2006年08月27日

映画「日本沈没」

映画「日本沈没」


映画「日本沈没」@TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
 監督:樋口真嗣   原作:小松左京   出演:くさなぎ剛、柴崎コウ、他

8月16日(水)に岡本太郎さんの壁画「明日の神話」を観た後で、行っています。
お盆休みの方が多いらしく、平日の昼間なのに映画館の中はほぼ満席でした。

原作は読んだことはありませんが発行当時大ベストセラーになっています。
映画も作られこちらも大ヒットしています。
日本列島が徐々に海に沈んで行き、人々は徐々に海外へ脱出していくようになり、
まだ日本に残っている人々の様子が描き出されていきます。
おおかたの評判は良いようですが、私はちょっとダメでした。

今回の映画はリメイクです。
総理大臣役に石坂浩二さん。小泉さんにそっくりです。
飲み屋のお客というちょい役に、演劇ファンならおなじみの大倉孝二さんや手塚
とおるさんが出演しているので、ずいぶん贅沢な配役だなと思いました。

日本が沈没していくSFXは見事で、とてもお金をかけたんだろうなと思います。
しかし、大変な惨状なのに人々が避難していく様子が人ごとのようにしか見えて
こないのです。

海底を研究する潜水艇のパイロットにくさなぎ剛さん。レスキュー隊員に柴崎コウさん。
この2人は偶然に出会ってから恋に落ちます。この2人が主役なので2人のファン
の方ならそれだけで大満足だろうと思います。
しかし、私には2人の会話のやりとりが聞いていて、こっちが恥ずかしくなってくるの
です。どうしてなんだろう。
(後から考えてわかりました。惹かれあう過程が全く描かれていないからです)
くさなぎさんの演技は、可もなく不可もなくといったところですが表情の変化がとぼしい
ので、この方やっぱり役者じゃないなと思いました。
柴崎コウさんの演じる女性は、仕事一途で少々思いこみの強い女性役なので
かえってそのことから言葉は悪いですが、ちょっとアホの子にみえてしまいました。

大地真央さんが政府の高官役で出演していますが、この方、日本が沈んでいってると
いう非常時なのに、いつでも目元のメイクがバッチリ、髪型さっぱりというのも不自然。
大女優の特権なのかも知れませんが、私はこういうのとても気になってしまいます。

期待した割には、肩すかしをくわされたような映画でした。

(くさなぎさんの名字を正式な字で入力して、投稿するとなぜか文字化けしてしまう
のでひらがなで入力しました)
posted by みどり at 04:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

岡本太郎作・明日(あす)の神話

岡本太郎作・明日の神話


「岡本太郎作 明日(あす)の神話」@
東京 汐留 日本テレビ 日テレプラザ ゼロスタ広場にて(入場無料)
 2006年7月8日(土)〜8月31日(木)毎日11:00〜19:00


8月16日(水)に観に行っています。世間はお盆休み真っ最中の時です。
この日は一年ぶりの病院での検診があり(6年前に手術を受けているので)午前中は、
職場は休みを取っていました。
検査も終わり、昼から出社のつもりで急いで職場へ向かっていると途中で上司と遭遇。
「今日はヒマだから社長が、昼でおしまいにするって」ですと。
なんて、いい加減な社長でしょう!
これだから売り上げが下降線なんだ・・・と言いたいけど、臨時休業ならこちらも
それなりに考えがあります。
遊んでしまうだけですが(^_^;


いつ行こうかと考えていた、岡本太郎さんの壁画を見に行くことにしました。
岡本太郎さんが、メキシコの某ホテルの依頼で壁画を描き完成させていたのですが、
肝心のホテルが倒産。以後、壁画が長いこと行方不明になっていたそうです。
この壁画が三年前にメキシコシティ郊外で野ざらしで発見されたときは、いくつもの
破片に砕けていたのだそうです。

約一年かけて修復された壁画は、縦約5.5メートル、横約30メートルの巨大な物。
それが今、汐留で無料で展示されているのです。
台の上から間近に見たい人は、列に並ぶ必要がありますが、私が行った日は
約15分待ちでようやく壁画の前に行かれました。

とにかく大きいです。ど迫力です!
写真に撮りたくても、とてもその全貌は写せないくらいです。
それに修復された壁画だと、聞いていたのでさぞやヒビだらけなのでは?と、思った
のですが、亀裂、割れ目などは間近に見なければ気にならないくらいきれいに
修復されていました。

この作品はコンクリートの板の上に、絵の具で描かれているそうです。
岡本太郎さんらしく「爆発」した色彩で色とりどりに絵の具が塗られ、絵柄も人のような
中央には骸骨になった人物。そのほか魚のような、雲のような、よくわからない抽象的
な物体が描きこまれています。荒々しさと、優美さが同居しています。
説明されなければこの絵は、生命の躍動と賛歌を描いたもの、と判断してもおかしく
ないな、と思いました。

しかし、この絵は原爆の核が炸裂する瞬間を描いた物なのだそうです。
ホテルに飾るための壁画が原爆の絵とは・・・。

ワクにとらわれず、巨大な絵を描けるチャンスを有効に使ったんだな・・・と
私にはそう感じられました。


posted by みどり at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする