2005年05月31日

映画「コンスタンティン」

コンスタンティン


映画「コンスタンティン」@VIRGIN TOHO CINEMAS 六本木ヒルズ
 監督:フランシス・ローレンス 脚本:ケビン・ブロドビン、フランク・カペロ
 原作:ケビン・ブロドビン(グラフィック・ノベル「ヘルブレイザー」のキャラクターに基づく 
 出演:キアヌ・リーブス、レイチェル・ワイズ、他

5月25日(水)観に行ってます。とても私好みの映画でした。
「マトリックス」のかっこよさに惚れ込んでる方が観ると、この映画物足りないかもしれ
ないです。キアヌ・リーブス演じるコンスタンティンはあまりかっこよくないですから。
「マトリックス」のキアヌ・リーブスはかっこいいけど私的にはあまり好きではなかった
のですが、この映画の彼には惚れこみました。
キアヌ・リーブスもいいけど脇役に、魅力ある人達が集まってます。

<物語>
ハーフ・ブリードは完全な天使でも完全な悪魔でもない存在、天国と地獄からの使者。
ジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)はこのハーフ・ブリードを見分ける能力を
持っていた。
少年の頃に自分の能力に絶望し、自殺未遂をしたことがあるためカソリックの彼には、
死後は地獄行きが決定済み。そのうえ、長年のヘビースモーカーを続けた結果
進行性の肺ガンに侵されてすでに余命約1年という身の上だった。
コンスタンティンは地獄行きの罰を逃れるため、人間界に入り込もうとするハーフ・
ブリードを見つけだし地獄へと送り返えす悪魔払い(エクソシスト)となっていた。
が、彼の前に現れる天使ガブリエル(ティルダ・スウィントン)は、そんなことぐらいでは
恩赦は無理、地獄行きは免れないと冷たく言い放つ。

そんな頃、コンスタンティンのもとに女刑事アンジェラ・ドットソン(レイチェル・ワイズ)が、
自殺した双子の妹イザベル(レイチェル・ワイズの二役)の死の真相を探るべく協力
を求めてきた。自殺した者は地獄にしか行かれない。妹が自殺するはずがないと。
やがてコンスタンティンは、サタンの息子マモンが自分の王国を作ろうともくろみ
人間界に入り込もうとしていることに気がつく。
入り込むためには「神の力」が必要。キリストを処刑するときに使われた槍が今も
残されていて、これを使えばマモンは人間界に入り込めてしまう。
イザベルが残した猫の力を借りて、彼女が地獄にいるのを確かめに行く
コンスタンティン。
イザベルを地獄から救い出せるのか。マモンの侵入を阻止することはできるのか。
コンスタンティン自身、地獄行きは免れえるのかどうか・・・。

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原作のコンスタンティンは皮肉屋で自分勝手な人物ということになってるようですが
映画のほうはそれほどでもないように見えました。
肺ガンで余命1年と医師から宣告されてるのにたばこの止められないコンスタンティン。
キアヌ・リーブスは役作りのためダイエットしてやせたそうで、「マトリックス」の時より
細身に見えこのコンスタンティンという役にぴったりはまったように見えました。
コンスタンティンの住んでるところは薄汚れたアパート。
疲れきったように四六時中たばこを吸っている。
よれっとしたカッコながらもワイシャツにネクタイ姿というのが、この手のキャラクター
としては妙に新鮮。
かっこいいヤツではないけど、ハーフ・ブリード達と対決する姿は「マトリックス」とは
違うかっこよさを感じました。


主役のキアヌ・リーブスの次に目立つのは本来ならアンジェラ役のレイチェル・ワイズ
なのでしょうが私は他の脇役の人達に目がいってしまいました。

天使ガブリエルもいかにも天使ではなくて、翼のないスーツ姿で現れます。
ティルダ・スウィントン演じるガブリエルはとても中性的で不思議な魅力があります。
そういえば天使って男でも女でも、ないんでしたっけ?

コンスタンティンの自称助手として登場するタクシー運転手のチャズ・クレマー
(シア・ラブーフ)は、どことなく子供っぽい幼さが感じられますが、自分勝手なコンス
タンティンといい相性の相棒に見えて、なかなかいいです。
なので、少ししか登場しないのがとてももったいないと思いました。

「神」はとうとう最後までその姿は出てきませんが、サタン(ピーター・ストーメア)は
登場します。こちらもいかにも今時のアメリカ人と言う姿で登場するのがいいです。
よくある、神、悪魔、天使、と言う姿は出てこないのがこの映画のいいとこでしょうか。

コンスタンティンが悪魔払いをするのも人を助けるためではなく、自分が地獄を免れ
たいためだけだったのが最後の最後ですこし変わります。
その為、最後の最後で、神とサタンがコンスタンティンを取り合うことになりますが
コンスタンティンをいずれは地獄に引きずり込みたいサタンがとった行動が
おもしろいです。
これ以上書くとネタバレになるし、公開中の映画についてのネタバレは反則だと
思いますから書きませんm(__)m
私はこの映画、もう一回観に行ってしまいそうです。

あと、この映画はエンドクレジットの後でもうワンシーンありますから、すぐには席を
立たないことお勧めします。


コンスタンティンというキャラクターについて少し。
映画を観る前のちまたの情報では原作はコミックと聞いてました。
以前読んだ新聞記事と映画パンフレットを見て、もう少し細かいことがわかりました。
主人公ジョン・コンスタンティンを作り出したのはイギリスの劇画作家アラン・ムーア
だそうです。
私はてっきりムーアが物語を作り、絵を描いてたのだと思いこんでたのですが、
どうやら勘違いをしたみたいでした。

ムーアは物語の方のみの担当で、1985年、アメリカのコミック会社DCコミックの
「サガ・スワンプシング」(Saga of Swamp Thing)37号で脇役として登場させた
のが最初。ムーアにとってこれがアメリカでのデビュー作品だそうです。
「スワンプシング」自体は1972年に作り出されたキャラクターで、そこにムーアが
現代的なドラマや哲学的テーマを持ち込んだのだそうです。

アメリカのコミックは日本と様子が違うようです。
作画とストーリィは別々の人が担当するのが普通だそうで、ムーアのストーリィをもとに
作画を担当したのがジョン・トートレーベンとスティーブ・ビセット。
コンスタンティンの、勤め人でもないのにネクタイをしてるスタイルは彼らが作り出した
もの。
「スワンプシング」シリーズが進むに連れて、コンスタンティンの人気がたかまり彼の
話しを単独シリーズ化することになり、そのタイトルが「ヘルブレイザー」(Hellblazer)
この時点になると、コンスタンティンはムーアの手をはなれ、別の作家達に引き継がれ
人物設定がさらに肉付けされてゆくようになったのだそうです。

アラン・ムーアが原作に関わる主な映画がいくつかあるそうですので私も興味を持ちました。
以下に書き留めておきますね。
「フロム・ヘル」2001年制作:ヒューズ兄弟監督
「リーグ・オブ・レジェンド」2003年製作:スティーブン・ノリントン監督
「V FOR VENDETTA」2005年製作:ジェイムズ・マクティーグ監督
「ウォッチメント」2006年製作:ポール・グリーングラス監督

<追記>
原作コミックについてはこちらに詳しく書いておきました





posted by みどり at 01:21| Comment(4) | TrackBack(4) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月28日

カエターノ・ヴェローゾ来日公演

カエターノ・ヴェローゾ Live in Japan 2005@東京国際フォーラム

5月24日(火)行ってきました。
カエターノ・ヴェローゾ(Caetano Veloso)、恥ずかしいことに私は彼のことを
ほとんど知らないと言っていいくらいでした。

もちろん名前は知ってたし、音楽も聴いたことある。ブラジルのアーティスト。
知ってるのはこれくらいでしょうか・・・。
それでも来日と公演があるという事を知り、これは今聞いておかないと一生聞く
機会を逃すかも、とおもいチケット(2階席)を購入しました。

当日、開演前の東京は土砂降りの雨。
会場内にはいると、1階席はわからないけど2階席はかなりのがら空きでした。
半分もいないでしょう。開演間際になると、皆さん前の開いてる席に移動してゆくので
私も移動しました。うーん、三分の一くらいの入りかな。
去年、やはりブラジルのアーティストのジョアン・ジルベルトのコンサートを聴きに行った
時はかなりはいってたのに、あまりの違いのびっくりです。
彼に比べると、カエターノ・ヴェローゾの日本での一般的知名度は低いような気がします。
もちろんブラジル音楽ファンなら知らない人はいないくらいの人ですけど・・・。
(1946年生まれの62歳。2000年には米グラミー賞も受賞)

7時開演予定でしたが、約15分遅れで始まりました。

今回のコンサートを聴いて改めて感じましたが、ジョアン・ジルベルトの場合は完全に
ボサノバの音楽ですが、カエターノ・ヴェローゾの場合は違いますね。
ボサノバもあるけど、他のいろいろな音楽の要素を融合させて聞かせてくれる。
だから逆に言うと、ボサノバが大好き、ボサノバに浸りたいと言う人にとっては
カエターノ・ヴェローゾの音楽は少し物足りない物を感じるのではと思いました。

今回の公演は、6人組のバンドを従えての公演。
中でもチェロ・奏者のジャキス・モレレンバウムは故アントニオ・カルロス・ジョビンとの
共演歴もある方だそうです。この方の演奏が聴けるのもぜいたくなことなんですね、
後から知りました。
カエターノ・ヴェローゾの音楽を生で聴くのは、初めてだし歌ってるところを観るのも
初めてでした。
ほとんど椅子に座って歌っているのですが、腕と指をフワフワとダンスを踊るかのように
動かす姿が優雅でした。

派手さはないけど、彼独特の優しい歌声の、張り、艶が聞いてて心地よいです。
タイトルを知らない曲ばかりなのですが、プレスリーの歌声で有名な「ラブ・ミーテンダー」
をカエターノ・ヴェローゾが歌うと全く雰囲気が変わりますね。私で気にはこっちが好き。
昔のフランス映画の「黒いオルフェ」やミュージカルのナンバー「ソーイング・ラブ」もあったけ。
公演プログラムはありませんでした。最初から無かったようです。

アンコール曲は4曲でした。

何度か観客に向かって、一緒に歌ってという風に呼びかけてたけどほとんど反応が
帰ってきてないのがちょっと寂しい。
一階からは少しは反応帰ってたけど2階席の人は全くの無反応でした(^_^;
カエターノ・ヴェローゾさん、ゴメンネと言いたくなりました、私。
posted by みどり at 13:01| Comment(2) | TrackBack(2) | 音楽・コンサート・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

劇団四季・東京「キャッツ」6回目

劇団四季・東京「キャッツ」6回目@東京・キャッツシアター

5月21日(土)、2階C席(3150円)で観てます。
パルコ劇場で9000円などと言うお芝居観た後では、このとびきりおもしろい
ミュージカルが3150円で観ることができるなんて奇跡のように思えます。

さまざまな猫達を見せてくれる「キャッツ」。全編いいメロディーばかりです。
今回は観ていていくつか、演出がちょっと変わったのでは?と思った箇所
がありました。

猫たちが全員で踊る最初のシーンで、全員が一回そろってドンと床をたたいたけど
こんな事前からやってたっけ???と思いました。
もう一カ所は、海賊猫のグロールタイガー(キムスンラ)と、シャム猫のボスとの
一騎打ちのシーン。やけに長く感じました。周りのシャム猫の部下達は観てるだけ
かい?と観てるこっちが気にするくらい長い。こんなに長くなかったと思いました。
これって、私の思い過ごしでしょうか。

あと、気が付いたことを書きますと・・・。

金持ち猫・バストファージョーンズと、芝居猫・アスパラガス(=グロールタイガー)は
キムスンラさんが演じていますが、この方ははじめてみました。
でっぷり太った人間で言うと中年太りのバストファージョーンズと、年老いてもはや
元気だった昔の面影のカケラもなくなってるアスパラガス。
こんな二匹の猫なのに、聞こえてくるキムスンラさんの声は元気な若者風の高周波。
かなり違和感を覚えました。
グロールタイガーの時はさほど違和感は感じませんでしたが・・・。

娼婦猫・グリザベラの金志賢さん、以前も一度この方の声を聞きましたがきれいで
さわやかな感じを改めて受けました。
しかし彼女が歌うときは、ほとんど舞台正面ばかり向いてますね。
今回初めて気がつきました。
私の席は、2階の脇の方のなのでどのシーンもグリザベラの顔は横顔しか見えて
ませんでした。

シャム猫のタントミールの工藤伸子さんも、はじめてみました。
冒頭真っ先に登場するものの、ソロの見せ場のないタントミールですが今回の
工藤さん、とてもしなやかな動きを見せる方だなと感じました。

突っ張り猫のラム・ラム・タガー(芝清道さん)が、雌猫集めて派手に歌いまくってる時
そうえば他の雄猫たちはどこに行ってるんだ?と思ったら、姿が見えない。
マジックの猫のミストフェリーズ(蔡暁強さん)だけは、舞台の後ろで文字どうり高見の
見物をしてました。
でも、ラム・ラム・タガーが一番の見せ場になってるときミストフェリーズをみると、
「オレ知らないもんねー」とばかりに腹這いになって居眠りしてますわ(^◇^;)
「キャッツ」はこういう風に隅っこのお芝居まで、演出が行き届いてるのが楽しいです。

私の好きなミストフェリーズは今回も身の軽い蔡暁強さんでうれしい。
鉄道猫・スキンブルシャンクス(鈴木涼太さん)のナンバーも何度聞いても楽しい。
いま以前観に行ったときの「本日の出演者」表を観たら、去年11月に観たときの
スキンブルシャンクスが今回アスパラガス等を演じたキムスンラさんでした。
キムスンラさんは、スキンブルシャンクスの方が合ってるのではと思うのですが・・・。

長老猫のオールドデュトロノミーの種井静夫さんも、今回はじめてみる方でした。
声に深みある方ですね。

会場内の「東京ゴミ」は前回と、また入れ替わってました。
東京の情報誌「ぴあ」と都内の求人誌「タウンワーク」が復活してました。
代わりに前回あった「大江戸」モナカが無くなってました。

今回もカーテンコールで、前回と同じ真っ白の猫・ヴィクトリア(やはり前回と同じ
坂田加奈子さん)と握手できました。
posted by みどり at 05:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 劇団四季・東京「キャッツ」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月26日

「最悪な人生のためのガイドブック」

「最悪な人生のためのガイドブック」@東京・パルコ劇場
 作・演出:鈴木聡(すずきさとし) 音楽:本多俊之 アカペラ:トライトーン
 出演:川平慈英(かびらじえい)、キムラ緑子、森山未來、堀内敬子、伊織直加
     三鴨絵里子、近江谷太郎、草刈正雄


5月19日(木)観に行ってます。
とてもおもしろくて、今時の演劇の中ではかなりの上質作品だと思いました。
アカペラコーラス(伴奏無しのコーラス)もとてもよかったです。
ただし、チケット代は9000円。高いです。

鈴木聡さんの書く話は、以前から好きでした。
劇団「ラッパ屋」の作・演出をしてる方ですが最近は外部に作品を書くことが多い
せいか「ラッパ屋」公演は年に一度ぐらいになってしまってますね。
鈴木聡さんは、NHKの朝の連続ドラマ「あすか」や、木の実ナナ主演のミュージカル
「阿国」の脚本も書いた方です。

東京では春から夏にかけて、3本も鈴木さん脚本による公演がありどれを観ようか
とずいぶん迷いました。もちろん全部見たいのですがお財布が軽いのでとても無理。
結局選んだのは一番チケット代の高い、今回の公演でした。
決めては、音楽が本多俊之さんだったからです。


<物語>
アベコ(キムラ緑子)は女性誌のライター。不倫の相手に、自分から一方的に別れ話を
留守電に入れて落ち込んでいた。
そこへ飛び込んできたのはピザアミーゴのピザの配達人、ドイッチ(川平慈英)。
アベコは頼んでなかったので少しもめるが、そこへアベコの友人トリコ(三鴨絵里子)が
くる。ピザは彼女が頼んだ物でした。不倫の恋が大好きな、小悪魔的なトリコ。

42歳でフリーターだけど、陽気なドイッチにそばにいてほしくなったアベコ。
数ヶ月後、新居で同棲をはじめるアベコとドイッチ。
そこへドイッチの上司で店長のムラキ(小林隆)がやってくる。
新しく就任した社長・マキ(草刈正雄)の方針で40歳以上のバイトは、クビにする事に
なってしまったからで、しかたなくドイッチにクビを告げるためでした。
ドイッチとムラキは、社長に直々に抗議に行くことにしますが、じつはこの社長・マキが
アベコの不倫相手。
ドイッチがアベコの新しい相手と気が付いたマキは、ドイッチのクビを取り消します。
もちろん、ある下心をもってのこと・・・。

ドイッチとアベコそしてマキの三角関係を中心に、共にピザ屋で働くオノッチ(森山未來)と
キヨッペ(堀内敬子)の若いカップル、不倫のあげくに結婚したトリコとババ(近江谷太朗)
のカップル、マキをねらってる秘書のミチル(伊織直加)、キヨッペから恋人オノッチのことを
相談され彼女に少し心ときめく店長ムラキ、という人間模様が展開してゆくのでした。

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まず会場にはいると、場内の雰囲気が通常の演劇公演とちょっと違うなと思いました。

川平慈英さんを私が初めて観たのは「Shoes on!」という公演でした。
役者と言うより、ダンサーとしてすごい方だなと思いました。
そして音楽の本多俊之さんはサックス奏者、作曲家としても有名ですね。
出演者の方では小林さんは三谷幸喜の主宰してた「東京サンシャインボーイズ」に
いた方だし、三鴨さんは「ラッパ屋」で活躍してた方。
近江谷さんは「演劇集団キャラメルボックス」に少し前までいた方。
雰囲気が少しちがうと感じたのは、音楽好き、ダンス好き、演劇好きの3種類の人種が
一つの会場に集まったせいのようです。

川平慈英さんの演じるドイッチ、こんなノーテンキな人間いるかなあとも思いましたが
川平さんの持ち味がイカされてると思いました。
ドイッチが自ら論じる理論には少しほころびがあると思うけど、これもこの人物の
ある意味「かわいさ」になってるようです。

キムラ緑子さん、うまい役者さんだなとは思ってましたが今まであまり好きな女優さん
ではありませんでした。
マキノノゾミさんが作・演出・主宰する関西の劇団、M.O.P.の看板女優さんで、
マキノノゾミさんの奥さんでもある方。
マキノさんは、最近は自分の劇団以外にも脚本を書くようになっていますが出演者には
なぜか必ずキムラ緑子さんいる。「脚本書くから、僕の女房だしてよね」と、いったか
どうかはわかりませんが、とにかくマキノ脚本の演劇はほとんどキムラ緑子さん付き。
なんかこれ、嫌だったのです。
たとえて言うならマクドナルドでハンバーガーとポテトとマックシェイクがセットになってると
お得でしょ?といわれても、私はマックシェイクよりコーヒーがほしいんだ、と言う気持ち
・・・・・と、言ったらわかってもらえるでしょうか。
そんなあまのじゃくの私でも今回は、キムラ緑子さんのうまさを再認識。
アベコという、もうそんなに若くない自分を気にして幸せになりたいと思いつつも、
不倫相手を完全には忘れることもできない。そんな女性を嫌味にならず、演じ
きっていました。

三鴨さんは、ラッパ屋の時もそうだけど今回も男を手玉に取るような小悪魔的な女性役。
かわいらしくて、これがまたぴったり。
もっとも、いつもそういう役ばかりみてるとたまには全然違う役でみたいなとも、思って
しまいます。
小林隆さんは、気弱な店長さんと言う役ですがこれもこの方の雰囲気に合ってます。

トライトーンというグループは今回はじめて知りました。
多胡淳、北村嘉一郎、松永ちづる、 青木肇、渡辺愛香の、女性2名男性3名編成による、
混声のアカペラコーラスユニット。
アカペラで状況説明をしてゆくのですが、きれいなコーラスが上質で上品な大人の
演劇を感じさせておしゃれ。

趣味も主義も違う人間どうしであってもいいじゃないか、お互い違うところを見てるなら
後でそれを語り合えばいい・・・理解し合うというのはこういうことだ、と言ってくれる
この舞台は見終わってとてもさわさかな印象を残しました。

いい公演だったと思います。でもやっぱり9000円は高い。
私など、観てる間中「この公演は9000円に値する舞台だろうか」とそればっかり
気になりました。貧乏人が無理してチケット買うからこうゆうことになります・・・(^_^;

なので、お財布に余裕のある方なら、優雅に楽しめる公演だと思いました。
posted by みどり at 03:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月24日

宝塚歌劇月組「エリザベート」2回目

宝塚歌劇 月組公演「エリザベート」2回目@東京宝塚劇場
 脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ 音楽:シルヴェルター・リーヴァイ 
 潤色・演出:小池修一郎

5月、6月は観たい公演がたくさんあり、どれを観ようか、あれはやめようかと
迷いつつ結局はチケットを買い込んでしまったので、生活が苦しくなりました。
自業自得・・・。

5月17日(火)2階席13列のB席(3500円で)観に行ってます。
ついチケットが2枚買えてしまったので、4月に続いて2回目観劇となりました。

宝塚の「エリザベート」公演は毎回、小池修一郎さんの演出で評価が高いです。
今回の月組公演は今までの公演に比べると細部があちこち変わっていて、
それがやけに気になりました。
演出が変わること自体は悪いとは思いませんが、いい方に変わってるようには
思えなかったので今回の「エリザベート」は好きになれませんでした。
宝塚ファンの方には申し訳ないけど、もともと私は出演者の方たちへの思い入れが
まったくありません。
今までの「エリザベート」を観たときもやはり出演者の方には思い入れがなかった
のですが、それでも「エリザベート」はおもしろいミュージカルだと思いました。

やはり1回目観たときも気になった1幕目の、ウィーンの街頭で民衆が皇后
エリザベートに反感をつのらす「ミクル」と言うナンバーの迫力のなさは今回も
気になりました。
皇后が自分の美貌を保つためミルク風呂に入ってる、と言うことが民衆に知れ渡って
いてその民衆は自分たちの子供や病人にやるミルクがない、と不満を爆発させる
シーンです。
この歌を民衆が横一列に並び、にこやかに笑顔で歌ってどうするんだ、と思いました。

4月に観た時は気が付かなかったのですが、2幕目の冒頭「キッチュ」のナンバーも、
少し変わったようです。
皇后暗殺の犯人であるルキーニが、観客に向かって「思っていたのと違うだろう」と皇后の
実体を歌いながら暴露するシーン。
確か以前はあった、皇后が皇太后のもとから取り戻した子ども達を結局は自分で面倒
を見てないことや、スイスの銀行に大金を預けている、と言うことを暴露するシーン。
この二つの話が消えていました。
これがあるのと無いのとでは、観客のエリザベートへ対する気持ちがずいぶん違うと
おもうのです。
美しいエリザベートに、このエピソードは合わないと判断してカットしたのでしょうか。
エリザベートだって普通の人間なんだからこれは、あったほうが人間味が増して
いいと思うですが・・・。

今回2度目のエリザベート、衣装も舞台も華やかで美しい。音楽もいい。
けれどやはり今までの公演の中では一番メリハリのない「エリザベート」だと
感じてしまいました。


posted by みどり at 01:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月22日

BBCラジオドラマ版「指輪物語」1回目

BBCラジオドラマ版

BBCラジオドラマ版「指輪物語」(THE LOAD OF THE RINGS)
 原作:J.R.R.TOLKIEN著 THE LOAD OF THE RINGS


最近「指輪物語」関連のことをあまり書いてないので、以前から書き留めておきたい
と思ってた物をご紹介しておきます。
(J.R.R.トールキン著「指輪物語」は映画「ロード・オブ・ザ・リング」の原作です)


イギリス・BBCラジオ制作のドラマ版「指輪物語」です。
約20年前に放送され、1話約60分で全13話で構成。
現在はCD13枚のセットのボックスが販売されていて日本でも輸入品がAmazonなどの
ネット上のお店で簡単に入手できます。
冒頭に載せた画像はアメリカ製の品物のパッケージです。
イギリス製とアメリカ製がありますが中身は同じなので、安いアメリカ製を購入しました。
こちらは日本円で約7千円でした。


去年購入後、友人と管理してるお絵かき掲示板の方に、CDを一枚ずつ聞き終わる
たびに内容と感想をごく簡単に書いてたのですが、自分で保存しないうち全部消えて
しまいました(^_^;

そもそもこのラジオドラマ版があるのを知ったのは、ピーター・ジャクソン監督の映画
「ロード・オブ・ザ・リング」が公開され映画のパンフレットを見てからでした。
そこには、出演者が映画に出ることが決まってからあわててドラマのCDを聞いた話が
書かれていましたし、そのCDらしきものまで写真が写っていたのです。
なんだ今でも発売されてる物なのか、とはじめて知りました。

しかもこのラジオドラマ版、映画でフロドの叔父のビルボ役をやってる、イアン・ホルムが
フロド役をやってるというではないですか。これは聞いてみたい!

最初は英語の苦手な私(今時の高校3年生レベルあるかどうかもあやしい)が原語版の
ドラマ聞いてわかるのか?と、思いましたが心配はまったく無用でした。
原作にかなり忠実に作られていて、セリフは原作のほぼそのまんま。
なので英語のドラマを聞きながら、日本語の原作本を見て内容を確かめる、という
聴き方ができました。
英語が苦手な方でも、原作を読んだ方なら聞き取れる言葉から、どの場面なのか
すぐわかるので充分楽しめると思いました。

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前置きが長くなりましたが以下、第1回目の内容のご紹介と感想です。
聞き取れなくてわからない部分もあり、勘違いしてる部分もあるはずなのでその辺は、
お許しください。

☆Episode I:The Shadow of the Past 「第1話 過去の影」 

主なキャスト(登場順)
The Narrator(ナレーター):Gerald Murphy
Gollum(ゴラム):Peter Woodthorpe   Bilbo(ビルボ):John Le Mesurier
Frodo(フロド):Ian Holm   Gandalf(ガンダルフ):Michael Hordern 
Sam(サム):William Nighy  Saruman(サルマン):Peter Howell


昔々、闇の帝王サウロンが作り出した指輪をゴラムが手に入れることになった。
サウロンの部下に捕まるゴラム。拷問を受けバギンズに盗まれたと白状する。

ホビット族のビルボ・バギンズのもとに魔法使いのガンダルフがやってくる。
ビルボ・バギンズ111歳、フロド・バギンズ33歳の(二人の誕生日は同じ日)
誕生日パーティが開かれる。
演説の後、大勢の人の前で突然姿を消すビルボ。
指輪は、昔ビルボが旅に出たときゴラムから手に入れたもの。
指輪は家に置いてゆき、再び旅に出るビルボ。
フロドに指輪は大切に保管し、秘密にしておくようにと言って去るガンダルフ。

17年後。
バギンズを捜すためサウロンの手下、9人の黒の乗り手がシャイアー(ホビット庄)に
向かっていた。
再びフロドのもとにやってきたガンダルフ。フロドに指輪の秘密を語る。
魔法の指輪は危険なので火の山に葬る必要があるとのこと。
裂け谷のエルロンドのもとへ行こうという話になる。
庭仕事していて、二人の話を聞いてしまったサムがガンダルフに捕まる。
フロドと一緒に旅に出ることを言いつけられる。

また旅に出るガンダルフ。
裂け谷の途中のブリー村に、フロドへの伝言を残しサルマンのもとへ相談に出かける。

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第一回目は、ほぼ原作どうりに進んでくれるのでとてもわかりやすいです。

ナレーションに続き、キャラクターで真っ先に登場するのはゴラム。
しかも拷問を受けて悲鳴をあげ続けてるシーンなので、音量を大きくして聞いてると
とってもあわてます(^_^;
このゴラム役の人は大健闘してますね。
映画だったら、CGでいくらでもその姿を表現できるけど音でしか表現できない
ラジオドラマでクリーチャー、ゴラムを演じきってるんですから。
作者トールキンが、自らゴラム役を演じて原作を朗読してる録音が残されてるので、
当然これを参考にしてるんだろうと思います。そう思わせるゴラムの声でした。
(この録音のCDも輸入盤が現在入手可能です。「トールキン・オーディオ・コレクション・
 THE J.J.R.TOLKIEN AUDIO COLLECTION」です)

ビルボが指輪をはめて姿を消すシーンは、音叉をつかってるんでしょうかポワワワ〜ン
という音で表現されてます。

ピーター・ジャクソン監督版の映画しか知らない方はびっくりするでしょうが、フロドは
ビルボの誕生日パーティの時は33歳、指輪破棄の旅に出るときは50歳という設定に
なっています。これは原作通りです。
なので声を聞いてみるとフロドは落ち着いた感じですし、フロド家の庭師のサムは
いかにも若者という感じの声です。

朝食後、フロドとガンダルフが指輪の話をしてる時、外でサムが庭仕事でハサミを
チョキチョキさせてる音が聞こえています。
朝のさわやかで、すがすがしい感じがしてなんだかいいです。
で、この音が途中から聞こえなくなるんですね。
フロド達の話を盗みぎきするもんだから(^_^;



今後も聞き直したら、内容を書いていきたいと思いますがひょっとして挫折する可能性
もあるので全部のタイトルだけはもうご紹介しておきます。

Episode II: The Black Riders 「第2話 黒の乗り手」

Episode III: The Knife in the Dark 「第3話 闇夜の短剣」

Episode IV: The Ring gos South 「第4話 指輪、南へ行く」

Episode V: The Mirror of Galadriel 「第5話 ガラドリエルの鏡」

Episode VI: The Breaking of the Fellowship 「第6話 一行の離散」

Episode VII: The King of the Golden Hall 「第7話 黄金館の王」

Episode VIII: The Voice of Sauron 「第8話 サウロンの声」

Episode IX: The Two Towers 「第9話 二つの塔」

Episode X: The Choices of Master Samwise「第10話 サムワイズ殿の決断」

Episode XI: The Battle of Pelennor Fields 「第11話 ペレンノール野の合戦」

Episode XII: Mount Dome 「第12話 滅びの山」

Episode XIII: The Gray Harbors 「第13話 灰色港」



posted by みどり at 13:02| Comment(0) | TrackBack(0) | BBCラジオドラマ版指輪物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

幾何入門は難しい

今日は近所の中学校が運動会をやってて、朝からとってもにぎやかです!
アパートの私の部屋の窓からも、校庭の一部が見えるのです。

放送大学に1年間在籍する選科履修生を毎年続けています。
5月21日(土)に今学期初めて、学生登録してる東京・足立学習センターへ行って
来ました。学生証の発行手続きがまだだったのと、講義CDを聞きたかったからです。

4月にはじまって7月末に単位認定試験。
今はちょうど中間地点ですね。
ゴールデンウィーク中に、今後の勉強方針を決めた方も多いんではないでしょうか。

今学期、私は難しいかな・・と思いつつ「多変量の微積分」と「幾何入門」を受講することに
しました。
しばらく数学から離れてたので新学期がはじまる前に、数学の復習をしなければと
思ってたのに、これがかなり遅れてしまいました。
しかも、たいしたことないだろうと思った「幾何入門」が思いのほか難しい。
これはヤバイです(..;)
あたりまえなのでしょうが高校程度の微積分と二項定理の基礎が頭に入ってないと
最初でつまづきます。

連休中に考えて、「多変量・・・」は今学期はパス、次学期に試験を受けることにして
今学期は「幾何入門」と、前学期落としてしまって追試扱いになってる「科学の哲学」の
2科目に絞ることに決めました。
こういうブログやりだしてから勉強する時間がとれませんわ・・・(^_^;)

それにしても砂田利一先生の「幾何入門」のテキストは不親切です。
放送大学の講義は全15回なのに、このテキストは全12章の構成になって
るんですから。
普通は全15章構成が当たり前なのに。
こんなテキストはじめてみました。計画性が無いと言うか、なんというか・・・・。

6月9日必着の通信指導も提出してないので忘れないようにしたいです。
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2005年05月21日

劇団唐組第35回公演「鉛の兵隊」

劇団唐組第35回公演「鉛の兵隊」@東京・西新宿原っぱ 紅テント
作・演出・出演:唐十郎(からじゅうろう) 出演:稲荷卓央、鳥山昌克、丸山厚人、他
  6月にも東京公演、豊田公演有り

5月14日(土)観に行ってます。
東京での唐組公演場所はたいてい新宿・花園神社と雑司ヶ谷・鬼子母神、そして
西新宿原っぱの三カ所。公演日は金・土・日の夜のみ。

私は唐組公演というと花園神社と鬼子母神は行ったことあるけど原っぱは
行ったことがない。ゆえに初体験コースを選んでみました。
行って驚きましたが、新宿のど真ん中にほんとに原っぱがある!
そんな馬鹿な。
紅テントの前には絶壁のようにそびえるビル群があるのに、ここは駐車場でもない
ほんとに原っぱ。絶対おかしい。
こんなところに空き地があるなんて、深い深い事情があるに違いありません。
お芝居より、こっちの方が知りたくなります。

はずかしいけど私、唐十郎さんの書くお芝居さっぱり内容がつかめませんm(__)m
シーンごとに見てる場面が、最終的に頭の中で一つの物語としてまとまらない。
そりゃあんたがアホなだけ・・・と、いわれればその通りです。
話がよくわからないのに見終わった後、異空間に連れて行ったもらえたという満足感
があります。だから、何度も足を運ぶことになるんだろうと思います。
なんといっても劇場じゃなくて、テント芝居ですから。


せっかくなので今回のあらすじです・・・というより、覚えてる場面の箇条書きです。
スタントマンを派遣するスタント事務所・ドタンバ。
そこに二風谷ケン(ニブヤケン・稲荷卓央)はいた。
幼なじみで、自衛官となって戦禍の残るムサンナ州へ行った月寒七々雄
(ツキサブナナオ)。
七々雄の姉・冴(サエ)は七々雄の身を案じて、ニブヤにどこかで弟とすり替わって言う
依頼を申し出てた。任務を終えてかえってきた七々雄と、二風谷。
指紋が失われていた二風谷の指。
死んだ恋人(彼女もスタントマン)をいつまでも追い求めている、伝説のスタントマン・
荒巻シャケ(アラマキシャケ・唐十郎)。
いまはネイルサロンでマニキュアを塗るを生業としている入れ墨師の娘・小谷。
地下広場で指紋占い(だったか?)の「渦屋」の店を持ち人の指紋ばかり集めている
ニューハーフ(?)の渦屋鈴子。

荒巻シャケの命がけのスタント、二風谷の消えた指紋の渦探し・・・。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

毎度の事ながら唐十郎さんは端役でも目立つ役をやってます。
主役の稲荷卓央は大熱演。
私的には、猥雑なテント芝居には不釣り合いな感じさえする細身で少し美形の丸山厚人
さんがちょっと好きです(#^_^#)
この方、とってもよく通るいい声をしてます。
開演前、テント入場の案内をしていたのもこの方でした。

アホな私ですが、なぜか唐十郎作で、別の人の演出公演だと話がよくわかるし
おもしろいと思うのです。
たとえば一昨年観た新宿梁山泊公演の「唐版・風の又三郎」や、今度はいつ公演を
やってくれるんだろうと思う劇団第七病棟の公演とかです。
知り合いにこのこと話したら面白がられました。
(前回の第七病棟の公演は5,6年前でした。数年に一度しか公演をやらないので
そろそろやるのではと期待してます。石橋蓮司(いしばしれんじ)さん主宰の劇団
で、毎回唐十郎作の戯曲を、ご自身の妻でもある緑魔子さんとの競演で上演してます)

唐さんの作り出したジグゾーパズルがあるのに、私の頭が追いついていけなくて各
ピースをうまくはめ込めないってことなのか・・・。
なんとかはめ込んだつもりなのに、ピースが足りなくなってたり、余ったりしてる。
他の方の演出だと、私でも完成しやすいように各ピースの形を少し作り直してくれてる
みたいな気がします。
こんな私ですが時々、テント芝居の雰囲気に浸りたくなり観に行くことになります。

興味あるけどテント芝居なんてちょっと恐くて行かれない、という方がいるかも
いるかもしれないのでご紹介です。
チケット会社でチケット買うと当日、会場にいったらすぐ整理番号をもらうようにします。
直接、唐組で前売りチケットを購入するとすでに整理番号が付いてるので当日、
安心して会場に向かえます。
当日券で観に行くことにすると、前売りチケット持った人が中に入った後での入場に
なるので座る位置確保はかなり不利になります。

整理番号順にテントの中に入ると、中は地面にゴザがひかれてるだけなので靴を
脱いで好きな場所を確保。そこに直接座ることになるので、遠慮して小さくなってると
観てる間に苦しくなってしまいます。
観劇スタイルは女性の方は、ジーパンかフレアースカートがお勧め。
フレアースカートなら足を崩して座ってもスッポリ隠れるから安心です。
ミニのタイトスカートで行くと苦労しますよ(^_^;)
マイ・座布団持参で観に来てる方までいて、なれてる方は用意周到です。

テント芝居見終わって、テントを出ると外は大都会の喧噪の中。
一時、異空間に迷い込むのはおもしろいです。

posted by みどり at 12:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月18日

「火焔太鼓・お殿様一生に一度の恋患い」

「火焔太鼓(かえんだいこ)・お殿様一生に一度の恋患い」@東京・明治座
 作・演出:水谷龍二  出演:平田満、風間杜夫、余貴美子、他
 〜5月30日まで

5月10日(火)に「お試しC席(3階席2500円)」で観てます。
ここ2,3年、明治座の様子が変わってきたなと思いました。
年配の方向けの時代劇専門劇場と思ってたのに、少し前なら小劇場系と言われた
脚本家や役者が出るようになってます。
開演時間も以前なら夜の回の開演が午後4時だったのに、今回の公演など日に
よって違いますが午後6時半開演の日をもうけて、新しい客層獲得をねらってる
ように見えます。

今回は「星屑の会」のメンバーが多数出演してるし3階席なら安いし、6時半の回なら
何とか間に合いそうなので行ってみることに。
「星屑の会」は水谷龍二作・演出、小宮孝泰、でんでん、有園芳記、三田村周三、
などのメンバーで楽しい公演を見せてくれてました。

今回の公演は古典落語「火焔太鼓」を下敷きにしたお話し。
<物語>
道具屋の甚兵衛さん(風間杜夫)は商売下手。
道具屋とは今で言うと雑貨屋兼古道具屋(骨董屋)といったところ。
変な品物ばかり仕入れては損ばかり。女房のおきみ(余貴美子)ともケンカばかり。
今日もおきみとケンカしてると、そこに仲裁に入ったは泥棒にはいってた時次郎
(萩原聖人)。甚兵衛さん、怒るどころか小僧として雇い入れる始末。

長屋の大家の娘・お美代(加藤貴子)に一目惚れしたお殿様(平田満)はお美代を
側室に迎えたいと申し出るが、行きたくないお美代は時次郎と所帯をもつつもり
だからと断る。
ところでこの時次郎、じつは大店の若旦那だったが道楽者で勘当されていたのだった。
お美代のことが忘れられないお殿様は道具屋とお美代を屋敷に呼び寄せる。
道具屋の持ってる太鼓を買ってやる、というのは口実でお美代に会いたいため。
お美代にいいとこみせようと大金で太鼓を買うお殿様。

喜んでおきみに自慢しようと急いで長屋に戻ると、時次郎のもとにヤクザが借金の
取り立てに来ている。ばくちで負けた借金はとんでもない額になっていたのだ。
甚兵衛さんどうするのか。お殿様の恋の行方は・・・。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

落語の「火焔太鼓」と言ったら故・古今亭志ん生(ここんていしんしょう)の口演で
有名な噺です。
私も志ん生落語は大好きで、CDセットを持ってるのですが公演を観た後で
久しぶりに「火焔太鼓」を聞き直してみました。昭和36年の録音で約30分の噺でした。
内容は商売の下手な道具屋さんが、仕入れた古い太鼓が思いがけずお殿様に
気に入られて高く買い取ってもらえた、というもの。
志ん生さんのひょうひょうとした話っぷりが楽しい。最近のコントとはテンポが全然
違ってのんびりしてるけどこれがまたいい。
なんだか自分のおじいちゃんからお話を聞かせてもらってるみたいでとてもリラックス
して聞けるのです。
火焔太鼓がどういう物かというと形状は雅楽に出てくる、周りに飾りのある太鼓の
ようです。

今回の水谷龍二さんの脚本はこの「火焔太鼓」にお殿様の恋物語と、大店の若旦那
のヤクザとの借金問題、長屋の人達との生活模様をプラスして膨らませています。
お殿様の世話をやいてる老人・三太夫に小宮孝泰、長屋の頭のちょっとたりない子
に有園芳記、家老に三田村周三、ヤクザの恐そうなチンピラに朝倉伸二、その他
菅原大吉、でんでん、星野園美・・・と、「星屑の会」公演を観ていた方なら、
「おおおっ」と思う豪華キャストだと思います。
特に小宮さんの三太夫ははまり役。なんだかとってもかわいいおじいちゃんになってます。
今回のお芝居では、この小宮さんが一番印象に残りました。
有園さんのちょっと足りない子は、有園さんがこんな役やるなんてと意外性大。
朝倉さんのヤクザはほんとに恐くて、とってもにあってます。
三田村さん、普通のお芝居なら眼鏡をかけてるのにメガネ無しのお顔初めて
みました。家老役とはこれ又意外。
主役の風間さんが最後になりましたが、この方を生で観たのは初めてでした。
ベテランの方だけど、今回周りが個性的な方ばかりなのでなんだか印象が薄
かった気がしました。

とびきりおもしろかった、というわけではないのですが安心してみていられるお芝居。
劇場内は食べ物や、お芝居の内容とは全然関係ないグッズの販売多数。
劇場の壁には有名な日本画家による作品展示も多数。
きれいな劇場でお芝居観て、休憩時間に特製弁当食べておみやげ買って、
おもしろかったね、と帰って行く。芝居見物のまさに王道でしょう。
私はまずやらない行動なのですがたまにはこんな「芝居見物」も楽しいだろうなと思いました。
小さい子からお年寄りまで楽しめて、たまののんびり芝居見物ならぴったり。

今回私は、パンフレット以外絶対買うまい、食事もうちへ帰ってからと自分に言い聞かせ
てたのに休憩時間つい、みたらし団子の誘惑に負けてしまいました・・・(^_^;)









posted by みどり at 09:39| Comment(0) | TrackBack(1) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月15日

「Shuffle(シャッフル)」

「Shuffle(シャッフル)」@東京・パルコ劇場
 作・演出・出演:後藤ひろひと 出演:伊藤剛志、奧菜恵、三上市郎、石野真子、他

5月7日(土)高いチケット代(全席7500円)だなと思いつつも後藤ひろひとさんの
作だし・・・と思い行ってきました。やっぱり高かったです。

誰でも気軽に演劇評が投稿できる「えんぺ新聞」での評判はおおむねいいようでした。
確かに出演者はとっても豪華で、どの場面も笑えます。
でも、今までの後藤ひろひと作品と比べてしまうと、私はだいぶ物足りなかったです。
そんな私の感想です。

<物語>(地方公演がこれからありますからネタバレはしません)
刑事としては腕がいいが女癖の悪い男・乾(いぬい・伊藤剛志)。別名シャッフル。
彼の理想の女性は永久のアイドル・石野真子(本人出演)。
時価数十億円のダイヤモンドが盗まれる事件発生。
その場にいた警備員の三つ葉幸子(奧菜恵)は、これが原因で会社をクビになる。
裏のルートを駆使し、犯人グループを追うシャッフルは誤って高所から転落してしまう。

病院のベッドで目がさめるシャッフル。
奇跡的に怪我はなかったが、どうやら脳に障害が起こったらしい。
目の前に人物が見えているが、その人物がしゃべってることから判断すると別に人間と
しか思えないという現象が発生。
シャッフルの頭の中で記憶されてる人物データと、見えている映像データがかみあわず
バラバラになってしまったらしい。
時々相手が、大好きな石野真子に見えてしまうのはラッキーなのか・・・じゃまなのか。
三つ葉はおしゃれにも全く興味なく、ぼさぼさ頭の女として全く魅力ゼロだが格闘技の
達人だった。
こんな三つ葉とシャッフルは二人して犯人グループを追いかけることになるのでした。
人物の区別はできなくなるし、昔捨てた女(澤田育子)は追いかけてくるしで、
どうなるシャッフル。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

犯人グループに風花舞、山内圭哉、松谷賢示。医師に鹿内孝。シャッフルの上司に
平田敦子。刑事仲間に三上市郎・・・と、どの出演者も個性豊かな方ばかり。

特に三つ葉には博多弁だったかかなり訛りの強いしゃべり方させています。
個性豊かなで、訛りが強かったりも結局は実際の人物と、シャッフルの目から見えた
人物との区別を容易にするためでもあるのでしょう。

笑えるし確かにおもしろいんですが、見終わってなんにも残らない。
後藤ひろひと作品としては、あまりにもあっけない。
過去上演された後藤さん作の「人間風車」「ダブリンの鐘つきカビ人間」「ガマ王子
VSザリガニ魔人」は笑えて、ぞっとさせて、見終わった後も不思議な余韻と何とも
言えないいい味わいを残しましたが、今回は笑っておしまいなのがもったいない。
後藤さんなら、もっとひねりのある話にできたんではないのか。

後藤さん自身もそれを感じてるんでしょう、カーテンコールで後藤さんが自分で
ムダに豪華な出演者で下北沢駅前劇場でやるような芝居をやりました・・・
ということを言ったと言うことは。
後藤さんの次回作(新作)に期待したいところです。

ところで・・・
本日5月15日は劇団四季の会員向けの「キャッツ」のチケット発売日でした。
今回の発売は11月12日から来年2006年3月31日までの公演分です。
一般発売は5月28日からだそうです。
11月12日からは席の位置に変更があり、2階席だけだったC席に1階席にもC席
枠ができました。始めはB席として発売した席だけど一部見えずらいということで
C席扱いになったようです。
しかし電話もネットとも当たり前ですがつながりませんね。
10時受付開始でようやく自動予約電話がつながったのは11時50分頃でした。
12時すぎるとかけるとすぐつながってましたがネットの方は相変わらずつながり
ませんでした。
ネットだと席の位置が選んで買えるから、皆さんこちらで予約したいと思うんでしょう。
私もそうしたいけど、もたもたしてる間に席はなくなってしまうので電話のみで勝負。

大好きな「キャッツ」。月一回は観たいので何とかチケット確保しました。
今回は1階C席を1枚、2階C席を2枚、ジェリクル・ギャラリー1枚、私にとっては
大奮発の1階S席回転を1枚確保しました。
posted by みどり at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする