2006年06月17日

第12回 寄席山藤亭「イッセー尾形 オンリーワン」

「イッセー尾形オンリーワン」


第12回 寄席山藤亭 
「イッセー尾形 オンリーワン」@新宿 紀伊國屋ホール
  出演:イッセー尾形  作・演出:イッセー尾形、森田雄三

5月29日(月)に観に行っています。
「スポニチ文化芸術大賞グランプリ受賞記念」の一夜限りのスペシャル公演。

一人芝居のイッセーさん。
この日のメニューはこんな風でした(タイトルは特にないので私が勝手につけてます)

「英語教師」
授業中。高校(?)の英語の先生がイッセーさん。
「ここ試験に出るぞ」と、本当に教師にしかみえないイッセーさんです。

「産婦人科医」
産婦人科の医師がイッセーさん。自宅兼診療所の自宅部分を改築中らしい。
設計図通りになっていないので、大工さんに抗議中。
これから手術も控えて助手からは呼び出されるし、工事のことでご近所から文句
言われるしだんだんいらいらがつのって、会話がめちゃくちゃになってくる様子が
おもしろい。

「入社初日」
工場で働いていたがリストラにあい、高橋電気店に入社してきた中年男性が
イッセーさん。
数年前に自分が手がけたエアコンと再会して、感激。
最近のちょっと故障したら捨てる風潮に、苦言を呈するような「電気だった人間だぜ」
と言い出す様子は、おかしいけどかわいい。
その気持ちよくわかるよ、言いたくなります。

「ピザ屋」
職場の山田さんにシーフードピザを配達してきたのに、急な仕事が入ったのか不在。
不在の山田さんに、執拗にピザを手渡そうとするピザ屋の兄ちゃんがイッセーさん。
偏屈なピザ屋と、思ってるのが次第にこの人仕事に忠実のすごい人にみえて
くるのがおもしろいです。

「あけぼの幼稚園 謝恩会の余興」
子供が嫌いなのに園児達を前に一人で、チェロの独演会になってしまうお姉さん
がイッセーさん。
嫌々ながら園児達の相手をしてたのに、次第に自分まで楽しくなってくるお姉さんの
ようすがほほえましいです。

「体に指令を送る男」
サイボーグなのか、体の各部分に指令を言わないと少しも動けない男が
イッセーさん。
SF風で、ちょっとシュールで怖いお話でした。

最後の作品が私にとっては初めてで、他はすでに見たことある物ばかりでした。


posted by みどり at 09:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

無声映画鑑賞会「極地探検」「開化異相」「ダグラスの海賊」

無声映画鑑賞会 第574回
 「極地探検」「開化異相」「ダグラスの海賊」@門仲天井ホール
 弁士:澤登翠、他 

5月26日(金)に観に行っています。
毎月一回行われている無声映画鑑賞会です。
数本上映があるときは、最後の一本の弁士を澤登翠さんが務め、他は澤登さんの
門下生の方が弁士を務めるというパターンが多いです。

上映前の前説は、澤登さん門下生の山崎バニラさん。
知らなかったのですが、最近はアニメ「ドラえもん」でジャイ子の声を担当している
そうです。最近は毎回上映会の休憩時間に、お菓子の売り子さんもやっています。

「極地探検」 1912年(大正元年 明治45年) フランス スター・フィルム作品
 監督:ジョルジュ・メリエス
 弁士:桜井麻美

メリエスは映画にフィクションを最初に持ち込んだ人物と言われています。
それまで「記録」として使われた「映像」に娯楽性を盛り込んで、「劇映画」の基本的
な形態が整えられたと評価されているそうです。
もともと奇術師だったそうで、当時の最近のメカに目をつけ自分なりに工夫を凝らした
ところはすごいですね。
しかし、著作権と言うところにまでは気が回らなかったので映画創世記に多大な
貢献をしているのに、晩年は金銭的に不遇だったそうです。

アムンセンが人類史上初めて南極点に到達した翌年、この映画がつくられています。
映画の内容は、パリから極地へ飛行船のような乗り物で行こうといもの。
当時の人々にとって、極地はまさに秘境中の秘境だったのかよくわかります。
今の私たちからみたら、宇宙へ行くような感覚と同じだったのではないでしょうか。

夜空に輝く星に、女性達がほほえんでいたり極地では謎の巨人が現れたりで
娯楽性重視の映像は、今見てもおもしろいです。


「開化異相」 1928年(昭和3年) 阪妻プロ太泰作品
 監督:大塚稔 
 弁士:片岡一郎

板東妻三郎主演の時代劇。しかし約2時間あるらしい映画の現存部分約20分の
上映なので感想書くのは難しいです(^_^;

「ダグラスの海賊」 1926年(昭和元年 大正15年) ツネイテッド・アーチス作品
 監督:アルバート・パーカー
 弁士:澤登翠

総天然色映画と銘打って公開された、世界初の本格的長編カラー映画だそうです。
赤・青二色分解方式のテクニカラー。
今観ると白黒映像にかすかに色がついてるような、色あせたような赤みがかった
映像です。
おせっかいな説明をすると、これが世界最初のカラー映画というわけではありません。
これ以前のモノクロ・サイレント映画時代は、撮影したフォルムに色をつけての上映が
されていたそうですし、1925年のロン・チャニー主演「オペラの怪人」(公開当時の邦題は
「オペラ座の怪人」ではありません)では途中の仮面舞踏会シーンだけカラーフィルムが
使われています。

主演はダグラス・フェアバンクス、原作はエルトン・トーマス。
といってもエルトン・トーマスはダグラス・フェアバンクスのペンネームだそうなので
自作自演と言うことですね。

17世紀。
商船が海賊に襲われ、積み荷は略奪、乗組員共々船は爆破されてしまう。
無人島に流れ着いたのは船主の老人と、青年(ダグラス・フェアバンクス)。
老人は亡くなり、青年は海賊に復讐を誓います。
身分を隠して海賊達に近づき、頭を倒して海賊達の仲間入りをしブラック・パイレート
(黒衣の海賊)と名乗ります

特撮なんてない時代、マストの頂上から探検で帆を切り裂きながら滑りおりる
シーンは今見ても迫力があります。
海賊に略奪されそうになりそうな姫君や、海賊に仲間入りし最後は復讐をとげ
姫ともめでたく結ばれる青年。実はスペインの侯爵である、とうこともわかり
戦いあり、復讐あり、恋ありの大娯楽作でした。

一人の侯爵が、海賊と渡り合えるくらい戦えるか?とも思いますが、そこは
自作自演の強み。ワイルドでかっこよく描かれています。

澤登さんの弁士も、男性のダグラス・フェアバンクスも美しい姫君もなんの
違和感もなく演じて見せてくれました。
posted by みどり at 08:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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