2005年03月14日

松尾スズキ作「蛇よ!」

「蛇よ!」@東京青山・スパイラルホール
 作・演出 松尾スズキ  出演:大竹しのぶ、松尾スズキ

3月10日(木)観に行ってます。
大竹しのぶはうまい女優さんだと思うけど、好きな女優さんではない。
どういうわけだか昔から好きになれない。
けれどひとり芝居の「売り言葉」をわざわざ当日券の立ち見で観たときは、すごい
人だと思ったものでした。これは野田秀樹が作・演出したもので「智恵子抄」を
智恵子の立場から見直して描かれた作品です。

松尾スズキ、劇団・大人計画の作・演出・出演までやってる方。今人気の劇作家だ
とは知ってるけど何回か観た印象ではこの人の作風は好きになれませんでした。
昔々観た「ふくすけ」、下北沢駅前劇場の桟敷席でぎゅうぎゅう詰めになってみた
「ゲームの達人」、そして最近ではミュージカル形式の「キレイ」、どれも普通の
劇作家なら避けるであろうセックス・奇形・カタワ・不具者と言ったことを題材にして
いて一度観たらぞっとしてするような毒がある、にもかかわらず他では味わえない
不思議な感覚があったのも確かでした。
この二つのバランスのあり方が好きになれるかどうか。
これが松尾スズキのファンになれるかどうかの分かれ道のような気がします。

今回の「蛇よ!」は大竹しのぶにあてがきされたもの。
今までの作風から比べると毒気はとても薄いと思いました。不条理感覚も少し
プラスされてるけどやっぱり私には彼の作風はイマイチ楽しめないなと感じました。
しかし大竹しのぶの喜々として演じてる様子は印象的でした。ああ、楽しんで演じてる
なあ・・・と言う感じ。
とりあえず大竹しのぶを見せるのがメインとして考えてるようで、松尾スズキは出演
してても一歩退いてる感じでした。

今回は小品集です。
会場で配布されたリーフレットの題を見ただけで大笑いできる人もいるでしょう。
間に白黒画像の映画が入ります。もちろんこれも松尾と大竹出演。
映画が入ることで、舞台替えと衣装替えができるようになってました。

1,「初めてのSM」
田舎のラブホテルに一人で泊まってる男。SMの女王様の出張サービスを呼んで
やって来たのは中年SM嬢。
プレイもしてないのにすっかり彼女のペースにのまれる男。

2,映画「出しっぱなしの女」(その1)

3.「突起物の女」
精神科医の元にやってきたやたら派手でしゃべりまくる妙な女。
女の頭には正体不明の突起物が。

4,映画「出しっぱなしの女」(その2)

5,「これからの人」
これから子宮の卵子に向かう二人(二匹?)の精子の会話。
一方は生まれたいと願っていて、一方は元のところへ戻りたいと語ってる。
しかし、二人の運命は皮肉な結果を迎えます。

6,映画「出しっぱなしの女」(その3)

7,「刺したね」
真夜中にそわそわしながら知り合いに電話をかけた女。
彼女はあるとんでもないことをやらかしてます。

「出しっぱなしの女」はタイトルが意味深でしょう?
私もかなり気をそそられました。誰でもちょっとHなこと考えてしまうのでは(^_^;)
何が出しっぱなしかというと・・・・。(これからこの公演を見る人の楽しみをとっては
悪いので以下は読まない方がいいかもしれません)


ヘレン・ケラーが最初に口にした言葉です。
こうやって書いて気が付いたけどそういえば大竹しのぶはヘレン・ケラーの自伝を元に
して書かれた戯曲「奇跡の人」にも出演してましたね。
まさかここまで気にして、これを茶化して「出しっぱなしの女」を松尾は書いたのか?
だとするとやはり松尾スズキ、なかなかあなどれないのかも。




posted by みどり at 00:07| Comment(0) | TrackBack(1) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月13日

「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」SEE版劇場上映雑感

王の帰還SEE2



「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」SEE版 劇場上映@東京・東劇

人生いつ何が起こるかわからない。
12日(土)夜、青信号で横断歩道を歩いてたら横から来た車にボンととばされました。
一瞬何が起こったのかと思った・・・・(T.T)
そこの道は以前から車の通行量が多くて、特に夜は赤信号でも平気で車が通ってゆく
ので母には渡るとき気をつけるように、と言ってたのですが自分がやられました。
スピード出してなかったからケガはしてないけど右ひじと腰を打ちました。
体の方は大したことないのですが、困るのはメガネのフレームがゆがんじゃったこと。
フレーム代くらいもらえるだろうなあ・・・。
警察に来てもらって事情徴収はしてもらったのでなにかあってもとりあえず安心です。
先方は77歳のおじいちゃんでした。


さて、本題の「王の帰還SEE版」です。
3月5日(土)上野で「踊るサチュロス」「ミュシャ展」を観てから東劇で見てます。
さんざんDVDで観てますがやはり大きなスクリーンで見たかったのです。

1作目では、強大な力を持つ「指輪」を破棄する旅に出た「旅の仲間」は途中で離散。
2作目ではフロドとサム、メリーとピピン、アラゴルン・ギムリ・レゴラスの3グループに
別れてしまった「旅の仲間」の冒険が描かれます。
3作目の「王の帰還」ではついに指輪破棄と王位継承者のアラゴルンが王位につく
までの物語です。

6時上映開始の指定席券を購入してましたので心安からに劇場へ向かえました。
5時半には劇場入り口に。係りの方に「前の上映が終わったらご入場していだたきます」
と言われここで待機。だけどロビー内ではすでにグッズ売り場などでうろうろしてる人が
結構いる。この人達上映途中で出て来ちゃったってこと???
私のそばのカップルも同じ話をしあってました。
指定席券を購入の時も、上映の会場内を見ても圧倒的に女性の方が多い。
男性ファンも少なくないはずなのに、どうしてなんだろうといつも疑問です。

ロビーに入ったらまずはトイレへ。4時間20分もありますから気をつけないと(^_^;
今回東劇での上映は途中で15分間の休憩が入りました。
他の劇場では2分しか休憩がなかった、と言うお話も聞きました。
2分では休憩にならないですよね。

それから次にすることは「王の帰還」上映の記念スタンプを押すこと。
DVDを購入したときに封入されてい手帳に記念として押してきました。
今なら2作目のDVDには「中つ国パスポート」、3作目のDVDには「中つ国住民手帳」
と言う名の手帳が入ってますが、4月出荷からのDVDには入らないようです。
「王の帰還」の劇場上映は2月26日からはじまってますがスタンプのインクがかなり
薄くなってました。
劇場の人、インク補充してください(T.T)

今回の劇場上映で一番観たかったのはミナス・ティリスからローハンへ援軍を
求める烽火(のろし)があがってゆくところでした。
下以上公開版にもあったシーンですが何度見てもこの空間表現はすごいと思います。

SEE版で追加になったシーンで特に気になるのは二つでした。
<その1>
サムが雲の切れ目から見える星を見て心和ませるシーン。
最初はてっきり映画オリジナルシーンかと思ってたのですが、後になってから
ちゃんと原作にあるシーンだと気が付きました。
<その2>
次男のファラミアがいるのに、死んだ長男ボロミアの幻影まで見る執政デネソール。
幻影を見るシーンは原作にはありません。これはデネソールが正気でない事を強調
する為なのでしょうがいつまでもボロミアに固執する姿は少々醜悪でした。


手帳に今回の記念スタンプも押せたのでこれで思い残すこともなくなりました。
手帳に半券・スタンプ・クーポン券など応募条件がそろってるのを確認してDVDの
キャンペーンにも応募し終えました。
応募者全員にスペシャルDVDがもらえることになってます。
スペシャルDVDが届くのは4月下旬頃だそうです。応募のために送った手帳も一緒に
返送してくれるそうですが間違いなく戻ってくるのかどうかちょっと心配です。

posted by みどり at 19:56| Comment(7) | TrackBack(4) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月11日

「ミュシャ展」

ミュシャ

「ミュシャ展」@東京都美術館
 〜3月27日(日)まで その後、名古屋・浜松・松江・大阪に巡回

3月5日(土)観てきました。
東京国立博物館で「踊るサチュロス」を観たその足ですぐ近くの東京都美術館
向かいました。
入場制限まではしてなかったけど、さすが人気のミュシャ、会場内はかなり
混んでました。人の頭越しにしか絵が見られない展覧会はつらい。
イライラしながら絵を観るなんて、まったく何しに来たんだろうと思ってしまいます。

文句を言いつつも「アールヌーボーの華」ミュシャです。
アールヌーボーといったらこの人の絵がすぐ浮かぶくらいに有名ですね。
東京でミュシャ展は割と頻繁に開かれるようで、確か5,6年間にもあったと思い
ました。私も10年以上前に一度観に行ったことがありました。
チラシによると今回はロンドンのミュシャ財団の全面的協力をうけて開催される
本格的なミュシャの展覧会、らしいです。

アルフォンス・ミュシャ(1860−1939)
現在のチェコ共和国東部のモラヴィア地方の小さな街イヴァンチッツェ生まれ。
パリに出てきてから1894年に女優サラ・ベルナールの舞台のために制作した
ポスター「ジスモンダ」が話題を集めたのがきっかけで超売れっ子の画家と
なったそうです。
女性を描いた絵が多いですが流れるような髪・ドレス、装飾的に描かれた植物と
豪華なアクセサリーの数々も印象的。
ミュシャの絵は19世紀末から20世紀初頭にかけて一世を風靡しました。

描かれた女性達を取り巻く曲線の洪水。
過剰なまでに装飾が施されているのに、全くうるさく感じない。ひたすら華やか。
そして多くの絵を観て思うのは、女性の肌の色美しさでした。
濃すぎず、薄すぎず、ふんわりとした柔らかさと暖かな体温まで感じられそうな色合い。
ここがミュシャのすごいところだと思いました。

日本初公開という1930年頃制作の油絵作品「ボヘミアの唄」は広々とした野原に
座り両目を閉じ顔を少し上向きにしてる女性とその後ろに寝そべっている女性二人の
姿が描かれています。
女性達は小鳥の歌声に耳を傾けているようにもみえます。
目を閉じた女性のバラ色の頬、頭に飾っている花と身にまとわりついてるリボンの
柔らかなピンク色がとても美しいです。
そよぐ風と暖かな空気の流まで感じられるような作品でした。

今回の展示はポスター、版画の他、デッサン・水彩画・油絵作品・彫刻・ミュシャが
撮影した写真なども展示されていました。写真は作品制作の参考にしたらしいです。
ミュシャのデザインによるお菓子のパッケージ、さらに切手・お札までありこれは初めて
みました。ミュシャのデザインのお札は、ひたすら華麗!何とも贅沢な感じがします。
いつもは展覧会を観てもカタログを買うことはあまりしない私ですが、今回は
迷わず買いました。

ところで晩年のミュシャの写真を見ると、きっちりネクタイしてスーツを着込み
白衣をはおって油絵を描いてる姿はなんだかまるで科学者のようでした(^_^;

展示数が多いし、混んでるので全部きっちり観ようとすると時間がかかります。
さっさと観たつもりでしたが私も2時間かかりました。
せめて2時間、できれば3時間くらいとってじっくり観ることをおすすめしたいです。
posted by みどり at 00:54| Comment(2) | TrackBack(2) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月08日

「踊るサチュロス」展

サチュロス


「踊るサチュロス」展@東京国立博物館表慶館  〜3月13日(日)まで
  その後「愛・地球博」(愛知万博)のイタリア・パビリオンにて公開

3月5日(土)上野で開かれてる「踊るサチュロス」と「ミュシャ展」行って来ました。
まずは東京国立博物館での特別展「踊るサチュロス」へ向かいました。
博物館のチケット売り場の前に行ったら、なにやらたくさんの人で何事かとびっくり。
6日まで公開の「唐招提寺展」の入場制限の列でした。やっぱり会期終了間際は
混みますね。早めに観に行っておいて良かったと思いました。

今回の「踊るサチュロス」像は1998年3月5日にイタリア南部シチリア島沖で漁船
の網ひっかかり発見された古代ギリシャのブロンズ像だそうです。
約2000年前に造られた像。作者不詳。輸送中に船が沈没したらしい。
4年にわたる修復。
イタリア国外に持ち出されるのは今回が初めて、日本での公開はおそらくこれが最初で
最後・・・・と聞いてやはり観たくなりました。
なぜそんな貴重品が日本に来るのかと思ったら愛知博のイタリア・パビリオンに
出品するため為だったのですね。愛知へ行く前に上野に立ち寄ってくれたわけです。

今まで知らなかったのですが、サチュロスというのはギリシャ・ローマ神話に登場する
「森の精」で、葡萄酒と享楽の神・バッカスの従者なのだそうです。
酒に酔い有頂天に舞い踊るサチュロスの姿は、いくつも作られて来てるのだとか。

展示されてるのは東京国立博物館のなかの表慶館。ここは閉鎖されてることも多い
ので、この中に入れるというだけでも行く価値はあると思いました。

中へ入ってみると、まずはサチュロス像の写真の展示。
奥の吹き抜けホール中央にサチュロス像は置かれていました。上はドーム状の天上。

思っていたよりずっと大きい像にまずびっくり。
チラシやTVで見た時はなぜか小さい物を想像してましたが、目の前にあるのは実際
の人間よりひとまわりかふたまわりは大きい。
両腕と右足、頭頂部は失われていますが、上半身を斜め後方に大きくのけぞらせ
左足を大きく後方にはねた姿をして、髪をなびかせ全身で躍動感を表現しています。
発達した筋肉が美しい青年の姿です。
目の瞳の部分は何かをはめ込んであったようですが、今は失われています。

像の近くまで寄ってみることができ、360度眺めることができます。
この像、正面からみるのもいいですが、横から観たとき、後ろから観たときがまた
格別です。肩から腰、臀部、大腿にかけての線が流れるようでとてもきれいです。
よく見ると腰の上に穴がある。なんとサチュロスにはしっぽがあるんだそうです。
これはしっぽをはめこんだであろう穴だとか。

像の間近で観るのも良いけど、ホール脇の一段高くなったところから観ることができる
ようになってるので、是非こちらからも観ることおすすめします。
「表慶館のホール中央に置かれたサチュロス像」として観ることができ、さっきまでの
像を間近で観るのとは景色が一変します。
表慶館のホールそのものが美しい構造になってるので、そこに置かれたサチュロスの
姿はとびきり素晴らしい眺めになってました。

会場にはサチュロス像のミニチュアもあり、これは自由に触れるようになっていました。
ミニチュアに触ってもなー。どうせ作るのなら実物大で作って触らせてもらえたらおも
しろかったのに、などと思いながらもつい触りまくってきました(^_^;

サチュロスが引き上げられた海には彼の体の一部がまだあるのかも。
それどころがひょっとすると、この像サチュロス一人だったのではなく群像としてあった
のかも・・・と言う可能性もあるらしいです。
古代のロマンですね。


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2005年03月06日

劇団四季・東京「オペラ座の怪人」一回目

劇団四季・東京「オペラ座の怪人」一回目@東京・四季劇場「海」
  〜8月31日分までチケット発売中  
  (12月18日まで公演予定あり 四季会員4月24日、一般5月7日発売予定)

図書館で予約した「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 上・下」が入ったと連絡が
来ました。約半年待ちました。
さっそく受け取りに行きましたが2冊で貸出期限は2週間。
この忙しいのに一冊600ページもある本二冊を2週間で読めとは・・・・(T.T)
私の前に借りてた人、上下そろえて返却しないで上巻読み終わったらすぐ返して
くれたらこんな事にならなかったのに。
図書館の人も、2,3日遅れてもいいですから、なんて言ってくれました。
今読んでた山本史郎訳のトールキン作「ホビット」は後回しにすることにして
頑張って読むことにします。

本題です。
3月3日(木)一番安い2階最後列のC席で観てきました。
この日の配役はファントム・高井治、クリスリーヌ・沼尾みゆき、ラウル・石丸幹二。
このミュージカルも大好きで過去何度か観てますが、久しぶりの東京での再演。
ロングラン公演になりそうなのでこれも複数回観るつもりでいます。

今回はこのミュージカル版を元にして作った映画版を観た後での鑑賞となり
見比べてどう思うか、自分でも気になるところでした。

やはり舞台版の前半を観てると、お金を使い物量で迫る映画版にはかなわないと
感じました。
豪華なシャンデリアや大勢の人の行き交うオペラ座の様子は映画版の方が迫力あります。
映画版を観た後ではなんだか安っぽく見えてしまいました。
舞台版を観てこんな風に感じたのは初めてです。
舞台美術は舞台版もとても豪華に作られているし、使用してるシャンデリアだって
けして安物ではないのですが・・・。
それだけ映画版の印象が強かったと言うことでしょうか。

しかし後半は違いました。舞台版の方が断然いいです。
ファントムの描き方が全然違うと感じました。
舞台版は彼の心の動きがちゃんと描かれている。彼だけでなく、クリスティーンや
ラウルもしかり。
改めて映画版のファントムの描き方がおおざっぱなことに気がつきました。

(以下、特に舞台版のネタバレとなりますのでご注意ください)

舞台版で私が感じたことを書きますが・・・。
ラスト方でファントムはクリスティーヌをさらいオペラ座の地下へ連れてきます。
花嫁にするために彼女の頭に白いベールをかぶせてブーケを持たせます。
花嫁にするならわざわざこんな手間取ることしなくてもいいはずですが(#^_^#)
そこは古典、家族みんなで観るミュージカル版、かなり遠回し間接的な表現が
かえって優雅です。

そこへラウルがクリスティーヌを救い出すため単身、ファントムのすみかにやってきます。
この時ファントムは腕をゆっくり上下させ、誰かに合図を送り部屋の向こうの格子を
開けて彼を部屋の中へ入れます。
この時のファントムの仕草がとてもエレガントです。映画版では観られないシーン
だったかと思いました。

たちまちラウルはファントムに捕まり、首に縄を掛けられます。
ファントムはクリスティーヌに自分を選ぶかラウルを選ぶかを迫ります。
ラウルを助けようとするなら、彼女はファントムの花嫁にならねばならない。
ラウルを選べばもはや自分の命もない。
困窮した彼女は、ついに背を向けるファントムの前にひざまづき「昔は心捧げた」と
静かにうたいます。
それまでファントムをおそれるだけだった彼女の心の変化をはっきりあらわすシーン
です。どちらも選べないから許してくださいとファントムに慈悲を願い出ているの
ですから。
私はもうここで涙腺がゆるんでしまいました。

ファントムが、それじゃあ二人とも助けようと言うはずありません。
が、ここで彼にも変化が起きます。
クリスティーヌがファントムのもってるはずの、わずかの優しさに訴えかけたのを
自分でも感じたのでしょう。
大声を出すわけでもなく「許さない、選べ」とだけ言います。
ファントムは怪物ではなく優しい心があることをクリスティーヌが認め、
彼自身もそれを感じたシーン。

そして小さい子がだだをこねるように、つらい過去のために今はほしい物を手に
入れたいだけであることがわかるシーンです。
それをクリスティーヌははっきり感じたのでしょう。
だからこそ彼女はその時、彼に与えられる自分自身の代わりに、口づけをします。

自分の心の中を見透かされ、彼女の優しさを知ったファントムはもはや自分自身を
恥じている。
彼は心底彼女を愛していてそこにいてほしいが、同時に恥ずかしい自分を見た
彼女にはいてほしくもない。
だからファントムの手中にあった二人を解放し、「早く行ってくれ」と叫ぶファントム。

舞台の向こうから二人の幸せそうな声を聞きつつファントムはクリスティーヌが
かぶるはずだったベールを彼女の名を静かに呼びつつ抱きしめます。
そしてなにか気持ちの中で吹っ切れ、決心したのでしょうベールをパッと捨てる
と、舞台上の椅子に座ると同時に舞台から姿を消します。
この時の消え方も最後のファントムの一挙一動も、優雅できれいです。

観客は幸せに暮らしてゆくであろうクリスティーヌとラウルに感動するのではなく
潔く自分の望みを捨てたファントムに同情し感動するのだ、と感じました。

高井・ファントムはじめてみましたが深みのあるよく通る声が素晴らしかったです。
ほんの一瞬声が裏返ったか?とひやっとした瞬間がありましたが(^_^;
posted by みどり at 17:13| Comment(2) | TrackBack(1) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アニメ「ハウルの動く城」

アニメ「ハウルの動く城」@日比谷・スカラ座
 監督:宮崎駿  音楽:久石譲  声:倍賞千恵子(ソフィー)、木村拓哉(ハウル)、
 美輪明宏(荒れ地の魔女)、 他
 原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「魔法使いハウルと火の悪魔」

自宅パソコンに新しいソフトをインストールしたらとたんにフリーズ大頻発。
そのソフトは削除したのですがそれでも調子が良くなくて、2,3日前からは使用中
いきなりWindowsが終了してしまうようになりあわてて最近のデータをバックアップ。
昨年12月に作って置いた保険(HDDバックアップCD)をつかって大手術を行いました。
ちょっと時間はかかりましたが、これでなんとかなりそうです。

3月2日(水)観てきました。
この頃仕事が忙しくて、一日24時間なのにうっかりすると職場に12時間以上居るように
なってしまいました。なので、この日は早めにあがれたのですかさず観てきました。

宮崎アニメは基本的に好きです。
私が好きなのは「となりのトトロ」「千と千尋の神隠し」ですが、「風の谷のナウシカ」
「天空の城ラピュタ」はあまり好きな作品ではありません。
とりあえず期待の「ハウルの動く城」ですが、原作が外国の小説と言うのが気になってました。

結果、どうも私にとってはイマイチの作品でした。好きな方ごめんなさい。

<物語>
戦争が起こっているらしい国。街はまだ戦場にはなっていない。
荒れ地には美女の心臓をとって食らうという魔法使いハウルの動く城まであらわれた。
ソフィーは帽子屋で働く、まじめだがあか抜けない18歳の少女。
彼女はある日、街で何者かにおわれてるらしい美貌の青年と出会う。
すぐ姿を消す青年。
ソフィーは店にやってきた「荒れ地の魔女」と名乗る魔女にたてついたお返しに
魔法をかけられ90歳のおばあちゃんの姿に変えられてしまう。
この家にいられないと悟り荷物をまとめるソフィー。荒れ地に向かいハウルの城に入り
込みまんまと家政婦として居座ることになる。
ハウルは魔法使いとして強大な力を持ちながら追いかけてくる「荒れ地の魔女」を
おそれ、国王からの招請も拒み逃げ回っていたのだった。
ソフィーは元の姿に戻れるのか、そしてハウルはこれからどうして行くのか・・・?


観ていて一番気になったのはハウルという人物像がイマイチよくわからないことでした。
初めてソフィーの前に現れたハウルはかっこいい。
髪の色を染め損ねたと言って泣いてるハウルはかっこ悪い。
なにやら戦いに出かけてゆくハウルはりりしい。
王様に前に行きたくないといってソフィーに母親になりすまして行って来てくれと頼む
ハウルは情けない。
なんだか場面場面で全然違う人物に見えてしまうのでした。

もう一つ気になるのは、この国と隣の国が何で戦争してるの?ということ。
最初に説明はあったもののそんなことすぐ忘れて戦争してると言うことさえ気が
付きませんでした。

世間ではキムタクの声は何だか気になるという意見は多いようですが、これは私は
全く気になりませんでした。倍賞千恵子の声もしかり。
このお話しはハウルとソフィーの恋愛物語と言えるようです。
ジブリ作品が初めて手がけた大人の恋愛。これは世界市場を意識したのかな・・・
などと思ってしまいました。

絵はさすがスタジオジブリ作品だけあってきれいです。
「動き」もじつに躍動感あります。
冒頭のハウルとソフィーが空中を歩く場面は、観てるこちらまでフワフワと浮遊感を
感じました。これはすごかったです。

ハウルの弟子の少年マルクルが夢中で食べるベーコンエッグのおいしそうなことと
いったら・・・・さっそくうちに帰ってから作って食べました(^_^;

posted by みどり at 04:48| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月04日

「ムットーニの部屋」

「ムットーニの部屋」@渋谷・ロゴスギャラリー

自動からくり人形師ムットーニこと、本名武藤政彦さん。
毎年恒例のロゴスギャラリーでの上演会行って来ました。
今回の展示は2月11日から27日まででした。

制作された自動からくり人形の展示会ですが、動いてるところは作者ご本人が
いないと見せていただけないので日時を決めて「上演会」が開かれます。
時間は約30分。ムットーニさんの語り付き。
一昨年まではたしか土日・祭日のみ。去年はプラス三日。今年は平日は木・金のみ
で上演会がおこなわれました。
(ここ数年あった自作のお話しの語りを納めたCDはありませんでした。
楽しみにしてたのに・・・・(T.T) )

土日祭日は事前に整理券配布で各回限定30名のみ。
平日は整理券無しの先着順。
今回私は友人と行くために最終日の整理券をもらってましたが、その前に平日の
上演会も24日、25日の夜行かれたので観てきました。

去年は平日の夜行ってみたら集まる人が少なくてムットーニさんたら「平日は止め
ようかな・・・」などとおっしゃるから、集まってた人達がみんな「えーっ、
やめないで」といわんばかりに頭を振ってたものでした。

今年はうってかわって土日より平日の方が人が多く集まったそうです。
私が行った24,25日も本来の定員以上の人が来て小さなギャラリーは人で
いっぱいでした。作品はたいてい小型なのでいっぱいの人だと上演がみえない人が
でてしまうのです。だから土日祭日は人数限定。
集まる人が多くなったのは最近ムットーニさんTV、雑誌で紹介されることが多く
なり知名度がアップしてきたためらしいです。

今回の展示作品は新作と、過去の作品をあわせたものでした。
ムットーニさんの作品は動くだけでなくきれいな照明と音楽も付いてます。
動きだしたら、最後には最初の位置に戻る、というのがムットーニ作品の動きの
お約束です。一つの作品の上演(動く)時間は約3分ぐらいです。
ムットーニさんのお話を聞いたので、その内容を交えての展示されてた作品の
ご紹介しておきます。

「トップ・オブ・キャバレー」
過去の大型作品です。スイッチを入れると1920年代のアメリカのキャバレーの
ショウタイムの始まり。ジャスバンドの演奏と歌手の人形が動き出す。演奏が
盛り上がってくるとバックにはトップレスのダンサー達の姿もみえだします。
にぎやかで楽しい作品。

「グロリア」
旧作でこれは今回一番の大型作品です。メインと両脇に一つづつオブジェ風な
物がついてます。メインの構造のイメージはイタリアの田舎の教会。
大きなパイプオルガンをオルガニストが弾いている。音楽は19800円のカシオの
キーボードでムットーニさんが弾いてるんだそうです。
オルガンの正面が観音開きに開いてなかからなぜか胸元にベールを掲げた
お姉さんが登場。
上部には天使の姿が浮かんでくる。お姉さんベールをそっとベールを下げると
そこにはロザリオが。
この時ロザリオに視線が行かずお姉さんの胸にいってしまうと救われないのです。
総ての物が最初の位置に戻るためいっせいに動いてゆく。
最初の頃は何度も、ヒューズがとんでしまったそうです。
オルガンと教会が威厳を感じさせる作品です。


続けて6作品は新作のプライベートアイテム。つまり個人向けの販売用。
高さ約60センチ。幅約30センチくらい。

「クリスタルブレス」
初日整理券をもらうために来たときは確か5,60万の値が付いてましたが後日
行ったらもう値段がついてなかったので売れたようです。
去年も似た作品がありました。
小さな透明のドームの中にはイルカがゆっくり頭を上下させ泳いでいます。
下には貝殻がありその中には真珠が。イルカが真珠を突っつきます。
バックに流れていたのはブライアン・イーノのアルバム「APOLLO」の中の曲。
私も大好きな静かなきれいな曲です。タイトルは確かANENDING。
この曲が好きなせいか、今回の作品の中でこれが一番好きです。
この作品をベッドサイドに置き、眠りに入る前のほんのいっときのショウタイム
を楽しめる方がうらやましいです。

「ムーンデュエット」
新作のプライベートアイテム。小さな透明ドームの中のベンチに腰掛けるカップル。
ベンチがゆっくり動きます。
ベンチに座るカップルはムットーニ作品ではよく登場するモチーフです。

「スペースジャグリング」
宇宙空間でロボットが輪投げをしてる。宇宙だから投げた輪が戻ってこなくて
途方に暮れタップを踏む。
ちょっと間抜けな感じのロボットです(^_^;)

「キャットステップ」
黒猫がステップを踏んでるが足の裏が肉きゅうなのでステップ音がやさしい。
バックに流れるのはオルゴール音で「大きな古時計」・・・・のはずが誰が言ったか
「サッポロ一番」のテーマ曲に聞こえます。
コロッとした猫が可愛い。

「眼差し」
女性の右手には水晶の玉が。
最上部には水晶のような玉があり水色からオレンジに、そして又水色に
ゆっくり変わって行きます。
彼女の後ろにも水晶の柱のような物があり、光がゆっくり上下します。
音はなく静かに光の動きを楽しむアイテム。

「スウィングブレイク」
大きなロッキングチェアのある部屋。黒猫が一匹。
そこは透明人間の部屋。彼は久しぶりに部屋へ帰ってきた。
透明人間だから姿は見えない。
部屋の横に置いてあるレコードプレーヤー。彼はレコードに針を落とす。
独りでに動いてるようにみえる。彼の存在に気が付く猫。
ロッキングチェアに腰掛け椅子を揺らす彼。部屋の向こうの鏡を覗くとそこには
彼の姿が見える。やがてまた部屋を出てゆく透明人間。
似た作品は去年もあり、去年の作品の絵が小さな部屋の中に掛かっています。
小さな遊び心がちりばめられた作品、という感じがします。


「メランコリー・ビーナス」
約10年前に作った作品だそうです。
小さな四角い箱の中にいるビーナス。箱は元々はトランクだったのだそうです。
あちこちに移動して持ち運びし、作品を紹介できるようにと、作ったのだそうです。
花のような扇のような物が開いてゆくと、そこには一人のビーナスが。
扇のような物が閉じてゆくにつれ照明は明るくなる。最後にビーナスが垣間見える
時が一番明るく美しくみえます。
ムットーニさんにとってもお気に入りの作品のようです。

「摩天楼2000」
これも旧作。大型です。上演時間も5分ちょっとと、長め。
ベンチに座ってるカップル。向こうには背の高いビル達。太陽が昇り、沈んでゆくと
街の中も青い光に包まれてゆきます。
やがて夜になりビルの窓に明かりがともる。
舞台の真ん中が開いて未来の都市が垣間見えてくる。
ビル群が移動する様子と、明かりの変化が美しい作品です。

今回展示されず写真のみあったのが「フラミンゴムーン」という4体。
会場に持ってくるときにムットーニさん、こけてしまって展示できなかったとか・・・。
こわしちゃった、と言うことらしいです。ああ、もったいない。
修理中らしく「だだいま制作中」となってました。
しかしこれもすでに購入されたかたがいるのだそうです。

今回の展示では自動からくり人形の他、数種類のCGイラストも展示・販売されて
ました。こちらは総て額付き。額は数種類の中から選べます。
イラストも額もさんざん迷いましたが私も一作品購入。
これはすぐ手渡しではなく後日受け取りに行くことになりました。
お値段は額にもよりますが約8、9千円です。

今年の夏にはパルコミュージアムで大規模回顧展が開催されるそうです。
この時にはすでに個人の所有物になってる作品もお借りして展示が
おこなわれるそうです。これまた楽しみが増えました。

<追記>
ギャラリーで販売されたCGイラスト(額付き)を1作品購入。
額の用意ができましたとギャラリーより連絡があり、3月1日受け取りに
行ってきました。タイトルは「NIGHT VIZITORS」
描かれてるのはベッドの上にいる男の子と床に寝そべってる子犬。そして男のが見
ているのは、少し開いてるドア。ドアの向こうにいるのは奇妙なロボットや透明人間
など、奇妙な訪問者達。

「NIGHT VIZITORS」というと同じタイトルで一昨年展覧会場で販売されたムットーニ
さん作・語りによるCDがありました。
今回購入したCGイラストはこのお話しを元に描かれた物で、ちゃんとムットーニさんの
サイン入りでした(^_^)
posted by みどり at 02:38| Comment(2) | TrackBack(0) | 自動人形師ムットーニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月02日

「人形交差点パペットクロスロード」

平常

「人形交差点 パペットクロスロード」@六本木ストライプハウスギャラリー
   作・演出・出演・人形制作:平常(たいらじょう)

2月26日(土)観てきました。
私が今、一番応援したくなってる方です。応援といってもこうゆうふうに観に行った
感想を書くことしかできないのですが。
北海道出身。1981年生まれ、23歳のパペッティアー(人形劇俳優)。
自ら人形を制作し作・演出まで手がけ、一人で人形劇公演をしてる方です。

今回は「空間劇場六本木」と題して2月3日から2月27日までの約一ヶ月間、
東京・六本木ストライプハウスギャラリーを借り切って、平日は今まで制作してきた
人形の展示、土日はこれまで発表してきた人形劇作品の中から10作品のダイジェ
スト版を上演をしていました。
しかし、私としたことがダイレクトメールが来ていたのにみることを忘れてました。
気が付いたのがなんと25日の深夜。翌日の26日しか行かれない・・・・。
公演は各回20名限定とチラシに書いてあって、あわてましたが当日券はたぶん
でるだろうな・・・とにかくダメでもともと、とにかく当日は開演時間の1時間前には
行って様子を見てみよう、と出かけたのでした。
で、観てこれました。行って良かったです(^^)
(私は観に行かれなかったけど約一ヶ月かけて畳一畳分の大きさのベニヤ板23枚
に絵を描き、最終日27日はギャラリーの壁を一周するように並ぶこの絵の前で
公演をすることもしたそうです)


チラシに書いてあった予定では約120分と言うことでしたが、3時に始まって休憩
なしで終わったのはなんと6時。平さんの世界を、たっぷり見せてもらえました。
平さんは、幼稚園や小学校などあちこち地方を公演して回ってることが多いらしいです。
私なんかより、小さいお子さんをお持ちのお父さん、お母さんほうが平さんの
ことご存じの方、多そうな気がします。

今回のダイジェスト版10本もほとんどが、そういった子ども達の前で上演されて
きたものだそうで、観ていてほんとに楽しい。
人形を使わず、ご自分と手の演技だけで表現した宮沢賢治の「よかたの星」
はきれいでした。
その他「セロ引きゴーシュ」「シンデレラ」「ピノキオ」、自作のお話し「ジャンピング
ラビット!!」など。
平さんの良く通る声での歌や語りも、聞いていて気持ちがいいです。

最後に見せてくれた「ハンドラブ」はコール・ポーターの名曲「ソーイング・ラブ」に
のせて両方の腕だけで演じられた物。
親指と人差し指で輪を作り、他の指はパッと開いた感じにしてスッと上にのばす。
観客から見えるのは、こうやった左右の腕だけ。
これが曲に載せて動き回ると、なぜかちゃんと大人の男女に見え、優雅なラブ
ストーリィが展開されてゆくようにみえるのです。美しかったです。
平さん曰く、腕を見せるために、動くときも常に腰の高さは一定にキープしな
ければならないのでこの日見せてくれた中で(体勢的に)一番きついんだそうです。
今回の公演を観て、平さんのやってることを子ども達の前だけの物にしておくのは
もったいないとつくづく思いました。



23歳とはいっても、子供の頃から人前で演じると言うことをしてきたそうで
13歳の時には札幌の人形劇祭りで自作自演の一人芝居が奨励賞を受賞。
キャリアは長い方です。

私が平さんを初めて観たのは2004年1月、平さんの演出・美術・人形操作による
「毛皮のマリー 人形劇版」でした。原作は故・寺山修司作の戯曲「毛皮のマリー」
これは「18禁」といってもいいくらいの大人向けのお話しです。もともとは美輪明宏
さんにあてがきされたもので過去何度も再演されています。

これを人形劇版でやる、と言う偶然観たチラシが気になって観に行きました。
しかし人形劇で、しかも一人で「毛皮のマリー」を演じるなんてなんて無謀な・・・
やれるもんなら観てやろうじゃないの・・・・・と言うのが観に行く前の私の気持ち
でした。行ってびっくりしました。

この平さん、まずは自分が「美少年・欣也」役を演じつつ、「美少女」と「毛皮の
マリー」の人形を操作。立てかけた胴体だけのオブジェを「船乗り」役に見立てて
約2時間で「毛皮のマリー」を演じきってしまったのですから。
2004年いくつも演劇公演を観た中で、私にとっては一番の大当たり。
こんなことができる人、こんなことやってる人がいるというのは大発見でした。
この「毛皮のマリー 人形劇版」は平成16年度・全国優秀人形顕彰制度で銀賞
を受賞したそうです。

平さん、ご自分の芸と技術を伝え・保存したいという希望があるようで今年
11月26日には「人形劇神楽流 家元襲名披露公演」をするそうです。
もちろんこの家元は平さんが作ったもの。
平さん曰く「言ったモン勝ち」だそうで、全くそのとうり(^◇^;)
新宿・プーク人形劇場で泉鏡花原作の「天守物語」を神楽多聞の名前で出演
するそうです。楽しみです。
posted by みどり at 00:16| Comment(1) | TrackBack(1) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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