2005年07月31日

「姫が愛したダニ小僧」

姫が愛したダニ小僧


「姫が愛したダニ小僧」@東京・アートスフィア
  作・演出・出演:後藤ひろひと  出演:ユースケ・サンタマリア、富田靖子、他
  東京公演31日まで。この後、北海道、仙台、愛知、大阪、広島公演有り。  


7月29日(金)夜公演を、3階A席にて観に行ってます。
放送大学の「幾何入門」の試験が終わってから、アートスフィアに飛んでいきました。
それにしてもこの公演、本当は23日(土)の夜の回を見るつもりでチケットを購入して
いたのです。
それがあの、思いがけない地震のせいで電車がストップ。
行くに行かれず、結局この日は行くことを断念したのでした。
(電話で問い合わせてみると、7時開演を7時40分にしたとのことでした)
あんまり悔しいので、金曜日のチケットを買いました。
23日の分は奮発してS席を買ったのですが、さすがに今回はA席にしました。

気を取り直して、観てきた今回の公演。
後藤ひろひとが描き出すファンタジー。
おもしろかったです。でも、何となく物足りない公演でもありました。

元々は、後藤ひろひとさんの作ったグループ「Piper(パイパー)」の旗揚げ公演として、
1998年に初演された物だそうです。

<あらすじ>
亡くなった祖母の遺品を受け取りに、介護老人ホームを訪れた裕一(ユースケ・サンタマリア)
と妻のエリ(佐藤康恵)。
そこで出会った老婆・すみれ(富田靖子)は自らを「すみれ姫」と名乗り、裕一を「船長」、
エリを「洗濯女」と呼ぶのでした。
意地悪な侍従長にじゃまをされ、会えなくなってしまった愛しいダニ小僧を捜してるという。

その一方で、廃墟となったビルから飛び降り自殺しようとしてる男(ラサール・石井)がいた。
しかしそのビルに住みついているホームレス(後藤ひろひと)は、こんなとこから
飛び降りられては気分が悪いと文句をつけていた。

裕一もエリも最初はすみれのことを、ただのぼけた老人と思っていたが、すみれの言う
とうりに現れる西洋甲冑を着た剣士の「城一郎」(高杉亘)や、伝説のサラリーマン剣豪
「橋本ゆうじ君」(山内圭哉)、すみれ姫を追う侍従長達、その他訳のわからない人物達
がつぎつぎ現れる。
裕一とエリは、何が本当で何が虚構が訳がわからないまま、すみれ姫の世界に
巻き込まれていくのでした。

はたしてすみれ姫はダニ小僧に会えるのか。
そしてビルの上にいるホームレスの正体は・・・・。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

裕一役のユースケ・サンタマリアさんや、すみれ姫役の富田靖子さん、ラサール・石井さん
など豪華出演者の共演が楽しい公演でした。

ユースケ・サンタマリアさんを、ナマで見たのは当然初めて。
そんなにハンサムというわけではないのに(ごめんなさい)、なぜか存在感がありますね。

富田靖子さん演じる「すみればあちゃん」もかわいいですが、後半さっそうとあらわれる
若き「すみれ姫」はかわいくてカッコイイです。

橋本ゆうじ君を演じる山内圭哉さん、ほんとに最初は普通のサラリーマンに見えます。
でも頭がつるつるのスキンヘッドがトレードマークだから、途中でかつらを脱ぎ捨てると
場内が大受けしてました。

最初名も無き老人で登場する、腹筋善之介さんのパワーには感心します。
その一方で、見るたびに同じ一人芝居をやってるような演技に、この先続くのか?
とよけいなお世話の心配をしてしまいます。

芋宮殿MITURU役で登場の川下大洋さん。
パッと見ると平凡な中年だけど、にじみ出てくる妙な雰囲気がおもしろい。

私、個人的には一番気に入ったキャラクターは松永玲子さん演じる「豚女」でした。
名前とは裏腹に、ド派手でセクシーな豚女。好きです、こういうキャラ。
少し前まで日曜日のNHK夜10時からの芸術劇場の司会をやってた人とは
思えませんでした。

お話しもつまらなくはないのですが、なんだかもどかしい感じがしてしまいました。
何よりもすみれ姫達の話しと、自殺をしようとするサラリーマンとホームレスの話が
いまいちリンクしてきてない気がするのです。

総てのことを一つにまとめて、観客を全員「異世界」へ引きずり込めていたらすごかった
と思うのですが、引きずり込む「一歩手前」で止まってしまったような感じがしました。

後藤作品では個人的には「人間風車」や「ダブリンの鐘突カビ人間」に続くような名作を
新作で見たいと思っているのですが、後藤さんにとってもそれは難しいことのようです。
posted by みどり at 21:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月30日

単位認定試験終了

受講してる放送大学の、単位認定試験終わりました。
結果が出るのは9月です。

どんなふうだったかといいますと、こんなふうでした。

追試(再試験)扱いの「科学の哲学」は、今回落とすと後がないとテキストを何度も
読んでおきました。(・・・て、当たり前ですね。)
試験開始の約2時間前になって気が付いたのですが、この試験今回はなんと
テキスト「持ち込みOK」になってるではないですか。
前学期は「持ち込み不可」だったのに。

テキストさんざん読み込んでおいて、テキスト見ていいなら恐い物無し!
楽勝です(^^)V
試験開始30分経過で、退室して良いのでさっさと出ました。
(試験時間は50分です)

「幾何入門」、これは今回落とすかも・・・・(^◇^;)
問題は全部で10題。計算問題がお手上げでした。
しかし、この「幾何入門」は思っていたより難しい科目でした。
テキスト読んで理解する以前に、高校レベルの微積分の復習に時間くってしまうし、
テキスト(講義)も後半になると数式ばかりで、理解するのに時間がかかりました。
今回落ちでも、次回はきっと単位とってやりますわ。


試験会場は、自分が申請して登録してる「学習センター」で受けることになっています。
私の場合は「足立学習センター」で、東京都足立区の「学びピア21」の中にあります。
試験会場へ行くと、一日何科目も試験があるので試験会場となる教室の入り口に
張り紙がしてあって、その教室でどの科目の人が、どの位置に座るのか指示が
されてます。
だからそれを見ると、その学習センターでその科目を受けてる人が何人いるのか
だいたいわかることになります。(受講してても、途中一回ある通信指導を出してないと
受験資格が無くなります。出していても零点だとやはり受験不可)

私が行った足立学習センターでは「幾何入門」の受験者が7名。
の、はずだけど来ていたのは私含めて4名でした。
3名脱落したようです。

なにわともあれ、試験終了。
映画観て、お芝居見て、掃除して、洗濯して、その他もろもろほっぽっといたこと
いろいろ片づけていきます(^o^)
posted by みどり at 15:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 放送大学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月23日

放送大学・単位認定試験開始です

受講している放送大学が23日より、いよいよ単位認定試験期間に突入します。

私も1年間在籍して勉強する選科履修生を、ずっと続けています。
今学期も2科目受講してますが、気を引き締めないと落としそうです。
前回は油断しました。落としちゃいましたからね・・・(^◇^;)

「科学の哲学」は前学期、落としてしまったので再試扱いの今回落とすと後がない。
「幾何入門」は未だにテキスト全部に目を通していません(^_^;)

このままでは、払った受講料ムダにしてしまう・・・・ので、誠に勝手ながら
試験終了の29日まで、勉強時間確保のためブログの記事投稿をお休み
させていただきます。 m(__)m
posted by みどり at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 放送大学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月22日

「モーツァルト!」@帝国劇場

「モーツァルト!」@帝国劇場
 演出・訳詞:小池修一郎   脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ  
 音楽:シルベスター・リーヴァイ 
 〜8月26日まで

10月のエンニオ・モリコーネの来日公演、イープラスの最先行抽選予約が当選
したのでほっとしてます。これで一般発売時あわてないですみますから・・・。
去年の来日公演、行きそびれてたのでその分気合いが入ります。

さて。
7月11日(月)横浜美術館で「ルーブル美術館展」を観た後で、観に行ってます。
2階席のB席です。3年ぶりの再演。
初演時の公演は、あまりいい印象が残っていませんでした。
「エリザベート」を作り出した名コンビのミヒャエル・クンツェとシルベスター・リーヴァイ
の作品だからと、期待大で行ったのですが特別に印象に残る曲がないように
感じたのです。

プログラムもやたら大きくて高かった!たしか2500円したと思います。
今回は大きさもA4サイズに収まってお値段もお手ごろ価格になってました。
(ちょっと忘れてしまったのですが1500円だったと思います)

なのであまり期待しないで観に行った今回の公演でしたが、以前とはだいぶ印象が
変わりました。初演時より内容が「濃く」感じました
繰り返し出てくるメインのメロディーは、未だに頭に残っています。
何よりも山口祐一郎さん、市村正親さん、井上芳雄さんの競演を観ることができて
とても贅沢な時間を過ごせた、と感じました。

ヴォルフガンク・アマデウス・モーツァルトの生涯を描いたミュージカル。
ヴォルフガンク役は井上芳雄さんと、中川晃教(なかがわあきのり)さんとの
ダブルキャストです。

<あらすじ>
幼い頃から作曲と演奏では神童と言われてきたヴォルフガンク(井上芳雄)。
自由を求める彼は父レオポルト(市村正親)ともなにかと意見が衝突し、コロレド
大司教(山口祐一郎)の支配下での作曲に嫌気がさし、怒りを爆発。
故郷ザルツブルクを後にし、母とパリへ行くがすでに時代の求める物が変わっていた
と言うことか、そこでは音楽家としては芽が出ることがなかった。
金を使い果たし、母も病気で亡くなってしまう。

ヴァルトシュテット男爵夫人(久世星佳)のすすめでウィーンへ行くヴォルフガンク。
そして彼の演奏はウィーンの社交界で話題を集めるようになる。
コンスタンツェ(西田ひかる、7月20日からは木村佳乃)と結婚もし、仕事も精力的
にこなすようなるが故郷の父、姉の存在はどんどん薄くなって行くのでした。
遊び仲間も増えてゆくと、それに比例するように妻は毎夜のようにダンスパーティに
行くようになり、夫婦の仲にかげりが見え始める。
父の死。作曲したオペラ「魔笛」の大成功。
そんな頃、ヴォルフガンクの元に謎の人物が訪れ「レクイエム」の作曲を依頼する
のでした・・・・。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

このミュージカルでは青年ヴォルフガンクだけが、ボロボロのジーパンはいた現代風
なパンク青年のような姿で現れます。
一人の大天才の存在感が、ことさらに強調されているように感じます。

実際のヴォルフガンクの生涯も、謎の部分が多いようです。

今回観て、一番感じたのは井上芳雄さんがはじけてるな、と言うことでした。
初演時もヴォルフガンク役は井上さんで観てるのですが、演技がかたいなという
印象しかありませんでした。
それに比べると今回はずいぶん良くなってると思いました。
(まだ硬い、声が出てないと言う意見もあるようですが・・・)

このミュージカルでは、青年ヴォルフガンクのかたわらには常に幼い頃のヴォルフ
ガンク=アマデがつきまとっています。
作曲に夢中になってる幼いアマデ。
この頃の彼は、音楽の女神(ミューズ)に愛された存在ですね。
勝手気まま、自由奔放に生きる青年ヴォルフガンクと、いつも一緒にいるアマデ。
この取り合わせがとてもいいです。

幼いアマデは見かけはかわいいけど、行動は結構恐いです。
仕事を怠けてるヴォルフガンクを非難の目で見つめたり、怒ったのか時には彼の腕を
つかんで羽ペンで突き刺したりします。
アマデはヴォルフガンクのまじめで良心的な面、とも感じます。

父役の市村正親さんは大ベテランですが、年を重ねてさらに新たな魅力が増してきた
ように感じました。

今回は休憩時間に、ルーブル美術館展を見た帰りにJR桜木町駅の売店で購入した
横浜名物・崎陽軒(きようけん)の焼売をぱくついて大満足。
ルーブル美術館展と「モーツァルト!」で贅沢な一日を過ごしました。
posted by みどり at 03:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月18日

「ルーブル美術館展」@横浜美術館

「ルーブル美術館展・19世紀フランス絵画 新古典主義からロマン主義へ」
   @横浜美術館   7月18日まで

7月11日(月)
月曜日、職場は午後だけ休みをもらって「ルーブル美術館展」に行ってきました。
じつは絶対混むだろうと思ってたので、今まで行くことを躊躇してました。
でも、やっぱり観ておきたい。おそらくこの私、パリのルーブル美術館へいくこと
なんてたぶんないだろうから・・・・。
それに月曜日には閉館してる事が多い美術館のなかで、珍しく開館してる。
意外とこの日は穴場かも・・・、と行ってきました。

横浜美術館へ行くのは、ずいぶん久しぶりです。
以前行ったのは「チャルトリスキ・コレクション展」の時だから、たしか三年ぶりです。
この時は、展示作品の中に1枚だけレオナルド・ダ・ビンチ作の「白貂(しろてん)を抱く
貴婦人」と言う絵があり、これが見たくて出かけたのでした。

三年ぶりとは思えない横浜美術館。
着いたのは午後2時頃ですが、入場制限もなくすぐ入れました。
展示会場にはいると、真っ先あるのはアングル作の「泉」(1820年−56年)。
すがすがしさまで感じさせる、少女。いいですね。
足元に咲いてるのは、水仙のよう。(違うかもしれないけど)
のっけからこの作品ですか!と、これから先の期待が高まります。
この作家のフルネームはジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル。知らなかった・・・。

でもこれを観てから、中学生の時だったか同級生が美術の教科書に載ってる女性の
ヌードの彫刻を観て「だから美術っていやなのよ」と、吐き捨てるように言ったのを思い
出しました。そうかそういう見方もあるのか、と当時は思ったものでした。
ヌードを観てだたの「裸」としか見えないか、「美術品」と見るか・・・。
これ考え出すと、かなり奥深い世界が展開しそう。

以下は、特に印象に残った作品です。

フランソワ・ジェラールの「プシュケとアモル」1798年作。
プシュケの額に接吻するアモルの姿。
二人ともまだ少年と少女の様子が、漂っていています。
裸体なのに丹念に描かれた二人の体は、陶器のようです。
二人の足元には小さな花が咲いてるけど、よく見るとアモルの足元にだけ小さな黄色い
花が一輪咲いてる。きっと、何か意味があるんだろうけど、私には読みとれない。

以前何かで聞いた解説では、この時のプシュケにはアモルが見えていないのだそうです。
だからこの絵のプシュケは、アモルがすぐそばにいるのにあらぬ方向を観ている。
頭の上に飛んでいる蝶が、なにかを彼女に告げてるようにも見えます。

フランソワ=エドゥアール・ピコの「アモルとプシュケ」1817年作。
これは今回初めてした作品です。
しどけなく眠っている裸体のプシュケと、ベッドを抜け出すところのアモル。
プシュケの姿がとてもきれいで、ベッドの布の描き方も流麗。
でも、これそうとうエロティックな光景ではありませんか。


ウジェーヌ・ドラクロワの「怒りのメディア」1862年作。
この作品、王女メディアの物語をしらなければ、二人の幼い我が子を何かから守ろう
としてる母の姿と見るのではないでしょうか。
実際は心変わりした夫への復讐のため、夫との間にできた我が子を殺そうとしてる
場面だなんて。
少しだけ見える二人の子ども達の表情に、目がいっていまいます。

ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングルの「トルコ風呂」(1859−63年頃)
チラシにもつかわれてるこの作品、裸体の女性達がこれでもか、と描き混まれています。
豊満な姿に思わず手を伸ばして触りたくなりました。

ドミニク・パプティの「泉水のギリシアの女たち」1841年頃。
泉水を壺に入れて運ぶ女性達の姿。
特別華やかな絵では無いけど、建物も人物もカチカチとまるで定規で測ってかいた
ような感じがする作品。
何となくポール・デルボーの描くシュールな女性達の絵を思い出しました。

会場も平日とは思えない混雑ぶりでした。
これでは土日や最終日は身動きとれないんではないか・・・と思ったけど、もちろん
そんなことにならないよう入場制限はするでしょう。

「ルーブル美術館展」とあって見応えのある作品ばかり。行ってきて良かったです。
posted by みどり at 21:23| Comment(0) | TrackBack(2) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月16日

「キレイ 神様と待ち合わせした女」

「キレイ 神様と待ち合わせした女」@東京・シアターコクーン
 作・演出・出演:松尾スズキ 出演:鈴木蘭々、高岡早紀、阿部サダヲ、他
 音楽:伊藤ヨタロウ

7月7日(木)7000円のA席で観てます。
(全然関係ないけど昔々、1999年の9月9日、9列9番9000円の席で某公演を
観たことがありました。高かった・・・。)

なかなか評判のいい公演です。
最初に言い訳すると、私は松尾スズキの描き出す世界はあまり好きではありません。
彼の主宰する劇団「大人計画」も以前一度行っただけで、それ以後行ったことが
ありません。
その割には、彼が劇団外で作・演出する公演は観ることが結構あります。
今年3月にみた「蛇よ!」もそう。
この公演は会場で観てるときはそれほどいいとは思わなかったのですが、後日知人が
WOWOWで放送したのを録画してくれたのであらためて観たら、これがおもしろい!
会場で観るより、TVで見た方がおもしろいなんて。
私の理解度が遅いと言うことなのか・・・・。

なので今回は、あまり感想が書けません。
(と、いいつつ結局ごちゃごちゃ書いてますが)

今回の公演は再演で、初演版も観ています。
今回の主役ケガレは当初、酒井若菜さんだったそうですが体調不調のため降板
したそうです。代わっての出演は伊藤蘭々さん。
公演を観る限りは、とても急な代役と言う感じはしません。堂々と主役をはってます。
主役降板が決まったのは比較的早い時期なのでしょうか、パンフレット買ってみると
出演者の紹介にはちゃんと伊藤蘭々さんが載っています。

<あらすじ>
舞台は100年もの間、民族紛争が続くもう一つの日本。
民族解放軍を名乗るグループに誘拐・監禁されていた少女(伊藤蘭々)は10年ぶり
に地上へ逃げ出す。
過去の記憶をなくしてる彼女は自分を「ケガレ」と名乗るようになる。
戦場では大豆から作られた人造人間、ダイズ兵が人間と一緒に戦っていた。
そんな戦場で、死んだダイズ兵を回収して生計を立てているカネコキネコ(片桐はいり)
達の仲間に加わってたくましく生きてゆケガレ。

回収されたダイズ兵は、食糧に加工されるのです。
寿命も短く、生殖機能もないはずのダイズ兵なのに、ひとり例外がいた。
ダイズ丸(橋本じゅん)は、科学者の気まぐれから生殖機能を与えられたダイズ兵。
ケガレを見守る成人したケガレ=ミサ(高岡早紀)、「神」と名乗る奇妙な存在(伊藤
ヨタロウ)、カネコ一家、ダイズ兵を加工するダイダイ食品の社長令嬢達が入り乱れ
やがてケガレの忌まわしい過去も明らかになって行きます。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
形式はミュージカルです。
こわい無気味な話しのはずなのに、からっとした後味があるのは演出と音楽の
せいかなと思います。

初演は古田新太さんだった、ダイズ丸役の橋本じゅんさんがとてもいいです。
ダイズ兵らしからぬ長寿をたもつが、どんどん体が崩れてゆくダイズ丸。
それでもめげない様子は、狂気にも似ている。
笑えるけど、その後でぞっと恐くなる見せ方をしてます。
たぶん私が、キャラクターの中で一番好きなのはこのダイズ丸です。

初演版と同じ阿部サダヲさん演じるハリコナA。
ピュアでとってもかわいいい。女優陣よりかわいく見えるくらいです。

松尾スズキが好きでないの私が、この公演を観に行った理由は伊藤ヨタロウさん
が出演していたからです。
と、いっても伊藤ヨタロウさんのことはあまり知りません。
役者として出演してるところしか観たことありませんし・・・。
本職はミュージシャンだけど、なぜかお芝居にもちょこちょこっと顔を出してる人。
初めて観たときは「なんだこいつ?」でしたが、何度か観るうちに「おもしろい人だな、
不思議な声での歌もいいし」に変わってしまいました。
(公演の中で歌うときもあるけど、全然歌のない時もありました)

タイトルは忘れてしまったけど、考古学の教授役だったり、精神科医役だったり、ホラー
芝居の中で娘を溺愛する父親役だったり、なぜか娼館の女主人役(女装メイクはしてない
けどドレス姿が結構にあってました)だったり、マッサージの先生役だったり。
今回は「神」役として、舞台の上をうろうろしっぱなし。
目立ってはいけないし、かといって存在感なしでは困る役を、無理なくこなしてると
感じました。
こういうヨタロウさんも、結構好きです。
posted by みどり at 01:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月14日

映画「宇宙戦争」

宇宙戦争


映画「宇宙戦争」@千葉県・松戸サンリオシアター
  監督:スティーブン・スピルバーグ 原作:H.G.ウェルズ 
  脚本:ジョシュ・フリードマン、コリン・ウィルソン
  出演:トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ティム・ロビンス、ミランダ・オットー、他

7月6日(水)観に行ってます。
そんじょそこらのホラー映画観るより、よっぽど恐いしおもしろい映画だと思いました。
でも、世間の評判は今ひとつのようです。
見せ方が「ジェラシックパーク」と同じだとか、ラストが甘いなどが原因のようです。

<あらすじ>
レイ・ファリー(トム・クルーズ)は離婚経験者。
その日は久しぶりに、元妻(ミランダ・オットー)の元にいる娘(ダコタ・ファニング)と
息子(ジャスティン・チャッウィン)と会える日。
せっかく子ども達とあえても、うまくつきあえないレイ。
そんな時、レイの家の近くで異常な出来事か起こる。
地面の奥底から、巨大な3本足の戦闘マシーン「トライポッド」が現れ周囲の人々や
建物を総て焼き払って行った。

戦闘マシーンはどこかの国のテロなのか、それとも異星人の襲撃なのか正確な
情報は何も入ってこない。
やはりトライポッドから必死で逃げる人々の渦に巻き込まれながら、レイも
子ども達を守ろうと逃げ回るのでした・・・・・。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

ウェルズ原作の「宇宙戦争」には、1953年に映画化された作品(バイロン・ハスキン
監督)もあり原作を知っているか否か、53年版を観てるかどうかで感想も変わる
ようです。
私は原作は読んだことはありません。53年版の映画は、観ていますがこの時代の
SF映画としてはとても良くできてると思います。
ラストは、53年版も今回も同じですがこれについては不満はありません。


今回の映画はあの戦闘マシーンの質感というか、重量感がすごかったです。

父親も、周囲の人もことの真相は何にも分からないまま攻撃を受けまくり、逃げ
回ってるお話しです。
英雄は出てきませんし、父親も戦う事はしません。

相手が何者か、異星人か他国のテロリストかそれもはっきりわからない。
主人公達には、何の情報も入ってきません。観客も主人公達が観た物以外の物を
見せられることがありません。
主人公と、観客の視点が全く同じになっているのです。
主人公達の視野が狭くなっていることで、さらに恐怖が増してきますし、この親子が
感じてるのとおなじ恐怖を、私達観客も感じてる、という構造になっています。
これはうまい見せ方だと思いました。

父親はひたすら子ども達をまもるだけ。その為には、あえてはっきりとは描かれて
ないけど他の人間を「消す」事もいといません。
娘もそのことを薄々感づいてはいるけど、見ない聞かないふりをするところが
この親子が至った窮地を表現していると思いました。
なんくせつけると、トム・クルーズ演じる父親は離婚するほどのダメな父親には全く
見えなかった事ぐらいです。

親子が地下で隠れてる時も、聞こえてくるにぶい「音」とちらちらする「光り」
の使い方がうまいこと。無気味ではらはらしっぱなしでした。
でも、このあたりが「ジェラシックパーク」と同じで新鮮みが全くない、との意見も
あるようです。

ストーリィを楽しむより、ドキドキハラハラしながら体感して楽しむ映画だと思いました。


新作「キング・コング」の予告もすごいです。
「宇宙戦争」の前にこの予告編が流れて、冒頭でピーター・ジャクソン監督が出て
くるんですが、「ロード・オブ・ザ・リング」のころに比べてすっかりスマートになって
るんでこれまたびっくり。
一瞬別人かと思いましたよ。

posted by みどり at 01:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月12日

映画「バットマン ビギンズ」

バットマン


映画「バットマン ビギンズ」@VIRGIN TOHO CINEMAS 六本木ヒルズ
  監督・脚本:クリストファー・ノーラン 
  出演:クリスチャン・ベール、モーガン・フリーマン、渡辺謙、他

7月1日(金)の「映画の日」に観に行ってます。
アメリカンコミックのヒーローとして誕生した「バットマン」の文字どうり、誕生秘話
が今回の映画の内容です。

<あらすじ>
大事業家、ウェイン家はゴッサム・シティの繁栄に貢献してきた。
事業はウェイン・エンタープライズという大企業に育っていて、ブルース・ウェインは
ウェイン・エンタープライズの社長の御曹司。
そんなブルースは幼い頃に、目の前で両親を暴漢の殺されてしまう。
両親のばく大な遺産と事業を引き継ぐことで、何不自由ない生活をしていたが
青年となったブルース(クリスチャン・ベール)はそれまでの怒りと罪悪感、復讐心など
でいてもたってもいられなくなり世界を放浪する旅に出てしまう。
命まで落としかねない危ない旅の果てに、ヒマラヤで謎の男から心身共に鍛え上げ
られ長い修行の末、故郷のゴッサム・シティへもどるブルース。

帰ってみると会社は利益のみを追求する社長代理(ルトガー・ハウアー)が牛耳り、
ゴッサム・シティはすっかり犯罪の街と化していた。

ブルースは執事のアルフレッド(マイケル・ケイン)、善良な警察官ジム・ゴードン
(ゲイリー・オールドマン)、ウェイン・エンタープライズの応用科学部で研究をしている
ルーシャス・フォックス(モーガン・フリーマン)の協力を得て「バットマン」に変身し、
悪に立ち向かってゆきます・・・・・。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

バットマンはどういう理由から生まれたのか、そして例のあのコスチュームは
どうやってできあがったのかと、納得行くように説明されてます。

出演者で一番気になっていたのは、日本人の渡辺謙ですが映画を観る限りは
特別目立った役ではありませんでした。
ブルースが放浪の旅先で、知った「影の軍団」を率いる男という役。
よくある、いかにも東洋の不思議な超人と言う感じで出てくるのかなと思って
いたのでこれは意外でした。
でもさりげない感じで、悪くないです。

逆にさりげなさすぎてもったいない、と感じたのはモーガン・フリーマン。
最近は話題作には必ず出演してる売れっ子ですが、今回の役はバットマン誕生に
協力する科学者役なので重要な役のはずなのに、目立った登場のしかたもしてない
ので呆気ない感じでした。

事前に調べてなかったのでこの人まで出てたのか!と、思ったのがルトガー・ハウアー。
昔、映画「ブレード・ランナー」でレプリカントを演じる彼をみたら、主役のハリソン・フォード
より彼の方に惹かれてしまったものでしたが、その後の彼はこれといってめだつ
出演作が無いような気がしてました。
でも今回の悪徳社長代理役をみると、いい感じに歳をとったなと感じます。

主役のクリスチャン・ベールは初めてみましたが、ハンサムですね。
バットマンの例のマスクをすると、口元がきりりとしまってる感じがいいなと思ったけど
それ以外は可もなく不可もなく。
主役なのに特別な魅力を感じなかったのが、ちょっとおしい。

恋人役のレイチェル役のケイティ・ホームズは男性ばかりの出演者の中で
唯一花を添えています。ダークな映画の中でのアクセント役ですね。

逆に脇役なのに、この人いいなと思ったのが執事のアルフレッド役のマイケル・ケイン。
悩めるブルースをしっかり支え、バットマン誕生にもいろいろとアドバイスまでする
頼りがいのある執事を演じてます。
今回のキャラクターの中で、私は彼が一番好きです。

悪役のドクター・クレイン役のキリアン・マーフィー。
その風貌はどことなく女性的な感じがして、とっても独特の味がありました。

アクションシーンはもちろん見応えがあり、出演者もなかなかの芸達者がそろった
この映画、スカッとしたい方にお勧めです。



 
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2005年07月09日

こりずに「エリザベート」窓口販売に約2300人

なんだか新聞か週刊誌の記事のタイトルみたいになりましたがそういうことでした。
7月9日(土)は東宝ミュージカル「エリザベート」チケットの帝国劇場窓口販売の日。
結論から言うと私は完敗でした(x_x)

2日の一般発売の日でとうとうとれなかったので、あきらめようかと思ったのですが
前回書いた記事に、たった一日でアクセスが40件以上もありびっくり。
「エリザベート」の人気の高さに改めて驚きました。

これはもうダメで元々と思って、「窓口販売」に行ってみることにしました。
ダメでも話の種に出きるなーと思って(^_^;)

この日の様子をご紹介しますね。

帝国劇場に、朝8時までに並んだ人に対して、整理番号を決める抽選をおこなうと
言うことだったので、7時半ごろ着くとすでに長蛇の列!
「前売抽選予備カード」というカードをもらって順番に帝国劇場の場内へ。
カードには番号が書かれてますが、これは整理番号ではなく単純に来た人の
人数を調べるための番号。
私のは1195番。と、いうことは1195人目という事です。
さらにこのカードには来た順番に座席番号が書かれているので、その席に座って
8時の抽選開始時間を待ちました。
私の席は、前の人に続いて2階席の最前列。

最終的にこの日、8時までに集まったのはなんと約2300人だったそうです。
客席にも入りきらないくらいでした。

チケット購入制限は、一人2公演まで各公演2枚までの計4枚まで。
しかし、販売されるチケットは、各回10枚から二十数枚なので計数百枚のみ。
整理券がとれても後ろの番号の人は購入はたぶん無理、と言う状況でした。
この日出される整理券は「1番」から「250番」まで。
約2300人に対して整理券が250番まで・・・・単純計算して確率十分の一
ではありませんか。それでもこれがとれないとお話しにならない。

抽選開始時間になると一階の前の列の人から順番にロビーに出て箱の中から
二つ折りにしてホチキスで留めてある抽選券をとりました。
幸運な人には「整理番号」と購入集合時間が書かれている、と言うことでした。
さて私は・・・・「選外」でした。
あーあ・・・ですが、とりあえずやるだけやったので気が済みました!
これで地方公演があるなら、ねらいたいところなんですが今のところその予定は
ないようですね。

それにしても現在、帝国劇場で上演中ので「モーツァルト!」はかなりチケットが売れ
残ってるようです(特に8月公演は各席種楽々入手可能)。
おそらく帝劇(東宝ミュージカル)もこれが売れないとは思ってなかったのでは、と
感じました。

「エリザベート」がダメだったので、チケット購入のつもりで用意したお金でジャンル
は全然違うけどエンニオ・モリコーネの来日公演に行くこと決めました。
映画音楽を数多く作曲してる方で、ご本人が指揮をする公演です。
高齢なので今回のがすと、もう日本での公演はないかもとのうわさなのでぜひ行こう
と思ってます。
去年の来日公演の時は、行かなかったのが心残りでしたし・・・。

一般発売は7月30日。公演日は東京国際フォーラムで10月8,9日です。
こちらも人気ありそうなので油断しないで、チケット確保したいです。

posted by みどり at 17:43| Comment(8) | TrackBack(2) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月07日

劇団四季・東京「オペラ座の怪人」3回目

劇団四季・東京「オペラ座の怪人」3回目@四季劇場・海

6月28日(火)私には珍しく、そして今回初めてS席で観に行ってます。
S席ですが2階の6列目です。でもとても見やすい席でした。
以前、2階席一番後ろのC席で観に行って帰るときに2階席の前の方に行ってみたら
かなり見やすそうでした。
次回S席を買う気があるなら1階席の端や後ろになるくらいなら2階席の前にしようと
決めていて、その「次回」が今回になりました。
たまにS席に座ると自分がセレブになったような気がします。

前回、3月に観に行ったときの印象がかなり悪かったので、今回は行く事自体
ちょっと考えてしまってたのですが心配はほとんど無用でした。

この日の出演者はファントムは3回とも同じ、高井治さん。
クリスティーヌも3回とも同じ、沼尾みゆきさん。
ラウルは1回目と同じ、佐野正幸さん。


欲くを言うとやはり、ファントムの高井さんにはもう少し演技力がほしいと感じました。
ラストの方で、クリスティーヌにキスをされた後の心の変化と言うものが観客に
伝わってこない気がしたのです。

今回気になったのはオーケストラ。
シバンルの音でしょうか(すみません私、楽器の種類と名前がよくわからなくて)
聞こえてくる響きが妙に割れていて汚くて、とても耳障りでした。
この音が特に気になったのは、ファントムがクリスティーヌを地下へ連れてゆくシーン
の所でした。ここは場面転換がすばらしい、美しい場面です。
大好きな場面で、耳障りな音はとても残念でした。

公演内容とは関係ないのですが、もう一つ気になったことがもう一つありました。
今回は2階席の後ろの方が男子高校生の集団がいたのです。
修学旅行でしょうか。今時の学生はいいなあ、みんなでミュージカル鑑賞なんて。
しかし、このお子ちゃま達がマナーの良くない集団で、さすが上演中はおとなしかったけど、
休憩時間はうるさいわ、カーテンコール時は奇声はあげるわで同じ会場にいて
とっても気分悪かったです。

公共の場でのマナーも学んでほしいものです。


posted by みどり at 01:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする