2006年08月23日

映画「ホワイト・プラネット」

映画「ホワイト・プラネット」


映画「ホワイト・プラネット」@TOHOシネマズ六本木ヒルズ
 監督:ティエリー・ラゴベール、ティエリー・ピアンタニダ

8月14日(月)に観に行っています。
この映画館の会員になってからすでに8本観ています。
6本観ると次に1本ご招待、と言うシステムになっているので、この日初めて
この権利を使ってきました。タダより安い物はありません(^^)V

フランスとカナダの合作映画。北極のドキュメンタリーです。
メスのホッキョクグマが二匹の子を産んで、子育をしていく様子をメインに、約1年後
の子別れの時までを追うことで、北極の一年間を見せてくれます。
ホッキョクグマの子供たちのかわいらしさといったら、まるでぬいぐるみ。
おもわず抱き上げたくなります。

アザラシやホッキョククジラや、カリブーの大群、そのほかさまざまな動物たちが
大自然の中で生きていくようすを丹念に記録した映像は、今私が知っている地球とは
別の世界に見えてくるのでした。
母クマの狩りのようすで興味深かったのは、雪の隙間に隠れたつもりのアザラシを
においで場所を突き止めて、捕まえてしまうところです。
雪の隙間にいるアザラシをよくカメラで捕らえたなと、思います。

撮影は大変だったろうなと思いますが、観ていてちょっとばかり眠くなってくるのでした。
冷房の効いた映画館の中で、のんびり観ながらこんな事思うのは贅沢ですね。
たくましく生き抜いている北極の動物たちに、なんだか申し訳ない。

映画の中で流れるブリュノ・クレの音楽が良かったです。
どう良かったの?と聞かれたら、言葉ではうまく説明できないので困ってしまうのです
が、感動作でしょう?と、盛り上げるわけでもなく、かといって淡々とした感じでもなく
あえて言うなら、白い世界にしみ通るような音楽・・・と、言っておきたいです。
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2006年08月20日

「若冲と江戸絵画」展&国宝「納涼図屏風」

「若冲と江戸絵画」展


「プライスコレクション 若冲と江戸絵画」展&国宝「納涼図屏風」@東京国立博物館
  7月4日〜8月27日まで(「納涼図屏風」は8月8日〜8月20日まで)


8月13日(日)に観に行っています。
アメリカの大金持ちプライスご夫妻の集めた日本画の展示です。
よくぞここまで集めたものだと、感心します。

観に行くのは、これが始めてではなくこの日が2回目です。
一回目は始まってからすぐの7月頭に行きました。この時はさほどでは無かった
のに、やはり会期後半に入った13日はかなり混んでいました。


伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)の名を初めて知ったのはほんの数年前のことで、
今回も展示されている鳥獣花木屏風を観たのが最初でした。
六曲一双の屏風です。

そうそう、この「六曲一双」という言葉の意味を正確に知ったのも恥ずかしながら
ごく最近のことでした。(以下、お節介な説明です)
六枚のパネル状の絵をつなぎ合わせ一つの屏風にしたのが「六曲屏風」。
パネル状のもの一枚を「一扇」といい、それらをつないだ屏風一つを「隻(せき)」、
これらをふたつ一組にした形式が「六曲一双」。
左右に並べ、向かって左にしつらえた物を「左隻(させき)」、右を「右隻(うせき)」
といい、六曲の場合各パネルは右から一扇、二扇・・・・・六扇と数えるのだそうです。


とても見応えのある展覧会であれこれ書くときりがないので、特に印象的だった作品
について感想を書いておきます。

「鳥獣花木図屏風」 伊藤若冲筆
江戸時代に書かれた絵なのに、とてもそんな時代の絵とは思えません。
とても現代的な感じがするのです。
絵は小さな四角い色つきブロックを貼り付けたような感じに見えます。
でもその小さな四角形は全て手書き。
描かれているのは巨大な象を中心にヒョウや駱駝などの日本にはいない動物たち。
象の足下には、小さなネズミやリスがいるのが描かれた世界が動物達のパラダイ
スであることを暗示しているようです。

他の若冲の作品を見ると、かなり細かい部分まで神経質なくらいに書き込まれている
のに比べると、この鳥獣花木図屏風に描かれた動物たちは抽象画といっても良い
くらい簡素な線と色で表現されています。
なぜ若冲はこんな不思議な絵をかいたのでしょう?
江戸時代の絵師は、今の画家と違って描きたいから好きな物を好きなように描く
ということはあまりないので、若冲が何を思ってこの絵を描いたのか、どこの誰の依頼
で描いたものなのかとても興味があります。


「美人に犬図」 山口素旬筆
夏の薄手の着物を着た美人図。下の襦袢の赤が透けて見えてます。
団扇を持って、襟元が乱れて、長いたもとがゆれている。
美人の足下で小さな子犬がじゃれついていて、美人が「あらあらかわいい子ね」と
言わんばかりの様子がとてもいいです。
じゃれつた子犬を、振りほどこうとした動きの一瞬をとらえた絵です。
今回の展覧会の中では、私はこの作品が一番気に入りました。


展示室の一室は、照明を落としていて、作品への光の当たり方を調節しながら
見せてくれていました。
江戸時代は今と違って、一方向からの照明で絵を見ることなど無かったのですから
これは、いわば当時の家の中で見るのと同じ条件で絵を見ることになりますね。
わかっていても、現代の屋内ではなかなかできない展示方法なので、これはとても
有意義な試みだと思いました。
光の当たり方で、絵の表情はずいぶん変わっていきます。
「佐野渡図屏風」(酒井抱一筆)は普通の展示室の照明でみたらさほど感銘を
受けなかったかも知れませんが、今回の調節されて変化していく照明の中では
絵の中でえがかれている雪が、ふわふわと空中に浮かんでいるように見えとてもいい
えに見えました。
雪がちらちらとするのは光のせいだけでなく、おそらく絵の具の濃淡も影響してるの
ではと思われます。

展覧会場外の平成館1階、企画展示室でもプライスコレクションの展示がありました。
絵師の名は忘れましたが、ふすま絵がガラスケースに入れられていました。
つまり、ふすまの裏表を観ることができるようになっています。
小さいので天袋のふすまでは、と思いますが表側は雀が飛んで平和に遊んでる図
と、思って反対側を観ると鷲だか鷹だかのどう猛そうな鳥が一羽描かれているのです。
雀は遊んでいるのではなくて、逃げていたようです。
本来なら誰も観るはずのないふすまの裏側にも絵を描いてしまうとは。
絵師の誰にも知られない、密かな楽しみだったのでしょうか。
自作への自信のほどが伝わってくるようでした。

展覧会場外でも、若冲の作品の展示があるので若冲ファンの方はお見逃しの
ないように。本館2階の常設展の中にありました。



本館2階では国宝「納涼図屏風」(久隅守景・くすみもりかげ)の展示もありました。
(こちらは展示期間が短くて8月8日から20日までの展示です。)
TVの美術番組ではよく見る屏風ですが実物を見たのは今回が初めてです。
粗末な家の軒先に作られた夕顔の棚。ほとんど墨だけで描かれた簡素な二曲屏風です。
むしろをしいて寝ころんでる父と小さな男の子。父の横には上半身裸の女性の図。
少し前まではこの女性は寝ころんでいる男の妻と、見られていたのですが最近に
なって彼女は男の娘ではないか?と言われるようになったようです。
展示作品の解説には、そのあたりのことは全くふれられてないのが残念でしたが
親子三人が夕涼みをしている平和な絵は、見ているこちらも田舎に行ってのどかな
感じになったような・・・お金はなくとも家族がいればそれが一番の幸せ、そういうこと
を教えてくれるような作品でした。



この日は、この後寄り道をしています。
博物館を出てから上野駅とは反方向へぶらぶらと。
谷中の猫グッズのお店「ねんねこ家」へ、久しぶりに行ってみました。

谷中 ねんねこ家

猫型の蚊取り線香置きや、特製猫の絵はがき、とか小さなグッズあり、中で喫茶も
できるようになっています。店内、店外にお店の飼い猫君もうろついています。
小さなお店で、木曜から日曜・祝日しか営業していないのですが猫好きの人になら
お勧めしたいかわいいお店です。





posted by みどり at 13:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月19日

演劇集団キャラメルボックス公演「雨と夢のあとに」

演劇集団キャラメルボックス公演「雨と夢のあとに」


演劇集団キャラメルボックス公演「雨と夢のあとに」@サンシャイン劇場
 原作:柳美里(ゆうみり)作「雨と夢のあとに」 
 脚本・演出:成井豊+真柴あずき

8月11日(金)に観に行っています。
最近私はキャラメルボックスの芝居が苦手になってきています。
(キャラメルボックスの公演の感想書くときは、いつも同じ前置きをしいてると思います。
苦手なのに観ているのは、昔一時期でも私に「夢」を与えてくれた劇団だったので
この先どういう展開をしていくのか見届けたいと思うからです)

そして、さらに正直に言うと柳美里さんは「大」の苦手です。柳さんの作品も、ご本人も。
在日朝鮮人だからというわけではありません、もちろん。
小中学校時代はずいぶんひどいいじめにあったらしいですが、これももちろん関係
ありません。

柳さんの作品を読んだことはありませんが、柳さん作の演劇公演はなぜか二本も
観ていて、この印象がかなり悪いのです。
10数年前だったか、柳さんが主催していた劇団「青春五月党」の公演「ひまわりの棺」
と劇団MODE公演「魚の祭」の二本。

「ひまわりの棺」は在日朝鮮人で朝鮮学校に通っている女の子が主人公ですが、その
子が性的暴行を受けてどうのこうのと言う話でしたし、「魚の祭」は急死した青年と
彼に関係する人々が登場してくるにつれて、それぞれの人間関係が浮かび上がり、
青年自身もどういう人物だったのかわかってくる・・・という話でした。
二本とも話がつまらないというのではなく、内容が深刻すぎで観ていて胃のあたりが
きりきりするくらい後味が悪かったのです。
当時の柳さんは、「私の演劇はお葬式」と書いていた文をなにかで読んだ記憶もある
ので、後味が悪いのも当然と言えば当然なのでしょう。

前置きが長くなりました。
作も演出も苦手な人が手がけている今回の公演。いったいどうなることかと思い
ましたがなかなかというか、意外というか後味は悪くない物でした。


若くして事故で急死した父・朝晴(岡田達也)は、母もすでにいない一人娘の雨
(福田麻由子)ことが心配でしょうがない。
幽霊になって彼女のそばに現れ、大人になるまでそばにいてあげたい、と思いますが
幽霊の朝晴が雨に触ると彼女の「元気」を吸い取ってしまい雨が弱っていくことに
気がつきます。
そばにいてはいけないのか・・・・?
というお話です。

雨役の福田麻由子ちゃんは現役小学生。しかし、しっかりした演技を見せる子でした。
他の出演者は、ベテランメンバーが出ていないので誰に注目してみたらいいのかと
と迷ってしまいます。
もちろん朝晴が主人公と言えるので、彼に注目するのがスジなのでしょうが岡田さん
よりも、朝晴の父役の篠田剛さんの方が印象に残りました。
この方、加藤健一事務所公演「エキスポ」でも年配の男性役で出演していましたが
これがなかなかよかったのです。ロマンスグレーの老人役がなぜかにあう方です。

途中で登場する雨の母役の岡田さつきさんは、今回の出演者のなかではベテラン
メンバーなのに、自分の夢を実現するための夫と子供を捨てた母で、夢を実現した
今子供に会いたくなって現れた、という人物なのでなんだか感情移入できません。

出演者の中でとても目立つ方がいました。
朝晴の仕事仲間であった霧子役の楠見薫さん。でもこの方もゲスト。
楠見さんは、劇団遊気舎の女優さんとして観たことが何度もあります。
今は劇作家として活躍している後藤ひろひとさんや、モヒカンあたまの女優うべんさん
など、個性的な方が多かった遊気舎のなかではさほど目立つ人ではないのに、個性
の薄いキャラメルボックスの出演者の中では目立ちすぎて、なんだかかなり浮いて見
えました。

最近のキャラメルボックスは、成井さんの作ではなく既成の小説を舞台化したり、
ゲストばかりよんだり、演出を外部の方にお願いしたりで、劇団結成21年目に入り
なんだかこれからどう活動していったらいいのか、と迷ってもがいているように
見えます。

酷評ばかり書きましたが、舞台の後半で父と娘が観覧車の中で話をするシーンは
とてもきれいでした。
posted by みどり at 02:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月18日

映画「サイレントヒル」

映画「サイレントヒル」


映画「サイレントヒル」@新宿ジョイシネマ
  監督:クリストフ・ガンズ  出演:ラダ・ミッチェル、ジョデル・フェルランド、他


8月9日(水)観に行っています。
夜6時50分始まりの銀座の映画館で観たかったのですが、仕事が終わらず
間に合わないので8時上映開始の新宿ジョイシネマまで行ってきました。
新宿歌舞伎町の、この映画館へ行くのは今回が初めてです。

私は全然知らなかったのですが、「サイレントヒル」というのは日本のコナミ製の
大ヒット・ホラーゲームだそうです。
日本のゲームが原作のアメリカ映画です。

ゲームを元にした映画というと「バイオハザード」がありますが、こちらは原作ゲームを
知らない私でも楽しめるおもしろい映画でした。
これを機会に、録画してあったこの作品を改めて見直しましたがストーリィ構成にも
破綻が無くとても良くできた娯楽作だと思いました。

なので、今回もそれを期待して観に行ったのですが・・・・まあまあだったと思います。
ただし話の展開はかなり、強引ご都合的な感じでした。

<あらすじ>
夢遊病の女の子シャロン(ジョデル・フェルランド)が、うわごとで口にした「サイレント
ヒル」という名前。
これが実際の街の名前で、今は人のいないゴーストタウンになっている。
母親(ラダ・ミッチェル)が娘の病気の原因が何かつかめるのでは?と、娘と一緒に
サイレントヒルへ向かいます。

途中で女の子がいなくなってしまい、母親がゴーストタウンに探しに行きます。
煙のような霧に包まれた街は、雪のような灰が静かに降っていてだれもいない。
誰もいないはずの街にサイレンが鳴り響くと、街は急に暗くなり
モンスター達が出現します。

約30年前、この町は狂信的なカルト教団が支配していて、魔女とされた女の子が
焼き殺されたらしいと言うことがわかってきます。
モンスターと、殺された女の子の関係は・・・・?



人気のいない街に鳴り響くサイレンの音が、とても不気味でした。
つまり音の使い方がうまいです。
出現するモンスター達も怖い。
メスを握った顔のつぶれた(焼けただれた?)看護婦さん集団や、頭が三角形の
モンスター、焼けた体を持つ子供のようなモンスター達など。
夜、家で一人でこの映画観たら後でトイレいけなくなりそうですf(^―^;
怖いのに、私はこういうモンスター集団を見せられると「役者さん達がんばってる
なー」と、余計なこと考えてしまうので困ったものです。

この映画、ホラーとしては悪くないと思いますが、街に潜んでいた人々が外界と連絡
もとらず30年もどうやって暮らしていけたの?とか、子供を捜す母親が、道もわから
ない街の中をなぜ一人でどんどん奥に行ってしまうの?などなど観てるうちに疑問が
いくつもわいてしまうのです。
「バイオハザード」と比べると、ストーリィ展開が少々お粗末のようですが、この手の
映画はあれこれ考えずに、音と映像の「怖さ」に身をゆだねる方が楽しめて「得」
なのでしょう。

シャロン役のジョデル・フェルランドは、私は初めて観るのですが映画やTVでの出演も
多い、いまや有名な名子役だそうです。
目がくりくりとしたかわいい子ですが、見た感じは役柄のせいもあると思いますが
愛くるしい感じではないです。しかしうまい子です。
姿は子供なのに、表情がしっかりしていて怖いくらい大人に見えるのです。
撮影時、10才とは思えない演技でした。

観てから気がついたのですが、ロード・オブ・ザ・リングでボロミア役の
ショーン・ビーンが女の子の父役で出演していました。


今回この映画を観てみたいと思ったきっかけは、冒頭にも載せたチラシの写真の
雰囲気が良くてこれに惹かれたせいでした。
パンフレットを買ってみると、前半は写真のみ(^_^;
カラー写真はホラー映画ですから少々えぐいのですが、モノクロームの写真は
なんだかとてもきれいなのです。これは意外でした。
廃墟と化した街の風景や、ドアの前に立つジョデルちゃんの写真など額に飾りたく
なるくらいです。これらの写真を撮ったのは、どなたなのでしょう。
パンフレットを見ると映画の撮影はダン・ローストセンと書いてあるので、パンフに
載ってる写真もこの方の手による物かも知れません。



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2006年08月16日

「アクロバティック 白鳥の湖」

「アクロバティック白鳥」


広東雑技団公演「アクロバティック 白鳥の湖」@渋谷 オーチャード・ホール
  音楽:チャイコフスキー  演出・振り付け:趙明(ジャオ・ミン)
  出演:ウ・ジェンダン(白鳥)、ウェイ・バォホァ(王子)、他 
      
8月5日(土)に2階席後ろのB席で観ています。
あまりにもきれいで、アクロバティックな演技にびっくりしました。

普通のバレエ公演ではないらしい・・・と、しか知らずにチケットを購入した公演でした。
チラシに写っているアジア系の男女のきれいな写真に惹かれたせいもあります。

バレエ団ではなく、中国の広東雑技団(正式名称は広州軍戦士雑技団)の公演で
バレエの演技もみせてくれるけれど、アクロバット的な雑技(平たく言うと曲芸)の方が
メインの公演でした。

内容は、バレエの「白鳥の湖」のお話(魔法で白鳥の姿に変えられてしまったお姫様
を、王子様が愛の力で救い出す)を舞台進行の為の枠組みにして、超人的な雑技を
次々見せてくれるのです。
これはうまい方法です。
一つ一つの雑技そのものは時間にすると5分からせいぜい10分くらい。
いくら超人的ですばらしい雑技でも、それだけいくつも並べて2時間の公演にしても
観客の集中力は持ちませんが、一つの物語に組み込まれているなら問題ありません。

華麗なバレエを見せつつ、超人的な雑技もみせてくれるこの公演は一度で二度
おいしいと言いたくなりました。

雑技団の公演じゃバレエといってもたいしたことないでしょう?と、思われるでしょうが
これとんでもない、しっかり「バレエ」なのです。これもびっくりです。
バレエ団の公演じゃないのか?と思うくらいしっかり「バレエ」。なのにしっかり中国
雑技も披露するのです。
これはいったいどういう事なのかと思ったら、雑技を完成させるには10年、15年と
鍛錬を積まなければならないのだそうですが
こういう修行を積んだ方達はバレエの訓練をすると1,2年で完全にマスターして
しまうのだそうです。


なんと言っても圧巻は、白鳥のウ・ジェンダンさんと、王子のウェイ・バォホァさんの
お二人の演技。姿は普通の「白鳥の湖」の衣装です。
華麗に舞いつつ、白鳥は王子の肩や、頭の上で片足のつま先でトウシューズで
立ってポーズを決めてしまうのです。
チラシの写真で見たときは合成写真じゃないのか、と思ったのですがこれは目の前で
本当に演じられているのです。
肩の上に立つときは素肌の上に立っていましたが、さすがに頭の上の時は王子様
頭に何かつけていました。で、ないと禿げちゃいますよね(^_^;


雑技には「対頂」と呼ばれる物があり、これは2人一組になって一方が相手の体の
一部に一方が片足で立って、バランスをとるものだそうです。
そもそも今回の公演は、演出・振り付けの趙明(ジャオ・ミン)さんがお二人の「対頂」の演技を
みて、バレエ公演として発展させたものなのだそうです。
だからお二人もそれから、バレエ技術をマスターしたのだそうです。

ウェイ・バォホァさんいわく、雑技とバレエでは筋肉の使い方がまるで違うそうですが
それでも1,2年でマスターしてしまうと言うのはすごいです。

ところでウ・ジェンダンさんと、ウェイ・バォホァさんは現在プライベートでもご夫婦
とのこと。道理で息もぴったり合っていました。

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2006年08月13日

2006年観劇旅行顛末記 その3(最終回)

7月17日(月)大阪は朝から雨。
この日は足を伸ばして宝塚市まで行きました。

一人旅に出るときは、電車・バスの時刻表は事前にネットを利用して細かく調べて
おくことにしているのですが、今回はそれをしませんでした。
以前も行ったことがある場所だし、電車は頻繁に出ている路線を利用しますから特に
不安が無かったからです。
(以前、奈良県の飛鳥を歩き回ったときは、事前にバスの時刻表を調べておくことは
必須でした。なにしろ1,2時間に一本しかバスが来ないところなのです。)

しかも今回は今までと違って携帯電話を持ってるので、これでネット使って時刻表を
調べられるので助かりました。

午前8時少し過ぎ、ホテルを後にしました。
折りたたみ傘を持ってきていて助かった・・・と、思ったのに壊れてる(T.T)
不幸中の幸いで、すぐ近所にコンビニがあるのでここで購入。

ホテル近くのJR森ノ宮駅から、JR大阪駅へ。
歩いて阪急梅田駅へ行き、阪急神戸線に乗ってから西宮北口駅で阪急今津線に
乗り換えて初めて行く宝塚南口駅で下車。思っていたより小さな駅でした。

この日は、ここから宝塚市立手塚治虫記念館へ向かいました。
途中の武庫川にかかる宝塚大橋を渡っていると、宝塚大劇場の横を阪急今津線の
電車が通っていくのが見えて、これが実に絵になる景色です。

阪急今津線



橋を渡りきると手塚治虫記念館はすぐ。
前回(2002年)こちらに来たときは、宝塚駅から行ったので宝塚大橋を渡ってみました
が、向こうには何があるんだろう?と思いながらも、それから先には行きませんでした。
今回は、その時の「未知の向こう」からやって来たことになります。
こういうのが、私にとってのささやかな満足です。
再びやってきた手塚治虫記念館のことはこちらにまとめてあります。

記念館を出ると、今度は宝塚大劇場へ。
11時開演の花組公演「ファントム」を観てきました。感想はこちらにまとめてあります。

終演後は売店を物色。なにかここでしか手に入らない物があるといいんだけど
・ ・・と、思って見ていたらまさにお目当てのものをみつけました.
グリコ製「近畿地区限定・たこ焼き味プリッツ」

グリコプリッツ・たこ焼き味


こういうのたぶんあるだろうと思っていました(^o^)
グリコのプリッツは、今までにも地域限定版を何度も見かけて来たからです。
東北へ行ったときは「ウニ味」、神奈川県・横浜中華街版は「エビチリ味」、東京版は
なんと「江戸紫味(桃屋ののり佃煮のアレです)」でした。楽しいです。
と、言うわけで宝塚グッズは一切買わずプリッツだけ買って帰ることにしました。

この後は、もう千葉県へ向けて帰るだけなのですが購入した新幹線の発車時刻まで
間があるので、少しだけ宝塚市観光していくことにしました。
しかし雨は少しも降り止まないあいにくの天気。

事前に地図を調べていたので本当は、宝塚大劇場から歩いてもいけそうな清荒神
清澄寺(きよしこうじんせいちょうじ)と鉄斎美術館へ行ってみたかったのですが、
道を間違えたようです・・・結局あきらめて後戻りして、宝塚駅へ行きました。
今度は時間もないので、阪急宝塚線に乗って中山駅下車。

中山寺・山門


中山寺へ行きました。画像は山門です。
西国三十三カ所の第24番札所。
知らなかったのですが、ご本尊の十一面観音様は安産の観音様なのだそうです。
それにしても雨降りのせいなのか夕方(午後4時過ぎ)のせいか、祝日だというのに
人がほとんどいません。
ちょっと拍子抜け気分でした。

ここを後にしてからは、ひたすら千葉県の自宅に向けて帰るだけです。
新幹線の指定席券を購入していたので、遅れるわけに行きません。
JR新大阪駅に5時半頃着。

昼食も食べ損ねたし、そもそも今回の旅行では関西らしい物を何一つ食べていな
かったので売店で「大阪寿司」のお弁当を購入。

大阪寿司


お弁当を大事に抱えて新幹線乗り場へ。
いつもは関西への行き帰りは夜行バス専門の私が、今回は珍しく新幹線利用なのは
休日が取れないので時間節約の為です。
新大阪・東京駅間14050円。夜行バスならこの値段で往復できるのに・・・。
しかし、その代わり早い!
6時15分新大阪駅発、東京駅には9時少し前に着。
10時少し過ぎには千葉県内の自宅に帰ってくることができました。


私の観劇旅行は、いつも関西の劇団、維新派の公演を見るのがメインです。
来年、維新派はどこで公演をやってくれるのかわかりませんが、日本国内ならどこで
でも観に行くつもりです。
関西の劇団ですが、関西で公演をやるとは限らないので今までも観劇ついでに奈良
県の室生村、瀬戸内海の犬島へも行かれました。
旅行へ出る自分なりの口実が作れて、観劇ついでに観光もできるので来年はどこへ
いけるのか今からとても楽しみです。
posted by みどり at 01:29| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月12日

劇団四季・東京「キャッツ」21回目

キャッツ特製うちわ

劇団四季・東京「キャッツ」21回目@東京 キャッツ・シアター


トップに載せた画像は、終演後に劇場の出入り口でもらったキャッツ特製うちわです。
紙製で、下に指を入れる穴の開いたごくごく簡単な作りのものです。

8月1日(火)に1階3列目中央ブロック(S回転席)で、観ています。
とても良い席なのですが、観劇用の眼鏡を持ってくるのをうっかり忘れていました。
私はかなりのド近眼なので、通常かけているのとは別に度数の強いよく見える眼鏡を
持ち歩いていて、映画・演劇・展覧会を観に行ったときはこちらにかけかえることに
しているのです。

この日の主な配役です。
長老猫のオールドデュトロノミー・小林克人さん
プレイボーイ猫のラム・タム・タガー・福井昌一
マジック猫のミストフェリーズ・松島勇気さん
娼婦猫のグリザベラ・早水小夜子さん

この日は、確認しようと思っていたことが一つありました。
それは今までさんざん何度も観てきたにもかかわらず、気がつかなかったことを
見届けること。
二幕目の鉄道猫・スキンブルシャンクスのシーンでミストフェリーズが途中どこから
消えるのかと言うこと。
このことは、前回観に行ったときにたまたま近くにいた方達のおしゃべりから知った
事でした。

犯罪王・マキャビティが長老猫・オールドデュトロノミーを誘拐し、ミストフェリーズが
マジックで取り返すシーンが、鉄道猫のシーンの2シーン後にあります。
ミストフェリーズは、自分のソロシーンの準備があるので急いで舞台上から消えると
いうことなのですが・・・・。

問題の鉄道猫・スキンブルシャンクスのシーン。
後半、全員が回りのがらくたを持ち寄って「列車」を形作る場面があります。
「列車」を作った後、持ち寄ったがらくたを回りに戻すシーンでミストフェリーズの動き
に注目していると・・・・彼は舞台左側の階段状になった部分に向かって走り、駆け
上がって奥に消え、そのまま戻ってこないではありませんか。
もちろん舞台上では鉄道猫のシーンが続行中です。

持ち寄ったがらくたを回りに戻すシーンは、全員がバラバラの動きをしているので
この日まで、私はミストフェリーズのこの動きに全く気がつきませんでした。

ミストフェリーズはソロ場面では舞台の天井からキラキラのベストを着てかっこよく
降りてきます。しっぽの長さもそれまでより短くなっているし、猫の身繕いには時間が
かかるのですね(^◇^;)

何度も観ているのに、気がついてないことがいまだに多い「キャッツ」です。


ところで、大人物猫・バストファジョーンズのシーンで彼は胸につけた赤い花を客席に
ポーンと投げるので、ひょっとして手に入らないかと期待したのですがダメでした。
この日、花を手に入れたのは最前列・中央ブロックの端っこの席の方。
バストファジョーンズがこの方の方に合図してから投げたので「?」と思いましたが、
終演後この理由がわかりました。
席の方は小学生のお嬢さんとお母さんの親子だったのですが、ジブリアニメ
「魔女の宅急便」に出てくる黒猫・ジジの大きなぬいぐるみを持っていたのです。
ジジのぬいぐるみで、バストファジョーンズにしっかりアピールしていたのですね。
posted by みどり at 09:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 劇団四季・東京「キャッツ」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月10日

7月に観ていて書きそびれていた事9本

7月に観ていて書きそびれていた事9本
 映画2本・演劇5本・音楽1本・展覧会1本


☆ ミュージカル「OUR HOUSE」@新国立劇場 中劇場
 作:ティム・ファース 音楽:マッドネス 演出・翻訳:G2

既存のヒット曲を、うまく組み合わせて作られたミュージカルです。
音楽は私も昔よく耳にしたものばかり。
でも全然乗れないのは、この公演を観る前に東京都美術館の「プラド美術館展」
と損保ジャパン東郷青児美術館の「現代ボタニカルアートの巨匠展」の2カ所
寄っていたので疲れたのでしょう・・・きっと。
終演後、席を立ったとたんすーっと、気分がなおったのですから。


劇団四季公演「ブラック・コメディ」@自由劇場
    作:ピーター・シェーファー  演出:浅利慶太
1階最後列A席で観劇。
停電になった家の中での、一騒動を描いたコメディ。
物語の中で停電になると舞台上は明かりがつき、話の中で明かりがつくと舞台の
方は暗くなると言う明暗逆転した演出がおもしろい。

婚約者の父に、いいとこ見せようとした男のてんやわんやの一騒動を描いて
いるのですが男の元・恋人がやって来たり、旅行に出ていたはずの隣人が突然
戻ってきたり(実はこちらの家具を無断借用していた)と、話の展開はとても陳腐。
話は三流のコメディをなんで、わざわざ劇団四季が選んだのか疑問を感じました。
この手の話なら下手でいい、もっとピチピチの若手の俳優さん達で、青山円形劇場
か下北沢・本多劇場あたりで観たい公演だと感じました。


☆ 劇団四季・東京「キャッツ」20回目@東京 キャッツ・シアター
  
2階C席で観劇。
ミストフェリーズは蔡暁強さんだったのでうれしい。
2階の最前列なのに、今回はカーテンコール時に猫さんと握手できませんでした。
この席にいて、握手できなかったというのも珍しいです。
この日はこの公演を観て、すぐ東京駅へ向かい大阪行きの夜行バスに乗りました。

☆「開放弦」@渋谷 パルコ劇場
 作:倉持裕 演出:G2  出演:大倉考二、犬山犬子、他

大倉考二さんのファンなので、観に行きました(#^_^#)
小さな田舎町での騒動を淡々と描いています。
騒動のそもそもの原因も、観客にははっきりとは提示されていません。
なんかかゆいところに手が届かない、少し居心地の悪さを感じる舞台でした。

ク・ナウカ公演「トリスタンとイゾルデ」@東京国立博物館 庭園 特設舞台
  作:リヒャルト・ワーグナー  台本・演出:宮城聰
  出演:美加利、阿部一徳、他

野外劇です。東京国立博物館の本館裏手に日本庭園がありますが、そこの
池を借景に舞台が設置されていました。
演技をする人と、台詞を言う人が別々のひとで演じられる方式での公演。
言ってみれば人間文楽。
体の演技としっかりやるのと、完璧な演技の台詞を一人でやるのは無理が
あるからこの方式をとっていると言うのは演出の宮城さんの言葉。
そうだなあと思うのと、そんなのおかしいだろと思うのが半々の私です。

バッハ・コレギウム・ジャパン演奏会
 「S.バッハ 教会カンタータシリーズ Vol. 46
  ライプツィヒ時代1725年のカンタータ5」 @東京オペラシティコンサートホール

なんと言っても教会の礼拝のため、儀式のための作られた曲ですから実に
優雅で壮大な感じがします。
聞いているだけで心が浄化されるような感じでした。
バッハは名作曲家であるけれど、名演出家だとも思いました。



映画「カーズ」@MOVIX亀有

車に興味のある方や、車が運転できる方、男性にはなかなか好評の映画のよう
です。私はイマイチ乗れませんでした。
前編CGで作られたアニメーションです。CGだと画面が硬質な感じがするのですが
今回は主人公が擬人化された車なので、かえって効果的な表現になったようです。

無声映画鑑賞会 第2回澤登翠 一門会
 上映作品「フランス初期作品 数本」「ポンペイ最後の日」 
 出演・弁士:澤登翠、他

毎月ある通常の無声映画鑑賞会、と思って行ったらこの日は違っていました。
前半は活弁映画史講座、後半は弁士の澤登翠さんのお弟子さん達の活弁がメイン
の映画鑑賞となりました。
上映作品は「映画事始め」とも言うべきフランスのリュミエール兄弟による短編
フィルムの上映。
工場の出入り口から、仕事を終えた人々が出て行くところをとらえた映像。
ドキュメンタリーのように見えますが、これはリュミエール兄弟が従業員に頼んで
出てきてもらったところを撮ったのだそうです。


☆「若冲と江戸絵画」展@東京国立博物館

伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)の絵の迫力がすごい。
とても江戸時代の人とは思えぬ、美的感覚の持ち主だと思いました。
この展覧会は、会期中できればもう一回観ておきたいです。



posted by みどり at 03:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月09日

2006年観劇旅行記顛末記 その2

梅田芸術劇場

「その1」を書いたときに、書きそびれていたことがありました。
千葉県民の私が大阪駅について、駅構内を歩き出してすぐ「あ、ここは関東とちがう
のか!」と思った事です。
それは駅のエスカレーターを乗ったときのこと。
その場にいた皆さんは、エスカレーターの右側に寄っていました。
それがなんなの?と思った方もいるでしょうね。
関東圏の人間はみんな、左側に寄るんですよ。
こんな些細なことでも、地域によって微妙に違うことがあっておもしろいですね。


さて、前回の続きです。
大阪市立美術館を12時少し過ぎに出て、からJR天王寺駅へ。
JR大阪駅を下車してから、公演チラシの地図を頼りに初めて行く梅田芸術劇場へ
向かいました。
JR大阪駅と、劇場近くの阪急梅田駅はすぐそばです。
お目当ての劇団維新派の公演は午後2時から。ゆっくり昼食を取る時間がないので
劇場ロビーで食べることができるだろう・・・と、考え何か買っていこうと梅田駅そばで
きょろきょろしながら歩いていると「お買い得」の「おにぎり」発見。
通常110円のものが、この日は98円ですと。
明太子、昆布、さけの3種類購入(^o^)

梅田芸術劇場は、すぐわかりました。
天気もいいので、劇場前の広場になっている所で腰掛けながらおにぎりを食べました。
空の下で食べるおにぎりはとてもおいしいです(^^)

2時からはメインホールで、劇団維新派公演「ナツノトビラ」の始まりです。
1階席で観てきました。公演の感想はこちらにまとめましたのでご覧ください。

公演を観て、作・演出の松本雄吉さんのアフタートークも聞いて劇場を出たのは午後
5時頃。
夜の公演も観る予定なのですが、まずは予約をしているホテルへチェックイン。
JR大阪駅からは5つ駅の離れた森ノ宮駅下車すると、予約したホテル・アピオ大阪へ向かいました。

大阪駅から急いで大阪環状線に飛び乗ると、次々止まる駅名が聞いたことのない
のばかり。あれ、と思ったら反対方向の電車に乗っていました。
あわてて止まった駅で降りて、反対方向の電車を待ちましたが、ここは円形につな
がった大阪環状線。そのまま乗っていた方が早く着いたようです・・・。

ホテル・アピオ大阪は、大阪に来るたびに利用しているので、ここへ来ると勝手が
わかるので「また来たよ♪」という感じになって、何となく安心感があります。
こぎれいだし、何よりも料金が安いのがうれしい。
シングル素泊まりで税込み4800円なのです。

そのかわり面倒もあります。
チェックインは夜9時までに。その後の外出はOKだけど夜11時が門限です。
なので、劇場周辺で夜公演の始まりを待つのではなく、いったんホテルへ来たのです。

部屋に入って荷物を置くと、また劇場へすぐ向かいました。
7時開演の「ナツノトビラ」を今度は、3階席で観てきました。
3階だけど、最前列のど真ん中なのでとても見やすかったです。
両サイドの席がかなり空いているのが、目についてとても気になりました。
梅田芸術劇場のメインホールはかなり大きい劇場ですから、満席にならなくても
不思議ではないのでしょうが、わざわざ千葉からやって来た者としては「大阪の人、
なんで維新派みないの!もったいない」と言いたくなりました。
といっても、維新派の公演を観るなら、今回のような屋内より野外劇で観るのが一番
のお勧めです。

公演が終了すると、もう夜9時過ぎ。
来年は野外劇をやってくれることを期待しつつ、劇場をあとにしました。

おなかがすいているけれどホテルに門限があると、外でゆっくり食事をとる気分に
なりません。
ホテルのそばのコンビニをのぞくと思ったよりいろいろ食材があるので、うれしくて
その晩と翌朝の分含めてつい、いろいろ買い込んでしまいました。
牛乳、オレンジジュース、りんご、もも、カップ麺に、カップスープなどなど。

旅先での「食」が楽しみという方も多いでしょうが、私の一人旅はスケジュールに
時間の余裕がないせいで「食」の楽しみはいつも二の次になっていまいます。

でも、宿でもコーヒーは飲みたいので一人旅の時でもプラスチック製のマグカップと、
一人前ずつパックされたドリップコーヒーはしっかり持参することにしています。
今はたいてい、部屋でお湯(お茶)を自分で入れて飲めるようにポットが用意されて
いますから。
以前行ったホテルで、お湯すらないところがありましたが・・・。

遅い夕飯をホテルの部屋でとって、残りは部屋に置かれている小さな冷蔵庫へ。
お風呂に入る前に、ヘヤードライヤーを借りようとフロントへ行って部屋に戻ると
ドアが閉まってる!
オートロックだと言うことを忘れていました・・・(T.T)
あわててフロントへ飛んで行って開けてもらいf(^―^;お風呂につかって、長い一日が
ようやく終わりました。

翌日7月17日(月)は宝塚市へ行きましたが、続きはまた後日書きますね。
posted by みどり at 01:32| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月07日

かわせみ座公演「バーレルセルの森にて」

かわせみ座公演「バーレルセルの森にて」


かわせみ座公演「バーレルセルの森にて」@下北沢・北沢タウンホール
  作・演出・美術:山本由也  脚本:ナカヤマカズコ 
  キャスト(人形操作):山本由也、益村泉、永田陽二、速見美佐子、冬木

7月29日(土)に観ています。
子供向けの人形劇ですが、子供だけの物にしてはあまりにももったいない。
大人が観てもおもしろいし何よりも人形造形が美しく、楽しい公演でしたので
ご紹介しておきます。

かわせみ座は、糸操り人形劇を見せてくれている劇団です。
しばらく公演を観ていなかったのですが、今年になって数年ぶりに観た公演
「キラの森」がとてもおもしろくてびっくり。
観ることを中断していたことを後悔しました。
観なくなったのは、おもしろくないとかそんな特別理由があったわけではなくて
なんとなく行きそびれていたのでした。

今回上演の「バーレルセルの森」は作・演出・美術の山本由也さん自身とても
愛着のある演目らしく、何度も再演を重ねているようです。


お話は子供にもわかりやすく簡単です。

(あまり観る機会のない公演だと思いますので、最後までご紹介しておきます)
妖精達の住むバーレルセルの森での出来事。
そこで出会ったひとりぼっち達。
妖精のキウィ、鳥のガーバ、カンガルーの子?のストック、カバのような馬のダバダバ
ある日、キチキチ星から大きな玉子が落ちてきた。
生まれてきたのは竜の子のキチキチ(山本由也)。

キチキチと森の仲間はすぐ仲良しになるけれど、生まれてから何も食べていない
キチキチはおなかがすいて今にも倒れそう。
キチキチが食べられるのは、キチキチ星の植物・ゲルモネラだけ。
星に戻れないキチキチのために、森の仲間はあれこれ知恵を絞りますが
うまくいきません

万策尽きたと思った夜、へたり込んだキチキチの背中が割れて大きな翼が現れます。
そうしてキチキチは、ゲルモネラがあり、お母さんのいるはずのキチキチ星へ
帰って行くのでした。



人形は、二本足の妖精、二本足の鳥、四本足の動物、竜と、その操作がそれぞれ
違っている作りになっています。

公演当日に配布された簡単なパンフレットを見ると、そもそもこの演目を山本さんが
最初に考えた時は、5,6体の人形がでてそれぞれ動きと表現方法が異なる物を
手がけてみたいという、思いからだったそうです。
きっかけは簡単でも、実際にそれを具体化しようとなるとその苦労は大変なもの
だったようです。


山本さん以下、出演者の方達は人形を操作しつつ人形達の声も担当しています。
キチキチの動きは胴体、しっぽ、手足、目に至るまで細かく表現されていて、どうして
こうまで隅から隅まで神経が行き届くものなのか、と不思議になるくらいです。

人形達はどれもとても愛らしいです。
形はもちろん色彩的にも、派手すぎず地味すぎない。

お話を考え人形をデザインした山本さんは、特に子供向けの物を作ろうとは思って
いないのだろうと思います。
意図的に「子供向け」と思ってつくると、どこか子供にこびた「いやらしさ」を感じる
のですが、このかわせみ座はそういうことを一切感じさせません。
違和感ないくらい、でも現実の動物からはかけ離れた造形の人形達はまるで宝石を
みるような感じでした。



posted by みどり at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする