2005年10月29日

劇団スーパー・エキセットリック・シアター本公演「ニライカナイ錬金王伝説」

SETニライカナイ


劇団スーパー・エキセットリック・シアター第43回本公演「ニライカナイ錬金王伝説」
  @東京芸術劇場 中ホール
  
作:木和語  演出:三宅祐司 出演:三宅祐司、小倉久寛、他  音楽監修:BEGIN     
                
10月26日(水)職場は午後から休暇をもらって昼の公演を観に行ってます。
スーパー・エキセットリック・シアター(以下SETと略します)は、若手公演は頻繁に
やっていますが、TVでもおなじみの三宅祐司さん、小倉久寛さん出演の「本公演」は
毎年10月頃だけになります。

「ミュージカル・アクション・コメディ」と銘打っての公演はその時々の話題になってる
ことを盛り込みつつ、単純に笑って楽しめる物になっています。
でも、今回の舞台は話が消化不良の感じがしてなんだか客席もひっそり冷めた
雰囲気がありました。
所々の逆は笑えますが、その以外の部分はなんだか寒かったのです。

<あらすじ>
沖縄の近くにある無論島(むろんとう・架空の島です)にやって来た東京の経済学者
玉野(小倉久寛)。彼にとって心の故郷の無論島。
しかし島は、米軍基地の撤退のため失業者にあふれていて島民も自衛隊を誘致する派と、
リゾートホテルの建設をしようとする派の二つに分かれていた。
島民同士がもめてる頃、一代で巨万の富を築いた「現代の錬金術師」との異名をもつ
ジョー福西(三宅祐司)が島にやってきて「この島には、不老不死の温泉が眠っている」
とつげる。
島民は一致団結し、温泉発掘に協力。まもなく本当に温泉が出て「不老不死温泉」は
島民にもばくだいな富をもたらすことになる。
しかし、玉野はジョー福西の事を信用できないでいた。
やがて、世界中の大金持ちを島に呼び寄せるジョー福西。その中にはかなり怪しげな
人物達もいる。
彼らの富と、武力を味方に付けジョー福西はなんと世界中に向かって、無論島の独立国家
宣言をしようとしていたのだった。
これが本当になったら、島民は簡単には島から出られなくなってしまう・・・・。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


ニライカナイとは、沖縄の言葉で「海の彼方にあるという理想郷」の事だそうです。

小倉久寛さんは、舞台に出てきただけで笑いがとれてしまう人ですね。
こういうのは本人にとっては得なのか、不自由なのかよくわからないのですが観客に
とっては「出てきてくれた!」という安心感があります。
この人が出てくれただけて楽しくなるのですから。

三宅祐司さん演じるジョー福西は、最近何かと話題の「楽天」や「ライブドア」の社長達を
連想させます。一見まじめ、しかし実は一癖ありそうなジョー福西を演じてくれていました。

パンフレットの三宅祐司さんのコメント見ると「お金の持つ根元的な恐ろしさを通して
米軍基地と沖縄人の関係をSETの得意とするミュージカル・アクション・コメディという形で
紹介したいと思う」とのことでした。
描きたいことはとてもよくわかるのですが、それが笑って楽しめるミュージカル・アクション・
コメディになってるかというと・・・・それは疑問でした。
やはり問題が重いのか。しかし、それだけではないような気がしました。

いつもは見終わると、浮世を忘れて大笑いしてさっぱりして・・・・と言う気分になるのですが
今回はとてももどかしい物が頭に残りました。
posted by みどり at 11:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月27日

リバーダンス ザ・ショウ

リバーダンス ザ・ショウ@渋谷・オーチャードホール

迷ったのですが公演直前になってから、イープラスで販売された追加席券を購入
して10月22日(土)にS席(2階席)で観に行ってます。
今回で4回目の来日公演になる「リバーダンス ザ・ショウ」です。
私は2000年の初来日公演以来二度目の観劇になりました。

内容、構成はほとんど変わっていないように感じましたが、公式HPを観ると以前
の公演に一曲追加になっているそうでした。

アイルランドのダンスと音楽をアレンジしたダンスショウ、リバーダンスは迫力満点です。
アイルランド、アイリッシュ、ケルト・・・・詳しい区別が私には恥ずかしながらよく
わからないのですがこのあたりの音楽は不思議ととても懐かしい響きがあります。
冒頭に流れる音楽を聴いていたら、なぜか涙がボロボロこぼれてしまいました。
ダンスは男女とも、上半身はほとんど動かさず、力強い足のステップで見せてくれます。
ダンサー達の靴がステージをたたく音が、音楽の生演奏とミックスされ見てるこちらの
気持ちもわくわくしてアッという間に引き込まれてしまいました。

公演はこの「リバーダンス」だけでなく、さまざまなダンス、音楽が盛り込まれた上質の
エンターテイメントショーに仕上がっていています。

第1部は、リバーダンスの他、スペインのフラメンコや、イリアン・パイプと呼ばれる
楽器の響きがとても美しいです。
第2部は、ヨーロッパから人々がアメリカに移民していき、生活してゆきさらに時代が
現代になって行くようすがおおざっぱなベースになってるようです。
アメリカを舞台にしたタップダンスの二人組、モスクワ・フォーク・バレエ・カンパニーによる
ロシア風ダンス。ソロのバリトンの深みのある歌声。
そして再び、リバーダンス。

約2時間楽しませてくれる構成、演出には感心します。
何度でも観たくなる公演です。
posted by みどり at 02:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月25日

劇団四季・東京「オペラ座の怪人」5回目&リハーサル見学会

劇団四季・東京「オペラ座の怪人」5回目&リハーサル見学会@四季劇場・海

9月10日(土)に4回目をC席で観ていたのですが、自宅引っ越しの直前だったため
感想をブログに書きそびれてしまいました。
この時はファントム役:高井治さん、ラウル:北澤祐輔さん、クリスティーヌ:佐渡寧子さん
この日の私の感想は一言で書くと「イマイチ」でした。
毎回ファントムは高井治さんで観ているのですが、どうも今回の東京公演は私にとって
は、「良かった」と思う時と「イマイチ」と思う時が交互に現れます。


10月18日(火)に5回目を観てます。今回は四季会員対象のリハーサル見学会に
参加したかったのが一番の目的でした。
「リハーサル見学会」は特定の公演日、四季会員でその日のチケットを持っていれば
誰でも参加できるサービスです。
私の好きなC席(一番安い)がすでに売り切れだったのでB席にし、当日は職場を午後
だけ休みをもらって行きました。

<リハーサル見学会>
受付開始時間は15時40分〜16時が予定されていて、「警備の都合により、受付開始
時間前は劇場入り口前でお待ちいただけません」と会誌に書いてあったので正直に
15時40分ちょうどに劇場前につくとすでに長い列ができてるではありませんか。
なんだーと、思いましたが気を取り直して列の最後尾につきました。

4時なってから受付で会員証とチケットのチェックを受けるとすぐに会場内に入りました。
中ではすでにリハーサルが始まっていていて、係りの方の案内で指定された席
(12列目以降の席)に間をあけずに座るよう指示されました。
私は運のいいことにサイドブロックだけど見学メンバーの中では最前列の12列目。
前の方は空いてるけど、数名の方が座っていて舞台にいる人達にいろいろ指示や
アドバイスを出していました。

入った時やってたのは、花輪を持って踊るバレエのシーンでした。
踊ってる方はレオダード姿です。
劇中劇のオペラの中でカルロッタが声が出なくなり急きょ始まるあのシーン。
この後は劇中劇の「ドンファンの勝利」の冒頭シーンと、第2幕目冒頭の仮面舞踏会
のシーン。
こちらも着てるのはジャージ姿の練習着。

後で説明を受けましたが一つの公演があると、出演者(と、スタッフの中からとも
いってたかもしれません)から公演委員長、ダンスキャプテン、と言った公演メンバーを
まとめる係りの人が決められるんだそうです。
この時、見学会に紹介されたのは公演委員長の佐野正幸さん、ダンスキャプテンの
いしのひろこ(正確な字がわからないのひらがなで表記です)さんでした。

この日、舞台上で「新人さん」と呼ばれて指示を受けていたのは、普段は稽古場のある
あざみ野で練習していて、今日は実寸の舞台で練習してるのだそうです。
その後約50分ほどで、リハーサル終了。
舞台にいた人達は「5時からミーティング」と言われていました。

開演前のリハーサル見学会、と聞くとその日の出演者が開演間に練習してる物と
想像してたのですが、こちらの予想とは少しづれがありましたが、でもとても
興味深かったです。
この時、はじめて知った言葉を。舞台上でたくさんの人が行き来する場合の
人の動きを「交通」と言うんだとか。

この後マダム・ジリー役の秋山智子さん、ムッシュー・フィルマン役の小林克人さん
がお客さんからの質問ににこやかに答えていていました。
ひょっとすると私、名前を間違えているかもしれませんがその時はごめんなさい。

見学会は5時頃で終了。

<この日の公演感想>
そして6時半からは公演を観てきました。
こちらはファントム役:高井治さん、ラウル役:佐野正幸さん クリスティーヌ:高木美果さん

この日の高井治さんの声は、今まで聞いた中で一番良かった気がします。
歌のうまい高井さんにあえて注文をつけると、毎回思うことですが立ち姿というか
舞台上での仕草に少し不満を感じます。
私は宝塚の男役のきりっとした姿を見ているので、つい比べてしまうのかもしれません。
何となくしまりがないようで、すっきり見えないので気になってしょうがないのです。

公演前に、リハーサルを観てるせいか出演者の方々の舞台上での「交通」につい
目がいきました。
特に二幕目の冒頭のマスカレードシーン。
複数のグループがぶつかることもなく、くるくる、するすると縫うようにして動いている
シーンは凄いなと改めて感心しました。



見学会が終わってから、夜の公演まで時間があるので新橋駅前をうろうろしてみました。
四季劇場「海」があるシオサイトとは、JRの線路はさんで反対側の方です。
5時過ぎなので仕事帰りで駅に向かう人の波ができていました。
駅前の雑居ビルに入ってみてその一階をぐるっと回って驚きました。
ワンフロアーに金券ショップがなんと7,8件も入っているのです。
これで商売になるなんて・・・・・。すごすぎます、新橋という街。

「オペラ座の怪人」のS席チケットをおいてる店もありました。
値段は正規の約2倍になっていて、これまたすごい。
posted by みどり at 02:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月23日

栗だらけの「スイーツブッフェ」

栗だらけの「スイーツブッフェ」@赤坂エクセルホテル東急 サロンコーナー
  今回は眼に楽しい、お腹にうれしいスイーツブッフェに行った感想です(^_^)


一人暮らしから母のいる実家に戻って約一ヶ月。
思ってたよりもトシとってしまってる母にびっくりの日々です。かなり・・・疲れます。
疲労回復には甘い物ですよね、やっぱり。

たいぶ前から、友人のAさんとは「おいしい物、お腹いっぱい食べに行こうね」と
言いながら引っ越し前後のごたごた続きのせいでなかなか実現していませんでした。
が!そろそろ行きたい。
どこかでいい食べ放題やってないかしらん・・・・とネットで調べると、良さそうなのは
平日だけのところが多い。友人Aさんとは土日でないと会えないし・・・。
それでもあちこち検索してるうちに見つけたのが、季節にあわせた「栗だらけの」と
但し書き付き赤坂エクセルホテル東急のスイーツブッフェです。
2005/09/03(土)−11/27(日)の土・日・祝日開催で12:00〜/14:00〜の1日2回
各90分制(要予約)です。

10月15日(土)の12時からの回に行ってきました。
東京、赤坂エクセルホテル東急は始めていった所です。
90分制ですが2000円とお手頃価格ですし、結果は私も友人も大満足でした(^^)V

ホテルのHP上で紹介されてるメニュー例は次のようになってます
【メニュー例】
タルト フリュレ セック / タルトレット モンブラン / マロンショート /
マロンブリュレ / マロンムース / ルレ オ プラリネ /
フランボワーズムース / マカダミアン ショコラ / ティラミス オ ショコラ /
フィンナンシェ ショコラ フリュイ / 柿のレアチーズ / 巨峰ゼリー /
クレープ シュゼット / バニラアイス マロンソース添え / 焼き芋 /
オリジナルトッピングショートケーキ / 和菓子 / フルーツ / 軽食 / サラダ /

日によって内容が変わることもあるかもしれませんが、この日の「軽食」は
パスタとサンドイッチでした。
事前に電話で内容の確認はしてたのですが、サンドイッチらしい物がテーブルに
ないのでこれからでてくるのかな・・・と思ってたら、係りのお姉さんがテーブルの
上にある台のような物にかかってる布を少しめくって中が見えるようにしてたので
さっそくみてみると、そこにはパンの姿が。
そ、そっか。その時初めて気が付きましたが、これはセルフサービスのサンドイッチ
だったのです。どうりで横に野菜やハム・チーズが置いてあるわけだ。
てっきりサラダが置いてあるのだと思ってました。

パスタもブッフェ開始の、コックさんがいる時だけその場で用意してくれるようでした。

あれ?と思ったのは「栗スープ」があったことです。
置かれたプレートには「栗スープ」と書いてあったけどその実体は椎茸・エノキ・シメジ・
ネギのお吸い物に栗が入ってる物でした。
しかしこれ、とってもおいしかったです。飲んでて「これはあったかごはんがほしいなあ
・・・」と思ってるところに係りの方がいいタイミングで各テーブルに持ってきてくれたのは
小さな蒸籠入りの栗ご飯。持って来くれたのはブッフェ開始15分過ぎた頃だったかな。
これも、食べ放題ではなくてこの時だけ。量は普通のお茶碗かるく一杯分はありました。

和菓子はどんな物があるのかなと、楽しみでした。
栗ようかんは予想内。小さな桃、柿、カボチャの形に作った物があるので何かと思って
食べるとこれはまさしく一口サイズの大福でした。
しかしその造形、思わず見とれてしまうほどきれいで良くできてます。
きれいでかわいくて、食べるのがもったいないくらい。

これはちょっと(^_^;)・・・と思ったのは柿のレアチーズ。
チーズケーキの上に甘い柿ソースがかかっていて、オレンジ色のソースはとてもきれい
なのですがとても甘い。やや甘いチーズケーキの上にしっかり甘い柿ソース。
チーズケーキには酸味のあるソースの方があうな・・・と感じました。
ティラミスも思ったより甘くてしつこく感じて、これもちょっと(^_^;)

マロンブリュレは焼いた芳ばしさが、おいしい。
これは気に入りました。

オリジナルトッピングショートケーキは小さなケーキの横にトッピング材料が置いて
あり、板状のチョコにはなぜか「お誕生日おめでとう」の文字が。笑えます。

飲み物はコーヒーやティーバックの番茶・煎茶・ハーブティー、ジュースなどありました。

90分で全種制覇するつもりだったのですが、お腹いっぱいになってしまい焼き芋と
巨峰のゼリーには手が伸ばせませんでした。

今回のスイーツブッフェで何が一番気に入ったかというと、実は「栗スープ」でした。
ほんとにおいしかったです。これにうどん入れて煮たらおいしいだろうなあと思いました!
それにスイーツばかりではなくサンドイッチもあるので、男性の方や昼食+デザート
のつもりで利用しても十分満足できると思いました。
友人Aさんとは11月にまたこのスイーツブッフェに行く予定です。

<追記>
11月19日(土)に2回目行ってきました(^_^)
2度目は要領がわかっていたので、食べ方の順序も考えつつ望みました。
そうそう、パスタは作り置きできないのでゆでで置いた物を用意しておいてシェフの方が
スタンバイ。お客さんからリクエストがあると、湯通ししてオリーブオイルをかけ、
黒こしょう、粉チーズであえてくれるものであることが判明しました。
今回初めて気が付いたけど、あえてくれてる大きな容器は巨大チーズをくりぬいた
物でした!大きくて硬くなってるので食べ物と言うより容器と化してたのです。
シェフの方のお話しでは「今はこの中にお皿を置いてあえてるけど以前は直に
この中であえていたんです」とのことでした。
この日も大満足でした(^_^)
2005-11-20

posted by みどり at 03:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月21日

花組芝居公演「泉鏡花の草迷宮」

花組芝居公演「泉鏡花の草迷宮」@三軒茶屋・シアタートラム
  原作:泉鏡花  脚本・演出:加納幸和 出演:加納幸和、桂憲一、松原綾央、他

10月13日(木)観に行ってます。

お話しは・・・
諸国巡礼の旅をする小次郎法師は、相州秋谷の海岸を通りかかり、茶屋の婆様から
この土地随一の大家である鶴谷の別荘で起こった悲劇を聞きます。
その立派な屋敷では立て続けに弔いが出て、以来さまざまな怪異が見られるように
なったという空き別荘で小次郎は一夜を過ごす事になります。
怪現象が起こっても居続ける旅の書生・葉越明の物語、小次郎の前に現れる
物の怪(もののけ)の見せる悪夢。
やがて現れる魔性の美女・菖蒲(あやめ)と明は・・・・。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

泉鏡花の描き出す異世界にはなぜか惹かれる物があります。
8月に一人で金沢へ行ったときも、時間が余りなかったのですが鏡花の生家跡に
ある泉鏡花記念館にも足を運び、今回の「草迷宮」は楽しみにしてました。
しかしこの頃仕事も忙しいせいか観てる途中で、意識がブラックアウトしてしまいました。
居眠りしてたとも言います・・・f(^ー^;
(ブラックアウト=本来はスペースシャトルや宇宙船が地球帰還の時の大気圏突入
の際、一時的に地球と交信できなくなることです)
なので、あまり感想らしいことを堂々と書くのは気が引けますが気が付いたことを
書き留めておきます。

冒頭、舞台に造られた別荘の所々にろうそくがともされてる様子は寂れたような、
でもどこなく耽美な雰囲気でとてもきれいでした。

会場のシアタートラムはこぢんまりした感じで、今回の公演にはぴったり合ってる
ように思いました。

今回の花組芝居は泉鏡花作の「草迷宮」と「日本橋」の交互上演。
「草迷宮」は1993年に上演して以来の再演だそうです。
私は「日本橋」は以前の上演を見てるので今回は初めての「草迷宮」だけにしました。

泉鏡花の「草迷宮」は以前、蜷川幸雄演出、浅丘ルリ子主演の公演を観ています。
蜷川版は耽美で猥雑、会場も大きなBunkamuraシアターコクーンだったので派手な
感じでしたが、今回の花組芝居版は耽美かつコミカルで、どこかかわいい感じの
公演だったと思います。
posted by みどり at 03:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月20日

ROLLY Glory Roolly 

ROLLY、グローリー
ROLLY Glory Roolly 
〜進化するローリー、退化するロウリー、変化するRolly〜@青山円形劇場

  出演:ROLLY(ボーカル)、中西俊博(バイオリン)、クリス・シルバースタイン(ベース)、
  楠均(パーカッション)、林正樹(ピアノ)
  演出:小池竹見(双数姉妹) 音楽監督:中西俊博

夜は寒いくらいの日が続いたせいか、風邪を引きました。今は直りましたが
皆さんも気をつけてくださいね。

10月11日(火)観に行ってます。
大好きなROLLYさんと、これまた大好きな中西俊博さんのコラボレーションとあれば
行かないわけにいきません。

多少気になったのは演出が小池竹見さんだということ。
以前、小池さんが作・演出をしてる劇団双数姉妹の公演を観に行ったとき、今回と
同じ青山円形劇場だったのですが円形舞台の向こうとこちら側で全然違うお芝居を
やるというちょっと変わった、でも観客を無視した公演を見せられたので腹が立ち
以後、この劇団の公演を観に行くことは止めていました。

結果は心配は無用。とても楽しい公演になってました。
会場内は明らかにROLLYファンと思える女の子から、中西さんのファンらしい年配の
方もいて年齢層が幅広かったです。
今回の公演のテーマは「ジャズ」らしい。

幸運なことに私の席は、円形になってる席の一番内側。最前列。
会場の中央が円形ステージになっていて、その周りに楽器がいろいろ置いてあるのですが
私の目の前には何にも置いてないので文字どうりかぶりつきの席でした(#^_^#)
(つまりステージいる人は360度から観客から観られると言うことです。
これ出演する方にとってはとても緊張するらしいです。)
手を伸ばしたら届きそうなくらいROLLYさんがそばにいるのです。
これはうれしい。
張りのある、力強い歌声と、お客さんへのサービス精神満点。
ROLLYさんの魅力を満喫できる公演でした。

冒頭は立て続けに3曲歌ってくれました。
ステージには小さなテーブルと、椅子がありここには見えないけど一人の女性が座っていて
ROLLYさんが彼女に向かって「僕をもっとよく知ってもらいたいと思って」と、歌ってるという
趣向です。
椅子の背側に私の席があるので、ROLLYさんが見えない彼女に向かって話をしてると
なんだか視線が合ってしまいそうでちょっとドキドキでした(#^_^#)

途中、ギターを弾いてくれるシーンでは私の方からはずっとROLLYさんの背中しか見えない
のがかなり悲しい。
でも、ROLLYさんもその辺はちゃん時にしてくれてるようで、時折こちらの方(もちろん
私一人ではなくて、背中側にすわってるみなさんですね)を振り向いてくれて「だいじょぶ、
忘れてないからね」という素振りを見せてくれるがうれしいです。

休憩時間後の第2部ではかつて組んでいたバンド「すかんち」のメンバーだった女性が
ゲスト出演してくれました。
私は「すかんち」を全く知らなくて、この日出演した方のお名前を忘れましたが
ちょうちんつぶしたようなスカートはいた方でした。これが昔からのスタイルらしいです。
今は、作家町田康さんの作ってるグループで活動してるらしいです。
ROLLYさんとデュエットしてくれましたが、お二人の声の質は全然違ってますね。
こういっては申し訳ないですが、声に張りがあり歌のうまいROLLYさんに比べてこの方の
歌はイマイチな感じがしました。デュエットといってもあまりあってない感じだったのです。
今度「すかんち」時代の映像と歌を収めたDVDが発売されるそうです。

ところで不思議なのはステージにいるときのROLLYさんの髪が少しだけどきれいに
立っちゃってること。わざとではなかったようです。
派手にパッと立ってるんではなくて遠目に見ると、薄くベールがかかってるみたいに
髪が立ってるのです。まるで静電気に反応してるみたいな・・・・。
どうしてああなってたのやら????
「すかんち」の女性からも「あなた、なんで髪がおったっちゃってるの?」「そういえば
お客様の目がなんか・・・」と、公演二日目のご本人も気が付いてはいたようですが。

公演パンフレットには、寺西一雄君の赤ちゃんの頃から現在のROLLYさんまでの珍しい
写真満載なのがこれまた楽しいです。
小学校5年生の時の、メガネかけてむっちり体系の寺西一雄君はとってもかわいいです。
 
怪奇骨董音楽会


終演後は、限定1000枚のライブ録音CD「怪奇骨董音楽会」を購入してしまいました。
限定という言葉に弱い私です・・・。
これは、東京の「青い部屋」という所で今年9月2日に録音された物です。
シャンソン系をメインに歌っています。

1,Introduction(エリック・サティのグノシェンヌ第1番)
2,エンパイア劇場のディーバ
3,祭りの夜
4,小さな喫茶店
5,毛皮のマリー
6,アラベスク
7.鏡の中のピエロ
全部で約20分でした。

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2005年10月16日

加藤健一事務所公演「審判」2回目

加藤健一事務所公演「審判」2回目@下北沢・本多劇場
  作:バリー・コリンズ  演出:星充  出演:加藤健一

10月10日(月)観に行ってます。今回の公演中2回目の「審判」です。
私の方も戯曲本を一度読み返してからの観劇となりました。
我ながらこの物語に、どうしてこんなに惹かれるのかよくわかりません。
でも私にとって主人公ヴァホフは彼の優しさ、怖さ、など総てひっくるめてとても
愛すべき人物です。

第2次大戦中、ドイツ軍の捕虜となった7人のロシア兵。
水も食糧も与えられず修道院の地下室に閉じ込められ、60日後に救出されたときには
生存者は二名のみ。
そのうち正気であったヴァホフが軍事法廷の証言台に立つ。
判事達(観客)にむかい、60日の間に何が起こったかをヴァホフは語ります。

9月27日の初日公演を観ていますが、その時に比べるとこの日の加藤健一さん演じる
ヴァホフは、表情がとても豊かになっていました。

互いを食べ合っていたことを語りはじめる時、判事達(観客)に向かって私の話を
ちゃんと聞けとばかりに「しりごみせずに!」と言うときの語調の厳しさはびっくりする
くらい。
最初7人だったのがヴァホフとルービンの二人だけになったとき、すでに正気を失い
かけているルービンを抱きかかえ、食事をさせる様子はヴァホフの優しさを感じます。
が、その一方で二人のうち自分が主導権を握っていることを自覚し、死んだ仲間の
大腿骨の一方を地下室の岩を利用して研いで、鋭く尖らせ「準備」をする彼の冷静さ。

加藤健一さんの演技力は、60日の間に揺れ動いたヴァホフの感情を観客も追体験
できるかのようでした。
ヴァホフの優しさも、強さも、怖さも生々しく感じられました。

地下室から救出されたとき、この大腿骨だけを持って出て、この証言台に立ってる今も
それを持って語っているヴァホフ。
彼はなぜそれを持って出たのだろう。
なにもかも置いていけば、すべては悪夢の中の出来事としてすますこともできたはずなのに。
わざわざ、自分の蛮行を思い出させる物を持って出るとは。
しかし、これによって自分自身を遜色無しに見つめようとするヴァフォフと言う人物の
誠実さを感じます。

救出された今、ヴァホフは判事達に向かい戦場に戻してほしいと語る。
なぜ故郷で休むことではなくて、再び「戦場」なのか。
私には、「戦場」に戻ることは60日間で体験した出来事は戦場という舞台だからこそ
起きた出来事なのだとヴァホフが自分で納得するために必要な時間・場所であるような
気がします。
もしも、いま彼が許されて妻子のいる故郷に戻ったとしたら、たちまち後悔の念にさいなまれ
正気を失ってしまうだろうと思うのです。


この日の加藤健一さんの演技が素晴らしいと思ったのは、私だけではなかったようで
ラストの後、拍手が鳴りやまず加藤さんは二度も舞台に出てきてくれていました。
posted by みどり at 12:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

水と油公演「Patchworks 2 水と油小作品集」

パフォーマンスシアター水と油公演「Patchworks 2 水と油小作品集」
     @三鷹市芸術文化センター 星のホール

10月9日(日)観に行ってます。
「水と油」は男性3人、女性一人のパントマイムのグループです。
いつもは4人で一つの作品を作って見せてくれているのですが、今回は趣向を変えて
4人が個別に作品を発表するという、初めてのことをしてくれました。
去年あった公演「Patchworks」も小作品集でしたがこれは4人で作った一つの作品
を複数上演と言う物でした。
4人それぞれの個性がみえるおもしろい公演になるか?ひょっとするとものすごく
つまんない公演になるのではないか?・・・・と、期待半分で行ってみました。

結果は、4人の個性がハッキリ垣間見える作品集となっていました。
とてもおもしろかったです。
上演の順番は違ってたかもしれませんが、気が付いたことを書き留めておきます。

☆「鍵は、持っているのだ」 作・演出・出演:ももこん 出演:、関準太朗、他
水と油の紅一点、ももこんさんの作品。作品を観る限りは「鍵」がどうのこうの・・・
と、いう風には見えないけど恋人同士なのか夫婦か?の登場人物達がめまぐるしく
動き回っている世界。
いっさい表情を変えないももこんさんが演じるキャラクターはここにもいました。

☆「誘惑」 作・演出・出演:おのでらん 出演:、北山てつこ、吉沢忠男
どこかのオフィス。おのでらん演じるちょっとさえないサラリーマン。
あのOLは私(おのでらん)にひょっとして気があるのかしらん・・・・てな感じで
自分を笑い物にしつつ、ハッキリした物語性を見せてくれるおのでらんさん。
登場する人達の動きは、複雑だけど観客にだけ見えない迷路をすり抜けてるよう
にもみえます。

☆「すがぽん劇場 A 」 作・演出・出演:すがぽん 演出:佐藤ひでひろ
すがぽんさんの一人芝居。とにかく楽しい。
「水と油」のメンバー中一番ハンサムなのに、やってることは一番コミカル。
大きなカップ麺に手の届かない男。背中にカゴを背負って男、いつの間にやらこれは
何かの競技会?。
とにかく楽しいので、これなら小さな子供達でも喜んで観るだろうなと思いました。
「水と油」の笑いの要素は、この人から出てきてるものなのかと感じました。

☆「ウラニワ」 構成・振付・出演:じゅんじゅん 出演:丸山武彦、他
テーブルを挟んで向かい合う男達。上下左右、重力まで無視して三次元空間を
縦横無尽に動き回るようすは、観ていて気持ちがいいです。

今回の公演で「水と油」の公演のおもしろさ、楽しさは個性豊かな4人のメンバーが
アイデアを持ち寄りミックスされることで成り立ってるのだと、はっきりわかりました。
posted by みどり at 02:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月15日

エンニオ・モリコーネ来日公演

モリコーネ


Ennio Morricone in Japan 2005
エンニオ・モリコーネ来日公演@東京国際フォーラム ホールA

指揮:エンニオ・モリコーネ  オーケストラ:ローマ・シンフォニー
ゲストヴォーカル:フィリッパ・ジョルダーノ  ピアノ:ジルダ・ブッダ 
コーラス:二期会合奏団

10月8日(土)2階席(B席・1万円也)で聴きに行ってます。
マエストロ・モリコーネ!!
知ってる人は知ってるけど、知らない人は全然知らないエンニオ・モリコーネ。
知らないと言ってる人でも、その曲を聴けばきっと「あ、これ知ってる」と言うこと間違いなし。
古くは「夕陽のガンマン」「死刑台のエレベーター」、新しいところでは「ニューシネマ・
パラダイス」「海の上のピアニスト」、2003年1月から放送されたNHK大河ドラマ
「武蔵」など、数多くの映画音楽を作曲してきた方です。
現在76歳、10月で77歳だそうです。

去年に引き続き、2度目の来日公演。去年の公演時は興味はあったのですが
全く同じ日程で、やはり多くの映画音楽を手がけているマイケル・ナイマンの来日公演
があり、私はナイマンのほうを選んでしまったのでした。
チケット代も安くないのでとても両方は行かれませんでした。


今回の公演は6日が大阪、8,9日が東京公演の計3回。
私の友人達には筋金入りのモリコーネ・ファンが多く、3公演とも行った人もいるし、
モリコーネ見たさ、聴きたさにわざわざ富山から来た人もいます。
皆さん、気合いが入ってます。私は彼らから、いろいろ教えてもらうことが多いです。
やはり日によって、演奏される曲目は少し違っていたそうです。
8日は、友人達がみんな個別にチケット取って来ていましたが、2階のB席は
私だけ(^_^;)
イープラスで購入したチケットは、モリコーネの写真入りでとってもきれいです。

東京国際フォーラムの音響・音質は、行くたびに気になることが多く、今回も最初は
2階席まで音が届いてないような気がしました。
でも最初気になっただけで、少ししてからは気にならなくなりました。
8日に演奏された曲目は、日本未公開の映画音楽からが多く、私も初めて聞く曲が
多かったのですが、でもどの曲もとても良かったです。
特にいいなと思ったのは“ Metti una sera a cena ”(ある夕食のテーブル・日本未公開)
です。
「ミッション」は壮大な感じがしてとても良かったです。

演奏はローマ・シンフォニーですが、日本人のバイオリニスト・葉加瀬太郎さんが参加して
いました。この方も出演するとは今回、行ってから知りました。
葉加瀬太郎さんのバイオリンも好きです。少し前に日本橋三越で葉加瀬太郎さんの
絵画作品の展覧会があり、なかなか楽しい絵を描く方だと知りました。

私は2階席なのでわからなかったのですが、この日はなんと会場(1階席)に小泉首相
が来ていたそうです。
1部と2部の間の休憩時間では、いったん席を外して(楽屋でモリコーネと会ってた
そうです)戻ってきてからは周囲の人達が集まってきて「握手会」と化してたとか。

小泉さんは大のモリコーネファンだったのですね。
知らなかったのですが「私の大好きなモリコーネ・ミュージック 小泉純一郎選曲
チャリティ・アルバム 」
なるCDが発売されていて、これ正真正銘ご本人が選曲した
物なのだそうです。
郵政民営化には疑問を感じる私ですが、小泉さん、すごいです。驚きました。

フィリッパ・ジョルダーノのヴォーカルもすばらしい。伸びやかで艶やかな歌声でした。
ルックスは若き日のオードリー・ペップバーンにちょっと似ています。

アンコール曲は「ケマダの戦い」と誰でも知ってるであろう「夕陽のガンマン」にうれしく
なり、美しいメロディーの「ニュー・シネマ・パラダイス」に大感激。
終演後は、友人達と久しぶりに会えてこれまた楽しいひとときを過ごせました。

どうやら来年、3度目の来日公演もありそうなので今回行きそびれた方も
次回は行くことをお薦めします。


下記に、8日の演奏曲リスト書いておきますね。

SCATTERED SHEETS
  H2s(H2s日本未公開)
  Il Clan dei Siciliani(シシリアン)
  Metti una sera a cena (ある夕食のテーブル・日本未公開)
  Uno che grida amore(ある夕食のテーブル・日本未公開)
  Come Maddalena (マッダレーダ・日本未公開)

QUATTRO ADAGI
 ヴァイオリン:葉加瀬太郎
 Chi Mai (プロフェッショナル)
 Deborah`s theme (ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ)
 Addio Monti(いいなずけ・日本未公開)

HERE`S TO YOU (da“sacco e Vanzetti) (死刑台のメロディー)

<休憩>

CINQUE CANZONI
 Immagini del tempo(アリバイ・日本未公開)
 Questa specie d’amore(ある愛の断層・日本未公開)
 Mia madr si Chiama franccaa(シシリアの恋人)
 La Cailffa(ラ・カリファ 日本未公開)

EPIC HISTORICAL CINEMA
 Novecente(1900年)
 La Tenda Rossa(赤いテント)
 
THE MIDDION(ミッション)
 
<アンコール曲>
 ケマダの戦い、夕陽のガンマン、ニュー・シネマ・パラダイス


<追記>
今回の公演パンフレットの執筆にかかわった方から教えてもらったことですが
パンフレットに載ってるモリコーネへのインタビューはファックスのやり取り
で行ったそうです。
なんと原稿締め切り一週間前にイタリアにファックスを送ったのだそうです。
よく返事が来たと、驚いていました。
質問はもっと多かったそうですが、マニアックな質問はカットされパンフレット
には載らなかったんだとか。そういうのこそ読みたかったな。
2005-10-27

posted by みどり at 08:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・コンサート・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月13日

ボヘミア・オペラ「利口な女狐の物語」

チェコ国立プルゼーニュ歌劇場来日公演 
ボヘミア・オペラ「利口な女狐の物語」@東京国際ファーラム ホールC

作曲:レオシュ・ヤナーチェク   指揮:ヤン・スバヴィテル
原作:ルドルフ・チェスノフリーデク著「女狐ビストロウシカ」  

10月7日(金)B席(3階席、最後列・9000円)で観に行ってます。
今回の歌手・オーケストラ・バレエダンサーを率いての来日公演はビゼー作曲
「カルメン」、ヴェルディ作曲「トロヴァトーレ」、そしてヤナーチェク作曲の「利口な女狐
の物語
」の三演目の公演でした。

「利口な女狐の物語」は以前、どこの公演かは忘れましたがNHK BSで放送された
のを観たことがあります。
狐や蛙や昆虫達が着ぐるみで登場する約2時間弱の公演だったので、すっかり子供
向けオペラと思いこんでたのですが特別に子供向けにつくったという訳ではない、とは
今回初めて知りました。

<あらすじ>
雌の子ギツネ・ビストロウシカは森で遊んでるところを森番の男に捕まってしまう。
「子ども達が喜ぶぞ」と森番は子ギツネを家に連れ帰ってしまう。
囚われのわが身を悲しむビストロウシカ。
やがて美しい大人の女狐に成長したビストロウシカ(クラーラ・ヴェネドバー)は
つながれていた森番の家から逃げ出すことに成功。
出会ったハンサムな雄ギツネに口説かれ、森の仲間達に祝福されて結婚。
子ギツネもたくさん生まれるが、ビストロウシカはある日猟師に撃たれてしまうのでした。

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普段、オペラ公演を観ることはほとんどないので、今回の公演ができのいい物なのか
どうなのか、はずかしいけどよくわかりません。

音響があまり良くないな、と感じたのは私の席が3階席のせいなのでしょう。たぶん。
会場の構造に問題があるのか、そもそもこの会場でオペラ公演というのは無理が
あるのかないいのか、ド素人の私にはよくわかりません。
後日、同じ国際フォーラムでもモリコーネ公演を観たホールAの方が大きいしまだ
音の響きがいいような気がしました。
それにしても国際フォーラムは音が良くない、とはよく聞く声です。

言葉の関係なのか日本ではなかなか観られる機会がないヤナーチェクのオペラ作品。
「利口な女狐の物語」は以前から一度は観たいと思っていた公演でした。
今回上演があり、しかもオリジナルのチェコ語の上演と知り慌ててチケットを取りました。
ヤナーチェクのオペラを生で観るのは今回が初めてです。

第1幕の森の様子を紹介してる時のメロディがきれいで印象的です。
このメロディがとても好きだったので今回、観に行く気になったようなものです。
ヤナーチェクのメロディーは他のヨーロッパの作曲家が作り出すものとは、かなり
ハッキリと違っています。
はじめてヤナーチェクを知った時はこの違いがとても新鮮に感じました。

ビストロウシカのスタイルは、毛皮を思わすデザインのワンピース姿。
茶色の髪を横に束ねていますが、何となく狐のしっぽを連想させる髪型です。
物語はビストロウシカが死んでしまうのが悲しいですが、その子ども達は生き、成長して
行くことを暗示させる、優しい安らかな感じのラストを迎えます。
大自然の中での動物と人間の交流を描いたこのオペラは、大人も子供も楽しめる
作品のようです。

<追記>
コメントの方に書いた、イギリスの双子のアニメーション作家クエイ兄弟の人形アニメ作品
「レオシュ・ヤナーチェク」の手持ち資料が見つかったので書き留めておきます。
1983年作品、27分。
ヤナーチェク(1854-1928)の人生を彼の後期のオペラ「利口な女狐の物語」
「マクロプロス事件」「死者の家から」などから再構成した作品。
クエイ兄弟の作る人形はかなり異形で、グロテスクすれすれ。
でもその人形達から作り出されるアニメーション世界は独特の雰囲気があります。
最近の彼らの噂を全く聞かないので、どうしてるのか気になります。

2005-10-27


posted by みどり at 02:48| Comment(5) | TrackBack(1) | 音楽・コンサート・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする