2006年03月31日

映画「ニーナ・ペトロヴナ」

日本におけるドイツ 2005/2006
NFC所蔵外国映画選集 ドイツ・オーストリア映画名作選
 映画「ニーナ・ペトロヴナ」@東京国立近代美術館フィルムセンター
 監督:ハンス・シュヴァルツ  1929年(ウーファ社)無声映画

3月21日(火)観に行ってます。
この日は春のお彼岸なので、父の墓参りに行ってから映画を・・・と思ってましたが
上映開始の午後1時に間に合わなくなりそうで、結局仏花持ったまま会場へ行って
しまいました。(私は千葉県民ですが、家のお寺は都内なのです)

全然知らない映画でしたが、フィリッツ・ラング監督の近未来を舞台にしたSF映画
「メトロポリス」(1927年)のマリア役で有名なブリギッテ・ヘルム主演と言うことなので、
観てみたいと思いました。

<あらすじ>(ほとんど観る機会のない古い映画でしょうから、結末までご紹介します)
時代は帝政末期のロシア。大佐の愛人ニーナ(ブリギッテ・ヘルム)は、大佐の部下
ミヒャエル(フランツ・デレラー)と出会う。ミヒャエルはまじめすぎるほどまじめな男。
しかし二人は恋に落ち、ニーナは大佐の家を飛び出してしまう。
収入手段のないニーナの生活は困窮を極め、軍隊にいて給料の少ないミヒャエルは
経済的に援助してやれない。

上官達が賭のカードゲームをしてる中に、ミヒャエルもはいりニーナのことを考え
ついいかさまをしてしまう。しかしこのことを大佐に見つかってしまう。
このままではミヒャエルの軍人生命も危うくなりそうだったが、大佐はニーナに
自分の元に戻ればミヒャエルのことを水に流そうと言う。
ニーナはミヒャエルにわざと冷たい言葉をなげかけ、大佐の元に戻る。
しかし、結局ミヒャエルのことが忘れられず、絶望して服毒自殺をはかるのでした。

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ひらすらブリギッテ・ヘルムを見せるためだけの映画と言っても過言ではない、と
思いました。きれいです。
大佐のもとで贅沢にくらして、美しく着飾っているのですから当然と言えば当然なのですが。

「メトロポリス」では労働者に神の愛を教えようとする聖女のようなマリア役と、
マリアに似せてつくられたアンドロイドでの一人二役でした。
アンドロイドの方は、民衆をそそのかして暴動を起こそうとする悪女役。
この二役を見事に演じきってましたが、今回のニーナ役ではこの二役とも全く違う
雰囲気でまるで別人のようでした。

ニーナと出会ったばかりのミヒャエルは、ニーナがそれとなく「誘い」をかけてるのに
まじめすぎて全然気が付かない・・・というあたりよくある描き方ですが、それでも
おもしろいです。
そのまま朝になって、何事もなかったまま二人で仲良く「朝のお茶」をしてるところも
なんだかほほえましくなります。

大佐の元に戻っても、恋人が忘れず自殺してしまうニーナに当時の観客は
涙したのでしょうか。
映画では前半、ニーナの豪華な衣装、贅沢な暮らしぶりが描かれていてこのあたりの
描写をみるだけでも目の保養になります。
今観ると陳腐すぎる物語ですが、当時はよい娯楽作だったのでしょうね。




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2006年03月29日

劇団四季・東京「オペラ座の怪人」

オペラ座の怪人


劇団四季・東京「オペラ座の怪人」7回目@四季劇場・海

3月18日(土)2階B席にて観ています。
今年最初に観る「オペラ座の怪人」です。

この日の主な配役です。
オペラ座の怪人(ファントム)・村俊英、 ラウル・柳瀬大輔、クリスティーヌ・沼尾みゆき

音楽は大好きな「オペラ座の怪人」ですが、もう7回目だというのに劇団四季の今回の
東京公演はあまり好きになれません。
好きな方にはごめんなさいですが、ファントム役の村俊英さんも、高井治さんも観ていて
不満が残ります。
見終わった後、このミュージカルの登場人物の中で一番エレガントで、かっこいいと感じ
なければならないのはファントムのはずなのに、私にはそう見えないからです。
歌の方よりも、立ち振る舞いが気になってしかたありません。

とは言っても、2幕目冒頭の仮面舞踏会のシーンは何度見ても感心します。
ダンサー達の、パズルを組み合わせたような、にもかかわらず流れるような動きは
とても美しいです。

この日の観劇の後、WOWOWで放送されたこのミュージカル誕生のいきさつについて
紹介した「BEHIND THE MASK」が放送されたのを観ました。
制作に関わった人達のインタビューをまとめたものです。
作曲を担当したアドリュー・ロイドウェーバーは、当時の奥さんで歌手のサラ・ブライトマン
がクリスティーヌ役で歌うために作曲をしたということに、改めて気が付きました。
愛するクリスティーヌに歌を教え、オペラを作曲するファントムと、ロイドウェーバーが
しっかりだぶって見えてきます。
きれいなメロディーばかりなのも、解る気がしました。

posted by みどり at 02:43| Comment(4) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

山海塾公演 新作「時のなかの時−とき」

先週金曜日のTVの美術番組「美の巨人たち」で銅版画家・長谷川潔さんの特集が
あったのですが、いつもの放送時間より30分ずれ込んで夜10時半の放送でした。
こちらのブログで10時から放送とお知らせしてたので、すみませんでした。

山海塾


山海塾公演 新作「時のなかの時−とき」@世田谷パブリックシアター
 演出・振付・デザイン:天児牛大(あまがつうしお)
 音楽:加古隆、YAS−KAZ、吉川洋一郎 

3月17日(金)観に行ってます。
舞台上には白い砂状の物が敷き詰められて、確か6枚の黒い板状のが並んでいました。
板は人より大きい。8人の舞踏手が舞い踊る。
胴長・短足の日本人の体型がとてもきれいに見える公演で、「舞踏公演」というより
なんだかバレエを観てるような感じでした。
ラストの方で、黒い板の間から白塗りの舞踏手達が舞台奥の方から手前、客席の
方にゆっくり動いてくる様子は、まるで白い花のつぼみがふくらんで開花していくようでした。
きれいでした。流れる静かな音楽もよかったです。

ストーリィらしい物はないけど、当日のパンフレットには演出の天児牛大さんの書いた
文章が載っていて、これが内容を読み解く鍵になるようです。

I、  神秘な時代の詩(うた)
II  そっと触れられる薄い表面
III、 影の消えるとき
IV、 それぞれの時
V、 のぞきのぞかれることを・・・
VI、 記憶の彼方から
VII、 綾なす世界

しかし「舞踏」というのがどうもよくわかりません。普通のダンスとどうちがうのか?
以前読んだ本では、西洋では「踊り」といったら激しく、素速く動くものだったのに
日本人が見せる「舞踏」はゆっくりとした動き、それどころか途中で動きを止めてしまう。
このことが欧米人を驚かせた・・・と、解説されていました。
なるほどなとは思うけど、じゃあ欧米人が舞台上で、ゆっくりした動きで踊ったらそれは
「舞踏」か?というと、そうではないだろうし。
バレエダンサーが、ゆっくり踊っても「舞踏」ではないでしょう。

舞踏と言われて思い出すのは、全身白塗りで踊るダンサー達。
白塗りで踊るのが「舞踏」なら、昔の勅使河原三郎さんも顔や手を白塗りしていたから
「舞踏」と呼ばれてもいいはずだけど、そうは呼ばれなかったです。


同じ「舞踏」でも、「山海塾」と「大駱駝艦」では雰囲気がまるで違います。
最近の「山海塾」は無駄をそぎ落とした、上質な「物」を感じますが「大駱駝艦」は人間のもつ
内なる猥雑なものをわざわざ引っ張り出して見せてるような・・・そんな感じがします。
「山海塾」でも今回再演される「金柑少年」を以前はじめてみたときは、エロチックな物を
感じました。
「山海塾」の代表の天児牛大さんと「大駱駝艦」の麿赤児さんは、昔は一緒に活動して
いたんだそうで、途中からそれぞれ自分のカンパニーを設立して活動するようになったとか。
目指す物が違ってきたようです。

「山海塾」も「大駱駝艦」も私は好きなので、しばらくは両方を観ていくつもりです。
白状すると、こちらも体調整えておかないと両方とも観てるうちにちょっと眠くなってくる
のが困りものなのです・・・。
posted by みどり at 00:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月26日

映画「制服の処女(おとめ)」

ドイツ・オーストリア映画名作選


日本におけるドイツ 2005/2006
NFC所蔵外国映画選集 ドイツ・オーストリア映画名作選
 映画「制服の処女(おとめ)」@東京国立近代美術館フィルムセンター
  監督:レオンティーネ・ザガン  1931年(ドイチュ・フィルム)

3月15日(水)観に行ってます。 
以前TVで放送されたのを観たことがあるのですが、しっかり内容を忘れていました。
寄宿制の女学校が舞台の物語。
昭和8年(1933年)の日本での上映もヒットしたそうで、当時のキネマ旬報第1位に
なったそうです。

<あらすじ>
両親を失ったマヌエラ(ヘルタ・ティーレ)は、伯母に育てられていたが、寄宿制の
女学校に入ることになった。
さっそく制服(それも、新品ではなく卒業生のお古)に着替えるマヌエラ。
厳格な校長のもと、規則の厳しい学校生活の中で少女達のあこがれは、美しくて
やさしいベルンブルク(ドロテア・ヴィーク)先生。
就寝前、ベルンブルク先生が部屋に来て一人一人にお休みのキスをしてくれるのを
心待ちにする生徒達。
年に一度の学芸会の日。マヌエラも男装して劇に出演。
マヌエラの熱演は、喝采を浴び校長にもほめられる。
学友達にもほめられて、すっかり有頂天になり振る舞われたワインを飲み過ぎて
醜態をさらして酔いつぶれてしまう。
すっかり怒った校長に、退学させられそうになり絶望したマヌエラは・・・。

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上映が始まって驚いたのは、字幕が旧仮名づかいだったことです。
「い」は「ゐ」だし、「〜でしょう」は「〜でせう」なのですから。
古い映画の上映会には今まで何度も足を運びましたが、洋画の上映で付いてる
字幕が上映当時のままというのは、たぶん初めてでした。

学芸会の後、生徒達が飲む飲み物は字幕では「果物水」となっていましたが、
アルコール飲料らしいところをみると、ワインで作ったパンチのようです。

当時の学校は実際、規則が厳しかったそうですが映画の中の学校もその学生生活は
まるで「刑務所の中」です。
初めて学校に来るときに着ていた服も、持ってきたものも総て取り上げられ保管
されてしまいます。両親がいる者は、親元に手紙を出すこともままならなかった様子。

ヘルタ・ティーレ演じるマヌエラは最初はさえないおせいじにもかわいい、とは言いがたい
少女に見えますが、だんだんと愛らしく見えてくるのは演出のせいでしょうね。

ドロテア・ヴィーク演じるベルンブルク先生は一見冷たそうですが、少女達のことを考えて
行動する様子は優しくて、私もあこがれていまいそうです。
そして最後、校長と対決する様子はたのもしい。

きめ細かい心理描写で少女達を描いていて、昔の質のよい少女漫画を読んでるような
映画でした。




posted by みどり at 00:48| Comment(5) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月24日

加藤健一事務所公演「エキスポ」

エキスポ


加藤健一事務所公演「エキスポ」@下北沢 本多劇場
 作:中島敦彦  演出:久世龍之介  出演:加藤健一、大場了一、伊原農、他

3月10日(金)夜8時開演の回、観に行ってます。
翻訳物の上演が多い加藤健一事務所ですが、今回は珍しく日本の作家の作品です。
パンフレットにあった、加藤健一さん(以下カトケンさん)へのインタビューによると
日本のものやりたいけどなかなか上演許可がおりない・・・ということでした。
そういうものなのか・・・と、ちょっと意外でした。

<あらすじ>
時代は、大阪で日本万国博覧会、EXPO'70(エキスポ70)が開催された1970年。
九州・宮城県のとある田舎町で、とある一家の年老いた母、ひさ子の葬儀が
おこなわれている。
残されたのはひさ子の夫(大場了一)、娘、息子達。
ひさ子は働き者で、この町で食堂とラブホテルを経営して一人で切り盛りしていた。
そのせいか、お通夜にも家族に面識のない人々が現れる。
長男(加藤健一)は浮気相手の夫にお金をせびられるし、長女には離婚した元夫が
あらわれるし、なにやらひさ子と訳有りの初老の紳士二人がやってくるしで、家族はあ
たふたするばかり・・・。

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物語は、ちっとも派手じゃないし、おしゃれでもない。むしろとても地味。
でもなんだかとても懐かしく、ほのぼのしたお話しでした。
地味だけど、芝居らしい芝居をしっかり見せてもらった、そんな感じがします。
出演者は全部で14人ですが、どの人もしっかり、じっくりいい演技を見せてくれてました。
カトケンさんの長男も、浮気のことが家族にばれそうになってあたふたするのですが
嫌味が全然ないのがいいです。

通夜に現れる初老の紳士の一人は演劇集団キャラメルボックスの篠田剛さん、ですが
白髪交じりの髪に、こぎれいなスーツ姿。篠田さんは確かまだ30代だと思いましたが
しっかり似合っていました。

葬儀場へ行ってから、火葬にするためのスイッチ押す人を誰にするでの会話で
葬儀社の人が「故人と仲の悪かった人も避けてください、スイッチ押すとき変に力が
入って妙な雰囲気になりますから・・・」とか言うのには思わずうんうんそうかも、と
顔がにやにやしてしまいます。

このお芝居、観ていてなんだか聞き覚えのあるセリフがいくつもあるので
あれ?・・・・と、思ったのですが、見始めて2,30分たってようやく思い出しました。
このお芝居前に観てる、と。
以前、別の劇団での同じ公演をHNKの舞台中継で観ていたこと、すっかり忘れていました
posted by みどり at 03:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月21日

宝塚歌劇・星組公演「ベルサイユのばら−フェルゼンとマリー・アントワネット編」

このところ人気公演のチケットを取り損ねてばかりいます。
パルコ劇場の「決闘!高田馬場」、劇団新感線の「メタルマクベス」、
大人計画「まとまったお金の唄」など、先行予約は総て惨敗し最後の望みの
「一般発売日」では発売開始数分で完売して取れないし。
もう人気公演は、一般発売日の「前」にチケットを確保できてないとダメのようですね。
変な話ですが。

そんな中で、チケットの取れた公演の感想です。

ベルサイユのばら・フェルゼンとマリー・アントワネット編



宝塚歌劇・星組公演「ベルサイユのばら−フェルゼンとマリー・アントワネット編」
  @東京宝塚劇場
  原作:池田理代子著「ベルサイユのばら」 脚本・演出:植田紳爾 演出:谷正純


3月9日(木)と3月16日(木)の2回、共に2階のB席で観ています。
何度も再演されてる公演で、NHK BSでも何度も放送されてるので私も観てますが
実際の舞台を観るのは、今回がはじめてでした。
5年前の公演の時はチケットがとれませんでしたが、今回は複数チケットが取れて
しまったので2回行ってきました。(この辺の事情は、この文の最後の方で書いておきます)

原作は知ってる方も多いでしょうが、池田理代子さんのベストセラー漫画です。
私もだいぶ前に単行本を、一度読んだだけです。
宝塚歌劇のミュージカル版は1974年に初演だったそうで、もう30年前とは驚きました。
歌舞伎俳優の故長谷川一夫が演出を担当して、大ヒットした公演でいまや宝塚歌劇団
の財産とも言える作品。

実在したフランス国王ルイ16世と、王妃マリー・アントワネット。
フランス革命が起こるまでの時代を背景にして少女漫画らしい、王妃付き近衛隊隊長で
男装の麗人でオスカル、オスカルを見守るアンドレという架空の人物を交えての、
絢爛豪華な歴史絵巻とでも言いたくなるような物語。

宝塚歌劇の「ベルサイユのばら」はマリー・アントワネットを主にした「フェルゼンと
マリー・アントワネット編」とオスカルを主にた「オスカルとアンドレ編」の2バージョン。
最初は今で言う「オスカルとアンドレ編」だけだったのが、評判がいいので「フェルゼンと
マリー・アントワネット編」も作られたそうです。

「フェルゼンとマリー・アントワネット編」はフランスに来ているスウェーデン伯爵の
フェルゼン(湖月わたる)と王妃マリー・アントワネット(白羽ゆり)の恋の行方がメイン。
オスカル(安蘭けい)と、アンドレ(9日は立樹遥、16日は柚希礼音)の物語は
脇に置かれてる感じがします。


<3月9日の感想です>
冒頭の「♪ご覧なさい、ご覧なさい、ベルサイユーのばーらー♪」と、まるでお子さま向け
ミュージカルを観に来てしまったような、場違いなところに来てしまったような居心地の
悪さを感じるのですが、この演出は少女漫画が原作だと言うことを意識した結果なの
かもしれませんね。
ここで乗れないと、最後まで行かれないので、こういうものと無理矢理納得して
観ることにしました。
フランス革命という激動の時代を描いているにも関わらず、全体としては淡々として
あまり派手さを感じませんでした。
物語も、話の筋を追ってるだけのように見えてしまい、どうも観劇第1回目はあまり
乗れないで終わってしまいました。

衣装の華やかさは見事でした。日本人の体型でも見栄えのするようなデザインにして
あるというお話を聞いたことがあるので、実際のあの時代の衣装とはだいぶ違うよう
ですがミュージカルなんですからいいでしょう。
子供の頃、あんなドレスを着たお姫様の絵をよく描いてたのを思い出しました。

<3月16日>
さすがに観劇2回目は、宝塚流の演出にも慣れたのか1回目より楽しめました。
フランス革命時の戦いの場面で、舞台上で出演者達を戦わせるのではなく、
出演者全員が観客の方を向いて、ダンスで戦闘を表現する手法はうまいなと思いました。
これも最初に演出を担当した、長谷川一夫氏のアイデアらしいです。

2回見て私は、ほんの少しですが「古さ」を感じてしまいました。
やはり30年前の初演の空気が、今も残っているような気がする・・・なんて書くと
ファンの方に怒られそうなので、この辺で退散いたします。

最後にチケット事で・・・
宝塚歌劇の「友の会」に入ってるので、優先先行予約が利用できるのですが、
私にはなんだか利用しづらいシステムになっています。
知らない方のためにご説明しますと、会員先行抽選予約は4公演まで申し込みで
きるのです。第4希望まで、ではなくて。だから4公演申し込むと場合によっては4公演
チケットがとれていまいます。会員になっても必ずしもチケットはとれません。
会員は多いし、一人で何回も観る人が多いからです。

チケット予約システムは「チケットぴあ」を利用してるのですが、どうも欠陥があるように
思えてなりません。人気公演(たとえば「エリザベート」)の時など、人によっては4公演
申し込んでも全くとれなかったりする一方、申し込んだ4公演全部とれたと言う人が
何人もいるのですから。確率的に言って、あり得るのかなと疑問です。
今回も人気公演だろうから・・・と、そんなシステムに3公演申し込んだら、なんと3公演
ともとれてしまいました。
さすがに一人で3公演見るつもりはなかったので、一枚は知人に譲りました。

次回観に行く予定の「オスカルとアンドレ編」は友の会先行予約ではチケットはとれ
ませんでした。イープラスの先行抽選ははずれ。ぴあの先行抽選ではうまく引っか
かったので、5月に観に行きます。
posted by みどり at 03:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

桃かまぼこ

桃かまぼこ

桃が原料のかまぼこではなくて、桃の実の形をしたカワイイかまぼこです。
長崎に住む知人から、いただきました。
こんなかまぼこ私も初めて見ましたが、長崎市の(株)まるなか本舗の製造です。

食べたらなくなってしまうので、お箸を枝に見立てて写真を撮りました。
この直後、かまぼこは私のお腹の中へ。
ごちそうさまでした(^_^)
posted by みどり at 00:21| Comment(0) | TrackBack(1) | 日々あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月18日

映画「ミュンヘン」

映画「ミュンヘン」

映画「ミュンヘン」@ヴァージンTOHOシネマズ 六本木ヒルズ
 監督:スティーヴン・スピルバーク 脚本:トニー・クシュナー、エリック・ロス
 参考文献:ジョージ・ジョナス著「標的(ターゲット)は11人−モサド暗殺チームの記録」
 出演:エリック・バナ、ダニエル・グレイグ、他

<あらすじ>
ミュンヘン・オリンピック開催中にパレスチナゲリラがイスラエルの選手団を襲撃。
ドイツ側も救出活動に失敗し、イスラエルの選手団は全員死亡。
イスラエル側の秘密諜報機関モサドは報復のため暗殺集団を結成。
事件に関わったテロ首謀者とされるパレスチナ人11人を探し出し、殺害していきます。

主人公はこの暗殺集団のリーダー、アヴァナ(エリック・バナ)。
任務のことは家族にも秘密で、任務が終えるまでは帰れないことになっていた。
他のメンバーは車両、後処理、爆弾、文書偽造それぞれのスペシャリストが集め
られ、任務遂行のためスイスの銀行口座には多額の資金が振り込まれます。

最初は何の疑問を持たずに任務を遂行していたアヴァナも、仲間にも内緒に妻の元に
戻る。子供も授かり、幸せをかみしめるアヴァナ。

やがて、暗殺集団の仲間が殺害されるようになり、追う立場から追われる立場に
なったアヴァナは夜も眠れないようになってしまう・・・。

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実話を元に作られたそうです。上映時間約2時間44分ですが、全く長さを感じません。

パンフレットを見ると原作とは書かずに「参考文献」となっていますが、元になってるのは
ジョージ・ジョナス著「標的(ターゲット)は11人−モサド暗殺チームの記録」だそうです。
私は参考文献を読んでいないので、この映画が実話をどの程度脚色してるのか
解りませんが、映画としてもおもしろいし、よくできてると思いました。

この映画に対して、おもしろいという書き方はあまり適切ではないような気もしますが
サスペンス映画としても、一級品では?と思いました。
しかし、テーマはとても重いです。
「標的は11人」読んでいれば、より深く味わえたと思います。

何が正義で何か正しいのか?この映画ではそれが問われているのでしょう。
結局テロには、テロの報復が繰り返されるだけ、ということが痛いほど伝わってきます。
ラストの方で何気なく見える風景の向こうに、今はテロで崩壊したツイン・タワーが見える
のも「あのことを忘れるなよ」と、言われてるようでした。

自分が正義と思って人を殺害してゆく、その任務遂行中に子供を授かり、その成長を
みている主人公。
主人公を、妻があり子供が授かるところから描き出していることが、この物語に
奥行きを持たせてるのだと思います。この設定はうまいと思いました。

主人公も含め、出演者が以前別の映画で観たことあるにもかかわらず、見たことないな
と、感じるのでした。映画の中では、その辺にいそうなごく普通の人達にみえます。
暗殺者だから目立っちゃいけませんね。
それに時代が1970年代ですが、映画の中も当時のファッションと風俗をしっかりとりこんで
いて、まるでその当時に作られた映画を見てるようなレトロな感じもありました。

ところで、主人公に情報を提供する情報屋の男が、どっかで見たことあるなと
思っていたのですが、見てる途中で気が付きました。
映画「ハリー・ポッター、炎のゴブレット」のロン役の子にそっくりなんです。
口元なんか特に。私だけでしょうか、そんな風に思ったのは。

ちなみに、映画は職場の残業を済ませてから行きたかったので観に行ったのは
夜8時半の回。6時半や7時開映の所ばかりなので、こういう遅い開映時間は私のような
者にとっては、とってもありがたいです。しかし終映11時20分。
もちろん終電時刻もしっかり確認してから出かけたので、帰宅したのは0時50分でした(^◇^;)
posted by みどり at 15:35| Comment(6) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月17日

カワイイいちご

いちご


近所のスーパーへ行くと、入ってすぐが果物の売り場で、今はいちごが目に付きます。
私が仕事を終えてからこのお店にはいるのは、たいてい夜9時過ぎ(閉店は10時)
なので少し安く売り出すときは、売り切れになってることが多いです(T.T)

いちごの赤い色とかわいいきれいな形には、ほれぼれします。
すぐに食べてしまうのがもったいないくらい。しかし、しばらく飾っておいておくなんて私には
無理。早く食べたい・・・・ので、写真に撮りました。

見ても食べても、楽しいいちごです。
posted by みどり at 02:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月16日

「須田国太郎展」

須田国太郎展



「須田国太郎展」@東京国立近代美術館
    終了しています

3月4日(土)観に行ってます。
須田国太郎さん(1891-1961)の作品は、いままであまり観たことがありませんでした。
知っていた作品というと、会場の東京国立近代美術館の所蔵作品である「書斎」
「犬」ぐらい。
今回は油絵作品から、素描まで約150点の展示とのことなのでどんな作家
だったけ?・・・と、興味を持って観に行きました。

並んでいる油絵作品を見回してすぐ解るのは「黒」の使い方が多いことです。
風景画や静物画や自画像、薔薇の花さえも実際の色彩の中にこんなに「黒」はないだろう
・・・と、思うくらい「黒」の絵の具がたっぷり塗られています。

でもこの「黒」は混じりっけ無し、濁りのない黒々とした「黒」。きれいな「黒」です。

この作家の目には世界の中に「黒」が見えた・・・感じられたんでしょうね。

チラシにも使われている作品「犬」(1950年)も真っ黒。
シルエットはかわいらしいけど、黒々とした姿に赤い目の犬はかなり無気味。
油断したらかみつかれそうで、まるで地獄の門を守ってるという番犬・ケルベロスのようです。
須田国太郎さんは、どういう思いでこの作品を描いたのでしょうか。
あんがい、ただ犬が描きたかっただけなのかも。

須田さんは、絵画制作と並行して謡曲をならい、能や狂言にも関心を寄せそれらの
素描もたくさん残しているそうです。
一見なぐりがきのようにも見える素描は、一瞬の動きを描き止めていて、紙の上で
今にも動き出しそうな感じでした。

晩年は体調を悪くされ、ベッドで寝ながら作品を描いていたそうです。
ベッドで寝ていて作品を描いてる写真が展示されていましたが、そんなにまでしても
作品制作を続けた気力はどこから出て来たのでしょう・・・・。
展覧会を観ても私とっては、まだまだ謎の多い作家、よくわからない作家です。
posted by みどり at 01:26| Comment(2) | TrackBack(1) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする