2006年09月30日

ピーター・ゼルキン ピアノリサイタル

ピーター・ゼルキン ピアノリサイタルチラシ


ピーター・ゼルキン ピアノリサイタル@東京オペラシティコンサートホール

9月15日(金)に3階R1列(3000円)で聴きに行っています。
ピアニストのピーター・ゼルキンさんの事は最近まで、全く知りませんでした。
公演のチラシを見て、作曲家・武満徹さんの音楽を今まで数多く演奏してきたこと
を知りました。

今年になってからは、武満徹さんの音楽があちこちで演奏され、私も改めて武満さん
のファンになりました。
今回のリサイタルのプログラムを見ると、バッハと武満さんの音楽がリストに載って
いるので武満さんのピアノ曲が生で聴けるすばらしい機会!とチケットを購入しました。


私の席の3階R1列13番は、通常の客席から観るとステージの真横右側の上。
ゼルキンさんがピアノを弾き出すと、真っ正面から彼を見下ろすことができるという
位置でした。
普通の客席の人から見たら、あんな席で聞いてるなんてお金無いのね、と思われそう
(実際そうなんですが・・・)ですが、なかなかどうして!ゼルキンさんと向き合って
お話をしてるような、すばらしい席ではないかと感じました。

実際、ゼルキンさんのピアノ演奏には聴き惚れました。
細かいテクニックのことにつては何も分からない私ですが、とてもよいリサイタルだと
思いました。行って良かった。満足です(^o^)
バッハと武満の音楽が一度に聴ける、とても贅沢な一夜でした。


この日のプログラムです。
J.S.バッハ
コラール前奏曲「ただ愛する神の摂理にまかす者」BWV691

武満徹
「遮られない休息」
「ピアノ・ディスタンス」
「フォー・アウェイ」
「閉じた目 瀧口修造の追憶に」
「雨の樹 素描」

休憩

武満徹
「リタニ」
「閉じた眼 II」
「雨の樹 素描 II オリヴィエ・メシアンの追憶に」

J.S.バッハ
「半音階的幻想曲とフーガニ短調 BWV903」


アンコール曲
J.S.バッハ
カプリッチョ変ロ長調「最愛の兄の旅立ちにあたって」BWV992

武満徹
「うたうだけ」



ところでこの日、会場に入ってから渡されたお知らせには「本日の演奏は、アーティス
トの希望により古典調律(1/7コンマミーントーン)で調律をおこなっております」と
ありました。

「古典調律」というのは知らなかったのですが、チラシの説明をそのまま引用しますと
「現在、ほとんどの演奏会で使用されている調律は、どの調でも均一に響くよう調律さ
れている平均律です。
しかし、200年以上前には古典調律が使われており、濁りのない響きと不均一なハー
モニーを合わせ持つことで、調によって響きの美しさが変化し、音楽に豊かな色彩を
与えていました。
二十世紀初頭辺りに平均律が生み出されるまでは、作曲者は格調の響きの特徴を
意識して作曲していました。
本日の古典調律では1/7コンマミーントーンという調律方法をとっております」
という事です。

平均律と今回の古典調律とて、どういう違いが感じられたのか素人私にはまったく
分からなかったのですが、平均律での演奏が当たり前となっている現在ならば
今回の試みは意義があることと思いました。

素人の私には、今回のピアノの音色は、羽で顔をなでられているような気持ちの良い
柔らかさを感じました。たぶん気のせいでしょう。


武満徹の音楽は、以前の私なら絶対拒否反応が起きていたのですが、最近は
何の抵抗もなく受け入れられるようになりました。
私の中で、何かが変わってきたのでしょう。
現在、小学館からCDと解説本がセットになった武満徹全集が発売されていますが
7月に第一巻目を購入してしまいましたf(^―^;
しばらく武満徹の世界にどっぷりはまるつもりでいます。

下の画像は、リサイタル当日配布されたパンフレットです。


ピーター・ゼルキン ピアノリサイタルパンフ
posted by みどり at 12:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽・コンサート・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月29日

劇団四季・東京「キャッツ」25回目


劇団四季・東京「キャッツ」25回目@東京 キャッツ・シアター

9月23日(土)に1階C席で観ています。舞台に対しては右端でこの位置の
C席は初めてでした。前から5列目です。

この日の主な配役です。
長老猫オールドデュトロノミー・・・種井静夫
娼婦猫グリザベラ・・・奥田久美子
少女猫シラバブ・・・八幡三枝
プレイボーイ猫ラム・タム・タガー・・・福井昌一
マジシャン猫ミストフェリーズ・・・蔡暁強


舞台に対して右端の席のC席は初めてなので、舞台がどういう風に見えるのか興味
津々でした。
5列目の席の前は通路になっています。
一幕目頭の方で、猫たちが「猫には三つの名前がある・・・」と全員で口にしますが
この時、ミストフェリーズがなんと目の前に来て、ちょこんと座り込むのでびっくり。
こんなに間近で、ミストフェリーズを観たのは初めてです。
彼のファンの方なら、一度は試す価値のある席だと思いました。
またこの席のすぐ右端は、猫たちの出入り口があるのでこれもおもしろいです。

この日気がついた事など、書いてみます。

一幕目、ほぼ全員が舞台上に出ていたとき、シャム猫のタントミール(河西伸子)と
目があって言い寄られそうになったミストフェリーズが逃げるように舞台から消えて
しまうのは、初めて知りました。
「あ、やだよー」という感じのミストフェリーズの顔を見たのは初めて。
雌猫は苦手のようですね。

プレイボーイ猫のラム・タム・タガーが雌猫たちと踊りまくっているとき、以前から
この雌猫集団の中に少女猫のシラバブがいないのは気がついていましたが、この時
どこで何をしているのかは知りませんでした。が、この日初めて分かりましたが彼女は
客席から観て舞台の右端のライトも当たっていない薄暗い中で、ゴミにじゃれついて
遊んでいるのです。
ひもにじゃれついたり、ぬいぐるみのパンダにちょっかい出したり。
プレイボーイ猫には無関心のようですが、それでも騒ぎは気になるようす。
さすがに最後の方になると、興味を持ったのか舞台の大人猫たちの方をのぞいています。
こんなようすを観たせいか、この日のシラバブはますます子猫っぽく見えました。
舞台に近い席ですが、この位置からは一幕目最後のグリザベラが「メモリー」を歌う
シーンでは彼女の後ろ姿しか見えないでちょっと残念です。

2幕目が始まる前、舞台右端の棒をスタッフが念入りにチェックしているので、なんで
だろう?と思いましたが、この棒は2幕目でグリドルボーン(遠山さやか)がスルスル
と滑り降りてくる時に使う棒でした。

カーテンコールでは一匹の猫さんと握手できました。
ギルバートだったような気がするのですが、ひょっとすると衣装なしのマキャビティ
だったのか?よく分からない猫さんでした。ごめんなさいm(__)m


posted by みどり at 06:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 劇団四季・東京「キャッツ」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

劇団四季・東京「キャッツ」24回目

劇団四季・東京「キャッツ」24回目@東京 キャッツ・シアター

9月9日(土)に1階C席で観ています。舞台に対しては左側の端ですが前から
10列目です。かなりはじっこの席ですが、舞台にはとても近いです。
なので一番安いC席とはいっても、なかなか人気があり来年5月までの全日程分
完売しているそうです。
2階席のC席はまだまだ余裕があります。値段は同じ3150円です。


客席内の壁には、手作りの様々な「ゴミ」が飾られています。その中に時々、地元
東京にちなんだゴミを探すのが楽しみの一つですが、この日は1階後ろの壁の中に
東京タワーの模型があるのを初めて見つけました。

この日の主な配役です。
長老猫オールドデュトロノミー・・・石井健三
娼婦猫グリザベラ・・・奥田久美子
少女猫シラバブ・・・荒井香織
プレイボーイ猫ラム・タム・タガー・・・福井昌一
マジシャン猫ミストフェリーズ・・・蔡暁強

この日は、初めてグリザベラが登場するシーンでおばさん猫のジェニエニドッツ(磯津
ひろみ)が、「ふんっ」という顔をしているのに隣に座っているシラバブは気の毒そうな
顔をしているのが印象的でした。
この日の荒井香織さん演じるシラバブは、子供らしさ少女らしさがよく出ていたと
思います。

一幕目のラスト近く、ほぼ全員が舞台上に出ている時、舞台奥やや上の部分で、
タンブルブルータス(濟藤翔)とカッサンドラ(大口朋子)のカップルが踊っています。
この仲良く、息のあったペアのダンスのようすは美しいです。
この時、グリザベラは客席から観ると2階の右側の方にいて二人の様子を見ていて
カップルがダンスを終わると、二匹と一匹がしばし見つめ合っている・・・と言うことに
この日初めて気がつきました。
観る位置、観る時々によって、見えること、気がつくことが違うものですね。

この日はカーテンコールでジェミマとランパスキャットと握手できました。


この日は、私の隣の席のカップルの女性が上演中も平気でおしゃべりしている方
なのでまいりました(^_^;)
男性の方は、何度か見に来たことがあるようですが、女性の方は初めてのようす。
女性がおしゃべりしだすと、彼氏の方はそれとなく「しーっ」とジェスチャーするのですが、その時は止めてもしばらくするとまたしゃべり出す、という学習能力の無い方
でした・・・(×_×)
つきあってるくらいだからこんな彼女を、彼氏はかわいいと思ってるんだろうなあ、
きっと。観劇マナーくらい守ってほしいものです。




posted by みどり at 06:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 劇団四季・東京「キャッツ」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月27日

花組芝居公演「百鬼夜行抄2」

花組芝居公演「百鬼夜行抄2」


花組芝居公演「2」@銀座博品館
  原作(コミック):今市子「百鬼夜行抄」  脚本:わかぎえふ 演出:加納幸和

9月7日(木)に観に行っています。
観てから日がたちすぎてますので、感想は簡単にしておきます。

以前、上演された「百鬼夜行抄」に続いての2作目です。一作目は観ていますが
原作コミックはいまだに全く読んだことがありません。

主人公は飯島律(いいじまりつ)という高校三年の男の子(演じるのは未斉津
恵介・みさいずけいすけ)。
身の回りに生息する異界のものが見えてしまう能力を持ってる。
このおかげで、日々悩んでしまうと言う生活を送っています。
父親は実はすでに死んでいるのに、妖怪・青嵐が父の体を借りて律を守っています。
ときどき足手まといになっているようですが・・・・。

今回のお話は、26年前に行方不明になった律の叔父に当たる開(かい)が、突然
庭に現れたことからはじまる騒動です。
律には開の後ろには、彼を恋い慕う妖魔(加納幸和)の存在が見え隠れしているのですから。

お芝居の方は、原作を知らない私でも楽しめました。
しかしやはり、私の知らない独特の理論で展開している世界だな、という感じは
どうしても抜けませんでした。
つまらなくはないのですが、律、律の叔父、律のいとこの少女のことなど物語の焦点
が絞り切れていないようで少々散漫な感じでした。

登場人物が多く、舞台上がわさわさした感じですが、異界の者達の祝祭のようで
これはこれで楽しかったです。


律の父の体に入り込んでいる青嵐は今回壊れてしまい律を守ることができません(^_^;
こんな、水下きよしさん演じるお父さん=青嵐は間抜けですが、どこか憎めなくて
かわいいです。
律の未斉津恵介さん、なんとなく印象が薄い。
女形の加納幸和さんの妖魔は、登場場面は少ないですがやはり美しくて存在感大
でした。



posted by みどり at 07:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月24日

イデビアン・クルー公演「補欠」

イデビアン・クルー公演「補欠」

イデビアン・クルー新作ダンス公演「補欠」@世田谷パブリックシアター
  9月21日〜24日まで
  振付:井手茂太(いでしげひろ) 出演:イデビアン・クルー

9月21日(木)に観に行っています。
いつも公演を観に行ってから1,2週間後に感想を書いているのでたまには観た
ものを早めに書いておこうと思います。
普通の演劇と違って、ダンス公演なので早い内に書かないと忘れてしまうと言うことも
ありますf(^―^;


観に行った21日は初日です。
なかなか楽しいダンス公演でした。

内容はこんな風です。
冒頭、客席の明かりが落ちないうちから舞台の左側から一人の女性登場。
黄緑色のワンピース、金髪ショートヘアのカツラ。裸足。音楽無し。
ストレッチしながら舞台上の何かを指さし確認しているようす。
しかし、舞台の奥へ行ったところで上から照明装置が一個落ちてきて女性と直撃。
おいおいー・・・という始まりです(^_^;

やがて舞台上にポップな音楽とともにワンピース集団登場。
動く台の上にのって、直立不動のまますーっと左側から出てくるのでまるでマネキン
人形のようです。
よく見ると男性も混じっているけど、全員ミニのワンピース、金髪のカツラ。
ファッション、音楽が1970年代風のポップな感じでかわいくて楽しい。

このままでつづいてほしいな、と思っていても井手さんの振付はそのまま行くわけがない。
途中から音楽も動きも変わります。
全員が統制された動きから、各自バラバラのことをやっているような、舞台上に
日常のようすが点描されたような景色に変わります。
お風呂に場にいるような女性二人、それをのぞき見している男性一人。
女性2,3人が組になって舞台上を横切っていく動きはどこか魚の回遊を連想
させます。
やがて動きも音楽も抽象的な感じに移行。

と、思っているといつの間にかアイドル歌手が歌いと、奥にはその応援団が
声援を送っているというダンスじゃなくて完全の「演劇」の風景が出てきてしまう。
アイドル歌手はミニのかわいいドレスで、応援団はサラリーマン風の人、着物の
留め袖姿の人など様々。
演劇の「動き」も井手さんにとっては、ダンスの動きの一部と考えているのだと
思います。
この柔軟な考え方が私は好きです。

やがて冒頭のポップな場面に戻っていきメンバー全員、ラインダンスよろしく
横に並んだダンスで終演。

今回の公演、中盤ちょっと退屈な感じがしましたがそれでも今の私にとって、井手さん
の振付のリズムは観ていてちょうど心地よい。
また観たくなります。

posted by みどり at 09:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

生田宏司・銅版画展

生田宏司銅版画作品「月見」

生田宏司(いくたこうじ)銅版画(メゾチント)展 @伊勢丹松戸店本館9階・特選ギャラリー
  9月13日〜19日

自分で描いた絵を、同じ日本画教室の皆さんと展示した会場と同じフロアーで
銅版画家・生田宏司さんの展覧会があることに気がつきました。
展示を観に行ったのは17日、会場に生田さんご本人もいました。

この方を知ったのは、今年になってからです。
もう亡くなっている銅版画家・浜口陽三さんの作品を専門に展示している
ミュゼ浜口陽三」という小さな美術館がありますが、今年の頭に行ったとき
版画の専門誌「版画芸術・130号」(阿部出版)を購入。
特集記事の「実践的メゾチント講座」の講師が生田宏司さんでした。
特別企画として、ミュゼ浜口陽三に収蔵されている浜口さんの版から実際に生田さん
が刷ってみるという試みも紹介されていました。
生田さん自身の作品も本に載っていて、黒の背景のフクロウの絵に魅了されました。


生田さんは1953年山形生まれ。
今回展示されていた作品も、黒の世界の中に浮かび上がるフクロウや、猫や、花達。
絵の中にはどれも静かな時間と、空気が流れています。
見ていてなんだかとても、心安らぎます。

銅版画という性質上、作品はせいぜい30センチ四方くらい。
お値段も二万円前後から高くて5万円弱。
これなら私にも買えそう・・・・・。
私の絵を見に来てくれた友人夫婦の旦那様のほうが、生田さんの作品に一目惚れ。
それを見ていて私もつり込まれてしまったようです。
さんざん悩んだ末、私も一作品購入することを決定。
最終日に会場へ飛んでいきました。

私が購入を決めたのは「月見」(170 x 365ミリ)
フクロウの親子と満月。
一羽の雛と親が顔を見合わせていて、この雰囲気がとてもいい。
さわってみたくなるような、フクロウのふわふわした羽もいい。
一羽の雛が後ろを向いているからこの子が本当にお月見をしてるように見えます。
バックは黒ですが、よく見えると山並みが見えます。
生田さんが「これは穂高連峰だけど、版画だから版を刷ると逆向きになってしまう。
だから逆穂高なんです」と教えてくれました。
また、この作品は人気が高く、生田さんにとっても最近のヒット作なのだそうです。
銅版画だから複数製作可能ですが、刷る枚数は決めているのでこの作品は来年
3月くらいには売り切れるでしょう・・・とのことでした。

気になるお値段は、今回の展示販売作品の中で一番大型のせいかお値段も一番
高くて43000円也。
自分の作品展示しているそばで、人の作品買うとはアホかお前はと言われそうです
ねσ(^◇^;)

この日は生田さんが会場に来ていることが事前に分かっていたので「版画芸術
130号」も持って行って、生田さんの記事のページにサインを入れていただきました。
生田さんから「よく持ってましたね、どちらかというと専門家向けの本なのに」と
ちょっとびっくりされました。
確かに自分でもよくもっていたなと思いました。この雑誌は一般の書店では私も
まず見たことがありませんから。
発行部数も少ないようです。

この本を持っていたことも、この展覧会があることも知ったことも、作品が購入できた
こともとても幸運な偶然が重なったと感じています。
これもきっと何かの縁(えにし)。
身近にあるとなんだか幸せになれそうな感じがする・・・そんな作品でした。

この絵はこの日は持ち帰れなかったのでまだ自宅にはありません。
冒頭に載せた画像は、同じ作品を使った今回の展覧会の案内ハガキに、生田さんが
サインしてくれたものです。
作品を取りに行くのが楽しみです。

<追記>
今後の生田さんの展覧会情報です。

9月21日〜10月6日までは、東京銀座のギャラリータクトにて
10月7日〜10月15日までは、福島県岩瀬郡鏡石町の鹿島神社・参集殿にて
posted by みどり at 07:30| Comment(4) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月23日

みどり画廊「レインボーブリッジ」

みどり画廊「レインボーブリッジ」


9月15日〜9月20日までの、私が参加している日本画教室の展覧会
「ひぐらしの会」は無事終了することができました。

会期中、約500人の方に来ていただけとても光栄でした。
お忙しいところ来てくださった皆様、ありがとうございました。
私も当番で会場にいる間、いろいろな方とお話をする機会がありとても楽しかった
です。

今回私が出品した作品は三作。
その内の一点はこのブログでご紹介した「月の夜」です。
きょうは、もう一点ご紹介させてください。

「レインボーブリッジ」
大きさは、横約45センチX縦約38センチです。
和紙、水干(すいひ、絵の具の一種)・岩絵の具を使用しています。
もう数年前描いたものですが、公の場に出したことがなくしまい込んでいました。
今回やっと日の目を見せてやることができ、絵も喜んでることでしょう。

東京・お台場側から見たレインボーブリッジを描きました。
空の左側に夕日を描いています。実際、この場所へ行った時は夕方で夕日が
みえたのです。

海の表面のようすを描くのに手間取った覚えがあります。
posted by みどり at 14:56| Comment(0) | TrackBack(0) | みどり画廊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月22日

Rolly生誕祭バースディスペシャルライブ

ローリーバースディ・スペシャル・ライブ


Rolly Birthday Special Live
「Rolly生誕祭バースディスペシャル!!弾き語りRolly番外編!」
    @品川教会グローリア・チャペル

9月6日(水)のたった一夜のライブに参加してきました。
この日はロック歌手(でもシャンソンも歌う)のRolly(ローリー)さんの誕生日。
私はシャンソンからこの方を知ったので、Rollyと呼び捨てにはしづらいのです。

しかし場所がすごい。本物の教会です。
ロック歌手のライブに場所を貸すとは、何という太っ腹!
本来は礼拝を行うための会場。でもとても広い。しかしトイレはとても数が少ない。

さすがに教会ですから外見も内部も荘厳な感じがします。
客層は約9割は女性。

まずはバッハの「トッカータとフーガニ短調」が流れてRolly登場。
舞台の方に出て、結婚式での牧師さんのように「この男を生涯愛すと誓いますか?
盛大なる拍手で誓ってください!」とのこと。
もちろん会場の皆さんと同じで、誓ってきました(^o^)

この日はロックは無し。
(ロックのライブは別にやっているからです)
「ルパン三世のエンディングテーマ曲」や寺山修司作詞の「空豆の歌」など、ギターを
弾きつつしみじみと歌う歌が多かったです。

気のせいかな、なんとなくRollyさんイマイチ元気がないような、お疲れのように
見えてしまったのですが・・・・弾き語りだったからわざとしっとり歌えるようにテンション
落としたのかもしれませんね。

会場を出る手前で、早ければ舞台上で出ていたバースディケーキがもらえたようです。
数量が限定だから私が通りかかったときは、一切れだけ残っていました。
最後の一切れだから、皆さん手を出しかねたようです・・・が、ひとつまみずつ取って
行く人が多かったです。私もその一人でしたf(^―^;

さらに数量限定(Rollyさんのトシの数だけ・・・43才だったかな?)の特製タンブラー
が、販売れていました。
そのまま通り越してしまったけれど、記念に買っておけば良かったと思いました。
後悔先立たず・・・・。



posted by みどり at 04:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・コンサート・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月21日

平常ワークショップ「体の動きを豊かにするレッスン」の見学

平常(たいらじょう)ワークショップ「体の動きを豊かにするレッスン」の見学
    @こまばアゴラ劇場

9月5日(火)の夜7時から9時まで人形劇俳優の平常さんによる、ワークショップ
があり、見学だけでも参加できるという事でしたので、チラシを見てから早速申し込み
をしました。受講は3000円、見学は1000円。
平さんの人形劇の舞台裏が知りたくて参加しました。
結果は、人形操作と言っても平さんのダンサーのような体の動きにびっくりしました。

以下は、ワークショップの見学報告です。

劇場の舞台に集まった受講者は16名、見学者は客席に座っての見学で約20名
でした。
受講者は人形劇をやっている人、役者をやっている人、役者ではないがダンスを
やっている人、特に何もやっていないが平さんの人形劇に感動して来た人・・・と、
さまざまな人が集まっていました。

この日の平さん、数日前に足の指をねんざしてしまい、あまり動くことができない
・・・と、言っていましたが、素人目にはかなり動き回っていました。
私も知らなかったことばかりなので、いろいろと興味深くおもしろいワークショップ
でした。

まずはストレッチについて。
手首、足首、首など平さん自身は公演前に約一時間かけてストレッチをするそうです。
ストレッチは、急な動きは禁。ゆっくりとスジをのばすようにすることが重要のようです。
これは私も、参考になりました。
疲れたからと言って、よく首をくるくるやることがあるのですが、これやるとかえって
首を痛くすることがあったので・・・なるほど。
ストレッチについては、かなり時間をかけて説明・指導がありました。


ストレッチがおわれば次は実技について。
人形劇を行う時の、人形操作をするときに操作している人間を隠すための
幕を「けこみ」と言うのだそうです。私はこういう言葉も知らない素人です。

こういう幕に隠れて人形操作をするため、人形劇ではしゃがんですり足で歩くこと
が重要なのだそうです。普通に歩くと、人形が上下に揺れてしまうから。
すり足・・・しゃがんだ姿勢でつま先だけで歩く。この時背筋をのばす。おしりが
かかとについてもOK。この姿勢だと、このままでの方向転換が楽なんだそうです。
確かに平さんが、その姿勢をとって見せてくれましたがつま先だけでくるくると
どちらにも向くことができます。

すり足の見本として平さんの実演で「ハンドラブ」を見せてくれました。
コール・ポーターの名曲「ソーイング・ラブ」のメロディに乗せて、男女に見立てた
平さん自身の「手」でのみで演じられる演目です。
しかも、けこみの裏側から観た形で、平さんは演じてくれたのです。
これははっきり言ってびっくりしました!
けこみの上にみえている平さんの手・腕の動きがなめらかなのはもちろんなのですが、
体全体の動きがまるで柔軟体操をしてるように柔らかで、みていてとてもきれい
なのです。
参加者が早速3,4人組になってけこみの後ろに隠れて、腕だけをけこみのうえに
出して演技を練習。
客席から観る分には、皆さんの手の動きはまあまあなのですがこちらからは見えない
けこみの裏では大変なことになっていたようです。
すり足で、動くと言っても狭い場所で何人もいると、なれない人は相手をすり抜ける
ようにして動く事が難しくてできないようです。


人形劇は、人形の動かし方が同じでも、その動かし方の早さが、早いか遅いかで
表情が変わるというのも初めて知りました。

また人形劇では目線が大事。動かす人間のことではなくて人形の目線のことで
この目線が対象からずれてしまうと芝居が活きて来ないというのは納得しました。
人間の演技でもそうですものね。

すでに人形劇をやっている方にとっては目新しい事では無いのかも知れませんが、
私にとっては初めて知ることばかりの楽しい見学となりました。


ところで、この日は午後三時からの平常さんの公演「毛皮のマリー」を観ています。
アフタートークを聞いて劇場を出たのが、5時半頃。
7時からのワークショップまでは時間があるし、お腹もすいてきたので腹ごしらえを
しようと劇場の近所を歩いてみました。
劇場の最寄りの駅は井の頭線「駒場東大前」。
しかしこの駅の周りは、お店がほとんど無いのです。意外。
渋谷に近いけれど、下町っぽい所です。

ラーメンが食べたい気分だったので、中華料理屋さんぐらいあるのではと歩き回って
みたら駅からのメインの道の一本裏に一件見つけました。
意を決して入ってみると、なんだかお風呂場を連想する白いタイルの店内。
田舎街の中華屋さんみたいな、このチープさがたまりません(^_^;
ここで食べた野菜ラーメンは、まるで自分で炒めた野菜炒めみたいな味でした。


2006年09月18日

平常公演「毛皮のマリー 人形劇版」

平常公演「毛皮のマリー 人形劇版」

平常(たいらじょう)公演「毛皮のマリー 人形劇版」
  作:寺山修司  監修:森崎編陸   演出・美術・人形操演:平常
   @こまばアゴラ劇場

9月5日(火)の午後三時開演の公演を観ています。
この日は、別件の用事もあったので職場は休みを取っていました。

私もこの公演を観るのはたぶん3回か、4回目になります。
何度観てもあきない公演です。
人形劇と聞いて、子供向け公演と思いこんでいる方も少なくないようですが、これは
大人向けの公演です。

もともとは作家・寺山修司が美輪明宏さんの為に当て書きした戯曲です。

(あらすじ)
40才の男娼マリーと、その血のつながらない息子・欣也は一緒に暮らしています。
どこかおかしいけれど、仲良く暮らしている母子。
実は、昔マリーをみんなの前で辱めた少女に復讐するため、マリーが金で人を雇って
彼女を襲わせ、そして生まれたのが欣也。
少女は出産後死んだので、その後マリーは、欣也を引き取って育てていたのです。
この子にさらに復讐をするために。
しかし、一緒に暮らしていくうちにマリーには実の母のような気持ちが芽生えて
いたのでした。
ある日欣也は、自分自身知らなかった自分の出生の秘密を知ってしまいます。
「母」と思っていたマリーから自分が憎まれていることを知り、自暴自棄になる欣也。
そして、マリーと欣也の関係はどうなるのか・・・。



と、こんなお話です。
これが子供向けになるわけがありません。
この公演の感想は観るたびに書いていますが、人形操作をしながら欣也も演じ、
さらに戯曲のト書きまで台詞として言ってしまうのは、この公演ではなんの不自然さも
ありません。

途中で時々、平さんが舞台の脇に行ってお盆にのったティッシュペーパーで鼻をかみ、
飲み物をのんでという様子は、この公演の東京公演を見た時が真冬の1月(2004年)
だったので、季節が季節だから風邪気味なのかな・・・と、思っていたのですが、これ
しっかり演出の一部でした(^_^;
もしかしたら、最初はほんとに風邪気味だったのでやっていたことが、演出として
残ったものなのかも知れませんが。

今回の公演は上演するたびに、演出が少しずつ変えられているようです。
話の途中で欣也に何かとちょっかいを出す「美少女」が登場するのですが、彼女は
物語の終盤、欣也に首を絞められます。
人形は頭を指に刺して操作している、片手遣い人形(=ギニョール)なのですが
この頭がポロリと落ちるシーンはちょっと衝撃的です。
以前は観客の方に人形の顔を向けて頭が落ちたと思いましたが、今回は平さん
演じる欣也と向かい合って(観客から観ると美少女の顔は横を向いてます)、その
状態で頭が落ちました。
これは以前の方が衝撃度が高いと思いました。

この日の公演では、初めの方でバスタブに使っているマリーが本を読むシーンで
肝心の小道具の本が、舞台にありませんでした。
どうも平さん、用意を忘れたようです。
「あら、本がないじゃないの」と、マリーさんになりきって言ってから、奥に引っ込んで
本を取りに行ってました。
舞台は生もの。こんな事もありますよね(^_^;


この日は、この公演の後、平さんの「アフタートーク」がありました。
いろいろ貴重なお話が聞けましたので、かいつまんでご紹介します。

平さんの家では、ご両親とも平さんが子供の頃から人形劇をやることに理解が
あったそうで、家ではTVの横に人形劇用の小さな舞台も作られていたそうです。

小学校では友人を誘って、学校で人形劇をやっていたが中学・高校になるとみんな
離れてしまったとか。

東京に来てからは、人形劇団が多いし、どの劇団も特に男性団員は大募集中で
大歓迎されたけれど、はたして自分がそこにいていいのかどうか悩み、それだったら
自分でやったらと、人に勧められてそうすることにした・・・のだそうです。
そうはいっても、以前は人形劇だけではとても食っていけないので居酒屋とか、いろ
いろとバイトも多くやっていたそうです。
そんな中で2004年4月から7月頃はとても落ち込んでいたそうです。
(て、ことは「毛皮のマリー」の東京初演を終えたすぐ後のことですね)
入っていた仕事も、キャンセルしようかと本気で悩んだとか。

「毛皮のマリー」は台本がある作品ですが、通常平さんが演じる人形劇には台本が
なくて、平さんの頭の中にだけ台本が入っているのだそうです。

大人向けの人形劇は10月に泉鏡花の「天守物語」の再演がありますが、新作は
来年夏か冬に「星の王子様」を東京でやりたいとのことでした。
(現在配布されているチラシに載っている今年の7月上演予定だった「サロメ」は
急きょ中止になって「毛皮のマリー」に差し替えられています。「サロメ」が観客が観ら
れるのはまだ先のようです)

人形は全て、手作り。一つに顔で、怒ったり、泣いたり、笑ったりみえたりしないと
ならないのでとても苦労するそうです。


「毛皮のマリー」の初演をやる前までは、きちんとした「練習」をやったことがなかった
という意外な言葉も聞けました。
イマイチよく分からないのですが、イメージトレーニングはしていても、何度もリハーサ
ルをして・・・という練習の仕方では無かった、と言うことのようです。
「毛皮のマリー」で初めて森崎編陸さん(寺山修司さんの弟さんだそうです)とお会い
した時、「今までなにやってたんだ!」と怒られたんだとか。



今は子供たちに人形劇を見せる仕事は、ほんとに楽しくて、今は責任を果たす喜びが
ある、と笑顔でおっしゃっていたのがとても印象的でした。

この日は、夜から平さんのワークショップがありました。
見学だけでもOK(1000円)だったので、参加させてもらいました。
この時の感想は、また後ほど書きますね。