2007年07月31日

ミュージカル「レ・ミゼラブル」

ミュージカル「レ・ミゼラブル」


ミュージカル「レ・ミゼラブル」@帝国劇場

7月8日(日)の夜の回を観に行ってきました。
何度も再演されているミュージカルなので私も確か今回で見るのは4回目になった
と思います。
嫌いではありませんが、あまり思い入れのある作品でもありません。
ビクトル・ユーゴーの原作は読んだことがあります。分厚い文庫本で4冊。
かなり読み応えがあります。
冒頭約100ページはミリエル神父の事が延々と書かれていて、ジャン・バルジャンは
いつ出るの?と思うくらいです。

仮出所のまま逃げ出したジャン・バルジャン(別所哲也)と彼を追うジャベール(岡幸二郎)。
ジャン・バルジャンが引き取って、娘同然に育てることになる少女コゼット(菊池美香)。
コゼットに思いを寄せるマリウス(泉見洋平)。マリウスに密かに思いを寄せるエポニ
ーヌ(新妻聖子)。
フランスは革命の嵐の中、人々の運命も翻弄されて行きます。


今回は見たジャン・バルジャンは別所哲也さんでした。
(初めて観たときは加賀丈史さんでした)
他に山口祐一郎、橋本さとし、今井清隆さんがジャン・バルジャン役をやってします。
ミュージカル版を観て思うのは、なんでマリウスはエポニーヌの思いに全く気がつかな
いのだ、と言うことです。
あれで気がつかないとは鈍感過ぎる・・・・けどそれだけコゼットに夢中と言うことか。

原作では、ジャン・バルジャンがマリウスとコゼットが惹かれ合ってることに気が
ついて、年頃の娘らしくおしゃれをしたいコゼットに地味なドレスを着るように言ったり、
やきもきする様子が描かれています。
ジャン・バルジャンにとってコゼットは娘であると同時に恋人にも近い存在として
描かれていますが、ミュージカル版ではそんなジャン・バルジャンの複雑な思いは
すっぱり切られています。
ちょっともったいない気がしますが、3時間くらいでまとめなければならないミュージカ
ル版では切り詰めなければならなかったのでしょう。

今回見た舞台ですが、皆さん当然歌も演技もうまいです。
でもなんというか一番うまいベストキャストではなく「二番手」の公演を観た感じでした。
橋本さとしさんのジャン・バルジャンならもう一回観たいと思います。
posted by みどり at 07:08| Comment(4) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年1学期の放送大学単位認定試験開始

おしろいばな

画像は庭で咲いているおしろいばなです。

7月29日(日)に受講している放送大学の科目の単位認定試験を受けてきました。
今回受講していたのは「演劇入門」と「複素数と関数」でしたが、最近頭が数学向けに
働かなくなって「複素数と関数」がお手上げ。
今回も試験を受けるのは1科目だけにしておくつもりです。

「演劇入門」は趣味の延長線上のような科目なので、おもしろかったです。
試験は択一式なので、放送授業を見てテキストをちゃんと読んでいれば簡単です。
今回の試験問題は全部で19問。
後で分かりましたがそのうち1問は確実に間違えてますf(^―^;
が、あとの18問は正解のはず。

今回の「演劇入門」では観劇を楽しむためのポイントを教えてもらった気がします。
講師は演劇評論家の渡辺保さんです。

授業の内容をご紹介しておきます。

1, 現代演劇の展望
2, 能「自然居士(じねんこじ)」
3, 能「松風(まつかぜ)」
4, 狂言「釣狐(つりぎつね)」
5, 人形浄瑠璃「道明寺(どうみょうじ)」
6, 文楽と歌舞伎「鮨屋(すしや)」
7, 歌舞伎「助六」
8, 歌舞伎「髪結新三(かみゆいしんざ)」
9, 歌舞伎舞踊「娘道成寺(むすめどうじょうじ)」「鏡獅子」
10,芸の構造 武原はんと井上八千代
11,リアリズム演劇「炎の人 ゴッホ小伝」
12,現代演劇「別冊 谷崎潤一郎」
13,現代喜劇「笑の大学」
14,ミュージカル「マイ・フェア・レディ」
15,二十一世紀の演劇

放送授業は舞台映像を交えながらなので、おもしろいですが「マイ・フェア・レディ」だ
けは映像がなくてイラストが出て、そこにミュージカルの音楽が流れるだけでした。

posted by みどり at 07:05| Comment(0) | TrackBack(1) | 放送大学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月28日

映画「殯(もがり)の森」

映画「殯(もがり)の森」


映画「殯(もがり)の森」@渋谷 シネマ・アンジェリカ
2007年第60回カンヌ国際映画祭コンペティション部門グランプリ受賞
監督:河瀬直美
出演:うだしげき、尾野真千子、他

7月7日(土)に観ています。
今回の感想は、ラストシーンのことにも触れています。

シネマ・アンジェリカは初めて行った映画館。場所が分からなくて、道で人に聞いて
やっと到着。後で分かりましたが、映画館の前を気がつかないで通り過ぎていました。
渋谷駅からは近いのですが、なんだかとてもわかりずらい場所にあります。

河瀬直美監督映画は今回初めて観ました。
1997年に「萌の朱雀」でカメラドール(新人監督賞)を受賞。

今回の映画、後で知りましたが劇場公開される前にNHK BSハイビジョンで放送されているそうです。
「殯(もがり)」という言葉、初めて知りました。自宅のパソコンでは文字変換しても
出てこないのに手持ちの携帯電話で「もがり」で入力、変換したら一発で「殯」と
出たのにはちょっとびっくり。
チラシによると「殯  敬う人の死を惜しみ、しのぶ時間のこと。また、その場所の意。
語源に「喪あがり」喪があける意、か」とありました。

<あらすじ>
奈良県の田舎にあるグループホーム(認知症の人が家族と離れて暮らす施設)で
暮らしているしげき(うだしげき)。
やって来た新任の介護福祉士の真千子(尾野真千子)。
真千子は事故で我が子を亡くしていて、夫とも別れている。
グループホームで様々な出来事にとまどいながらも、仕事をつづける真千子。

しげきは亡き妻の思い出のつまったリュックサックを大切にしていたが、それと知らず
にうっかりさわってしまった真千子は、しげきの怒りをかい突き飛ばされてしまう。
自信を無くす真千子。
ある日、真千子は自分が運転する車にしげきを乗せ、しげきの妻の墓参りに出かけますが途中で車が脱輪。
助けを呼びにゆく真千子でしたが、戻ってみるとしげきがいない・・・。



しげき役のうだしげきさんは、本職はライターで映画出演は今回が初めてだそうです。
そのせいでしょう、映画でも役者さんに見えず、ほんとの認知症の一般の方に見えました。
映画の作りも、特に前半は自然体で本当のグループホームのドキュメンタリーフィル
ムに見えます。

ラストシーン間近、森の中のしげきの妻の墓にたどり着いた二人。
それまで自然体に見えていたのに、墓に添い寝するようなしげきの姿と小さな手回し
オルガンを回してメロディに聴き入る真千子の姿がいかにも外国人受けするように作っ
た、と見えてなんだかちょっとしらけました。
私としては、墓に添い寝はまだ許容範囲なのですが、手回しオルガンはやりすぎ
にみえました。

「萌の朱雀」の方が、世間での評価は高いようです。


私の身内にも認知症の老人がいますが、墓参りはしたいようです。
今度、連れて行ってあげたいと思っています。



posted by みどり at 08:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「国盗人」

「国盗人(くにぬすびと)」@世田谷パブリックシアター
6月22日〜7月14日まで
作:河合章一郎  原作:W.シェイクスピア「リチャード三世」より
演出:野村萬斎
出演:野村萬斎、白石加代子、他

7月6日(金)にA席(3階席)で観ています。
私の席は3階でしかも脇の端っこ。
舞台がとても見づらいし(視野のど真ん中に、手すりが入ってしまうのです)、オペラグラス
を忘れるしで、あまり楽しめませんでした。

私の一番のお目当ては、パフォーマンスグループ「水と油」のすがぽんさんだった
のですが、脇役であることは分かっていましたがそれでもどの人がすがぽんさんか
分からないまま終わってしまいました。なさけない・・・。

物語はシェイクスピアの「リチャード三世」を日本の戦国時代に置き換えられています。
(「リチャード三世」は以前、劇団昴の公演で観たことがあります)
赤薔薇一族と、白薔薇一族が敵対する時代。
主人公、白薔薇一族の悪三郎(野村萬斎)はその姿も醜い野心家。
王位を手に入れるために、兄弟、自分の妻の命まで奪ってしまう冷酷非道ぶり。
やがて周囲の国を味方に付けた、赤薔薇一族が迫ってくるのでした。

野村萬斎さんは、ほとんど舞台に出ずっぱりのしゃべりっぱなし。すごいパワー
だなと感じました。
ベテラン白石加代子さんは、悪三郎の母、妻、など一人四役もこなされています。
ただ、私個人的には白石加代子さんはうまい方とは思うのですが、どんな役をやって
もやっぱり「白石加代子」にしか見えなくて、どうも苦手です。

公演そのものは、どこか能か狂言の舞台を観ていうるような雰囲気がありました。
ラストシーン、強者(つわもの)どものが夢の後・・・のような余韻があり、これは
良い感じでした。

この公演はNHK教育で8月10日(金)に放送される予定だそうです。
残念なことに生の舞台を楽しめなかったので、TV放送はしっかり見ておきたいと思います。
posted by みどり at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月26日

シアタートライアングル公演「Four Seasons」

シアタートライアングル公演「Four Seasons」

シアタートライアングル公演「Four Seasons」@青山円形劇場
構成・演出:くすのき燕
出演:チカパン、小川耕筰  ピアノ:リン・ヘイテツ
「Four Seasons」公式サイトはこちら


このところなかなか思うように書けず、7月に観ている映画、演劇の感想がほとんど
書けていませんが旅行記をかけ終えたところですし、追い上げて書いていきたいと思います。
せっかくなので今日は、昨日見たばかりの公演を書き留めておくことにします。

7月25日(水)の夜の回を当日券(2500円)で観ています。
当日券だから当然会場の後ろか、端っこの席になるだろうと思ったのに、思いがけず
最前列ほぼ真ん中、というすごい席になってしまいました。
誰かの為に確保していた席が、キャンセルにでもなったんでしょうか。
それともこれは、会場内そうとうガラガラか?とも思いましたが見回してみるとほぼ
満席状態でした。
運が良かったです。

シアタートライアングルは今回始めて観たグループです。
存在自体も公演チラシを偶然見るまで知りませんでした。
出演は、パントマイム担当のチカパン(日本人女性)さん、人形劇担当の小川耕筰さ
ん、ピアノ生演奏担当のリン・ヘイテツさんの3名のみ。

チラシの解説をみると、海外での活動が多く、高い評価も得ているようです。
4年に一度開催されるウニマ(国際人形劇連盟)の世界大会では、2004年クロアチア
大会に続き、2008年オーストラリア大会でも、世界240以上の作品群の中から、35
の正式招待作品のひとつとして選出されるという栄誉を得ているそうです。

公演の内容はこんな風でした。
セリフは全くありません。
舞台の上には人間くらいの大きさの三角形が置かれていて、公演が始まりました。
グループ名の通り、いくつもの大きさの三角形を使っていろんな表現を見せてくれるのです。
これがとても鮮やかです。

登場する順番通りではないかも知れませんが、ご紹介しますとこんな風でした・・・。

二つの三角形を手に持ってヒラヒラさせるとそれはまさしく蝶々。
タイトルのように四季の様子を見せてくれてるようです。
山に花が咲き、蝶が舞う。
チカパンさんが、両手に二等辺三角形を持って、機械のような動きをするとそこに
いるのは巨大なカマキリですね。
まるでロボットみたいだなと、思ったとたん最前列にいた小さな男の子が「こわいよー」
と、泣き出してしまいました。場内笑いがおきました(^◇^;)
きっとあの子には、しっかり巨大カマキリに見えたんでしょうね。


チカパンさんが三角形を口にくわえると、鳥があらわれます。
雌のニワトリ?くちばしにお化粧して、口紅つけて小川さんにモーションかける。

出演者二人が傘をさして登場。傘にはやっぱり三角形の模様が。
会場内の照明が落ちる。お、何が起きるの?
「ヒュー、ドーン!」と出演者が叫ぶと同時に傘をパッと開くとそこに見えるのは夜空に
花開く花火!
傘の模様と思っていた三角形には蛍光塗料が塗られているようでした。


チカパンさんが三角形を組み合わせたヨットに乗っていると、小川さんは三角形を二つ
使ってヒラヒラさせると、それは海の上を飛んでいるウミネコになっていました。

夏の夕方、蝉が鳴く。

季節は秋の森。
三角形を組み合わせて狐。次の瞬間には同じ三角形を使いつつ組み合わせを変える
だけでリスが現れる。

山のキノコが、ロケットに変身。

走り回っているのは雪の原をかけるウサギかな?

やがて季節はめぐり春、桜の花びらが舞い落ちる。

三角形を使うだけなのにこれほど豊かな表現ができるとは驚きです。
夏の夜の花火や、蝉が鳴くのは日本ならではの情景だと思うのですが、それでも
海外で高い評価を得たというのはすごいですね。
公演はわずか1時間弱でしたが、1時間半くらいは観ていたようなとても濃密な時間
を過ごせた気分でした。



公演後は「おまけ」として小川さんの人形劇をみせていただけました。
小川さんがトランクを持って登場。
トランクを開けると、中から銀色の一匹の猫が現れます。
体と顔をきれいにぺろぺろなめてお化粧に余念がない。
ベールにじゃれついたり、周囲を飛び回ったり楽しそう。動きがとてもなめらかです。
やがて猫はトランクの中に戻ると、ふたが閉められます。
なんだかまるで宝石箱を開けてみせてもらったような小さなかわいい人形劇でした。

終演後は、お客さん全員にシアタートライアングルからの小さなプレゼント、三角形の
クッキーをいただきました(^o^)

こんな楽しい公演、観に行って良かったと思いました。
日本でも、もっと多くの方に観てほしいグループだと思いました。

ちょっと、気になったのはこのシアタートライアングルはこの「Four Seasons」の為だけに作られたユニットらしいと言うこと。
くすのき燕さんは「人形芝居燕屋」を主催、チカパン、小川耕筰さんはそれぞれに活動をされている方らしい。
この「Four Seasons」の後、シアタートライアングルとしての活動があるのかどうか、
あるとしたらどういう公演をみせてくれるのか興味があります。



東京公演はこの日のみでしたが8月2日には飯田人形劇場での公演もあるそうです。

posted by みどり at 22:43| Comment(0) | TrackBack(1) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月25日

2007年浪花・大阪→越前・福井を一人旅  その5(最終回)

「遊歩道入口」から歩いて東尋坊(とうじんぼう)へ向かうつもりでした。
バスですぐ「東尋坊」へ行かれますが、せっかく遠方から着たのにいきなり東尋坊へ
行くのはなんだかもったいないではありませんか。
景色を楽しみたくてこのコースを取りました。
なんだか絵本に出てくるような道。

遊歩道

この左側の遙か下が海になっています。

遙か下の海

所々で、海岸の方に降りられるようになっています。
ここは昔、塩を作っていた場所。

塩を作っていた所

約30分ほど歩くと・・・・やっと来ました東尋坊。

東尋坊1

絶景です。

岩がむき出しになっていて、近寄りがたいですがよく見れば景色にとけ込むように
足場が作られていて、階段を下りるような感じで下の方まで降りることができます。
下からの景色です。

東尋坊2


東尋坊3


と言ってもサンダル、ハイヒールでは絶対危ない。
すばらしい景色なのに、岩場をかなり降りたところで飲み物の紙パックが捨てられて
いるのを見つけてしまいなんだか興ざめしてしまいました。
ここまで来てゴミを捨てる人がいるとは・・・。
記念のつもりで捨てたのか、その無神経さにあきれます。

東尋坊4

海の向こう、上の写真で右上に見えるのは無人島の雄島(おじま)です。

東尋坊5

せっかくなので遊覧船に乗ってみることにしました。
出発時間を聞いてみると、15分待ってもらえば一人でも船は出してくれるとのこと。
一人で出発ではイヤだけど、せっかくだから乗ってみたい。
1100円払って、乗り場まで下っていきました。
遊覧船の案内のおじいさんと話をしていると、年配の女性3人男性2人グループ
が来たので、私一人で船を占領することなく遊覧船は出発しました。
ちょっとホッとしました。


解説付きで岩場を海から眺めるのはまた一興。
無人島の雄島の方にも回って、また東尋坊に戻ってくるコースで約30分。
雄島は無人島ですが、神社があり船から赤い鳥居が見えました。
写真ではわかりずらいかも知れませんが左上方に小さく赤く見えるのが鳥居です。

雄島

「東尋坊」という名前の由来は、その昔東尋坊という名の悪いお坊さんがいたそうで
永平寺の僧兵が彼に酒を飲ませて酔っぱらったところを、ここから突き落として殺したんだとか。
いつしかこの場所のことを「東尋坊」と呼ぶようになったのだそうです。

船を下りる時、遊覧船のおじいさんから「今度来るときは彼(氏)と来い!」と言われて
しまいました。
来れるといいな(^^ゞ

時刻はもう1時を過ぎていました。
いくつも並んでいるおみやげ屋さん兼食堂で、1500円の海鮮丼でお昼。
ウニ、いくら、エビなどがたっぷり載っていておいしかったです(^^)V

東尋坊から遊歩道は雄島の方へ続いているので、歩いて雄島まで行ってみることに
しました。もちろんバスでも行かれます。
三国側の遊歩道入り口から東尋坊までは、景色も良くて道も平坦で歩きやすかった
のですが、東尋坊から雄島に向けでは少し様子が変わってきました。
道の高低が激しいし、道幅も狭い、通る人もほとんどいないらしく草が生い茂って道を
ふさがんばかりの部分もある。
これはなんだか大変な事になってきた感じがしてきました。
そうこうするうち前方に「陥没のため通行止め」の立て札が!
おいおいーーーー(T.T)
雄島まで歩けると思ったから、バスを使わないでわざわざここまであるいて来たのに。
しかし、いまさら変更もできないので一般の道路の方に出てから雄島に向けて歩くこ
とにしました。
車道を歩くのはつまりません。
橋の向こうが雄島です。

橋の向こうが雄島

さて無人島の雄島は、周囲4キロほど。
ガイドブックによると約40分で一周できるとあったので歩いてみたくなったのです。
本土とは橋でつながっていますが、東尋坊からは離れているので、ここまで来る人は
マイカーやバイクを持っている人くらいのようでした。

帰りの時間もそろそろ気になりだしたので、とっとと回ることしました。
小さな島です。階段を上がっていくと、薄暗い「トトロの森」の中に迷い込んだ感じ。
大きな敷石が置かれているのが道の目印。
海側に赤い鳥居がありました。
ついさっき遊覧船で見た鳥居がここかー、と海の方を眺める。
遊覧船に乗っている人から、鳥居の下の私が見えるかな?

やはりここに来る人も少ないようで、草はぼうぼう、道もだんだんわかりづらくなり
歩いてる私自身が草に飲み込まれそうな感じになってきました。
なんだか遭難しそう・・・、なんて事にはこんな小さな島ではありえませんがさすがに
不安になって、なんだか泣きそうになってしまいました(×_×)
とっとと歩いたせいで、島をぐるっと一回りは約30分ですみました。
雄島を歩いていたときは、気がそぞろだったのは島で撮った写真が一枚もないことで
よくわかります(^^ゞ

島を離れて、一番近いバス停留所の「安島」へ。
15時46分発、ほぼ時間通りにやって来たバスに乗り込むと、やっとホッとしました。
この近くには「越前松島水族館」もあるのですが、今回はとても回る時間がなくなったので
その前をバスで通りすぎただけになりました。

16時5分頃「芦原ゆのまち」で下車。
えちぜん鉄道「あわら湯のまち」駅の前です。

えちぜん鉄道「あわら湯のまち」駅

温泉町「芦原温泉」なのでにぎやかなところを想像していたのですが、平日のせいか
とても閑散とした感じ。
駅前では「芦原温泉音頭」だけが(私が勝手にタイトル付けてます)がにぎやかになっていました。
駅前でちらほら見える人影はお客さん待ちのタクシーの運転手さんばかり。

4時13分発、福井駅行きの電車に乗車。4時50分には福井駅に到着。
これからあとは帰り道。
少し時間があるので、夕飯をゆっくりとれそう。
ガイドブックに載っていたソースカツ丼で有名なお店「ヨーロッパ軒総本店」へ行って
みたのですが、この日火曜日は定休日でしたーー残念(T.T)
福井駅に戻って、駅ビルの中のおそば屋さんで越前そばとソースカツ丼がセットに
なっていたのがあったので食べてきました。
おそばは大根おろしが載った冷やしそば。

カツ丼は、関東生まれの私の場合だしと醤油で玉ねぎとカツを煮て、卵とじにした
タイプが頭に浮かぶのですが、福井でカツ丼と言ったらソースに浸したカツを、あった
かご飯に載せたタイプだそうです。
私が今回食べたソースカツ丼のソースはウスターソースのようでした。
有名なお店のはきっと「秘伝のたれ」なのでしょう。


18時15分、福井駅発「しらさぎ62号」に乗車。
この列車は当初5両編成だったのですが、当日になって7両編成になっていました。
私の3号車指定席は、急きょ5号車の同じ番号の席に変更になりました。
19時19分に米原(まいばら)駅到着。
この駅は乗り換えだけ。始めてきた駅です。
ここから東京駅行きの新幹線に乗り換えます。
初めての駅ならゆっくり眺め回したいのですが、乗り換え時間が10分しかありません。
周りのお客さんは新幹線へ乗り換えのビジネスマンやビジネスウーマンらしき方ばかりで、
当初心配していた乗り換えも人波に押されるようにしてすぐに新幹線乗り場へ行ってしまいました。

19時29分発、東京駅行きの「ひかり384号」に乗車。
新幹線内でコーヒー(300円)を頼むと、お菓子がついていました。
ちょっとうれしい。

新幹線内にてコーヒーとお菓子

21時54分には東京駅に着き、千葉県松戸市の自宅には23時前には到着しました。
二泊三日の今回の旅、とても充実した時を過ごすことができました(^^)V

旅行記をやっと書き終えることができました。
ここまで読んでくださった方々に感謝X2です!
ラベル:東尋坊 福井県
posted by みどり at 22:59| Comment(2) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月22日

映画「ゾディアック」

映画「ゾディアック」


映画「ゾディアック」@松戸シネマサンシャイン
監督:ディビット・フィンチャー 脚本:ジェイムズ・バンダービルト
原作:ロバート・グレイスミス
出演:ジェイク・ギンレイホール、他
公式サイト


最初観に行った時途中で寝てしまい、話が分からなくなってしまいました(^^ゞ
評判良かった映画だったので、これはいかんもう一度しっかり観ておこうと7月5日
(木)に再度観に行っています。

<あらすじ>
アメリカで実際にあった迷宮入りの事件が元になっています。
自らを「ゾディアック」と名乗った連続殺人犯。彼は自分の犯行声明文を新聞社に
送りつけ、暗号文を新聞に掲載させたりする。
新聞社の敏腕記者でゾディアック事件を追いかけるポール・エイブリー(ロバート・ダ
ウニーJr.)、事件にのめり込み独自の調査を続けていく新聞の社説ページの挿絵を
担当している漫画家ロバート・グレイスミス(ジェイク・ギンレイホール)、そして事件の
最前列に立つサンフランシスコ市警の2人の刑事。
事件を追いかけて行くうちに、それぞれの人生が狂わされていきます。



派手な演出もないし、どちらかと言えばかなり地味な印象の映画です。
予告編では暗号解読がかなり重要な要素になっているように見えましたが、映画では
前半であっさり解読されてそれほど重要な場面ではありませんでした。

最初は主人公が分からないのですが、最初はただの脇役と思っていたバツイチで
子持ちのさえない漫画家ロバート・グレイスミスが主人公であることが明らかになって
ゆきます。
事件を追いかけていく敏腕記者や、刑事達の脇で埋もれていた感じのある彼がだん
だんと目立ってくるところはおもしろい演出だと思いました。

無差別殺人を繰り返し、平然と犯行声明をしさらなる犯行を予告する正体不明の
犯人は不気味です。
結局は証拠不十分で捕まらないのですが、犯人像が次第に明らかになってゆく様子
は観ていてぞくぞくする物がありました。

評価を高く付けてる方も多い映画ですが、私はあまり惹き付けられなかったのが残念です。

posted by みどり at 11:38| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年浪花・大阪→越前・福井を一人旅  その4

7月3日(火)
どうも熟睡できなくて5時前に目が覚めてしまいました。
朝は5時から大浴場の入浴ができるので、早速お風呂場に向かいました。
朝ご飯はバイキングだし早起きしてお腹を空かせておきたいし。
前日とは男湯と女湯が逆になって、朝は大浴場が女湯になっていました。
早朝の誰もいない浴場独り占め。
窓からは福井の街が見えます。

朝食は7時から。
バイキングなのでパンでもご飯でも自由ですが、私はやっぱり朝はご飯が好きです。
白いご飯と、穀物米があって穀物米の方にしましたがこれがおいしい!
おかずが無くてもいいくらいおいしいかったです。

前日はかなり迷っていましたが、この日は越美北線に乗るのはすっぱりあきらめて
三国、東尋坊を一日かけて回ることに決めました。
越美北線とその沿線の越前大野や、九頭竜湖へいくのはまたいつかのお楽しみ。

荷物をまとめてホテルを後にして福井駅へ向かうと、駅の方から自転車に乗った
高校生集団とすれ違いました。
と、いうことはこちらの方向に高校があるのか。

JR福井駅と、えちぜん鉄道の福井駅はすぐ隣り合っています。
えちぜん鉄道福井駅の窓口で切符を買うと窓口にいた女性は、前日田原町駅の窓口にいた方と同じ。
えちぜん鉄道の社員は、日によって勤務する駅が違うようです。
それに普通乗車するお客さんは、ホームで電車を待つものだと思うのにえちぜん鉄
道福井駅では、なぜか改札口の前で皆さん待っている。
なんでだ?と思ったら駅員さんは入ってきた電車のお客さんが全員ホームから出てか
ら、次に乗るお客さんをホームに入れていました。
狭いホームなので、こういうシステムになっているらしい・・・。
所変われば品変わる、こんな駅は初めて見ました。

えちぜん鉄道 福井駅

8時35分発福井駅発、三国港行きの電車に乗車。アテンダントさんがいない。
アテンダントさんの勤務は時間が限られているようです。
後で見ましたが午後5時になると、アテンダントさんは電車から降りていました。

9時20分、終点の一つ手前の三国駅に到着。

三国駅

三国駅から少し歩いて瀧谷寺(たきだんじ)へ向かいました。

瀧谷寺

拝観料300円払うと、私が大きなリュック背負っているのが目についたのか、受付
の方がこちらに置いていっていいですよ、と言ってくださいました。
いろいろ詰め込んでいて重かったので、ありがたく置かせていただきました。
杉に囲まれた参道を進んでいくと本堂。
瀧谷寺は永和元年(1375年)に創建されたと言うから、かなり歴史のあるお寺さんですね。
本堂から見える庭園は重要文化財に指定されていてかなり有名らしい。

瀧谷寺の庭園 1

瀧谷寺の庭園 2

宝物殿では重要文化財に指定されている「地蔵菩薩像」や、「天之図」がありました。
「天之図」上には中国の随の頃の星座を詩歌の形に読んだものがあり、下には丸い
円形の星座図。
見たとたん前日見た、三上誠さんの「灸点万華鏡」を思い出してしまいました。
それにしても室町時代の星座図と言うのは珍しい。

瀧谷寺を出てからすぐに三国駅に戻って、10時30発東尋坊行きのバスに乗るつもり
だったのですが間に合わず。
行きと違う道で帰ろうとしたのが、間違いの元でした。
次のバスは一時間後。
ならばと、当初は行かないつもりだった「みくに龍翔館(りゅうしょうかん)」へ向かいました。

みくに龍翔館

入館料300円。
こんな田舎に不似合いな(ごめんなさい)、なんだかやたらおしゃれな建物。
ここでも受付の人から、荷物預かりますよ、と声をかけられました。
よっぽど私の荷物は、私に不釣り合いなくらい大きく見えるらしい(^_^;)

入館して、パンフレットを読んだらちょっとびっくり。
私も大好きなトリックアートの画家として有名なエッシャー。彼の父で、明治9年に
三国を訪れたオランダ人土木技師G.A.エッセルがデザインした龍翔小学校(明治
12〜大正3年)と言うのがあって、その外観を忠実に復元したのがここなのだそうです。
エッシャーと日本が、こんなところでつながりがあったとは知りませんでした。
内部は三国町郷土資料館になっています。
三国の歴史、三国で生まれた作家高見順の紹介。そして最上階はトリックアートの展
示+展望室。

三国駅に戻ってから、11時30発のバスに乗車。
約8分乗って「遊歩道入口」で下車。もうすぐ東尋坊(^^)

荒磯遊歩道入り口

この続きは、また後日に。
ラベル: 三国 福井県
posted by みどり at 00:46| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月19日

三上誠展 & 三上誠資料館

三上誠展



三上誠展@福井県立美術館 & 三上誠資料館

7月2日(月)に観に行っています。
今回福井県まで旅行することにした一番の目的は、この展覧会と資料館へ行く
為でした。

画家三上誠さんの事を初めて知ったのは中学生頃だったか、何かの本で
この方の作品「F市曼荼羅(えふしまんだら)」を観たときでした。
空の雲の中に女性の姿が浮かんでいる幻想的な絵。
その後、作家の名前はすっかり忘れてしまいましたが、この不思議な作品は
ずっと頭の中に残っていました。

関東圏では今年の3月31日に放送されたTVの美術番組「美の巨人たち」で特集を
見てびっくり。「F市曼荼羅」が紹介されているではありませんか。
しかも長いこと油絵作品だと思っていたこの絵は、日本画(岩絵の具で描かれた絵)
だと初めて知りました。
作家の名は三上誠。数十年ぶり(?)に作品と作者の名前が結びつきこの時は
もううれしくてしょうがなかったです。


京都で生まれて、その後福井で暮らした三上さん。
日本画の画材を使いつつも昔ながらの花鳥画ではなく、制約のないもっと自由な
発想で作品を描きたい、と思った方だったようです。
前衛グループ「パンリアル美術協会」を結成し活動していた方です。



福井県立美術館

「三上誠展」@福井県立美術館
6月21日〜7月22日まで

冒頭に載せた画像は、1976年(昭和51年)京都市美術館で開催された展覧会
のカタログの表紙(「F市曼荼羅」)です。今回の展覧会には残念ながらカタログがありません。

「美の巨人たち」で「今日の一枚」として紹介されたのは「灸点万華鏡」
三上誠さんは肺結核のため惜しくも52才(1919-1972)でこの世を去ってしまった方。
万華鏡のような、星座図のような、どこか華やかで楽しそうな印象のある絵。
この絵は、肺結核の治療のため24本ある肋骨を11本も切除した後で描かれた
のだそうです。


この作家の事をもっと知りたいし、もっと作品も観てみたい・・・と、思っていましたが
それが意外にも早く実現することになりました。

今回の展覧会では、この美術館が所蔵する三上さんの作品を一挙公開という
うれしいものでした。

会場内にはいると、真っ先に目にはいるのは「蓮と少女」(1947年作品)
「美の巨人たち」でも紹介されていた作品で少女の上半身とバックには蓮の葉が描かれています。

TVで観たときは全く分かりませんでしたが、間近で観ると絵の端は紙がボロボロ。
後で三上誠資料館へうかがったとき教えていただきましたが、この作品は三上さんが
丸めて部屋にしまっていて、死後机の下から発見されたのだそうです。
絵が淡い色彩に見えたのは、一度描いた絵を水で洗ったかららしいです。
日本画では一度描いた絵に手を入れるために絵の具を少し落とすため、水をかける
ことがあります。
(私も多少日本画を描きますのでやったことがありますが、水を含ませた筆か刷毛で絵の上
をさっとなでるようにします。
するとのりの成分であるにかわでくっついていた岩絵の具が落ちます。これを「洗う」といいます)

日本画としては伝統的な題材と思える作品ですが、ボロボロ状態でしまい込んで
いたとはどこか気に入らなかったのか。
ボロボロでも捨てなかったのは、やはりどこか気に入っていて捨てきれなかったのか。

後で、美術館のホールでスライドでの作家紹介が観られるようになっていたので観た
らこの作品の下図が紹介されていました。
実際の作品を描く前に別の紙に描いた下書きです。
これによるとこの作品は元々は今ある作品よりももっと大型で、今残っているのはこ
の作品を四分の一、にした右上の部分。
大きな作品を描いてから少女の部分だけ切り取ってしまったのか、それと最初から
この部分だけを描いたのかは、もはや分かりませんが・・・。


「F市曼荼羅」は1950年の作品(181.5X182)
F市とは福井市の事だそうです。
空には雲や、白い花を持った女性の姿が描かれ幻想的で華やか。でもよく見れば
下の方は荒廃した都市の姿が描かれています。
第二次大戦後の荒廃から復興しつつある福井市をイメージした作品らしいです。

「断層化石B」(1956年)は日本画の作家とは思えない立体作品。
画面の表面に縄を貼り付けた物です。

このほか作品名は特にありませんが、細い木を輪切りにしてそれを多数画面に
貼り付けた作品もありました。
確かに木の年輪が浮かんでいて木の断面は観ていておもしろいです。
この断面をいろんなバリエーションで貼り付けている作品は、リズムを感じます。


「灸点万華鏡」と題された作品は数点ありました。
星座表のような同心円の中に描かれた、点、人物など。
よく見れば、人物らしい頭の部分は紙をくしゃっとさせて貼り付けてあります。
こんな事も実物を見て初めて分かることで、TVの映像では全く分かりませんでした。

「灸点万華鏡」のシリーズはどれも1966〜67年頃に描かれたもの。
三上さんは1952年に肺結核のため、肋骨切除という手術を受けたそうです。
今では聞きませんが、昔はこういう治療が行われたそうです。

肺結核の第二次大戦直後までの結核医療についてはこちら

少しでも良くなりたいという思いからお灸の治療をうけ、これがかなり効いたのか
三上さんにとってある種、カルチャーショックにも似たものだったらしいです。
この治療のことを聞けば、灸点の意味もやっと分かります。
でも万華鏡は?
TVの受け売りですが、お灸の治療を受けてから三上さんは東洋思想にも目覚め
自分と森羅万象の宇宙がつながっている、という思いを強く持つようになったようです。
一人で生きているわけではなく、自分はこの宇宙の一部。
この世の森羅万象が万華鏡なのかも。

「灸点万華鏡」「経絡万華鏡」は色彩も豊かで華やかな作品です。



この作家の晩年の作品になると、色も黒一色になり色が消えています。
色を選ぶのも気を使うことなので、三上さんさすがに気力体力が落ちていたのかも
しれないと感じました。

日本画という枠にとらわれずに、作品を残した三上誠さん。
もっと長生きされたら、どんな作品が見られたかと思うとやはり残念です。





三上誠資料館


この展覧会を後にして、三上誠資料館へ向かいました。上の画像がその資料館です。
こちらはえちぜん鉄道の福井口駅近くにあります。
駅員さんに場所を聞くと、すぐ教えてくれましたが逆に「三上誠さんて何をした人なの
?」と聞かれてしまいました。
残念ながら、地元でもほとんど知られていない方のようです。
三上誠さんの特集の「美の巨人たち」も肝心の福井県では放送が入らなかったそうです。

資料館は完全予約制となっていたので、約1ヶ月前に管理をされている嶋田様に
メールでご連絡をしていました。
昼間うかがおうかと思っていたら平日は午後6時過ぎの方が都合が良いとのこと。当日は
6時20分頃うかがいました。

移築されたアトリエ


こちらには三上誠さんのアトリエをそっくり移した一室があり、今は三上さんのおいの
嶋田様が管理されています。
資料館の中には、三上さんの作品も展示されています。
描きかけらしい鳥の絵があり、抽象作品が多い三上さんの作品のなかにこの絵
があるのが珍しく見えてしまいます。

鳥の絵


机の上には、三上さん手作りの小箱も。

机の上

福井県立美術館にもあったのと同じ数字が描かれた大型作品もありました。
数字は描いた物かと思ったら、日めくりカレンダーを貼り付けてあります。
字体がおもしろかったのでしょうね。

福井県立美術館で展示されていた作品にもありましたが、絵の中でとても肉感的な女性のヌードがありました。
ちょっと突っついたら、はじき返されそうなくらい健康的で豊満な肉体。
三上さん自身は病気をされて、肖像写真を見てもとてもやせた方。
「健康的な肉体へのあこがれがあったのではないでしょうか」と島田様の指摘に、私も
そんな感じを受けました。


昔出版された画集や、三上さん直筆の絵が描かれた年賀状も見せていただきとても
貴重な物を多数見せていただけました。
気がつけば7時40分頃。一時間以上も資料館にいたことになります。

もっといろいろ質問を考えて行けば良かったなと、思いましたが私にとってもとても
貴重な時間が過ごせました。

資料館内部




ラベル:展覧会 三上誠
posted by みどり at 07:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月16日

2007年浪花・大阪→越前・福井を一人旅  その3

7月2日(月)
午前11時前に永平寺門前に着きました。
TVで観たことはあるけれど、来たのは初めて。
周りの人の動きを参考にして早速、参拝者入り口へ。
(永平寺の公式サイトはこちらです)

参拝者入り口

料金500円払って中へ入ります。
パンフレットによると、永平寺は1244年、寛元(かんげん)二年、道元禅師(どうげん
ぜんじ)によって開かれた坐禅修行の道場なのだそうです。
ただのお寺ではなくて「道場」
ここで修行している僧のことは雲水(うんすい)と言うのだそうです。
以前、NHKのドキュメンタリー番組で雲水の日々の生活を追っていたのを観たことが
ありましたが早朝3時半だか4時頃には起床して、顔を洗い、回廊を拭き掃除して
朝の坐禅、読経、食事、参拝者相手の仕事、説明などこれ全て修行なんだとか。


私が行ったとき、中へはいると広い部屋で一人の雲水さん(さん付けしていいのかな)
が観光客・・・ではなく、参拝者に中の説明と案内を始めるところだったのでさっそく
ついて行くことにしました。
案内の雲水さんは今年の3月20日に入門したばかりと自己紹介していました。
お年は20代半ばか後半くらいでしょうか。

永平寺内での写真撮影はOKですが、雲水にカメラを向けるのはNGだそうです。
外を見ると木の手入れをしてる雲水もいます。

入門したい者は春に山門にやって来て、入門が許されるのを一日中待っているのだ
とか。
その山門から外を見たのがこの写真です。

山門からの風景

右に見えるのは鐘楼堂。毎年大晦日にNHKで真っ先に映し出される「除夜の鐘」が
これだそうです。
山門を内部側から見たのがこちら。

内部側からみた山門


雲水さんが案内してくれるのは、一部までなので、後は自由見学・・・じゃなくて参拝。
一般人が入れないところもありますが、入れるところは全て観てきました。
傘松閣(さんしょうかく)と呼ばれる大広間は、別名「絵天井の大広間」
絵は昭和5年当時の有名な画家144名による230枚に花鳥画があります。
この230枚の中に、5枚だけ花鳥でない絵があるそうです。
自力ではすぐには見つけられませんでしたが、案内の雲水さんが教えてくれました。


絵になる景色2


絵になる景色


上の景色の中を墨染めの衣を翻してさっそうと進んでいく雲水の姿は絵になります。
すてきです。
写真は撮れなかったので、想像力をフル回転してその姿を想像してみてください・・・。


中をあちこち見て、参拝者通用門を出てから右に行くと帰り道ですが、左へ行くと
「寂光苑(じゃっこうえん)」小さい公園のようなところがありました。
こちらに来る人はあまりいないようです。
寂光苑には小さな鐘楼があり、これは参拝客が一人2回までなら自由について良い
そうです。

寂光苑内


注意書きがあり、一回打ったらじゅうぶん間をおいてから突くようにとあったので
突く前に手を合わせてから2回打たせてもらいました。
永平寺やご近所の方は、また物好きな参拝者が打ってるなと思ったでしょうね(^_^;)
寂光苑の奥の方は、歴代住職のお墓があるそうですがそちらの方には行きません
でした。
そろそろ帰らないと。左に見えるのは永平寺川です。

永平寺川

このあたりで時刻はそろそろ12時半を過ぎていました。
帰りは、福井駅まで行く直通バスもありますがえちぜん鉄道に乗ってみたかったので、
永平寺口駅へ向かうバスに乗る予定でした。
このバスも土日は一時間に1本運行してますが、平日は2,3時間に1本。
次のバスは13時40分発なので、それまでゆっくり食事ができます。
このバスを逃すと次は15時40分、逃してもすぐタクシーが呼べるようになってい
ましたがタクシーなんて使いたくありませんよね。
永平寺行きのバスは門前まで乗り付けてくれますが、帰りのバス乗り場は少し離れた
場所になるので、最初にこの乗り場の位置を確認。
それからゆっくり、参道のおみやげ屋さんをのぞいてみることにしました。

バスの切符は、乗り場に近いお店「井の上」さんで購入できます。
ついでに昼食もこちらで食べることにしました。
2階の食堂に上がると誰もいない。平日ですしねえ。
お店のご主人らしき方が気がついて「おーい、誰かめんどうみてやってー」
私の気持ち「・・・・(^_^;)めんどうみて!m(__)m」
食べたのはひじきの入った炊き込みご飯とおそば、ごま豆腐、こんにゃく田楽などの
セット。

7月2日のお昼

食べ始めると、観光客らしいグループが3,4組入ってきました。
永平寺内をゆっくり見て、食事して約3時間かかりました。
13時40分発のバスに乗って、約10分で永平寺口駅へ。

永平寺口駅

駅の小さな待合室では一杯100円でセルフサービスでコーヒーが飲めるようになって
いました。これが待合室の内部です。椅子には座布団まであるのが珍しい。

永平寺口駅の待合室

福井駅行きの電車は14時11分発。
初めて乗るえちぜん鉄道には、かわいい車掌さん(アテンダトと言っていました)が
いましたよ。

えちぜん鉄道のアテンダント

福井駅到着後は、歩いて福井県立美術館へ行ってしまいました。
えちぜん鉄道の田原町駅からの方が近かったのですが、その時は福井駅から歩いて
行けると思っていたからです。
歩けるけど30分かかりました(^_^;)
今回わざわざこの美術館へ行ってみる事にしたのはテーマ展として日本画家
三上誠展(6月21日〜7月22日まで)があり、この作家の作品が一挙公開と
知ったからでした。
この展覧会を観てから福井口駅の近くの三上誠資料館へも訪問しました。
こちらは完全予約制なので、約一ヶ月前から連絡を入れていました。
三上誠展と三上誠資料館の感想はまた改めて書くつもりです。
三上誠さんのことはTVの「美の巨人たち」で知りました。

夕飯は福井駅のビルの中にあった中華屋さんで五目ラーメン。
この日の宿は「楽天トラベル」で見つけて予約した福井駅近くの「ホテルリバージュアケボノ
駅からは13,4分歩くようで少し離れているのですが、朝はバイキング、ホテル内の
上の階の大浴場にもはいれて一泊5800円。
せっかくの旅行なら大きなお風呂にも入りたかったので、ここに決めました。
(直接ホテルで予約するより、楽天経由で予約のほうが安くなっていました)
午後9時に宿に到着。
部屋にはいると、第一印象は「狭い」「たばこ臭い」
狭いのはともかく、たばこをすわない私にとってこの臭いはちょっと不快です。
ネットで予約時に「禁煙ルーム」と指定できたのでそうした方が良かったみたいでした。

翌日の朝撮った写真ですがこれが、部屋の様子です。


ホテルリバージュアケボノのシングル

ともかく部屋に湯沸かしポットがあるのはうれしい。
今では置いてあるところが多いでしょうが、私が今まで宿泊したホテルでこれが無いと
ころもありました。
早速持参したプラスチックカップとコーヒーで一休み。
大浴場へ行くと、先客が一人いましたがすぐ出て行ってしまったのでその後は私一人
でのんびりしてきました。
大浴場と言っても、この日の夜の女湯は中浴場。午前1時までOK。
朝は男湯、女湯の場所が反対になって、午前5時から入浴OKとなっていました。

部屋に戻ってから、またコーヒーのんで翌日の予定の確認。
三国、東尋坊(とうじんぼう)を回りたいのですが、6月30日に全線開通した越美
北線にも乗ってみたい。しかしこの越美北線は運行本数が少ないのでこれに乗る
つもりなら三国、東尋坊にかける時間を切り詰めないととても無理。
ベッドの上で寝ころびながらどうしようかと迷いつつ、いつのまにか眠ってしまいました。

この続きは、また後ほど。



ラベル: 永平寺
posted by みどり at 00:21| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする