2006年05月31日

劇団四季・東京「キャッツ」17回目&18回目

劇団四季・東京「キャッツ」17回目&18回目@東京 キャッツ・シアター

17回目は5月6日(土)にC席(1階8列目6番)で、18回目は5月27日(土)に
やはりC席(1階5列目4番)で観ています。

1階のC席というのは今回が初めてでした。
そもそもこの1階C席は、当初はB席として販売されたものの舞台の一部が見切れる
ということでC席に格下げになった席です。(C席は3150円です)

確かに舞台は見切れます。私の席は舞台に対して左側の端なので舞台上の
大きなオーブンが視界を遮りますし、舞台で行われていることも真横から観る
感じになります。
しかし、端っことはいっても舞台のかなり間近で観られるので、感覚的にはとても
C席という感じはしませんでした。
特に27日の5列目は目の前が通路。その向こうはS回転席なので実質的には
前から4列目くらいの感覚でした。

この1階C席は去年の秋公演の時も一度とったのですが、このときは都合で観に
いかれず知り合いにチケットを譲りました。観に行った知り合いが「すごい席だったよ」
と言ったわけも今回よくわかりました。

公演の感想です。
5月6日は、主な配役はオールドデュトロノミーは石井健三さん、マンカストラップは
田村雄一さん、ラム・タム・タガーがキムスンラさん、グリザベラは金志賢さん、
ミストフェリーズは蔡暁強さん。

私はミストフェリーズが蔡暁強さんだというのが、うれしかったです。
この方の軽々と飛び回るダンスと、仕草のかわいらしさ、眼が離せなくなって
しまうのです。

カーテンコール時に雌猫さんと握手できましたが、あの方はどなただったか・・・
すみません忘れてしまいました。ジェリーロラム(遠山さやかさん)だったか・・・。


5月27日は、オールドデュトロノミーはお健三さん、マンカストラップは田村雄一
さん、ラム・タム・タガーは初めて観た阿久津裕一郎さん、そしてこの日の
キムスンラさんはバストファージョーンズとアスパラガス=グロールタイガー役。
グリザベラは金志賢さん、ミストフェリーズは蔡暁強さん。

阿久津裕一郎さんのプレイボーイ猫ラム・タム・タガーは、しっかり者のヒーローの
ようで、少々ワルの突っ張り猫には見えませんでした。
まだ歌うことだけに一生懸命のようです。

キムスンラさんのバストファージョーンズとグロールタイガーは、何度か観ていますが
何度観てもあわないなと思ってしまいます。
キムスンラさんの声は高いのに、あの役はどちらかというと太いそれこそドスのきいた
声の方の方があうと思うのです。

蔡暁強さんのミストフェリーズは、大好きなものですからもうこの方を観てると
私の顔はゆるみっぱなしになります。

この日はカーテンコールで、たぶん前回と同じ雌猫さん(ごめんなさい誰だかわかり
ませんでした)と、うれしいことにもう一匹、鉄道猫のスキンブルシャンクス
(ユチャンミンさん)と握手できました。



ところでこの日の休憩時間、私の隣の方は同じ会場にきていた知り合いの方とお話
をしていた会話がついつい耳に入ってしまい・・・・しっかり聞いてしまいました。
この方かなりの「キャッツ」ファン。今まで観た公演チケットも束にして持ち歩いてる
ようす。私より回数もすごいです。
しかもこの日のチケットはネットオークションで買ったとのこと。
いったいいくらで買ったのでしょう・・・・。

ネットオークションで、いろんな公演チケットが売られてるのは私も知ってますが
私は絶対にオークションでチケットは買いません。
全て正規の販売でとることにして、とれなかったらあきらめます。
だってオークションでチケット売るなんてダフ屋行為ではないですか。
チケットを買うから、そこで売ってもうけようとする人が出てきて通常の発売の時
ますますチケットがとれなくなる。
そんな完全な悪循環に、私は手を貸すつもりはありません。

ネットオークションはグッズを買うための利用したことはあります。
ほしかった品物が手に入る便利さは私も認めますが、気をつけないと出品者が
別のIDで入札してわざと高値で落札させるという、そんな出品者もいるのです。
後でわかったのですが、私もやられたことがありました。
オークションを通じて知り合いになった方(出品専門の方)から、指摘されて
わかりました。
お金さえ出せば、どんなチケットでも手にはいるようになりました。
でもその便利さの陰にあるツケも、忘れてはいけないと思うのです、私は。
お節介ながら書かずにはいられませんでした。
posted by みどり at 04:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 劇団四季・東京「キャッツ」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウィーン少年合唱団2006日本ツアー  プログラムA

ウィーン少年合唱団2006日本ツアー  プログラムA@東京 サントリーホール
  
〜6月11日まで日本各地で公演

5月3日(水)C席(2500円)で聴きに行ってます。
去年もきてくれたウィーン合唱団の公演です。去年とは来日メンバーは
違いますが少年たちの歌声はやはりきれいでいいものです。

サントリーホールのC席は舞台のほぼ真横。少年たちがたつと見えるのはほとんど
背中。これなら一番安い舞台真後ろのP席でも同じだったなと思いました。
ちょっとがっかりです。

この日歌われた日本の歌は杉本竜一作詞・作曲の「ビリーブ」と、「赤とんぼ」
「世界に一つだけの花」の三曲。
「ビリーブ」はNHKのTV番組「生きもの世界紀行」のエンディング・テーマ曲。
今や小学校の音楽の教科書にも載ってる曲なのだそうです。
まったく知りませんでした。
当たり前ですが「たとえば君が傷ついて、くじけそうになったときは・・・」と、日本語
で歌ってくれるとダイレクトに意味が伝わってくる。やはりいいものです。
いいメロディーだけど意味のわからない外国語の歌ばかり聴いた後では
なおさらそう思いました。

6月の東京でのプログラムBの公演も聴きに行く予定です。
posted by みどり at 03:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・コンサート・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月27日

映画「かもめ食堂」

映画「かもめ食堂」


映画「かもめ食堂」@シネスイッチ銀座
 原作:群ようこ  脚本・監督:荻上直子 
 出演:小林雅美、片桐はいり、もたいまさこ、他

5月3日(水)に観に行ってます。
この日は午前中、家のお寺の定例永代経法要(お坊さんからいろいろとありがたい
お話を聞くというものです)に出かけ、お布施という名の一万円を置いて特製豪華
弁当をもらい行事のほうには参加しないで銀座へ行っています。
お寺は浄土真宗本願寺派です。
永代経法要は以前きちんと参加したことはあるので、今回はパス。
このお寺のお宝「中将姫真作蓮糸織阿弥陀如来尊像」のご開帳もあるけど
これも依然見ているので今回はパス。

昼間はウィーン少年合唱団の公演を聴きに行く予定でしたが、その前に銀座へ行き
シネスイッチ銀座で夜の回の「かもめ食堂」の整理券をもらってきました。
相当人気があると聞いていたので、早めに整理券をとることにしたのです。
12時前に映画館についたので、さすがに整理番号1番でした。

映画は脱力系・癒し系です。
ほわ〜ほわ〜としています。ほのぼのとはちょっとちがう。
どう違うんだ、といわれてもうまく説明できないのですが・・・。
ペタリとくっついてまとわりつく優しさではなくて、ふわりと少しはなれたした優しさ
というんでしょうか。

お話はこんな風です。
サチエ(小林聡美)はフィンランドで和食のレストランを開いたが、お客はさっぱり。
そこへなんとなく日本からやってきたミドリ(片桐はいり)、そしてまさこ(もたいまさこ)
が加わってくる。
最初のお客で、日本のアニメファンの変った青年トンミ。
最初は外から様子を伺っていただけの近所の人々。
小さな店の席が満席になるまでの、なんとなくの日々が描かれていきます。



3人の女性がフィンランドにやって来た理由はそれぞれあるんだろうけど、ハッキリと
は描かれていません。
サチエは人に言うときの理由が、言うたびに違ってる。詰まるとことなんとなく。
ミドリは目をつぶって世界地図を指さしたところがフィンランドだったから。
まさこは両親の介護を20年間していて、その両親が亡くなったのでなんとなく。

和食の店といっても純和食ではなくて、焼き鮭の定食や、ブタの生姜焼き定食
と梅・おかか・鮭のおにぎりがメインの店。
映画を見る前は、何でそんなメニューなの?と思いましたが映画を見てると
気負いが無いこのメニューが、この主人公たちにピタリとあってるなと感じました。
あと、コーヒーとシナモンロールも出てきましたっけ。
こうやってこの文章を書いてるだけで、みんな食べたくなってきました。


三人の女性の描き方が淡々としているけどこれがまたいいです。
この手の映画だと大抵、つきあってる、または過去の男性の事など出てきそうだけど
それが一切なし。
店にやってくる地元の女性の話で旦那さんのことがでてくるくらいでメインの3人の
女性についてはまったく男っ気なし!これがいいんだと思う。
互いのプライベートなことには一切触れないということですね。
そんなのさびしいじゃないのとおっしゃる方もいるでしょうが、こういう関係もさっぱり
してかえって互いに気を使わないでラクなんでしょうね。
このあたりは「今風」の描き方だなと感じました。

なんだか大人のための童話。そんな雰囲気を感じました。


音楽もよかったです。

映画「かもめ食堂」CD



作曲は近藤達郎さん。今まで全然知らなかったのですが映画の中の曲も脱力系で癒し系。
昔あった外国のグループ「ペンギン・カフェ・オーケストラ」の音楽に似てるなと
思いました。
映画を見た後すぐ、映画館のロビーで売っていたCD買いましたが今じゃほぼ毎日
必ずといっていいほど生活のBGMとして流しています。
このCDは買って大正解でした。

映画を見終わると、美味しいコーヒーがいれたくなり、炊き立てごはんでおにぎり
作って食べたくなる映画です。
今までは自分でおにぎり作ることがまったくといっていいほど無かったのですが、
この映画を見てからこまめに作るようになりました。
炊き立てご飯で作るおにぎりって、おいしかったんですね・・・。

posted by みどり at 12:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画「Vフォー・ヴェンデッタ」

Vフォー・ヴェンデッタ


映画「Vフォー・ヴェンデッタ」@ヴァージンTOHOシネマズ 六本木ヒルズ
 監督:ジェイムズ・マクティーグ 脚本:ウォシャウスキー兄弟
 出演:ナタリー・ポートマン、ヒューゴ・ウィーイング、他

5月1日(月)の「映画の日」に観に行ってます。
コミックが原作だそうです。
この映画が見たかった一番の理由は、そのコミック版の原案担当がアラン・ムーア
だったことです。アラン・ムーアはやはり映画「コンスタンティン」の原作となった
コミック「ヘルブレイザー」も生み出しています。
(あくまでも原案の担当で、作画は別の方です)

「ロード・オブ・ザ・リング」でエルフのエルロンドを演じたヒューゴ・ウィーイング。
今回は仮面をかぶって、まったく素顔を見せない謎の人物「V」を演じています。
本当に一度も素顔が見えません。
ある意味、挑戦でもあるのでしょうがこういうの役者にとって、かなりつらいこと
ではないのでしょうか。

<あらすじ>
第三次世界大戦後、独裁国家と化した近未来のイギリスが舞台。
若き労働者のイヴィー(ナタリー・ポートマン)は、外出禁止されている時間帯に
友人宅に行こうとしたところを、秘密警察に見つかってしまう。
危ないところを、黒マントに仮面の男「V」(ヒューゴ・ウィーイング)に助けられる。
中央刑事裁判所を爆破し、TV局を占拠し電波ジャックする「V」
「V」の協力者としてマークされたイヴィーはある日、捕らえられ投獄されてしまう。
判決は死刑。
拷問を受け「V」の正体を明かせば減刑するといわれるが応じないイヴィー。
そして、死を覚悟した彼女の前に現れたのは「V」・・・。



ナタリー・ポートマンは美人だけど、この映画では丸坊主のスキンヘッドになって
がんばっています。
拷問を受けるシーンで、髪を刈られるのですが実際の撮影でも取り直しの
きかない一回勝負で自分の髪を刈ったんだそうです。
役者魂もすごいものですね。

真っ白で、にまーっと笑った仮面は一度見たら忘れられません。
仮面の下でヒューゴ・ウィーイングはどんな顔をしてるんだろうと、そればかり
気になりました。
クラシック音楽とともに建物を爆破したり、踊るようにナイフの二刀流で敵を
倒していく「V」
かっこいいというには語弊がありますが、面白いキャラクターです。
この映画、しっかり物語を把握しようとストーリィ展開の細部まで気にしてたら
かえって煙に巻かれてわからなくなってきました。
「V」が民衆にとって敵なのか味方なのか最後までイマイチはっきりしませんが
細かいことは気にしないで、混沌の未来世界で弾けている謎のテロリスト「V」の
活躍を楽しむ。これがこの映画の楽しみ方のようです。




posted by みどり at 10:38| Comment(0) | TrackBack(3) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月26日

平常 晦日ロングラン2006「毛皮のマリー」

平常晦日ロングラン2006


平常(たいらじょう)晦日ロングラン2006 「毛皮のマリー」@新宿 プーク人形劇場
 原作:寺山修二  人形操作・出演:平常

4月30日(日)観に行ってます
一人で人形劇を上演して、全国を飛び回っている平常さん
都内で4月から1,2ヶ月に一度のペースで各月の晦日に、コンスタントに大人向けの
人形劇を上演していこうという企画の第1弾です。
小さい子供たちに囲まれないですむので、こちらも安心して見られるというものです。

「毛皮のマリー」は、故寺山修二が俳優・三輪明宏にあてがきして書かれた戯曲。
毛皮のマリーと呼ばれている中年の男娼マリーと、彼が育てている息子の欣也との
物語です。
平常さんによる自作人形と、ご自身が出演しての今回の公演は「R15指定」人形劇。
以前にも上演されて好評をはくし「全国優秀人形劇顕彰制度・銀賞受賞作品」を
受賞しているそうです。
私も2年前の東京での最初の上演を観ています。

自分で操作する人形でマリーを演じ、マリーを演じつつご自身は欣也を演じる。
相当忙しい一人芝居を、難なく演じてみせてしまう平さんには本当に感心します。

両手で操作する人形「マリー」、片手だけで操作する人形「美少女」、マネキンを
使った「水夫」、スポンジ球をつかった「美女たちの亡霊」、仮面だけをつかった
「下男」など人形達の造形は独特ですが、どれも平らさんの個性とアイデアが
あふれています。

当日のパンフレットに平らさんが書いていますが、「大人のための人形劇公演に
人は集まりません。公演を興行として成り立たせるのは至難の業です(中略)
ときどき観れるでは意味がない。コンスタントに見ていただける機会を作らなくては
いつまでたっても定着しない・・・。そんな思いから、今回の晦日ロングランという
企画が誕生しました」とのこと。
全国飛び回りながら、この公演を行っていくことは大変なことですがそれを「うれしい
試練です」と書かれる平らさんの意気込みに、ファンの私もうれしくなります。
平さん、がんばって!とここで書くしかできないのがもどかしいです。

この日の公演は客席も満席。上演終了後は平らさん、ロングラン公演の初日
ということもあるのか泣いていました。
この後、うれしいことにお客さんにチョコレート(ロッテガーナチョコ)1枚の
プレゼントがありました。

このロングラン公演の今後の予定ですが
5月31日「毛皮のマリー」、7月31日は新作でオスカー・ワイルド作の「サロメ」、
10月31日は再演に泉鏡花作「天守物語」、12月31日「たいらじょうの人形劇
大全集」と続くそうです。
とても楽しみです!

ところで今回のチラシの裏を見ると、前回までの公演のお客さんの感想が匿名で
掲載されていますが、その中の二つがなんだか身に覚えのある文章でした。
つまり証明はできないけど・・・たぶん私の書いた文・・・。
私は演劇公演を見ると、渡されたアンケートはまずほとんど感想を書いて
出すようにしています。
こんな風に、公演チラシに感想文が使われたこと以前にもありましたが
やっぱりうれしいものです。

絹谷幸二展

絹谷幸二展


一ヶ月前の展覧会ですが、書き留めておきます。

絹谷幸二(きぬたにこうじ)展@東京 日本橋三越本店 新館7階ギャラリー
 4月18日〜4月30日まで

4月29日(土)に観に行っています。今回初めて知った方です。

1943年生まれ。
1971年にはイタリアに留学、ヴェネツィア・アカデミアでアフレスコ古典画法
や現代アフレスコ画の研究に取り組んだそうです。

今回展示された作品は「イタリア」をテーマにした作品が多く、どれも色彩鮮やか
で、とても華やか。
筆のタッチも躍動感があり、絵の中に生きる喜びがあふれているような感じ。
観ていてこちらも、とても楽しくなってきます。

金箔が使われていたり、海の波の中に着物柄の「青海波(せいがいは)」と
呼ばれている波を図案化した模様が描きこまれていたりしていて、色使いや
描かれた内容をぱっと見ると、日本人が描いたようには見えないのですが、
よく見ると絵の中のあちこちに和のテイストがちりばめられているのが
とてもおもしろかったです。
posted by みどり at 06:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月23日

藤田嗣治展@東京国立近代美術館

藤田嗣治展


藤田嗣治展@東京国立近代美術館
  5月21日まで(終了しています)

このごろ書くことがすっかりたまってしまいました。仕事で家に帰ってからは、疲れて
なかなかかけません。ゴールデンウィーク中のことなどすっかり書きそびれています。
見に行ったこと全部かけないかもしれないのが、気になっています。
丸一日書くことに集中できたら・・・と、思うのですがそんな時間が取れないのが
悲しいです。

さてさて藤田嗣治展(ふじたつぐはる 1886-1968)。5月14日(日)に観に行ってます。
東京美術学校を卒業後フランスに渡り、かの地で活躍、有名になりその後日本に
帰国。第二次大戦後は再びフランスに渡り、日本に戻ることはなかったそうです。
今回の展覧会は最初のパリ時代から、晩年までの作品が見ることができる大規模な
展覧会でした。

そのせいかTVの美術番組ではさかんに彼の作品を取り上げていたので、これは
大変な人気でぜったい混むだろうと思い、午前中に行くことにしました。
しかし、10時15分ごろ到着でもう入場制限の列ができてるではありませんか!
当日券の窓口では5,60人が並んでいるのであせりました。
前売り券を買っておいたので、早速列の最後尾へ。
幸い、待ち時間10分ほどで入れました。
でも、もう少し場内整理してくれないかな・・・と思うくらい中はごった返してしました。
なかなか絵の前にいかれないし、いらいらしながら絵を見るなんて最悪です。
気持ちを何とか落ち着けて絵の前へ。

この美術館には彼の作品の所蔵作品があり、常設展示でも観たことがありました。
細い面相筆をもってこちらを見てる1929年の自画像と、十数匹の猫たちが大騒ぎ
している「猫」という作品。さらには第二次大戦中に描いた、戦場の絵。
おかっぱ頭でちょび髭、フレームが丸いロイドめがねにイヤリングまでした男。
あの時代に、あのスタイルを通した日本人。
おそらく常識から大きく外れた人だろうと思っていました。
いろんな意味で、その予想は当たったようです。

最初のパリ時代の裸婦像は、うわさどうり白い肌が美しい。
あの「白」は、彼の数々の試行錯誤の結果生み出されたものだそうです
そして裸婦の周りの白い布地のしわや、カーテン地の模様のきめ細かさには
感心してしまいます。

中でも「眠れる女」(1931年)がとてもいいです。
ベッドに横になって眠る女性の白いしなやかな肢体と、ベッドのシーツの細かなしわの
取り合わせもそれだけでもいいのですが、この女性の傍らに小さな猫が丸くなって
眠っているのがこれまたいい。小さな子猫。
ずっと観ていると、子猫は眠る女性に守られて安心しきっているような感じに見えます。
裸婦の美しさと、心配もなく眠っている子猫の様子がとても愛らしい絵でした。

一時日本に帰国してからは、壁画も多く手がけたそうです
「銀座コロンバン」の店内用の壁画「母と子」は、まるで聖母子像のような気品が
感じられます。

第二次大戦中に戦意高揚のため軍部から依頼されて描かれた戦場の絵は、あの
美しい裸婦を描いたのと同じ人とは思えないくらいすさまじい。
「アッツ島玉砕」は死体の山、「血戦ガダルカナル」も日本刀を振り回して戦ってる
様子は果たして勝ってるのが負けてるのかよくわからない。
戦意高揚のための絵、というと勇ましく戦って勝利してる絵を描きそうなもので
実際そういう作品を描いている画家も多いのですが、藤田は考えが少し違った
ようです。

戦後は、戦争画を描いたことで責任を取らされたようです。
一人責任を取らされて、そんな日本に嫌気が差したのでしょう日本を離れます。

一時南米旅行をしていたころの絵は、以前の絵とはがらりと雰囲気が変ります。
色使いも派手、筆遣いもタッチが荒く、言われなければ藤田の絵とは思えません。

再びパリに戻ってきてからの絵は、あの白い肌の美しい絵がよみがえっています。
以前のパリ時代と少し雰囲気が変ったように見えました。
昔はぴんぴんと来るような気迫のようなものを感じましたが、このころの絵には
気負いのない穏やかなものを感じます。
三人の裸婦を描いた「優美神」や「ジャン・ロスタンの肖像」の穏やかさは見ていて
なんだかホッとします。

晩年は小さな子供を描いた絵も多くなります。でもその顔はあまりかわいくない。
藤田自身は子供はいなかったそうです
でも、近所の子供たちを自宅に招くこともよくあったそうで、子供はかわいいだけじゃ
ないくいろんな面を持っているいうこと、逆によくわかっていたんじゃないのか、と
思いました。
いろんな面をすべてまとめて、子供たちが大好きだったのでしょうね。

いつもはカタログを買わない私ですが今回はカタログとボックスつきポストカードセット
を購入。
ボックスつきポストカードセットは、今回の展覧会のための特製品だそうでお値段
三千円と、ちょっと張りますがカードが全種類25枚セットですから妥当なところでしょう。
箱は彼の作品「カフェにて」の頬杖をついた女性を真ん中にして、回りが抑えた淡い
ピンク色。上品でおしゃれな感じでとても素敵でした。
これは私の「お宝」になりそうです。




posted by みどり at 06:59| Comment(0) | TrackBack(2) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月20日

ミュージカル「エリザベート」の輸入版DVD

エリザベート輸入版DVD


日生劇場へ「エリザベート」を見に行って、初めて輸入版DVDが発売されていることを知りました。
この日は、所持金不足で購入できませんでしたが、ネット販売もされてることがわかり
後日購入しました。

本場、ドイツ・ウィーンでの公演を全幕収録したものです。
日本では宝塚公演版DVDは全て発売されていますが、東宝版はなし。
本場の公演DVDも発売は、今回初めてのようです。
2005年10月30、31日のアン・ディア・ウィーン劇場での公演を収録・編集した
ものです。

内容の感想です。
輸入版ですから日本語の字幕も、解説もついていませんが、日本版をご覧になった
方なら何の問題もないでしょう。

劇場がだいぶ広いところのようで、音の響きがすばらしいです。
舞台のセットは、初演版とは違ってるのでしょうが、日本の公演と比べるとかなり
簡素です。

冒頭の全員登場のシーンは、いかにも亡霊たちの登場といった感じで私は
マイケル・ジャクソンの「スリラー」のビデオクリップを思い出しました。
たとえが古すぎましたかね(^_^;

皇帝が皇后エリザベートに会いたくて彼女の居る部屋のドアのところに来るシーン
がありますが、この前に少年時代のルドルフ皇太子と祖母に当たる皇太后ゾフィーが、
一緒に居る場面がありました。
ルドルフはゾフィーの監視下で育てられている、というようすを見せているシーンです。
どうやらルドルフは「ママに会いたい」と言ってるのにゾフィーは「だめよ!」といってる
ようです。
日本版には宝塚版も東宝版もこんなシーン一度もなかったと思いました。

皇帝をエリザベートに取られたと皇太后が、臣下の者たちとこれからどうするか
と相談してるシーンは、舞台の床は白黒の市松模様になっていて、皇太后たちは
張りぼての馬を身につけて、乗馬してるように見えるので巨大なチェスのゲームを
してるような演出になっています。

一幕目のラスト、は舞台にあるのは巨大な額ぶちがいくつか。
真っ暗闇の中に浮かび上がる純白のドレス姿のエリザベートは、よく本や公演
プログラムでも見る肖像画と同じ、背中のほうを見せて振り返ってるあの姿。
一瞬、等身大の肖像画かと思ったくらいです。


エリザベート役の方は美人。当たり前というか、少女時代を演じていてもとても大人っぽく見えます。
この方を見ると、日本の一路真紀さんのエリザベートがとてもかわいらしく見えました。

トート役も、日本とはかなりイメージが違います。
髪もロングではなくて、肩まで。かつらはつけていません。
最初は、胸の辺りで布がひらひらしたアレ・・・何というのか知りませんがまるで
カウボーイかエルビス・プレスリーか?みたいな衣装で登場します。
後になると、スーツっぽい衣装。声はとても張りがあって、力強く日本の幻想的な
トートよりより、もっと即物的でワイルドな感じです。

暗殺者・ルキーニ
この方もよく通る声。いかもずるがしこそうでいい感じです。

フランツ・ヨーゼフ皇帝役の方。
可もなく不可もなく、といった感じでしょうか。

ルドルフ皇太子(少年時代)役
緊張してるのか、声がちょっと震え気味。もともとひ弱な少年役なのでかえって
役にあってるかも。とてもかわいらしい男の子です。

問題は青年ルドルフ皇太子役。
声は若々しいのですが、体型が少々太めで服も前のボタンをとめずだらしない格好。
悩める若き皇太子というより、リストラされて落ち込んでる中年サラリーマンのようで
なんだかがっかりしました。


これからDVDを購入しようとお考えの方にぜひ、気をつけていただきたいのは今、
日本で発売されているDVDが2種類あることです。

たとえば現在「宝塚アン」での取り扱い品。
こちらは、日本で普通に発売されているプレイヤーでは見ることのできない
「PAL方式」で録画されています。もともとドイツで開発された方式なのでドイツ国内では
この方式を使っているようです。
パソコンのDVDドライブでなら、見られるようですが一部パソコンではダメのようです。
価格は税込み7560円

東宝のサイトでの取り扱い品。
こちらは日本で流通している規格、「NTSC方式」で録画されていてます。
同じ「NTSC方式」で録画した製品でも、国別にコード管理(リージョナルコードやカントリーコード
といわれてます)されている時は、やはり日本の通常のプレーヤーでは
見られませんが、この品物はリージョンフリーになってるので大丈夫です。
価格も税込み5000円。
私は、こちらを購入しました。水曜日にネット上で申し込んで木曜に銀行振り込みしたら
月曜日には届きました。

「宝塚アン」さんの営業妨害をするつもりではありませんが、日本で見られないほうを
高いお金出して買うことはありません。

日本では「PAL方式」が最初に発売されて、少し後になってから「NTSC方式」が
出たので、一刻も早く見たいと思って「PAL方式」の方を購入した方たちから不満の
声が上がったようです。

posted by みどり at 08:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月17日

「エリザベート」 山口祐一郎バージョン

東宝ミュージカル「エリザベート」



ミュージカル「エリザベート」 トート役・山口祐一郎バージョン @日生劇場
 脚本・歌詞:ミャエル・クンツェ 音楽:シルヴェスター・リーヴァイ
 演出・訳詞:小池修一郎
 出演:一路真輝、山口祐一郎、浦井健治、他
   〜5月28日まで

5月8日(月)観てきました。

実在したオーストリア皇后・エリザベート(一路真輝)の生涯を描いたミュージカル。
少女のエリザベートに恋をした黄泉の帝王・トート(山口祐一郎)を登場させ、幻想的な
作品となっています。
皇后を暗殺したルイジ・ルキーニ(高島政宏)が狂言回しの、物語の進行役となっています。
ミヒャエル・クンツェの音楽は、どれも美しく印象的です。

去年の秋公演はとうとうチケットが取れず悔しい思いをしました。
今年は、最先行の「東宝ナビザーブ」の抽選予約に申し込んだらこれが奇跡的に当選。
座席も最前列・中央ブロック(A列27番)。
去年の不運を一気に取り返すような、すごい席でした。

トート役は毎年ダブルキャストですが、今年は新たにトート役として武田真治さんが登場
してます。
当然武田さんの公演も観たかったのですが、やっぱりというかチケットは取れませんでした。

「エリザベート」も大好きなミュージカルなので、宝塚歌劇団の公演、東宝の公演、両方とも
観たいと思ってるのですが、年々チケットが取りづらくなってくるようです。
(日本での上演権は宝塚歌劇団が持っています)

さて、今回の公演。
思いがけないすごい席でしたので、当日は朝からワクワク。
夜は「エリザベート」が観られる!と、思えば仕事にも張りが出ます。

劇場は、以前なら東宝版は(東京では)帝国劇場での上演ですが、今回は改修工事かある
とかで少し離れた日生劇場での公演となっています。
会場のロビーにはいると、当たり前ですがもうお客さんでいっぱい。
3,4人の友人同士で見に来てる人達を目にすると、おもわず「どうやってチケット
とったんですか?」と聞いてみたくなりました。

公演の方の感想です。
まず、冒頭。
少女時代のエリザベートが描かれるのですが、一番はじめに目にはいるのが彼女の
父親と、彼女の家庭教師(女性)があからさまにいちゃついてるのでちょっとびっくりです。
以前東宝版を観たときは、こんなシーンはなかった気がしました。
エリザベートは、どこでも自由に出かける父親がうらやましく、またそんな父をあこがれても
いるのですが、そんな父もただの俗物と最初から見せつけるとは。
去年の公演は観てないのですが、だいぶ演出が変わってきたようです。

姉のお見合いについてきたエリザベート。
お見合いの席で、お皿にいくつも盛ったケーキを食べてたり、転がり落ちた大きなイチゴを
拾って食べようとしたり(お付きの人に取り上げられてました)で、今までよりいっそう
子供っぽさを強調してました。
一路さんのエリザベートは、もう手慣れてる感じで歌も安心て聞いていられます。
そのうちにエリザベート役も新旧交代の時期が来るでしょうが、その時はどんな方が
やることになるのでしょうね。つい、そんなことも考えてしまいました。

トート役の山口さん。なんかお顔が前よりも丸くなってきてるみたいです。
衣装着てるから体は解りませんが、少し太ったかも。これ以上は丸くなりませんように・・・。
でもシルバーホワイトのロングヘア、黒の衣装のトートは、何度見てもすてきです。
なおさら武田真治さんバージョンも観たかった・・・。

オーストリア皇帝、フランツ・ヨーゼフは石川禅さん。
演技も歌も悪くはないのですが、なんというかお顔がのっぺりしてる(典型的日本人顔?)
のせいか皇帝の衣装を着てもなんだかやっぱり「日本人」に見えてしまうのです。
そのことが観てる間中ずっと気になりました。

エリザベートの息子、初年時代のルドルフは苫篠和馬君。
小さいながらも、冒頭の全員のダンスシーンではけなげにしっかり演技をしてました。
かわいいです(^_^)
この幼いルドルフとトートが出会う場面では、トートはルドルフの持っていた剣をもち
後ろからこの子の首筋に、しっかり剣の切っ先を向けています。
ほんの一瞬のですが、何度見ても恐いシーンです

青年ルドルフは浦井健治さん。
民衆に持ち上げられ、ルドルフ自身が皇帝になることを想像する場面で、以前は馬車が
出てきてそれに乗り込んでいましたが、今回はそれはなし。
トートダンサーに翻弄され、悩める皇太子像が強くなったような気がしました。
最前列だったので、トートとルドルフの最期のキスシーンもしっかり間近に見て
しまい、ドキドキしてしまいました。
(同性愛ではなくて、黄泉の帝王との接吻なので、ルドルフは死に導かれることになります)

トートダンサーのダンスも以前観たときとだいぶ変わっていました。
振り付けしてる方が、違うようでしたの当然ですね。振付は島崎徹さん。
以前までのは、ダンスについ目がいってしまったのですが、今回はさほど目立たない感じ
がしました。

オーストリア皇太后、ゾフィーは寿ひずるさん。
貫禄あるいやみな皇太后です。

他で印象に残ったのは革命家のエルマー役の縄田晋さん。
そしてそれこそ、その他大勢役の俵和也さん。
俵さんは大きなミュージカル公演には大抵出演してるようです。
大勢で踊ってるシーンでも、前列の真ん中にいるのを以前観ましたし、今回も真ん中でした。

武田さんのトートは見たかったけど、今回は大満足の公演でした。

今回ロビーでは輸入盤のDVDが販売されてました。
2005年ウィーンでの公演を収録した物です。当日買いそびれましたが、後日購入
しましたので後ほどご紹介するつもりです。
posted by みどり at 00:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新旧パソコン乗り換えほぼ完了


連休中に新しいノートパソコンを買ったのですが、なかなか利用できずにいました。
データを移動させたり、各種の設定をしないと今までどうりには使えないし・・・で、
ぐずぐずしてたのですが、ようやく乗り換えがほぼ完了。

と、言うことはまだ完了してません。この文は旧パソコンで書いていますし(^_^;
私の要領が悪いのかもしれませんが、時間かかります。
16日はPC乗り換えのため有給休暇を取りました(^_^;

旧パソコンのデータの移動が面倒だな・・・と、思っていたのですが新しいパソコン
には「PC乗り換えガイド」というのがあって、いったんフロッピーディスにガイド用の
データを入れて、このフロッピーを旧パソコンに入れると、各種のデータを圧縮して
まとめてくれるのです。
インターネットへの設定、メール設定、デスクトップ、マイドキュメント、などはまとめて
くれました。
自分で入れたソフトはダメで、後で自分で入れ直す必要がありましたがこれだけでも
助かりますね。
圧縮されたデータを、CD-RWに書き込み、これを新パソコンに入れると旧パソコンの
データが移されて、いちいち各種の設定をしなくても新パソコンですぐネットに接続できる
ようになりました。

私にとって一番ありがたいのは、メールの振り分け設定もちゃんと移動してくれたこと。
メールマガジンや、メーリングリストに参加してるため受信メールが多いので
受信時に、すぐ指定したファイルへ移動するようにしてるのです。
しかし、念のため設定のところを見てみたら、振り分けの指示は旧パソコンのとおりに
なってるのに、本来チェックのマークが入るところが「バツ印」になってるのです。
これではメール受信したときに振り分けが出来ません。
手動でなおしました(^_^;

インターネットも使えるようになったし、スキャナーの設定も、メール受信もOK。
ついでにセキュリティ対策ソフト(私が愛用してるのは「ウイルスバスター」です)をバージョンアップ。
あとは、プリンターの設定を残すのみとなりました。

やはり新旧パソコンの乗り換えは、2,3時間では出来ませんね。
私はまるまる一日かかってしまいました。
posted by みどり at 00:52| Comment(8) | TrackBack(0) | 日々あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする