を崩したしどけないポーズなのが妙に気になります。

ニコラース・マース(派)(←と表記されていました。個人名不明?)「野菜市」
野菜を売っている人と野菜が描かれていますが色調は薄く暗く、市と言うには閑散と
した雰囲気。描かれたキャベツが今のものよりかなり大きい。2,3倍はあります。
この絵に限らず、他の作家の作品に描かれているキャベツらしき野菜がかなり大きい
のがとても気になりました。
当時のは大きかったんでしょうか?

ヤン・ステーン「酔っぱらった男と女」
酒場で酔いつぶれてだらしなく寝込んでいる中年男女。そばで猫が二人を見上げています。
よく見れば女主人らしき人物が男の上着を盗もうとしています。
どの人物も醜悪で滑稽な感じです。猫は「好色」の意味があるんだとか。

2,フェルメール「牛乳を注ぐ女」
お待ちかねのフェルメール。展示場所も特別のスペースを取っていました。
並んで間近で観て、さらに少し離れたところからもじっくり鑑賞してきました。
室内で容器に牛乳を注いでいる若い女性が描かれています。
まず女性の青いスカートと黄色の上着の鮮やかさに目がひかれます。
窓から差し込んだ光が女性と、部屋の壁を明るく照らしています。
柔らかな光の中に明るく浮かび上がった女性と、一筋の牛乳の白がきれいです。
スカートの青は、当時とても高価だったラピスラズリをふんだんに使っているのだとか。
何も描かれていない後ろの白い壁にも目がいきます。
45.5X41センチの小さな作品ですが、隅々まで丹念に描き込まれていて小さい感じが全くありません。
とても重みを感じます。

この作品をみた次の日曜日、NHKの新日曜日美術館でこの展覧会の特集があり
ましが、それを見るまで壁に釘と、釘穴が克明に描かれていることに気がつきません
でした。よく見てきたつもりだったのですが・・・。

3,工芸品/フェルメールと音楽
当時の楽器の展示。CD音源ですが古楽器による音楽も流れています。
展示だけみてもこちらはあまり興味がありませんでした(^^ゞ
古楽器の演奏会があるなら行ってみたいです。

4,版画と素描
ヘラルト・ファンク「居眠りをする少女」
針仕事の途中で眠ってしまったようです。
この絵に限らず、展示されている作品は庶民の日常生活が描かれています。
室内の様子が多いですね。当時は照明と言ったらロウソクしかないせいかどれも
なんだか薄暗い絵が多いです。

5,偉大なる17世紀の継承と模倣
ヤン・エーケルス2世「ペンを削る男」
座る男の後ろ姿が描かれていますが、鏡に男の顔がうつっています。
なんだか近代の作品のようで、17世紀という古さを感じませんでした。

6,19世紀後半のリアリズムの風俗画
ニコラース・ファン・デル・ヴァーイ「アムステルダムの孤児院の少女」
手紙を読んでいる清楚な少女の姿。白いエプロンがまぶしいくらいでした。
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2007年11月24日

「Great Ukiyo-e Masters展」 


「Great Ukiyo-e Masters展」 


「Great Ukiyo-e Masters展」 (春信、歌麿、北斎、広重
 ミネアポリス美術館秘蔵コレクションより)@渋谷区立松濤美術館
10月2日〜11月25日まで


11月14日(水)は用事があったので職場は1日有休をとったのですが思いのほか
用事は早く済み、午後の時間がまるまる空いたので頭の中で急いでスケジュールを
組み立てて展覧会2件と映画1本観てきました。

渋谷駅から平日の昼間でも人でいっぱいの繁華街を抜けて松濤美術館へ。
ここへ来るのは久し振り。
評判のいい展覧会なので行ってみる気になりました。
展示は前期と後期に別れていたのですが、前期は見逃してしまいました。
展覧会のチラシが手元にないので、冒頭に載せたのは入場券の半券です。

アメリカのミネアポリス美術館は、日本美術部門でも全米屈指のコレクションを誇るそうです。
リチャード・ゲールコレクションを中核とする浮世絵約3000点の中から、厳選された250点の展示となっています。
状態が良い物を特に選んでいるのでしょうが、どの浮世絵も痛みが少なく色鮮やか。
入場料300円というのが信じられないくらい充実した浮世絵の数々を堪能して来ました。

特に気になった浮世絵の感想を書き留めておきます。

鈴木春信作「見立佐野の渡り」
橋の上を歩いている女性が一人。長いたもとの片方を頭に乗せていてなんだかおきゃん(死語?)でかわいらしい。
正方形の柄の帯と、菱形の柄の着物の組み合わせがおしゃれ。

鈴木春信作の「採蓮美人」「座鋪八景 行燈の夕照」「蚊帳の美人」「三十六歌仙
小野小町」などどれもいいですね。
春信の描く女性は、着物も帯も柄の組合せがこっていて隅々まで気を抜かないおしゃれをしています。
春信のセンスがいいのでしょうね。

葛飾北斎は好きな絵師です。
以前別の展覧会でも観た「朝顔に蛙」はやはり何度観ても好きです。
朝顔の葉と花が描かれていますが、何度も観ているのにタイトルにある蛙の姿を
探してしまいます。
緑色の葉の上にいる緑色の小さな雨蛙がかわいいです。
北斎の「鵤(いかるが) 白粉花」は初めて観た気がします。斜め左上と右下に花が
あり中央に一羽の鳥。上の朱色がきれいです。


特に興味深かったのは鳥文斎栄之(ちょうぶんさいえいし)。
はじめて名前を知った方ですが、旗本として将軍にも使えていたという変わり種。
「略六花撰 小野小町」をはじめ4点の展示ですが、どれもなんとなく上品な雰囲気
が漂っているようでした。


この後、フェルメールの絵を観るため六本木の国立新美術館へ向かいました。
感想はまた後ほど書きます(^^)



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2007年11月21日

映画「パンズ・ラビリンス」

映画「パンズ・ラビリンス」


映画「パンズ・ラビリンス」@シネカノン有楽町
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:イバナ・バケロ、セルジ・ロペス、マリベル・ベルドゥ、他
本年度アカデミー賞3部門受賞(撮影賞、美術賞、メイクアップ賞)
作品の公式サイトはこちら


11月13日(火)に観に行っています。
心優しいファンタジーを期待して観に行くと、そのダークな雰囲気と残酷描写、思い
がけないラストにびっくりすることになります。

<あらすじ>
1944年、内戦終結後のスペイン。ゲリラ達はフランコ将軍の圧政に反発していた。
おとぎ話が大好きな少女オフェリア(イバナ・バケロ)。
仕立屋だった優しい父が亡くなった後、オフェリアはフランコ軍のヒダル大尉(セルジ・
ロペス)と再婚して妊娠中の母と一緒に山奥の駐屯地に向かう。
夜更けにオフェリアの前に牧神(パン)が現れる。
オフェリアは地下にある魔法の王国のモアナ姫の生まれ変わりだと告げる。
姫は地上の世界にあこがれ、ある日おつきの者の目を盗んで地上に出たが光に
目がくらみ全ての記憶を失ってしまったという。
王国に戻るためには、彼女がかつての姫か、タダの人間になってしまったか確かめる
ために3つの試練に耐えなければならないと告げる。
はたして彼女は試練を乗り越え、父である国王陛下と母である月の女神が待つ魔法
の王国に戻ることができるのか?


牧神というのが日本人にはなじみが無くて、あまりよくわからない存在ですが元々は
ギリシャ神話の神で羊飼いと羊の群れを監視するんだとか。
映画に登場する牧神の造形は独特で、こんなのが夜中に目の前に現れたら怖くて
逃げ出したくなりそうです。
オフェリアをみちびく妖精もよく絵本で見るようなかわいい姿ではないし、彼女を食べ
ようと追いかける怪物もホラー映画なみに不気味です。

しかし何よりも怖いのはヒダル大尉。
表情も変えず人を殺し、とらえたゲリラに残酷な拷問を加えるのですから。
生まれてくる子もなぜか男の子と決めて付けているし、出産間近のオフェリアの母の
体調が悪いのを見ても、医師に「もしもの時は妻より子どもを」と告げていて、結婚は
ただ自分の息子がほしいだけに見えます。
当然オフェリアにも冷たいです。
義父は冷たいし、頼りの母も男の子を出産後亡くなり、牧神の言う3つの試練もクリアできずオフェリアは八方ふさがり。
牧神が「最後のチャンスをあげよう」と現れますが、これがまた大変な難題。

これから映画を見る方のためにくわしく書くことは避けますが、まさかラストがこういう
事になるとは思いませんでした。
普通の人が期待するようなパッピーエンドにはなっていません。
私は現世で幸せを得られなかったオフェリアに涙してしまいました。

少女オフェリアの試練の道のりと平行して、フランコ政権に反発するゲリラ達の事も
様子も描かれています。
スペイン国民に強いられた苦しみを、ダークなファンタジーに変えて描き出した映画
だったようです。


「オフェリア」の名前から映画を見ている間中、私はずっとハムレットの恋人オフェリア
(=オフィリア)が頭に浮かんでいました。(シェイクスピア作の)
ハムレットを恋い慕うのに、兄は殺されてしまうしハムレットには冷たくされ、気がふれてしまう乙女。
彼女が川面に浮かんで流されていく姿と、今回の映画のラスト近くで倒れた少女
オフェリアの姿がダブりました。


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2007年11月20日

吉例顔見世大歌舞伎 夜の部

吉例顔見世大歌舞伎 2007年11月


吉例顔見世大歌舞伎 夜の部
「宮島のだんまり」「仮名手本忠臣蔵 九段目山科閑居」「土蜘」
「三人吉三巴白波 大川端庚申塚の場」@東京 歌舞伎座

11月11日(日) 3階B席(12列目 2500円)で観に行っています。
歌舞伎は観たいけれど、お金はかけたくない。で、今回は久し振りに3階B席の券を
購入しました。
今回一番観たかったのは「土蜘」です。

今まで知らなかったのですが江戸時代より、向こう一年の顔ぶれを披露するのが
毎年11月の興業なんだそうです。なので「吉例顔見世大歌舞伎」と題されています。
感想は簡単にしておきます。



「宮島のだんまり」
初めて観た演目です。
歌舞伎を観る前は、かならず筋書き(パンフレット)を購入して事前に内容を読んで
おくことにしているのですが(そうしないと歌舞伎初心者の私は、恥ずかしながら舞台
の内容がほとんどわからないからです)、この演目まっさら状態で舞台を観てたら
話は全く分からなかったと思いました。
出演者のセリフは全くありませんし。
呼び知識がないときれいな役者さん達が次々登場して、何をしてるのかわからずうろうろしてるだけに見えます。
筋書きよると、浮舟太夫のもっている宝の巻物をみんなが奪おうとしているらしい。
舞台から、なんとか物語を読み取ろうとしたけれど私にはできませんでしたm(__)m
この演目、役者さんの顔見世の意味が強いらしい。
誰が誰だがわかりません・・・(^_^;


「仮名手本忠臣蔵 九段目山科閑居」
この演目は以前TVで観たことがあるので予習済み。
「仮名手本忠臣蔵」の中でもこの九段目が名作の誉れ高いんだそうです。

内容は、主君の仇討ちをする赤穂浪士の物語の中の一エピソード。
すでに一騒動があって、主君が切腹した後のこと。
家老大星由良之介(史実だと大石内蔵助)の息子力也と、許嫁の中であった加古川本造の娘小波。
主君が刃傷に及んでお家断絶になったためこの約束は反故同然に。
しかしあきらめきれない小波と、その義母が大星由良之介の山科の別宅にやっています。

なによりも配役の豪華さに目がひかれます。
大星由良之介に中村吉右衛門、息子力也に市川染五郎、加古川本造に松本幸四郎。
染五郎さんの力也はりりしい若者という感じがいいです。
力也を恋い慕う小波(尾上菊之助)もかわいらしい。
私は松本幸四郎さん、市川染五郎さんのファンなのでお二人の顔合わせがうれしい演目でした。

「土蜘」
話は日本を魔界に変えようとした土蜘の精(尾上菊五郎)がまずその手始めにと、都を守護する
源頼光の命を狙ったものの退治されるというもの。
土蜘の精が白く細いクモの糸を撒き散らす場面は派手で華やかです。
クモの糸は細い紙のテープのように見えます。
以前、アメリカでのチアガールの大会に出場した日本のチームがこの土蜘
の衣装で登場し、
(上半身のみ、下はミニスカート)クモの糸を飛ばす演出で優勝だか、なんだかいい点を取った
のをTVのニュースで見たことがありました。
「土蜘」を生の舞台で見るのははじめて。見たいきっかけはこのチアガールたちを観たからでした。


「三人吉三巴白波 大川端庚申塚の場」
こちらも物語の一場面のみ。
お嬢吉三(片岡孝太郎)、和尚吉三(尾上松緑)、お坊吉三(市川染五郎)の顔見世場面ですね。
舞台になっている場所そのものは川のはじ。地味なくらいの場所だなとおもいました。
この配役で物語を通しで見たいと思いました。

それにしても花道はまったく見えませんが、今時2500円で芝居が見られるとは安い!と思いました。
posted by みどり at 07:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月18日

映画「バイオハザード3」

「バイオハザード3」


映画「バイオハザード3」@MOVIX亀有
監督:ラッセル・マイケル 
脚本・製作:ポール・W・S・アンダーソン
出演・ミラ・ジョヴォヴィッチ、他

11月7日(水)のレイトショーを観に行っています。
1作目、2作目から話がつづいて前作見てないと話が全く分りませんね。
でも1作目さえ観ていれば、2作目は観て無くてもなんとかなると思います。

1作目は大好きでDVDソフトを購入してしまったくらいですが、この3作目
私はかなりがっかりでした。
ちなみに私、この作品の元になったゲームのことは全く知りません。

前作まで話
世界的大企業アンブレラ社。社員にも極秘で研究していたのは生物兵器、
遺伝子操作など。
地下深くに作られたアンブレラ社の研究所ハイブで、研究中のT−ウィスルが漏出。
研究所内全てを管理していたコンピューター、レッド・クイーンは外部への漏出を
防ぐために所員全てを抹殺し、所内を封印。
T−ウィスルによって死体はアンデッド(ゾンビ化)化し、アンブレラ社の工作員として
働いていたアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、かろうじてハイブから脱出するがアンブ
レラ社の部隊に拘束される。
アリスになにやら検査や実験が施されたらしい。
目覚めたアリスが目を覚ましたとき、街はアンデッドに埋め尽くされていた。
アンブレラ社は街自体を封鎖し、核兵器によって全てを抹殺しようとしていた。
阻止しようとするアリス達だが、再びアンブレラ社に拘束されてしまうアリス。
救出にやって来た仲間とアンブレラ社から脱出するアリスですが・・・。

<今回のあらすじ>
荒廃した地球で、生き残った人々が安全な場所を求めて移動してます。
ミラ演じるアリスはその特殊な血液で、アンデッドをおとなしくできる血清ができるとに
らんだアンブレラ社にねらわれているので、一人で逃げていましたがこの生き残った
人々と途中から行動を共にすることになります。



話は完結しておらず、4作目を作るつもりみたいです。
骨太のアクションだけになって、ドラマがほとんど無いせいですね。
美人のミラが始終汚いカッコというのも、視覚的に私はがっかりです。
映画を観終わっても、アリス以外この人!と思えるキャラクター、役者さんがいないの
も苦しいです。
もし4作目が作られて、4作目で完結編となるなら1,2作目だけ観ておけば3作目
を観て無くてもきっと分かるものになっているだろう・・・そんな気がします。

1作目のマリリン・マンソンによる音楽も良かったけれど、今回は音楽あったっけ?
と思うくらい印象が無いです。
1作目のオープニングの曲が大好きです。このシリーズのメインテーマにもなって
いる曲ですが、どこか繊細で不穏な、危うい雰囲気のある曲です。
マンソン曰く「不思議の国のアリス」をイメージしたんだそうですよ。


posted by みどり at 04:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

宝塚歌劇月組公演「MAHOROBA」「マジシャンの憂鬱」

宝塚歌劇月組公演「MAHOROBA」「マジシャンの憂鬱」


宝塚歌劇月組公演「MAHOROBA」「マジシャンの憂鬱」@東京宝塚劇場

11月6日(火)に2階B席で観に行っています。
この日は、最寄りの地下鉄千代田線がストップしてしまいあわててJR利用に
切り替えましたが、会場に着いたのは開演時間より30分も過ぎてしまいました。

スピリチュアル・シンフォニー「MAHOROBA」
作・演出・振付:謝珠栄

約1時間の短い作品です。
前半を観られませんでしたが古代日本を舞台にしたダンスファンタジーでした。
ヤマトタケルと妻のオトタチバナ姫が美しく舞います。
和風+沖縄風の味わい。
全編観られなかったのが残念でした。


ミュージカル「マジシャンの憂鬱」
作・演出:正塚晴彦

<あらすじ>
人気マジシャンで透視術でも有名なのシャンドール(瀬奈じゅん)は、ある日宮廷に使
えるヴェロニカ(彩乃かなみ)の依頼で皇太子の邸に案内される。
三年前交通事故で亡くなった妃マレークの死が信じられない皇太子は、シャンドール
に事後現場を透視してほしいと依頼。
シャンドールと、彼の身辺警護をするヴェロニカは次第に心を通わすようになります。
調査をするシャンドールは何者かに命をねらわれます。次第にマレークは暗殺されたのではという疑惑が浮上してきます。


透視なんて本当はできないマジシャンが、事件に巻き込まれて・・・というよくありがち
なお話。
皇妃マレークがじつは生きていた、と言うのは三年前の遺体確認はどうしたんだ?
とつっこみたくなりますがその辺目をつぶれば、シャンドールと彼の仕事仲間達の
いかがわしさと、宮廷の華やかさの組み合わせがいい味になっているし、すなおに楽しめる
娯楽作と思いました。
posted by みどり at 04:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月16日

劇団四季・東京「キャッツ」50回目

劇団四季・東京「キャッツ」50回目@東京 キャッツ・シアター

11月10日(土)の夜の回を2階C席で観ています。
東京公演の3周年目の11月11日の公演が観たかったのですが、さすがに人気が
高くて会員優先予約日でもチケットはすぐ完売でとれませんでした。
それで前日の10日の公演を観ることにしたのでした。

この日の主な配役です。

長老猫オールドデュトロノミー・・・種井静夫
娼婦猫グリザベラ・・・重水由紀
少女猫シラバブ・・・南めぐみ
プレイボーイ猫ラム・タム・タガー・・・阿久津陽一郎
マジシャン猫ミストフェリーズ・・・金子信弛
ボス猫マンカストラップ・・・荒川務
鉄道猫スキンブルシャンクス・・・岸佳宏

前回10月24日夜公演と、前々回10月13日夜公演はラム・タム・タガーを演じた
荒川務さんが、なんと今回はマンカストラップを演じていました。
観る前に会場に置いてあるキャスト表を見ていなかったので、最初にマンカストラップ
の声を聴いたときは前回とまるで違うので、思わずこの方誰?と思ってしまいました。

この日の公演は観ている間中、気持が集中できずかなり上のそらで観劇してしまいました。
はっと気がついたときは、一番好きなミストフェリーズの大回転のシーンを見逃して
いました(T.T)

カーテンコール時は真っ白の猫のヴィクトリア(千堂百慧)と握手できました。

カーテンコールの後、いつもだとお客さんの拍手に答えてラム・タム・タガーがしつこく
登場するのですが今回は違いました。

暗い会場のスポットライトが当たる中、グリザベラが立て膝をついて一人ハンドベルで
メモリーのメロディを鳴らしています。
やがて周囲からメンバーがそれぞれハンドベルを持って全員でメモリーの演奏。
その後会場にはシャボン玉がわーっと飛ばされて全員でのダンス。
舞台の上に文字を運んできて「3周年まであと1日」と並びました。
ラム・タム・タガーの記念のご挨拶。ちょっとだけかんでました(^_^;
この後、再びダンス。
いったん全員退場。
そしていつも通り、お客さんの拍手に答えてラム・タム・タガーの登場で終演。

記念日の前日だったのに、こんなすてきなイベントが観られるなんてびっくりでした。
後で会員向けの会誌を見たら、11日までの1週間は記念イベントが行われるとかいてありましたね、よく見てなかったので知らなかったf(^―^;

思わぬサプライズがうれしい公演でした。
posted by みどり at 07:24| Comment(4) | TrackBack(0) | 劇団四季・東京「キャッツ」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

維新派公演「nostalgia」

維新派公演「nostalgia」@彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
作・演出:松本雄吉  音楽:内橋和久
11月2日〜11月4日  来年2月に京都公演あり


11月3日(土)と4日(日)の2公演を観に行っています。
この公演は7月に大阪公演があり、この時も観に行っています。
内容は変わっていませんでしたが、会場が変わるとやはり雰囲気が少し違いました。

大阪公演の感想はこちらにまとめていますので、物語などの内容のご紹介は省略します。

わりと小さめの大阪城ホール西倉庫内特設劇場ウルトラマーケットと、今回の奥行きも高さもあるさいたま芸術劇場大ホールでの公演。
どこかの運動場での情景、ブラジルの光景など、前回公演よりかなり開放感がありす
がすがしい空気まで感じられるようでした。

物語の方はやはりちょっと苦しい。配布物の内容紹介を読んでおかないと分からない
方が多かったのではと思います。
維新派の公演はここ数年、年々物語がわかりにくくなっているような気がします。

それでも冒頭の運動場の場面、後ろのスクリーンの中の出演者と舞台の出演者達の
動きがシンクロする場面、ブラジルの明るいひさしの中サトウキビ畑で女の子達が飛
び回っている場面は好きです。
メロディに乗せて、呪文のような言葉の流れとリズムがやはり心地よいです。

たぶん行かれないけど、2月の京都公演も見たい気がします。

posted by みどり at 07:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする