2005年04月30日

劇団四季・東京「キャッツ」5回目

劇団四季・東京「キャッツ」5回目@東京・キャッツシアター


一週間前ですが4月23日(土)に観に行ってます。
2階席、1列目、C席(3150円)です。

擬人化されたさまざまな猫たちの生きざまを見せてくれる「キャッツ」何度観ても
観るたびに新しい発見があって飽きません。

ボス猫の風格のあるマンカストラップを演じるのは中国出身の趙宇(Zhao Yu)さん。
マンカストラップは他の猫たちの先頭に立って猫たちの舞踏会をはじめるかけ声を
かけたり、犯罪者猫・マキャビティ(赤瀬賢二)にも勇敢に立ち向かってく猫です。

今回含めて五回「キャッツ」を観てきて、毎回マンカストラップは趙宇さんでした。
失礼ながら今までの趙宇さんのマンカストラップはいいとは思いませんでした。
なんだかボス猫の風格・迫力がないなと感じてたのですが、この日は違いました。
いかにも「頼りがいのあるボス猫」に見えたのです。
同じ人なのに今までとはまるで違って見えました。

今まで気がつかなかったシーンに、私が気がついたせいもあるようです。
年老いた娼婦猫・グリザベラ(金志賢)を、こわごわ見てる少女猫・シラバブ(山本貴永)
がすり寄ってるのは頼りがいのあるボス猫・マンカストラップの足元でした。
この後、金持ち猫・バストファージョーンズ(村俊英)が元気よく登場するシーンに
なります。
シラバブがマンカストラップを見上げると、彼は「ほらもうだいじょぶだからいっといで」
と、言わんばかりのいい笑顔を見せているのです。

もう一つは、改めてそれがあることにきがついたシーンでの事。
グリザベラが名曲「メモリー」を歌い出す前の他の猫たちがその場を去って行きますが
他の猫はグリザベラをいかにも軽蔑するかのような素振りを見せるのに、
マンカストラップは彼女のそばを通るとき、全く彼女を見ないのです。
どうどうと無視して通りすぎる。
他の猫たちが子供の感じなら、彼だけ大人の雰囲気がありました。

さてこの日は、私の好きなマジック猫・ミストフェリーズは、やはり大好きな蔡暁強さん
でした。小さめの体で飛び回る蔡暁強さんは、何度見ても感心してしまいます。

休憩時間には、劇場内に飾られてるゴミの中で「東京ゴミ」を探しにいきました。
どうやらゴミは時々展示換えをやるようです。この日はその展示換えの途中なのか
あちこち壁がそのまま見えてる箇所が多かったです。
しかも前回来たときにあった「東京ゴミ」が無くなってる。
東京の情報誌「ぴあ」と都内の求人誌「タウンワーク」があったのですが今回は
無くなってました。
代わりに見つけた「東京ゴミ」は「大江戸」と表面に書かれたモナカでした。
どこのお店のモナカなんだろうか。

ラストで猫さん達が客席を回ってくれますが、今回は真っ白の猫・ヴィクトリア(大月悠)
としっかり握手してきました(^_^)
彼女は2階席の舞台に対して右側エリアを毎回、回ってくれてます。


2005年5月19日追記
友人より「大江戸」のモナカは東京・お台場にある「大江戸温泉」のものであろう
と教えてもらいました。ありがとうA子さん。
posted by みどり at 01:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 劇団四季・東京「キャッツ」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月29日

ロード・オブ・ザ・リング、サイン入りポスター当選!

サイン入りポスター


映画「ロード・オブ・ザ・リング」の出演者の直筆サイン入りポスターが当たりました!
裏側にはシリアルナンバーとして「0011」のスタンプが押されていました。

長くなりますが事情を説明しますと・・・。
映画「ロード・オブ・ザ・リング」のDVDの発売元の日本ヘラルドではキャンペーンを
やってました。
これは、1作目から3作目までのDVD、3作それぞれに劇場公開版と未公開
シーンの追加された特別版があるので全部で6種あるのですが、これを総て購入して
DVDに封入されたパスポートに応募券を張り付けるなど必要な条件を総て
満たして3月末までに送ると、出演者の来日時のインタビューなどが収録された特別
DVDがもれなくもらえるというものです。

パスポートにはDVDに封入されてる応募券の他に2,3作目の公開時、劇場に置かれた
記念スタンプを押すか、劇場半券を貼るという難しい条件がありました。

総ての条件を満たした人は「キング・コンプリート」として応募できます。
しかし記念スタンプや劇場半券を持ってない人も多い。
その為、6種のDVDに封入された品物のシリアルナンバーの記入だけでも「リング・
コンプリート」として応募できるようになり、これは特別DVDはもらえないものの抽選
で賞品が当たるというものでした。
DVDに封入されてた物は1作目は「中つ国パスポート」、2作目にはキャラクターが
カードになった「モルドール通行証」、3作目は「中つ国住民手帳」でした。
(そのうち「中つ国母子手帳」が出たらおもしろい、と思ったのは私だけではないはず)
キング・コンプリートの人はリング・コンプリートにも会わせて応募できるようになってました。
私も両方に応募してたのです。

そして今日!留守中に郵便屋さんが来てて「郵便物お預かりのお知らせ」があり
「日本ヘラルド」からだったのでてっきり特別DVDが来たものと思いました。

先ほど再配達してもらって受け取るとき細長かったので「なんだDVDじゃないのか」
とがっかりしたら・・・・・・。
サイン入りポスター!!おもわず「キャーーー!(^o^)」と声を上げてしまいました。
リング・コンプリート当選でした。

監督のピーター・ジャクソン、アラゴルン役のヴィゴ・モーテンセン、フロド役の
イライジャ・ウッド、サム役のショーン・アスティン、ゴラム役のアンディ・サーキス、
ピピン役のドミニク・モナハン、メリー役のビリー・ボイドの7名のサインが入ってます。
ヴィゴ・モーテンセンとイライジャ・ウッド、アンディ・サーキスの三人は演じたキャラクター
の写真の所にサインを入れてます。ど真ん中は監督のサインでした。

ポスターの左上には誰の字かわかりませんが小さく「TO PASSPORT MEMBER」
(パスポートメンバーの方へ)とマジックで書かれてます。

ところで芸能人のサインは、どなたもなんて書いてあるのかよくわからないものですが
ヴィゴ・モーテンセンのサイン、どう見ても「Viggo Morternsen」とは
見えないんです。
何度も見てわかったのはどうやら彼、「和 Viggo」と書いてるようなんです。
和=peaceのつもりなんだろうな・・・と思います。

私はデジカメを持ってないのでせっかくのポスターの写真をお見せすることができない
のですが、ポスターと一緒に同封されてたサインが誰のものか解説したモノクロコピー
の画像をトップに載せておきます。

私は金運は全然ないのですが、この手のくじ運(宝くじは除く)だけは良いようです(^^)V
去年も映画「ロード・オブ・ザ・リング」の関連本を出版してた角川書店の読者プレゼント
に応募したら「王の帰還」の公式ポスターが当たったのです。
金運無くてもまあいいや、と思う今日この頃です(^_^)


ちなみにリング・コンプリートの賞品はこういう物でした。
<その1>フロドの一番セット。1名。
中身は中つ国パスポート(イライジャ・ウッド君のサイン入り)、中つ国住民票、
フロドのモルドール通行証、すべて記載されてるシリアルナンバーは「1」。

<その2>直筆寄せ書きサイン入りポスター。20名
<その3>直筆寄せ書きサイン入りプレスシート。20名
<その4>海洋堂制作 オリファント・フィギュア。300名
<その5>ロード・オブ・ザ・リング スペシャルトランプ100名
<その6>その他のスペシャル・グッズ(中身不明) 59名


<追記>
後日、デジカメを購入してポスターの写真を撮ったのですがこちらの記事で
ご紹介しておくのを忘れていました。これです(^_^)↓

ロード・オブ・ザ・リング直筆サイン入りポスター


 2006-03-12
posted by みどり at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 指輪物語周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月27日

宝塚月組「エリザベート」

宝塚歌劇 月組公演「エリザベート」@東京宝塚劇場
 脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ 音楽:シルヴェルター・リーヴァイ 
 潤色・演出:小池修一郎

4月21日(木)観に行ってます。
「エリザベート」は超人気公演。私は宝塚の「友の会」の会員になっていているので
会員先行抽選予約で4公演まで(第4希望までではなく)申し込めるのですが、
みごとに玉砕(x_x)
運のいい人は4公演とも当選するようです。が、これ確率論的に言って絶対おかしい。

それはともかく一般発売時「ぴあ」のネット予約は意外とすぐアクセスできて
チケット確保できました。

19世紀末、実在したオーストリア皇后エリザベートを題材に、架空の「死」としての
魅力的な存在「トート」と言う人物をからめて夫婦・親子の愛憎劇を軸にパプスブルグ家・
一王族の崩壊が描かれてゆきます。

2階席後ろのB席(3500円)で観てます。
行った日は運の悪いことに、私の後ろの列に中学生の団体が入ってました(^_^;
さすがに上演中は静かだけど、休憩時間中のけたたましいこと!!
しかし最近の学生はミュージカル鑑賞を学校でやるなんてうらやましい。

<物語>
1898年、オーストリア=ハンガリー皇帝皇妃エリザベートが、アナーキスト、
ルイジ・ルキーニに暗殺される。ルキーニはとらわれるが独房で自殺。
煉獄の裁判所で尋問されるルキーニ。
ルキーニは「エリザベートは死と恋仲だった。彼女が死を望んでいた」と自らを正当化。
彼はそのことを証明するため、エリザベートと同時代を生きた人々を霊廟から呼び起こす。

時代が遡り、エリザベート(バイエルン王女)の少女時代。
飛び回って遊ぶ彼女は綱渡りのまねをして落下。
意識不明になり、冥界にさまよいこんだ彼女を見た「死=トート」は一目で彼女に
惹かれてしまう。
「死」の世界に連れて行く代わりに、命を返し、生きたエリザベートの愛を得るまで彼女を
追い続けようと決心するのでした。

1854年、エリザベートは若き皇帝フランツ・ヨーゼフと結婚。
しかしその結婚生活は幸せな物ではなかった。フランツ・ヨーゼフの母である皇太后
ゾフィーの厳しい皇后教育。
その頃ハンガリーでは独立を望む声が高まり、帝国政府を倒すための地下活動が
密かに続けられていた。
またオーストリアは相次ぐ戦争で国庫は破産寸前、ナチスの流行、国民の皇帝・皇后
への反感も高まっていて、革命家エルマー達はそれに便乗し、革命の気運を高める
のだった。

1867年、エリザベートはハンガリー王妃となる。
皇帝とうまくいかず流浪の旅を続けるエリザベート。幼いルドルフは寂しい思いをして
いたがその彼にもトートは近づいてゆく。
やがて成人したルドルフはエルマー達と知り合い、ハンガリーの独立運動を押し進め
るがそのことは父である皇帝にも知られるところとなった。
皇位継承も難しくなるルドルフ。
母とも相談を拒絶されたルドルフは絶望し、トートにそそのかされ自殺してしまう。

そして1898年、ジュネーブ。
トートからナイフを渡されたルキーニは桟橋でエリザベートにおそいかかる・・・・


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


トート役は彩輝直(あやきなお)さんで今公演がサヨナラ(退団)公演。

エリザベート役は本来は娘役トップの人が演じるのですが、今回は男役準トップの
瀬奈じゅんさん。次期、男役トップの方だそうです。
どうりで声が少し低い感じがしました。

宝塚で「エリザベート」が演じられるのは今回で5回目だそうです。
私は運良く全部観ることができました。
ところで東宝でも「エリザベート」の公演が行われていますがこれは宝塚が「貸し出す」
という形で上演がされてるのだそうです。
私は詳しいことはわからないのですが、日本での上演権は宝塚が持ってると言うことですね。

「エリザベート」は1992年オーストリアのウィーンで初演。
1996年宝塚・月組で上演したのがオーストリア国外では最初の上演だったそうです。
これは一路真樹さんの退団公演でした。
男役トップだった一路さんが演じたのはもちろんトート。美しかったです・・・。
初めて観た「エリザベート」だったせいかもしれませんが・・・。
いま一路さんは東宝版「エリザベート」で皇后エリザベートを毎回演じてます。

今回観た「エリザベート」
宝塚は「エリザベート」を上演するたびにかなり演出をあちこち変えてるようです。
彩輝直さんのトートも、瀬奈じゅんさんのエリザベートも美しい。
ですが、物語としては今まで観てきた「エリザベート」の中で一番メリハリを感じません
でした。
私は宝塚公演はほぼ毎回見ますが、一般の宝塚ファンとはかなり感想が
違うと思います。
ファンの方が読んだら変わったヤツもいるんだなあときっと思うと思います。
そんな私の感想です。

以前あって、今回変わっていたシーン。いくつもあるんだろうけどぼんやり観てる
私でさえ気が付いた箇所をあげてみますと・・・・
(ひょっとすると私が比較してるのは東宝版とかもしれないです。そしたらごめんなさい)

以前はエリザベートとフランツ・ヨーゼフとの新婚初夜後、彼女のベッドのシーツを
皇太后ゾフィーがあらためる、というえげつなくもいやらしい箇所があったのですが
今回はなくなってました。
このシーンは好きではないけど、尊大なゾフィーという人物を描くには絶大な効果を
発揮する箇所だと思ってたので、無くなったことでゾフィーの人間としての嫌らしさが
少なくなってる気がしました。

国民がミルクも思うように買えず、国・皇帝・皇后への不満を募らせる「ミルク」と
いう曲のシーン。
以前は民衆がミルクを入れる容器を地面にたたきつけながら歌うので、たまった不満を
吐き出すような迫力があったのですが今回はそれがない。
しかも横一列に並んで歌い出したのでまるで歌謡ショーみたいな感じがしました。
ここは革命への序曲とも言うべきシーンなのに、まるで仲良しが合唱してるみたい
であっさりすぎてる気がしました。

幼いルドルフの目の前にトートが初めて現れるシーン。
ルドルフと親しげに話をしていながらもすでにルドルフが「死」に魅入られてることを
表してるわけですが以前は、トートがさりげなく話しかけているように見えながら
よくみるとトートがもてあそぶように持ってる剣の切っ先が、幼いルドルフの背中に
向けられていました。ほんの一瞬なのですが恐ろしいシーンでした。
これも今回は無し。

ルドルフとトートが出会うのは、以前はどこか部屋の内部のようでしたが今回は
宮廷内なのでしょうが部屋ではないロビーか廊下?見たいに見えるところ。
舞台は部屋の方が閉鎖感があって、ルドルフとトートの密接感というか親密感みたいな
物を感じました。今回の開放感ある舞台だとその感じが希薄でした。

全体的に、歴代「エリザベート」に比べてメリハリと迫力が少ない公演と感じました。
全部、小池修一郎さんの演出なのにこれほど差を感じるとは意外でした。

余談ですが宝塚版「エリザベート」は東宝版と違って、物語の後に少しばかり
レビュー・ショーがあります。
私の後ろの中学生の男の子達、ラインダンスのダンサー達見て吹き出してました。
まあ、初めて観たのならむりないでしょう・・・・独特すぎますから(^_^;

宝塚「エリザベート」、5月にもう一回観に行ってきます。


posted by みどり at 01:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月24日

「In The Garden」 と英会話入門

先日ジャー・パンファンさんの二胡コンサートへ行って、演奏された曲の中で
「In The Garden」 がとても気に入ってしまったことを書きました。
その曲が収録されたCDを買ったので繰り返し聞いてるうちにあることに気が付きました。
4月に入ってから時々聞いているNHKのラジオ講座「英会話入門」のオープニングの
テーマ曲がこの「In The Garden」の編曲バージョンであることに!

英会話の番組の割にメロディーが英語圏らしからぬ感じだな・・・とは思ってたのですが。
思いがけないところで、思いかげない物が結びついたのでちょっとびっくりしました。

<ご参考に>
「In The Garden」(イン・ザ・ガーデン) 作曲:京田誠一
収録CD:賈鵬芳(ジャー・パンファン)二胡演奏「虹 RAINBOW」 「二胡U(2)」
「虹」は二胡のために作曲された曲ばかりのオリジナル・アルバム。
「二胡U」はジャー・パンファンさんのベストアルバム・第2弾です。

posted by みどり at 16:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・コンサート・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画「エターナル・サンシャイン」

エターナル・サンシャイン

映画「エターナル・サンシャイン」@有楽町マリオン・丸の内プラゼール
  原題:Eternal Sunshine of the Spotless Mind 
  脚本:チャーリー・カウフマン 原案:ピエール・ビスマス  
  監督:ミシェル・ゴンドリー
  出演:ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット、イライジャ・ウッド他
  2005年度アカデミー賞2部門受賞(主演女優賞・脚本賞) 
  その他世界の映画賞多数受賞


4月20日(水)観てきました。
ほんの少しSFの味付けをした、ファンタジックな大人の恋愛物語です。
見終わった後優しい後味を残す映画でした。
恋愛物語がお好きな方、ジム・キャリーファンの方なら気に入る作品だと思いました。
ただ私の場合は恋愛物は大の苦手なのでこの映画は、やっぱり一回観ただけで
もういいわ・・・となりました。
そんな私が何でこの映画を観に行ったかというと・・・大好きな、イライジャ・ウッド君
がみたかったのです(#^_^#)
映画「ロード・オブ・ザ・リング」でフロド役をやった人です。
私みたいにイライジャ君目当てだけで行った人は、きっとがっかりするだろうと思います。


<物語>
バレンタインデー間近のある日、ジョエル(ジム・キャリー)は妙な手紙を受け取る。
内容は「クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)はジョエルの記憶を総て消し去りました。
今後、彼女の過去について絶対触れないようお願いします。クラーナ社」
クレメンタインは最近、ケンカ別れしてしまった恋人。
ジョエルがせっかく仲直りしたいと考えていた矢先に、彼女はクラーナ社へいって自分に
とって嫌な記憶であるジョエルの記憶を総て消してしまったのでした。

クラーナ社は記憶除去を専門とする「記憶消し屋」
一晩眠ってる間に、希望する記憶を消す処置を施してくれるのです。
絶望したジョエルは自分も、クレメンタインについての記憶を消そうとクラーナ社にやってくる。
睡眠薬を飲んでベッドに横になると、クラーナ社の技師達(マーク・ラファロ、イライジャ・
ウッド)が作業をはじめる。

眠っているジョエルは、クレメンタインの事を思い出している。
嫌なこともあったけど、楽しいことだってあった。眠りながらも、彼女のことを忘れたくない
この「記憶を消す作業」もやめにしたい、と思うようになるのですが薬で眠らされてるの
ですからそんな意思表示ができるはずもない。
このまま、彼はどうなってしまうのか・・・。

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そもそも「記憶を消す」ということが将来実際にできるようになっても、商売としては
絶対成り立たない気がします。そもそも倫理上、許可にならないんではないかと。
「記憶を消す」ことが悪用されるのは目に見えてますから。

それはともかくとして、映画の方のことを。
物語の見せ方が、時系列どうりではないので人によっては、見始めて少しの間はとま
どうかもしれません。それでも時系列のバラバラ映画「メメント」ほどではありません。

私はジム・キャリーというとコメディアンとしてしか知らなかったのですが、この映画では
まじめでシャイな男性を見せてくれています。こういうジム・キャリーは初めて見ました。
なんだか今まで知っていた彼とはまるで別人です。芸の幅の広い人だなと思いました。
ケイト・ウィンスレット演じる恋人クレメンタインは普通よりかなり変わっている、というか
天真爛漫な女性。
二人は性格も外見も正反対の恋人同士を演じて見せてくれてます。
映画のなかで見るこういう恋人同士はメリハリがあって「絵」になりますね。
実際の人間関係の中でも、似たもの同士より案外正反対の物を持った同士が気が合う
物のような気がします。

私お目当てのイライジャ・ウッド君ですが、役どころがクラーナ社の技師の助手役なので
そもそも出番が少ないのです。
しかも好きになった女性のパンティを盗んだ、というしょうもないヤツをやってます。
こんな彼みたくなかった・・・・(T.T) 
子役時代から一貫して素直ないい子を演じてきてる(フロドもその延長線上にいますね)
から、彼もいろんな役に挑戦してみたかったんでしょうけど。

あと、映画を観ながらつい考えてしまったとなどを。
嫌なことがあったらその記憶を消してしまおうなんて、都合がいいけど、そんなこと
してたら人間として成長がなくなるんではないのか?などと考えながら見てしまいました。
もう一つ思い出したのは最近あるらしい、運動会のかけっこで順位をつけるのはよくない
からと横に並んで手をつないではしらせる。
そんなことやっててこれからの長い人生やってけるわけないではないか!
と、ここで怒ってもしょうがないのですが。

以前ある方から「人生いろいろあるからこそ楽しいんだ」と言われたことがあって
「いろいろ」といったってそれこそ「人生いろいろありすぎる」のにそれ全部楽しいなんて
言えるわけないじゃないか・・・・と、思ったこともありました。
それから数年たった今、すこし考えが変わりました。
人生を楽しく・豊にするために必要なことは人生楽しいことだけあればいい、と言うことで
はもちろんない。そうであったら楽だけど絶対そんなことあり得ないし。
嫌なことも、悲しいことも、つらいことも総て自分の人生の糧・楽しさに「変える」ことでは
なく、そういったことを総てひっくるめて「これが自分の人生だ」と「受け入れる」ことでは
ないのかと思うようになりました。
「受け入れること」でそれはつらいことではなくなる。・・・たぶん。
なんかえらそうになってすみません。
posted by みどり at 01:51| Comment(2) | TrackBack(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月22日

ひげ太夫公演「蛇骨ボウズ」

ひげ太夫第18回公演「蛇骨(じゃこつ)ボウズ」@大塚・萬スタジオ
  作・演出・出演:吉村やよひ  出演:川崎みそ、文人、他

4月16日(土)の夜の回、観に行ってます。
ひげ太夫。出演者は女性だけの劇団です。
ファンタジックなお芝居をやってる・・・のでは全然なくて、無国籍、時代不明の
カンフーアクション風組み体操入りの香港映画、みたいなお芝居を毎回やってます。
舞台装置や風景さえ「体」で表現。

知人に誘われて観にいってから、他の劇団にはない迫力とおもしろさにはまり、
年末にあった前回公演は行きませんでしたがこのところ約三年半続けて観てきました。
前回行かなかったのは会場が嫌だったのです。
しかし続けて二回も公演を観ないのは、もったいないので今回は行くことにしました。
大塚・萬スタジオあそこはビルの地下倉庫みたいな窮屈なところだったな・・・と、
思ってたのですが今回行ってびっくり。
きれいで新しいビルに変わってるではありませんか。全然知らなかった・・・。
そういえば私が以前行ったのはもう十年くらい前でした。

今回のひげ太夫ですが、ちょっと見てるのがつらい。

物語は、大地と話ができ動かすことさえできる「技」をもつ男、蛇骨ボウズ(吉村やよひ)
の冒険。
円の国の白蓮王(はくれんおう・松葉祥子)と、拳の達人で普段は理容師をしている
理容三郎(川崎みそ)相手に活躍する。

詳しく書けないのは、観てる途中で私の意識がとおのいてしまったからです(^_^;
最前列でこれをやってしまいました。
これでは感想書く資格ありませんm(__)m

吉村やよひさんは蛇骨ボウズと「雪どけ」の一人二役。
「雪どけ」は主人公を助けることになる精霊みたいな存在の女性。
彼女を演じるとき長唄ふうの歌を聞かせてくれるのですがこれが意外といいです。
吉村やよひさんは、毎回こういうインチキ(?)長唄をきかせてくれます。
変な男、蛇骨ボウズから一転しての「雪どけ」役は鮮やか・艶やかです。

川崎みそさん演じる理容三郎も、なんだか宝塚の男役みたいでかっこいい。
蛇骨ボウズの子供の頃の母親役もやってましたが、こちらもいいです。

しかしながらこの劇団、やってるお話しは毎回舞台設定を変えてるはずなのに
架空の土地、確定しない時代を舞台にしてるせいか逆に毎回いつもおなじお話しを
見てるような感じがしてしまいます。
それでも私が見始めた頃は、荒削りの若さの勢い?みたいなものが感じられて
おもしろかったのに今回は・・・。
新宿の小劇場・タイニイアリスをお客さんでぎゅうぎゅうの満席にしていたあの頃の
「熱気」がなくなってるのが寂しい。

メンバーも私がこの劇団を見始めてから、一人抜け二人抜け座長以外もはや
全入れ替わってるとおもいます。
細身だけど男役の似合うハスキーボイスの役者さんがいて、結構好きだったのに
今回はいなくなってるのが残念でした。
座長の吉村さんと川崎さん以外の方は、傍目に観ても役者としてはほとんど素人で
ちょっとつらい。
座長さんの熱意に新メンバーが追いつけてない・・・・そんな感じを受けました。

次回公演はどうなるんだろうか。人ごとながらちょっと心配になりました。
劇団として今難しいところに来てるのかもしれません。

次回公演は8月31日から9月4日まで、中野ザ・ポケットで、だそうです。

posted by みどり at 01:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月19日

ジャー・パンファン 二胡コンサート

二胡2


ジャー・パンファン 二胡コンサート@アミュゼ柏・クリスタルホール
  二胡:賈鵬芳(ジャー・パンファン) ピアノ:美野春樹
  パーカッション:仙波清彦  チェロ:四家卯大


4月15日(金)聴いて来ました。
行く会場が初めての所だと、それだけでなんだかうきうきと楽しくなって
きますね。行くまでの道さえ間違えなければ・・・・(^_^;
そんなわけで開演時間に間に合わず、会場内に入れたのはすでに二曲演奏が
終わった後でした。

知人より譲っていただいたチケット。
じつは当日行くまでジャー・パンファンさんと言う方を知りませんでした。

チャン・イーモー監督の映画「LOVERS」の音楽演奏もされた方だそうです。
これ以外にも映画音楽・CM音楽など数多く演奏されてるので名前を知らなくても
曲を聴けば「聴いたことある!」と言う方が多いだろうと思いました。

しかも私は二胡(にこ)と言う楽器も今まで認識していませんでした(^_^;
三味線に似た形で、弦は2本。
なんだかとても懐かしい感じの音色がします。

この日の演奏曲です
<第1部>
ニューシネマ・パラダイス(作曲:エンニオ・モリコーネ)
愛のテーマ(作曲:エンニオ・モリコーネ)
In The Garden(作曲:京田誠一)
睡蓮(作曲:賈鵬芳)
Light Dance(作曲:京田誠一)
二泉映月(作曲:阿炳)
河南小曲(中国古典曲)

<第2部>
北京有個金太陽(チベット民謡)
Por Toda A Minha Vide (作曲:アントニオ・カルロス・ジョビン)
芳春(作曲:美野春樹)
My Favorite Things(作曲:R.ロジャース)
LOVERS(映画「LOVERS」より 作曲:梅林茂)
My Memory(冬のソナタより 作曲:パク・チョンウォン)
愛を奏でて(映画「海の上のピアニスト」より 作曲:エンニオ・モリコーネ)

<アンコール曲・2曲>
(一曲、曲名がわかりませんm(__)m)
組曲惑星より「木星」(作曲:ホルスト)

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「 In The Garden 」はとても明るく楽しい感じの曲です。
たとえて言うなら、うららかな春のいい天気の日。小さな子供に戻って近所の
大好きな優しいお姉さんに手をつないでもらって散歩。これだけでうれしいのに
さらにお姉さんの歌声を聴かせてもらい一緒に歌い出したくなるような感じ。
ながいたとえになりましたが、今回聴いた中で一番好きになった曲です。

二胡の音色は癒し系ですね。
聴いてるだけでふわふわと気持ちがほぐれてくるのがわかります。
最近よくある機械の合成された音と違ってるからなのか・・・。

この日は四家卯大さんによるチェロとの一緒の演奏。
チェロと二胡の音色は似てるけど、チェロがすました大人の女性なら
二胡はお転婆(もはや死語?)な女の子でしょうか。

「Por Toda A Minha Vide」はアントニオ・カルロス・ジョビンの曲とのこと
ジョビンと言ったらボサノバの大御所。
私は彼の曲は大好きなのですが、これは初めて聴く曲でした。
感想は・・・ボサノバと二胡の音色はあわないような気がしました。
一曲聴いただけでは何とも言えませんが、少なくとも今回は。
ぜひまた別の機会があれば、ボサノバと二胡の取り合わせに挑戦してみて
いだたいきたい、と思いました。
「イパネマの娘」の二胡バージョン、いいんではないかな?

音楽の合間のジャー・パンファンさんのお話は、優しそうなお人柄が垣間見えてました。
ピアノの美野春樹さんは千葉県の野田出身だそうで会場の柏からはすぐ近い。
素人の私にはわからないけど、ジャー・パンファンさんによると美野さんの
この日の演奏はかなりアドリブが多いのだとか。
美野さんの作曲の「芳春」は賈鵬芳(ジャー・パンファン)さんの「芳」と
美野春樹さんの「春」をとって付けたタイトルだそうです。 

パーカッションの仙波清彦さんは、この日は足を痛めてたそうですが
演奏の方は怪我を感じさせない迫力あるものでした。  

アンコール曲はホルストの「惑星」より「木星」
最近では「ジュピター」と言った方がわかりやすいみたいですね。

最後には二胡の音色に見せられて、どれにしようかと迷いつつ
「In The Garden」が納められた「二胡U」というCDを買ってしまいました。
サインをいただけるというのでつい・・・・。
トップにのせた画像はこの日、目の前でサインしていだたいた物です。

ついでに握手もしてもらいました。
ジャー・パンファンさんの手はとっても大きくて(私が小さいというせいも
あります、身長150センチなので)やわらか。
すっかりミーハーなファンになって帰った私でした。

posted by みどり at 00:33| Comment(2) | TrackBack(1) | 音楽・コンサート・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月16日

映画「コーヒー&シガレッツ」

コーヒー&シガレッツ


映画「コーヒー&シガレッツ」@東京・シネセゾン渋谷 
監督・脚本:ジム・ジャームッシュ

4月13日(水)観てきました。
コーヒーは大好きで一日2,3杯は飲みます。以前は一日10杯は飲んでました。

しばらく映画館で映画を観ていないので、何かおもしろそうなのはないかと思って
目星をつけたのがこれでした。
この映画館では、今回の上映は毎週水曜日、老若男女問わずどの回も千円。
これを利用しない手はありません。
夜7時の回を観るつもりで、映画館に着いたのは6時40分頃。着いた時点での私の
整理番号は「163番」でした。(昼間のうちから整理券の発行してるそうです)
前の方で席は確保。この日は立ち見もでる盛況ぶりでした。

内容はカフェを舞台に繰り広げられる「コーヒー」と「タバコ」をモチーフにした十一の
物語の短編集。映像は総てモノクロ。
全部で約1時間半が、アッという間にすぎてしまいました。

何しろ短編ですしこれからご覧になる方もいるでしょうから、ほんの少しさわりだけ
内容ご紹介にしておきます

第1話「変な出会い」
小さなカフェでテーブルに着いてる男二人。片方はコーヒーのむと落ち着く言いつつ
目の前にコーヒーカップをいくつも並べていて全然リラックスしてるようには・・・・。

第2話「双子」
仲がいいのか悪いのか、若い男女がテーブルでけんか・・・?

第3話「カリフォルニアのどこかで」
ミュージシャンらしき中年男性二人。片方はそこそこ有名らしいがもう片方は・・・。

第4話「それは命取り」
初老の男性二人。タバコを吸いコーヒーを飲む相手を「体に悪いぞ」
とうるさく言うが、そういうご本人もコーヒーは大好きで・・・。

第5話「ルネ」
着せ替え人形のバービー人形を思わせるような女性と、カフェのさえない店員の
やりとり。

第6話「問題なし」
久しぶりに再会した二人。片方がもう片方に呼び出されたからだ。
何かあったのか?と聞いても別に何でもない、と言うが・・・・。

第7話「いとこ同士」
久しぶりに再会した女同士のいとこ同士。片方は仕事で成功、結婚生活も順調だが
もう片方は・・・・。

第8話「ジャック、メグにステラコイルをみせる」
学生風の男女。ジャックはメグに自作の機械を見せて得意になるが・・・。

第9話「いとこ同士?」
有名な俳優は、そこそこに有名な俳優に呼び出されて仕事の話と思い会い行く。
「そこそこ」の方は「有名」なほうに家系図を見せて僕らはいとこ同士だと大喜び
しているが・・・。

第10話「幻覚」
カフェで紅茶を楽しむ二人。そこへ店員がやってくるが彼は俳優ビル・マーレーに
そっくり。

第11話「シャンパン」
初老の男性二人。片方はこのコーヒーをシャンパンと思おうじゃないかと言う。
どこからともなく美しい調べが聞こえてくる・・・。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

11本は一度に撮影されたものではないそうです。
「変な出会い」が1986年。「双子」が89年。
「カリフォルニアのどこかで」が92年で、これは93年カンヌ映画祭の短編部門で最高賞の
パルム・ドール賞をとっているそうです。
その後「ルネ」「問題なし」を撮影。
残りの6作品は2003年のはじめに2週間で撮影されたとか。

最初と最後でだいぶ年数に差がありますが、どの作品もモノクロでテーマも一貫して、
映像もカメラの位置もほぼ同じというスタイルで通してるため11作品つながっていても
全く違和感がありません。
最初から意図して11本作ったのかと思うくらいです。
テーブルの上にカメラをすえて映した映像は、どのシーンもテーブルの模様が碁盤の目
のようになっていたり、チェック柄のテーブルクロスがかかっていたりするので統一感が
あり、美しいです。

「カリフォルニアのどこかで」はミュージシャンとしても有名なイギー・ポップが出演して
ます。私は彼のことは名前しか知らなかったのですが、この映画での彼はまるで子供の
ようにキラキラした瞳が印象的な方でした。

物語としては「いとこ同士」と、とりわけ「いとこ同士?」が完成度が高いと感じました。
物語の大半がコミュニケーションのやりとりがうまくいかない「気まずい二人」を描いて
いますが最後の「シャンパン」は時折聞こえてくるマーラーの美しい調べと、穏やかに
語っている二人の雰囲気がこちらにも伝わってくるようで、とても心地よいエピソード
でした。
心地よい物語で最後を締めくくった「コーヒー&シガレッツ」
みてるこちらも構えることなく、堅くなった心がゆっくりほぐれてくるような映画でした。

この映画を観てるうちにコーヒーが飲みたくなってきた・・・と書けるとカッコイイのです
が映画の登場人物達はみんなコーヒー(一部紅茶)を飲んでいるのに、不思議と
コーヒーの香りも、温度も全く感じませんでした。
映画だからそんなもの感じなくても当然なのですが・・・しかし、どのキャラもコーヒーを
おいしそうに飲んでるようには見えなかったのです。
会話のつなぎに飲んでるような感じです。

なのに、たばこを吸ってるシーンはおいしそうに見える。
私は全くタバコは吸わない(吸えない)のにこんな事書くのは変ですが、煙の香りが感じ
られるようでした。これは、揺らいでいる煙が映像として見えてるせいかもしれません。
コーヒーは蒸気が見えないし、冷め切ってるように見えるのです。

コーヒーとタバコの取り合わせは、タバコをたしなむ人にとっておいしいのでしょうか?
両方でそれぞれの味と香りを殺してしまうようなきがするのですが、逆に相乗効果で
さらにおいしくなるのでしょうか。
こればっかりは自分で試してみる事ができないのが残念です。




posted by みどり at 03:56| Comment(0) | TrackBack(11) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月13日

「瀧口修造 夢の漂流物」展

「瀧口修造 夢の漂流物 同時代・前衛美術家達の贈物1950S〜1970S」展
 @世田谷美術館

細々とですが日本画を描いてます。正確に言うと月に二回だけ日本画教室へ
行ってます。土曜日の午前中、2時間。
今年になってから休んでばかりで描いてないも同然です。
普通の日は描く時間が全くないので、教室に行く日の朝早く起きて描くという
自転車操業みたいなことしてます。
それでもしばらくほったらかしにしてた下図(スケッチ)に水彩で色を塗ったらようやく
描く気力がわいてきました。教室に来てくれた絵の具の業者さんから岩絵の具も
買いました。普通のお店より安いです。
新岩(人造の岩の絵の具)「紫群青」15グラム450円、天然岩絵の具の「薄口岩紫」
15グラム300円。(15グラムと言ったら大さじ一杯分くらいです)
この色名はひょっとするとこの業者さん独特の物かもしれません。
天然の「群青」はその鮮やかで深みのある色に目が引かれるけど15グラム2000円。
未熟者が手を出す色ではありません(^_^;


「瀧口修造 夢の漂流物」展、4月10日(日)観てきました
本題の瀧口修造です。白状します。
私は今回の展覧会のチラシ見るまで彼のことを知りませんでしたm(__)m

チラシの言葉をそのまま抜粋しますと・・・・
「シュルレアリスムの紹介者として知られる瀧口修造(1903-1979)は、日本の現代美術
に展開を語るうえで、欠くことのできない歴史的存在であり、同時に独自の前衛精神を
標榜しつづけた稀有なる詩人・美術評論家でもありました」
今回の展示は、だから彼の周囲に集まった芸術家達の作品や、彼が私蔵していたさま
ざまな美術品やオブジェ、書物など・・・・さまざまな「物達」の展示らしい。
これは観ておきたいな、と思っていました。

といいつつ、迷っていて最終日あわてていってきました。
世田谷美術館へ行くのは久しぶり。確か前に行ったのは「ムンク展」だった気がします。
用賀駅を下車して、美術館のある砧(きぬた)公園に向かうと周りは私とは逆の
駅へ向かう人ばかり。もう午後4時すぎてたのであたりまえ・・・。
4時40分頃に、飛び込むように観てきました。

瀧口のもとに漂着した「夢の漂流物」の展示。
展覧会のタイトル、いったいどなたが考えたのでしょう。まさにぴったり。

ミロ、ダリ、デュシャン、ジャスパー・ジョーンズ、合田佐和子、草間弥生、中西夏之
などさまざまな芸術家達。その多彩な顔ぶれに圧倒されます。
一回の展覧会で、こんなにたくさんの芸術家の作品と触れられるのもめずらしい
ことではないかとおもいました。
画家だけでなく作曲家、武満徹の自筆楽譜の展示と彼の音楽が流れる一角が
あるのも楽しいものでした。
白い壁に詩が書かれていて、その空間には武満徹の曲が流れている。
ここは時間があればしばらく居座っていたい空間でした。

チラシにも写真が載っていた「ロトデッサンとバラとデュシャンのプロフィル」もおもわず
自分の家に持ち帰りたくなるようなオブジェでした。
枯れたバラがこんなにもきれいにみえるとは・・・。

作品を観るのはもちろんいいのですが、中でも印象に残ったものは意外にも美術品
ではありませんでした。
瀧口がサルバドール・ダリのもとを訪れた際、カダケスで拾ったという石と貝殻が収め
られた、花の絵が描かれた古い箱。
瀧口の感性に拾われた石と貝殻は、それだけ観ても味のあるいい姿をしているのです。
箱と石と貝殻。美術作品ではないのに、まるで作品のように見えるのが不思議でした。

書斎でたくさんの本、たくさんの物に囲まれて座ってる瀧口修造の写真。
好きな物達に囲まれてる瀧口氏は、それは幸せそうにみえました。

posted by みどり at 01:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月10日

劇団四季公演「夢から醒めた夢」

劇団四季公演「夢から醒めた夢」@東京・四季劇場 秋
  原作:赤川次郎「夢から醒めた夢」  演出:浅利慶太
  作曲:三木たかし、宮川彬良  台本・作詞:奈良和江、浅利慶太
  振付:加藤敬二、謝珠栄

近所の桜並木の桜が満開になりました。
満開の桜を見て自分の父親の命日を忘れてたということに気が付きました。
母も忘れてました。身内の者でも亡くなって十年以上たつと・・・・・・・・・(^◇^;)
父が亡くなった時も桜が満開の頃で、私の大学入学式の前日のこと。
数年間闘病生活をしてました。私の大学入学が決まったあと、布団から起きあがって
電車の路線図を見ながら学校への最短ルート(学校は遠方)を捜してくれてる姿を見て、
私のことを気にしてくれてるこの人はやっぱり私の父なんだなあ、と思ったものでした。

本題です。
4月9日(土)、C席にて観てきました。
演出・台本・作詞に浅利慶太の名前があるけど劇団四季の場合、代表が浅利慶太
であるために彼の名前が必ず表示されてるようなので、実際には彼がどこまで関わって
いるのか一般人にはよくわからないシステムになっています。

海外のミュージカルを上演することが多いため、外国のコピーばかりする劇団とも
言われている劇団四季ですがこれはオリジナル・ミュージカル。
四季はオリジナル・ミュージカルにも力を入れていて何作も作られていますが
再演を繰り返している人気作と言ったらこの「夢から醒めた夢」だけといっても言い過ぎ
ではないと思います。私も大好きな作品です。

今年で初演から18年、上演回数も750回を超えたそうです。

会場の四季劇場へ行くと、開演前に会場の外やロビーのあちこちでパフォーマンスが
おこなわれていました。
外ではフルートとチェロの演奏とマジック。見上げるようなのっぽのパフォーマー
(足に竹馬のようなものをつけてるらしい)。劇場に入ると頭上のバルコニーでお姫様の
カッコをした人形・・・・ではなくて人間がポーズをとってじっとしてる。
ロビーへはいると、操り人形を持って歩いてるパフォーマーやら、ストリートオルガンを
演奏しているパフォーマー、ハンドベルを演奏してるパフォーマー・・・とまるでお祭りの
ような楽しさが繰り広げられています。

場内で座席にいる人達、座ってたらもったいないのに・・・と、思ってると中は中で
舞台上で道化師コンビがマジックを繰り広げてます。
あちこちで、これらのことをやってるのでそれぞれを全部見るのは不可能。
複数回観に来てると、今度はアレを集中してみてみようか・・・と、言うことができます。

<物語>
小学生の女の子ピコ(吉沢梨絵)は不思議なことが大好き。「夢の配達人」と名乗る
男(荒川努)とであい、誘われるまま夜の遊園地へ行く。
そこで出会ったのは自分と同じ年頃の女の子マコ(花田えりか)
じつはマコはこの世の人間ではなく、交通事故で死んだ幽霊の少女だった。

母と二人暮らしだったマコ。突然の交通事故で死んでしまったため、悲しんでる母の
もとへお別れを言いに行きたい、そのため一日だけ自分と入れ替わってほしいとピコ
に頼むのでした。
快く承諾するピコ。マコと入れ替わったピコは霊界空港へやってくる。
ここは死んだ霊が行く、「光の国」行きのロケットが出発するところ。
乗れるのは白いパスポートを持つ美しい魂を持つ者、生前よいことをした者だけ。
生前、他人を悲しませたり悪いことをした者はグレーのパスポートしかもてず
霊界空港で働いて恩赦で白パスポートをもらえる日を待つのでした。
ピコが持ってるマコのパスポートはもちろん真っ白。

受験に失敗して自殺した男の子・メソ(有賀光一)はグレー・パスポートの持ち主。
ロケットを見に行くピコの荷物を預かった際、思わず取り出したマコの白いパスポートを
仲間がみつけ「恩赦」をもらえたと勘違い。
出来心からメソは自分のグレー・パスポートとマコの白いパスポートをすり替えて
空港のゲートを通ってしまう。

ピコが帰ってみると白かったパスポートは真っ黒。このままではマコが「地獄行き」に
なってしまう。黒のパスポートははたしてどうなるのか。
ピコとマコは無事にお互い元に戻ることが出きるのか・・・・・?

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

この作品は好きなので数年前から何回か観ています。今回で5,6回目かと思います。
内容も物語自体に変更はないものの、歌詞の細部が時代に合わせて少しずつ変わって
るようです。
今回も、空港で働くグレー・パスポートを持つ「部長」さんが生きてた頃を説明
する歌詞の中に「バブルがはじけて」なんて言葉がありました。2年前の前回公演の
時もあった歌詞だとは思いますが、初めて観たときにはない言葉でした。

原作を読んだことはありませんが、ピコとマコが小学生というのはパンフレットみて
わかったことで、初めて観た頃も今も私には中学生くらいに見えます。

ピコとマコの衣装は初めて観た頃の方が好きです。
<昔>
ピコは白のパフスリーブ(いわゆるちょうちん型の袖)の白のブラウスに赤いジャンパー
スカート、赤いストッキング、赤い帽子。いかにも元気な女の子と言った感じ。
マコは薄いブルーとグレーを基本としたワンピースにお揃いの色のつばひろの帽子。
帽子にはたくさんの花が付いて現実の人間とは違う感じをきれいなイメージで表現。

<今>
ピコの衣装は赤が基本は以前と同じだけど短パン姿。頭にはスカーフ。
活動的な感じです。(でもやっぱり女の子はスカートの方が・・・)
マコは白が基本。白い服白い帽子。飾りなし。あっさりしてます。
(ちょっと大人っぽい。小学生という設定ならもうすこしかわいらしさがほしい・・・)

冒頭の遊園地シーンは華やかで楽しいです。以前あった骸骨が踊るシーンは
無くなってました。アレは小さい子が怖がるから削られたのもわかります。

出演者については、空港の役人のデビル役は光枝明彦さんで毎回同じ。
ちょっとオカマっぽい感じがコミカルでまさにはまり役。
空港役人のエンジェル役の藤原大輔さんは、セリフがまるでテキストを大きな声で
元気よく読んでるだけ、みたいに聞こえるのがくるしい。
「みんなが幸せになるといいなあ」と言うのが口癖のエンジェル。この浮いたようなセリフを
難なく言うのは難しいことだと思いますが・・・。

ピコの吉沢梨絵さんは声がとてもかわいらしいけど顔の表情が始終堅いのが
きになりました。
マコ役の花田えりかさんの声は高音部がよくでるけど、高音部を歌ってるととても
子供の役に見えなくなってしまい、歌ってるときだけ大人に見えてしまう・・・というのが
欠点と言えば欠点。

メソ役の有賀光一さんは、いかにも学生っぽく見えるし、歌もよかったと思いました。

空港で働くグレー・パスポートをもつ三人はヤクザ(野中万寿夫)、部長(広瀬明雄)
元暴走族(吉原光夫)。中でも広瀬明雄さんはこれまたテキストを読んでるような感じで
少し苦しい。
夢の配達人役の荒川努さん、悪くないけど私個人的には下村尊則さんが観たかった。

今回の公演プログラムは、ピコとマコが歌う「二人の世界」と、「愛をありがとう」
のカラオケCD付きでした。つまり楽器演奏のみ、歌無し。
これで1300円はちょっとお買い得な感じがしました。

劇団四季の四季の会・会員は会誌「アルプ」に付いてた券で「白いパスポート」が
もらえます。当日の記念スタンプ付きです。今回の公演期間中に3回観に来てスタンプ
が3個そろうと記念品がもらえるサービスになっています。

前回公演(東京は2年前)の公演時のパスポートを持っていくと記念の「パスポート入れ」
がもらえます。
会員の方は、アルプに付いてた引き替え券、会員証、前回公演を観ていたらその時の
白パスポートを忘れずに持ってゆくとさらに楽しめます。



終演後は、最寄りのJR浜松町駅へ向かうとみえてくる美しくライトアップされた
東京タワーにひかれて夜の散歩をすることにしました。
JR浜松町駅を通り越し、桜が満開の夜の増上寺をのぞいてから巨大な東京タワーの
足元を通って、警戒厳重なロシア大使館前を通り、麻布十番へ。
さらに六本木ヒルズ内を通って地下鉄千代田線の乃木坂駅着。
約1時間の散歩でした。

posted by みどり at 02:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする