2005年09月28日

加藤健一事務所公演「審判」

加藤健一事務所公演「審判」@下北沢・本多劇場
  作:バリー・コリンズ  演出:星充  出演:加藤健一
  〜10月12日(水)まで、その後京都・名古屋公演など有り


9月27日の初日公演を観てきました。せっかくなので急いで感想を書いておきます。
そういえば私の引っ越し後、初めて観てきたお芝居でした。
約二時間半、休憩無しの一人芝居です。
加藤健一さんの記憶力と、体力には驚くばかりです。
何しろ戯曲本まるまる一冊、セリフを覚えなければならないのですから。
極限状態でのカニバリズム(人肉食)を題材にした物語です。
以下ほとんどネタばれ同然ですので、これからはじめて観に行く、という方は
ご注意ください。

<あらすじ>
舞台上にあるのは証言台と、一人の男と、証言台にある一本の人間の大腿骨のみ。
軍事法廷で裁かれようとしてるのはロシア陸軍大尉アンドレイ・ヴァホフ(加藤健一)。
彼が陪審員に向かってしゃべり続けるのは第二次大戦中の南ポーランドの
修道院の地下室で起こったおぞましい出来事のこと。

ドイツ軍に追われ捕虜となったヴァホフを含むロシア人将校7人は、衣服も総てはぎ
取られ修道院の地下室に閉じこめられたまま置き去りにされた。
頭上約6メートルの高さに鉄格子のはまった小さな窓があるのみ。
水も食糧もなく、外へ出る手段もなく、救出されるあてもない。

そして監禁11日目、彼ら7人はある決断をする。
それはくじ引きをして当たった者が、自らの肉体を仲間に食糧として提供すること。
最初の者は仲間全員に首を絞めらころされた。
そしてある者は自ら命を絶ち、ある者は病死する。
監禁から60日目、彼らは奇跡的に発見され助け出されるが、生存者はヴァホフと
すでに正気を失ったルービン少佐のみ。

ヴァホフが語るのは本当のことなのか否か、彼に下される「審判」とは。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

すでに何回も数年ごとに再演を重ねている舞台で、私も確か前回、前々回は観に
行った記憶があります。
この「審判」は再演ごとにかならず観に行きたい公演だと思っています。
加藤健一さんがどう変わっているのか、いないのか。
私の感じ方もどう変わっているのか、どうか。
内容のおもしろさ・濃さ・の他にある意味「バロメーター」のような性質を持った
戯曲のように感じます。

ヴァホフが語りかける陪審員とは、つまりは観客のことになります。
たった一人の舞台なのに加藤健一さんの演技力は迫力があり圧倒されます。
今回も始まってすぐに引き込まれる・・・と言うよりむしろ引きずり込まれる感じでした。

セリフを覚えるだけでも大変のはずですが、それに演技をつけるのはもっと
大変のはず。しかも2時間半立ちっぱなしでは・・・・。
舞台上はシンプルで証言台以外なにもない。
照明もほとんど変化がありませんが、場面によって明るさの強弱が多数あるだけです。

初日の加藤健一さん、前半のたしか「11日目」と言うところでちょっととちり、その後
かなり長い間(ま)があいたのでみてるこっちがひやりとしました。
プロンプター(横や下でこっそりセリフを教える人)もいないそうです。
以前のパンフレットに書いてあったことだと思いますが、加藤さん、もしもセリフを
忘れてしまったら「ごめんなさい」と言って舞台を降りるしかないとおっしゃってました。
ある程度の覚悟がなければ「審判」の舞台にはあがれないのでしょうね。

引っ越しのごたごたがあったので書きそびれましたが9月こまつ座の「小林一茶」
の公演を紀伊国屋サザンシアターの最前列で観たときなんと一言プロンプターの
声がはっきり耳に入ってびっくりしました。
そんな声聞いたのはじめてだったですから。


ヴァホフ達のしたことはそもそも裁かれなければならないことなのか?
そしてヴァホフは有罪なのか?(ヴァホフ自身は自分を有罪といってるが)
いろいろなことが頭を駆けめぐります。
作者バリー・コリンズはすいぶん難しい話しを書いたと思います。
原作戯曲の方は、以前盛岡駅から上野駅へ向かう東北新幹線の中で一気読みした記憶
があります。

後半、小窓から小鳥が一羽飛び込んで来て地下室から出られず地下室中を飛び回る
様子をヴァホフが語ります。
小窓の向うの光に満ちた自由の世界と、狂気に満ちた地下室との世界の対比がくっきり
鮮やかに表現された場面だと思います。
外になかなか出られない小鳥に姿が、ヴァホフ達と重なり哀しくも、美しくも感じ
私にとって、この公演の中で唯一、色彩とさわやかな空気をを感じる場面です。
そして、この場面はヴァホフ達がまもなく救出される予感でもあるようです。

ラストではじめて音楽が流れ暗転して、審判の結果はどうなったのかは提示されないまま
この舞台の幕となります。

甘くせつない感じのきれいなメロディ。演説のような、ラジオニュースのような
人の声と戦場の喧噪のような音が流れ、戦争がひきおこす悲劇の一つに思わず
涙が出そうになるのでした。
星充の演出はラストでいっきに感情を盛り上げてくるようです。

曲は映画「イルカの日」のメインテーマですが何度聞いてもきれいな曲です。

この物語にはモデルがあって、やはり第二次大戦中の出来事でロシア人将校数名が
修道院地下に閉じこめられ置き去りにされ、同僚を殺しては食べて命をつなぎ、
やがて発見された時に残っていたのは2名のみ。
2名は普通の食事を与えられ、そこ後射殺されたと言う出来事があったそうです。
かつての上官のあさましいなれのはてを兵士達に見せないためだったそうです。

とりとめもなく書いてしまいましたが、加藤健一さんの「審判」は何度でも観たい舞台です。
日本での初演は、昔江守徹さんが演じたそうですがその後はやってないということは
やはりしんどいのか?
誰かこの「審判」をやってみようと言う俳優さんは他にいないのでしょうか。
若手の俳優さんでどなたか。
この戯曲は俳優の演技力・記憶力・気力・体力が試されるわけだからおいそれとは
できないのでしょうが、加藤健一さんのヴァホフもいいけど他のヴァホフも是非
観てみたいものです。

<追記>
10月10日(月)に2回目観に行ってきました。
「11日目」といった後で、次のせりふが出るまでかなり間があったのは演出の
ようでした。私の見方が浅いのがみえみえで恥ずかしいです。
2回目の詳しい感想はまた後日改めて書くようにするつもりです。
2005-10-12
posted by みどり at 06:35| Comment(6) | TrackBack(3) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

家の中収拾つかず

引っ越しから10日たちようやく生活も落ち着いてきて・・・と、いいたいのですが
全然ダメ。家の中の収拾がつきません。ギブアップ!
実家の中も少し整理すれば、私の荷物が入ると思ったのですが入りません(T.T)
自分の荷物の多さの認識がイマイチ足りなかったようです。
何ではいると思ったのかなあ・・・。
入り切らなくて仕方なく庭に置いてシートをかぶせた荷物、先週末の台風通過で
一部ぬれてしまうし。
そういえば去年10月わざわざ千葉県から大阪の劇団維新派の
野外劇公演観に行ったら、見事台風とぶつかって公演中止になったことがあったっけ。
おのれ台風め(`へ´)
しかし転んでもタダでは起きません。
片づけが無理とわかったので、近所のレンタルスペースを探し出し、配送業者とも
連絡とったので、今週末には持ってきた荷物を預けに行く予定です。
持っていった荷物が入らないなんて笑い話みたいです。

しかし、以前友人夫妻が、中古の家に引っ越しをしたけど荷物が入り切らなくて
結局別の家を探してまた引っ越しした、なんて話しや別の友人夫妻ははじめ夫婦だけ
で暮らしていてその後旦那様の実家の引っ越ししたけどこれまた荷物が入り
切らなくて結局また家を出た、なんて話を聞きました。
どうやら皆さん、自分の荷物の量に対しては認識が甘くなるようですね。
posted by みどり at 03:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「幾何入門」の採点処理に誤りが!

先日放送大学から郵便物が来ていて見ていなかったので今日
ようやく見たら、なんと7月末に受験した「幾何入門」の成績判定の訂正連絡でした。
「採点処理に誤りがあったのが判明いたしました」ですと!

9月になって、最低ラインの「C」で無事合格の連絡が来てたのですがまさか
「D」で不合格??
一瞬あせったのですがなんと評価があがって「B」になりました(=^0^=)
引っ越しのごたごたで気が滅入ってたので、これはうれしいお知らせでした。







posted by みどり at 03:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 放送大学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月24日

お引っ越し・ドキュメント

自宅引っ越し後の片づけに手間取り、ブログ投稿が一週間ぶりになってしまいました。
その間に、このブロク開設1周年を迎えました。
初めは来てくださる方も一日十数名だったのが、年明けから急に増えてきて
設置してるカウンター(二重カウントはしてません)によると最近では60〜80人ぐらい
来てくださってるようです。ほんとにありがとうございます。
いつも記事投稿をするだけで手一杯で、自分から積極的に他のブログ様へTB・コメント
を書くことがほとんどできないのが一番気になっていますm(__)m


さてさて、9月18日(日)に引っ越しをしました。
と、いっても同じ市内の実家に戻ったのです。

以前、毎日母とのケンカが絶えず、私が家を飛び出したのですが、最近は母も
すっかりトシをとり、「どうして家を出たんだっけ?」と言い出すようになった
ので心配で十数年ぶりに戻ることにしました。

引っ越しの片づけが、やってもやっても片づかない!
終わり無しの地獄のようです(^◇^;)
私の荷物も多いけれど、何しろ実家は、母もとしとってるのでかたづけがまるでできてない
・・・よくTVで「ゴミ屋敷」が紹介されますがあそこまでひどくはないけど、やたら物を増やして
しまい、ほっといたらああなったのではというくらいのすごい状態だったのです。

実家の片づけをしてから、私も引っ越しをすれば良かったのでしょうが普段は私も
仕事をしてるし、思うように時間もとれないので無理矢理強行に引っ越しをしてから
荷物を片づけていこう、と言うことにしました。


せっかくなので、私のお引っ越し・ドキュメントをご紹介します。


まずは一人では引っ越しできないので、どこかの引っ越し業者に頼まなければならない
けど、どこに頼もうか???
「タウンページ」を開くとあるわあるわ。迷った末、裏表紙の目立つところに広告を
のせていたカエルのマークの「タカラ引っ越しセンター」に電話。
千葉県を中心にお仕事してる引っ越し屋さんのようです。

8月21日(日)に引っ越しの業者さんに見積もりに来てもらったら、私の荷物の多さ
にあきれたのか「一人じゃ梱包できないでしょう」と言うことで結局、助っ人が3人来て
くれることになりました。
住んでるアパートは狭いのに荷物が多いから、自分で梱包してもそれを置いておく場が
ないので、当日梱包しながらトラックに積んでいきましょうと、言うことになったのです。


最初は8月28日(日)に引っ越しするつもりでしたが、諸処の事情で9月18日に変更。
まさかと思ったらタカラ引っ越しセンターの人が8月28日朝来たのにはびっくり。
ちゃんと連絡入れといたのに、作業の方にまでちゃんと伝わってなかったのです。

もちろん引っ越しに向けて、自分でも荷物の梱包は出きるだけやって置くことに
しようと思い近所のスーパーから、「自由にお持ちください」と書いてある段ボール箱を
せっせともらってくる事にしました。

段ボール箱も種類いろいろですね。
なかでも気に入ったのは、赤いマークの入ったコカコーラの箱と、青いマークの入った
「アクエリアス」の箱。部屋に置いてもあまり悲壮感がない。
この箱にはCD・ビデオテープを入れると気持ちよくおさまりました。

引っ越し当日は、9時から業者の方が来て、私も含め4人で荷物の梱包開始。
次々トラックに入れて、実家と2往復して午後5時前にようやく荷物の移動完了。
引っ越し総費用96600円也(T.T)

その後、アパートの中をきれいにしてドアに鍵を掛け、十数年暮らしたここともさようなら。
お風呂場のフタ、新しいのを買って置いていきました。
これは私から次に入る方へのプレゼント。

実家の片づけが完了してないので、入りきらない荷物が庭に山積みでビニールシートを
かぶせたまま。
台風が近づいているので、今日もこれから片づけに精出すことにしますp(^^)q
posted by みどり at 11:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月16日

MUTTONI MUSEUM(ムットーニミュージアム)DVDについて

18日(日)の引っ越しに向けて、思うように支度が進まないので16日金曜日は
有給休暇をとってしまいました。
荷造りしながら私にとって一番の難問、録画済みビデオテープの整理をしています。
すでに320本を破棄しました。聞いた人は驚きあきれることでしょう・・・(^_^;
今はちょっと息抜きでブログ投稿です。


今回販売されていたDVDについてご紹介しておきます。
自動人形の動く様子がムットーニさんご自身による口上つきで紹介されています。
口上はDVDプレーヤーの操作でオン・オフができます。
収録作品は以下の14作品です。

☆ニワトリタワー、ナイトスコープ、コーヒーブレイク、ナイトキャップ、☆ラストディナー
ナイトチューナー、カンターテ・ドミノ、グロリア・マリアが来たりて、
バニーズメモリー、猫町、摩天楼2000、楽士(ムットーニさんもトランペットを吹いて出演)
書斎、☆トランスミッションカプセルズ
☆印以外は今回の展覧会場にも展示されていた作品です。


ムットーニさんの自動人形作品が手に入れられれば幸せなことでしょうが、
何しろ総て手作りで毎年2月頃のロゴスギャラリーでの販売も開店と同時にすぐ完売
するらしく、お値段も安い作品で50万円前後らしいので私にはとても無理です。
2,3ヶ月かかっての手作りですからこのお値段けして高い物ではないのでしょう。

そんな私にはうれしいDVDです。
ただし、実物を見るのとはとうぜん視点がちがうので作品によっては少々不満も感じます、
でもなによりもムットーニさんの口上付きなのがいいです。


今回のDVD以外では、以前から「WORLD OF MUTTONI」というビデオが発売
されていました。こちらは口上無し。パッケージに口上代わりの説明がついてます。
収録作品は以下の5作品です。
公式HPのショップ内でこのビデオが紹介されてないので現在は販売されてないの
かもしれません。展覧会場のロビーでは販売されてるのを見ました。

THE NIGHT ANGEL COMES
PLAN OF DR,R
CRYSTAL SATELLITE
BIRTH OF ANDROID
PRIVATE LIVE


<ついでに追記>
TVの「たけしの誰でもピカソ」でムットーニさんを知ったという方も多いようです。
この番組以外で、ムットーニさんが出演された番組や出演された舞台について
自分で録画したテープを、今回編集・DVD化したところなのでご紹介しておきます。

数年前のNHKの美術番組「美と出会う」
作品の紹介。作品を作るきっかけとなった古代アステカの土偶についてのムットーニさんの
お話し。東京・秋葉原の電気街でどういう部品を購入してるのかが紹介がされています。

メランコリー・ベイビー


劇団・遊機械全自動シアター公演「メランコリー・ベイビー」
作:高泉淳子、演出:白井晃
出演:筒井道隆、高泉淳子、白井晃、福井貴一、ムットーニ(武藤雅彦)

2000年10月13日〜25日まで青山円形劇場で上演された公演で、
その後NHKBSでも放送。
冒頭真っ先にムットーニさんが自動人形と共に登場します。
いつも物語が最後まで書けない作家志望の青年(筒井道隆)に、優しくアドバイスを
する自動人形師のムットーニが、ムットーニさんの役。ご本人役で出演されています。
青年が描き出すのは、人前で歌の歌えなくなった歌姫と、クラブのマスター、
ミュージシャン。都会のはずれにある小さなジャズクラブが舞台の物語。
舞台上にはムットーニさんの作品も置かれていました。

私がはじめてムットーニさんを見たのもこの公演で、でした。
これ以前にお名前は聞いたことがあったのですが、どういう方か知りませんでした。
毎回見ていた劇団で、この公演も偶然観ていたのですが今思うととても幸運でした。

posted by みどり at 14:54| Comment(4) | TrackBack(1) | 自動人形師ムットーニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月15日

勅使河原三郎ダンス公演「Bones in Pages」

今度の日曜日、自宅の引っ越しをする予定です。
ブログの投稿も、しばらくお休みするかもしれません。
なので、最近観た公演のことを急いで書き留めておきます。

勅使河原三郎ダンス公演「Bones in Pages」@神奈川県立青少年センター
 振付・インスタレーション・照明・衣装デザイン:勅使河原三郎
 選曲・音楽構成:勅使河原三郎・宮田佳


9月11日(日)3時開演の公演を観に行ってます。
幸運にも、今回と同じ会場での日本初演、その後の銀座セゾン劇場(現、
ル・テアトル銀座)での再演も観ています。

公演はこんな風でした・・・・。
客席から観て舞台の左側に、本らしきオブジェがページを広げた形でいくつも
整然と並べられていて、まるで白い図書館のよう。
右側の下にはたくさんの靴。
真ん中にあるのはテーブルを真ん中で切断して、少し離して置いてある。
この間は人一人通れるようになっている。
アクリルらしき透明な板で、このテーブルは囲まれています。
ここで一羽のカラスが遊んでいますが、なれているのか遠くには飛んでいきません。

開演と同時に見えるのは、舞台の左側に置かれた机状の物。
ガラスの破片が埋め込まれ、キラキラするそれを勅使河原さんが見つめている
所からスタート。踊り出すとその動きは激しい。
流れている音楽はメロディーラインのはっきりしないノイズ系。
昔からそうですが、勅使河原さんはメロディーのハッキリした曲は好まないようです。
中盤から、宮田佳さん、佐東里穂子さんのダンスも加わります。

勅使河原さんのダンスはけっこうはげしい。
真っ白な本、その真っ白な世界の中で踊る、真っ黒な衣装のダンサー。

舞台上のオブジェ。その中を動くダンサー。ノイズ。これら総てが一体となった
総合芸術が勅使河原さんの作り出す世界といえるのでしょう。

約1時間の公演でした。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


記憶がハッキリしないのですが、初演時は勅使河原さんの全くのソロだったような
気がします。・・・・・・・・違ってたらごめんなさい。

さらに、初演と何が違うかと言ったら、これだけは間違いないのは勅使河原さんが
顔に白塗りをしなくなってることです。
なんだそんなことかと言われそうですが、これはかなり重要だと思うのです。

昔の勅使河原さん、さらに一緒にダンスをするダンスカンパニー「KARASU(カラス)」
のメンバーは必ず顔を白く塗っていました。
それが10年くらい前からか、白塗りをやめた。
止めた頃から、作風・振付が確実に変化してきました。

どう変わったかというと、うまく説明できないのですが・・・・。
少なくとも私が観たい公演とは、微妙にズレがでてきたのはたしかでした。
今回の勅使河原さんのダンスは、激しく素速い動きだけど「重み」を感じがしました。

公演の後で、勅使河原さんと、宮田さんのお話を聞く時間がもうけられました。
今回初めて知りましたが、この公演を世界各地で行うときも舞台上で共演する
カラスは現地で調達してもらうのだそうです。
どこかの国ではカラスがいないらしくて、ハゲワシみたいのと一緒に共演したことも
あるとか。
それにしても、今回のカラスはおとなしかったです。
カーカー鳴くこともなく、舞台の上を飛び回ることもしない。
勅使河原さん曰く、カラスは頭がいいので一週間も一緒に練習してると曲の順番も
覚えてしまい慣れてしまうのだとか。





昔の勅使河原さんの公演「NOIJECT(ノイジェクト)」を録画したビデオを大事に持って
いたので今回DVDに録画し直すため、見直して観ました。
NHKで放送されたもので、1992年か93年の公演です。
勅使河原さんはまだ顔と手を白塗りしてダンスをしてた頃です。
「NOIJECT(ノイジェクト)」は勅使河原さんの造語で「ノイズ」と「オブジェ」を合成
したものだそうです。

しばらくぶりに観て驚きました。
公演も違うから当然なのかもしれませんが、勅使河原さんのダンスが今と全然
ちがう!
この日はちょうどNHKで最近の勅使河原さん演出の公演「KAZAHANA」が放送され
てそれを観たのでなおさら強く感じたのかもしれません。
この頃の勅使河原さん、そして一緒に公演をしていたKARASUのメンバー(宮田佳、
他)の動きはなめらかでしなやか、そしてとても軽やか。
どこか太極拳をも思わせる動きは、激しいときもあれば、一瞬時間が止まったかの
ように動きが止まるり、次の瞬間には優雅にゆっくり動いてゆく。
羽が舞い上がるかと思うと、ゆっくりと舞い降りる。
そんなたとえをしたくなります。
私が大好きだった勅使河原さんのダンスはこの頃のものだった!と改めて
気がつきました。

posted by みどり at 03:12| Comment(2) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月13日

「自動人形師ムットーニの機械仕掛けの迷宮博物館」ナイト・シークレット上演会

「自動人形師ムットーニの機械仕掛けの迷宮博物館」
   ナイト・シークレット上演会@東京・パルコミュージアム

9月2日(金)に、「自動人形師ムットーニの機械仕掛けの迷宮博物館」の通常展覧会が
終了後の夜9時からのムットーニ(武藤政彦)さんのナビゲートによる上演会に参加
してきました。
今回はナイト・シークレット上演会の様子のご紹介です。
この上演会のチケットは展覧会初日で完売したそうです。
私も10時開場の初日の昼12時頃チケット(1500円)を買いに行ったら、定員30名
のところ、2日のチケットの整理番号はすでに20,21番なので人気の高さに驚きました。

当日は、一緒に行く友人の方が今回の展覧会ははじめてなので上演会の前に、展示を
ゆっくり観たいというので喜んでおつきあい(^_^)
私にとって、この日は2回目の鑑賞です。
8時頃から中を見ていて、ふと振り返るとムットーニさんが真後ろにいたのでびっくり。
ナイト・シークレット上演会のまえに作品をみてまわってるようでした。
9時前にいったん会場の外へ出て、集合場所へいくと缶入り飲料(ビール・ソフトドリンク)
を一缶もらって、お菓子もあるのでこれもちょっといただきました。

9時、ナイト・シークレット上演会開場です。
ムットーニさんの解説を聞きつつ、ムットーニさんを先頭にして改めて会場内に
入りました。

この上演会がいいのは、通常は他の作品が動いている音楽が聞こえてるなかで上演会
が行われるのに、ナイト・シークレットでは他の作品は一切止めて、一つの作品の音楽
だけを聞きながら鑑賞できることです。

やっぱりムットーニさんの口上を聞きつつ、歌手やバンドマン達の演奏を聴く「トップ・オブ・
キャバレー」や、ラジオから音楽が聞こえてくるとトランペット吹きと歌手が交互に
現れてくる「ナイト・チューナー」を見せてもらえるのはいいです。

この日、この「ナイト・チューナー」が動き出したとたんムットーニさんが「あ、なんで
この子が出てくるの」と言うので何かと思ったら、最初にトランペット吹きが出てこなけれ
ばいけないのに、後から出てくる女性歌手が最初に出てきてしまったのでした。
前に動いたときに、どうやらちゃんと人形が格納されなかったようです。
ムットーニさんが調節して、改めて最初からスタート。

以前、ロゴスギャラリーでの上演会の時、人形が動き出すと中からかすかにキーキー
言う音が。ムットーニさん曰く「中にコオロギが住みだしちゃって・・・」には笑えました
が、隅々まで手作りの自動人形にはメンテナンスが欠かせないようです。

それに今回の展覧会は、毎年2月頃行われるロゴスギャラリーでの展示会とは違って
人形達は自動的に動いているので、つい人形に触ってしまう人がいるらしいです。

ちょっと怪しげな教会「Gloria(グローリア)」と、崇高な感じのカテドラル「Cantate Domino
(カンターテドミノ)」は動いてるところだけ見るのも良いですが、ムットーニさんの口上
付きだとまた格別です。
「Gloria」は教会のパイプオルガンの奧から、妖艶な感じの乙女が現れます。
「Cantate Domino」は教会のパイプオルガンの奧がひらくと、そこには天使(ムットーニ
さんはビーナスと言ってます)が現れ、やがて教会の上のドームが開きビーナスは翼を
広げ天上を目指します。

ナイト・シークレット上演会の一番の目玉は大型の自動人形「テアトルムットーニ」が観られる
ことでした。
これは中にムットーニさん自身が入って、人形達とセリフをやりとりして三つの物語が展開
します。
記憶喪失の女の子の話。空から堕ちてきたロボットの話。そしてもう一つは・・・・これは
どういう話しかわからないままでした。
なぜなら、この日途中で人形を支えてる何かが「ピン」と音がして飛んだからです。
人形が舞台から落ちそうで危なかった!


上演会は約1時間ちょっとで終わりましたが結局この日は、二つのトラブルが重なってしまい
ムットーニさんもだいぶ気にされたようでした。

終演後、グッズを購入するとサインしてだたけるというので、本を一冊購入しました。
サインをいただくとき「楽しめましたか」と聞かれたので「何度見ても飽きません」と言った
私の言葉はちょっとピントがずれてました。
帰ってから気が付きましたが、この本去年も購入してた物でした(^_^;

その後、7日(水)の夜、仕事帰りに3回目の鑑賞に行きました。
この日は9時からナイト・シークレット上演会があるせいかまたまた会場内にムットーニさんが
いて「声がかすれちゃって」と言いつつ「Cantate Domino」の口上をしてくれました。
なんてラッキー。(この日は昼間だけ2回、通常の上演会がある日だったのです)

最後に11日の夜、友人と4回目の鑑賞に行きました。
夜行くと、なんと7時から臨時の上演会があるとのこと。
思いがけない幸運に私も友人も大喜び。
展覧会も12日で終了なのでムットーニさん、最後の大サービスをしてくれました。

自動人形の「楽師」と言うのがあるのですが、これは4回行ってこの日はじめて動いてる
ところをみました。
人形の楽師がギターを弾き、横でムットーニさんがトランペットを吹く、というシチュエーション
で一つの作品となるものです。
これは今回販売されていたDVDにも最後に収録されています。
(DVDにはムットーニさんの口上も入ってますが、上演会の時と違ってカチカチになってる
感じがしました。口上のオン・オフも出きるようになってます)
「練習してないから音が出ないんだけど」といいつつ、トランペットを吹いてくれました。
確かに音がちょっと・・・・。でも、この音楽もムットーニさんの作曲した物だそうです。

今回の展覧会、4回行って、4回ともムットーニさんの口上を聞けたのはほんとに
幸運でした。

何度か見た感じではムットーニさんは、とてもシャイな方のようです。
しかし人を楽しませてあげよう、と言うサービス精神はとっても豊かな方。
だからこそその方の作品を観てると、とても幸せな気分になれるのだと思います。

これだけ感動させてもらったムットーニさんと、ムットーニさんの作品達には
感謝をしたいをくらいです。この展覧会場に来ると、とても心が和みました。

人を感動させることができるのは素晴らしい。
私もいつの日か、人を感動させることができたらなあ・・・と、本気で思っています。
何で感動させるのか?が大問題ですが。

posted by みどり at 03:32| Comment(4) | TrackBack(1) | 自動人形師ムットーニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月10日

放送大学・平成17年度第1学期単位認定試験結果到着!


7月末に受験した放送大学の単位認定試験の結果がようやく郵送されてきました。
「科学の哲学」は「B」、「幾何入門」はぎりぎりの「C」で合格!(=^0^=)

「科学の哲学」は楽勝と思ってましたが、それでも満点ではありませんでした。
「幾何入門」は勉強中も難しくて、だいぶ苦しんでしまいましたがこれでホットしました。
これから「幾何入門」を取ろうとしてる方、微積分を早めに復習しておくことをお勧めします。
で、ないと講義がはじまってからあわてることになりますよ。
私がそうだったのです(^_^;

10月からの新学期は「多変数の微積分」、1科目だけで勝負します。
posted by みどり at 15:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 放送大学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

劇団四季・東京「キャッツ」9回目

劇団四季・東京「キャッツ」9回目@東京・キャッツシアター

9月1日(木)に1階4列目56番(S回転席中央ブロック)で観ています。
9回目にして初めてS席、それも回転席で観てきました。
私は9月が誕生月なので、自分で自分にプレゼントのつもりでちょっと奮発しました。
先日観に行って一週間もしないでまた行ってしまったのはチケットを取る際に
日程配分を誤ったからです。

回転席というのは、1階席の前から4列目までの席で、開演前は通常の席から観ると
舞台の向こう側にあり、開演と同時に席全体が動き出し約180度回転して通常位置
に来てストップすると言う席です。
だたそれだけなのですが、そこに座っていて薄暗い中で席が動くと日常世界から非日常
の「キャッツ」の世界にスムースに入ることのできる、特設キャッツ・シアターならではの
特別席です。

さまざまな猫たちの世界を見せてくれる「キャッツ」です。
今回はさすがに舞台に間近で観たので、初めて気が付いたことがいくつかありました。

音についてですが・・・・
マイクはごく小型の物を額や、顔の横につけてるそうです。
2階席で観てると全然気にならないのですが、今回舞台の上にいる出演者のマイクを
通しての音は、なんだか私の頭の上を飛び越してゆくような感じでした。
これは観ているうちに気にならなくなったのですが、最初はかなり気になりました

演技・演出について・・・・
海賊船の場面でグリドルボーン(秋夢子)が一人で逃げ出すとき、グロールタイガー
(キムスンラ)の背中に向かって「アッカンベー」してるなんて、はじめて知りました。

少女猫・シラバブ(八幡三枝)は間近で観ると、他の猫たちに比べ顔のメイクが少なくて
子供っぽさが強調されてるような感じでした。
それにやっぱり子供(子猫)は恐い物無しの向こう見ずなところがあるようです。
このシラバブも長老猫・オールドデュトロノミー(石井健三)がマキャヴィティ(赤瀬賢二)
に誘拐された時もそう。マキャビティに立ち向かってゆくマンカストラップ(福井晶一)
の後ろから、マキャビティに飛びかかろうとしてるのですから。



今回の公演での大人の雌猫であるボンパルリーナ(南千繪)とディミータ(団こと葉)の
お二人はダンスはいいけど歌はちょっと・・・と言う感じがしました。

娼婦猫・グリザベラ(坂本泰子)のメモリーは、もちろんうまいけどなにか心に響いてくる
ものがない・・・・。
昔はこの歌を聞くとジーン・・・と来たものなのですが最近は何とも感じなくなりました。
演技のせいなのか?私が変わってきたせいなのか?よくわかりません。

大好きな猫のミストフェリーズは前回と同じ松島勇気さんでした。
超人的なダンスを見せてくれます。が、やっぱり蔡暁強がみたかった。


カーテンコール時はオバサン猫・ジェニエニドッツ(鈴木由佳乃)と長老猫・
オールドデュトロノミー(石井健三)の二匹と握手できました(^_^)


posted by みどり at 04:45| Comment(0) | TrackBack(1) | 劇団四季・東京「キャッツ」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」

映画「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」
        @VIRGIN TOHO CINEMAS 六本木ヒルズ
  監督・脚本・製作総指揮:ジョージ・ルーカス


9月1日(木)の「映画の日」に観に行ってます。
VIRGIN TOHO CINEMAS六本木ヒルズは、水曜日はレディースディ、毎月1日は
映画の日で共に千円で観られるし、ネットで席の予約も可能(手数料無し)。
夜8時前後に上映開始の回もあるので、仕事帰りに余裕で行かれるし、帰りも少し
歩いて千代田線の乃木坂駅まで行けば、乗り換え無しで座って帰れるので私にとって
はとても利用しやすい映画館です。

シリーズ全6作がこれで完結しました。
私は実はさほどスター・ウォーズファンではなく、特に昔は完全にスター・トレックファンでした。
以前の作品は公開何作目から劇場で観たのか、自分でもわからないのですがとりあえず
全作観ています。最近TVで深夜、アニメ版の放送もあったのでこれも観ておきました。
ストーリィーを完全に把握してるわけではなかったのですが、それでも今回の作品は
わかるし充分楽しめました。
このシリーズ全部見てるわけじゃないから・・・と言う方でも、だいじょぶと思いました。

これまでのお話しは、宇宙の片田舎に住む青年ルーク・スカイウォーカーが
レイア姫と出会い(実は双子の妹)、悪の皇帝を倒し銀河をダークサイトから救うと
いうもの。・・・と、書くと単純すぎますか(^_^;
悪の親玉ダース・ベイダーが実はルークの父親・アナキンであるということが
このシリーズの大きなポイントの一つになっていたと思います。


「シスの復讐」では、大きな力を持つアナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)
がなぜダークサイトに堕ち、ダース・ベイダーになっていったのかが描かれてゆきます。

愛するパドメ(ナタリー・ポートマン)が死ぬ予知夢を見てしまい悩むアナキン。
パドメとお腹の子を、守りたいあまりにダークサイトに堕ちてしまうアナキンはあまりにも
哀れで、見ていて同情の余地はたっぷりあります。
アナキンがいよいよ、あのおなじみのダース・ベイダーの姿になって行く場面は
観ていてなんだかゾクゾクしてきます。

映像はとてもきれいで迫力があり、まるでゲームを見てるような感じです。
映画の半分以上はそんな戦闘場面ばかりで見応えがあります。
ヘイデン・クリステンセン演じるアナキンはクールでいいですね、私は好きです。
そうそう、私はヨーダも大好きで、今回もいい味だしてくれてます。

そしてラストシーン。思わず拍手したくなるくらいでした。
posted by みどり at 03:31| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする