2005年03月30日

映画「CUBE」

CUBE


映画「CUBE」 キューブ・ファイナル・エディション
 監督:ビンチェンゾ・ナタリ 
 脚本:ビンチェンゾ・ナタリ、アンドレ・ビジェリック、グレイム・マンソン
 音楽:マーク・コーヴェン  出演:デヴィッド・ヒューレット 他
 カナダ映画  日本公開:1998年
 1997年トロント国際映画祭最優秀新人映画賞受賞
 シネフェスト映画祭最優秀映画賞受賞


とても好きな映画で、密室サスペンスの傑作です。
以前から発売されていたDVDですが、今年3月になって2500円(税抜)で再発売
されてるのを知りました。
しかも今回は監督のビンチェンゾ・ナタリ、脚本担当のアンドレ・ビジェリック、ワース役で
出演のデヴィッド・ヒューレット、以上三名のオーディオコメンタリー付き。
迷わず購入しました。

以前から発売されていたDVDには監督の初期の20分の短編映画「ELEVATED」
が収録されていました。「ELEVATED」は「CUBE」の原型とも言える作品ですが
残念ながら今回は収録されていません。
(「ELEVATED」・・・1996年映画。何者かにおわれエレベーターに閉じこめられた
3人の男女の恐怖を描いた作品です。
ワールドフェスト・ヒューストン銀賞、ベスト・ホラー賞、短編賞受賞。
ヨークトン短編映画フェスティバル短編ベスト・パフォーマンス賞受賞)



<物語>
気が付くと立方体の箱のような部屋の中に閉じこめられていた6人。
警察官・医師・数学専攻の女子高生・建築設計者・元犯罪者、そして正体の分からない
一見幼児のような自閉症の男。

いつ連れてこられたのか、何の理由でそこにいるのかもわからない。
壁にはドアが付いていて隣の立方体への移動は出きるが、いくつかの立方体の中には
恐ろしい罠が仕掛けられていていて、命を落としかねない。
ぞれぞれの立方体は数学的法則で移動をしていて、いわば動いている立体迷路に
なっている。
最初は互いに協力しあっていた6人だが、しだいに疑心暗鬼におちいってゆく。
はたして6人は無事に立方体の外に脱出できるのか・・・。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

この映画は何度見ても飽きません。
低予算で作らざるをえなかったため単純なセットを使いながらも、それを逆手にとって
アイデアで勝負。
見事な傑作となった作品です。シンプルかつシャープ。
個性豊かに描き分けられた6人の登場人物達の過去が明らかになってゆき、感情が
ぶつかり合う様子は上質な心理劇にもなっています。


A・ビジェリックは「Elevated」にも主演していて、V・ナタリ監督とは息の合うコンビ
のようです。
音楽担当のマーク・コーヴェンと言う方、他にどういう音楽を作ってるのか全く知らないの
ですが「CUBE」の音楽は映画のミステリアスな雰囲気にぴったり合ってると思います。

オーディオコメンタリーは、V・ナタリ監督と脚本担当のD・ヒューレット、映画でワース役を
やったA・ビジェリックの3人の話が聞けます。
立方体は6面体。そこに6人の人間がいるというこだわり。
一人めがねをかけた女の子がいてメガネのレンズにひびが入るけどこのひびが、
立方体の壁の模様とあわせたんだ・・・というしつこいくらいの監督のこだわりが
聞けました。
長編映画の監督はこれが最初だったそうで並々ならぬ熱意がこもっていたのでしょう。
当時のナタリ監督は28歳だったそうです。
次回作が期待されましたが、次の長編映画「カンパニーマン」は残念ながらイマイチの
作品でした(^_^;

当時のパンフレットによるとナタリ監督は元々は漫画家志望だったそうで、「CUBE」の
絵コンテをみるとなるほど絵がうまいです。
タケシが出演したことでも話題を集めた映画「JM」の絵コンテの一部も担当したそうです。

「CUBE」は都内では、今はもう無くなったシネヴィヴァント・六本木での単館ロードショウ
でしたが当時はこの映画館はじまって以来の大ヒットでした。
定員制だったのでなかなか入れず、私も平日のレイトショーでやっと観た記憶があります。

六本木の再開発のためこの映画館も閉館が決まった後、最終記念上映となったのが
ヒット作となった「CUBE」の再上映。特別料金千円で見せてくれました。
好きな作品の、好きな映画館での最終上映だったので名残惜しくて行ったらナタリ監督
の絵コンテを絵はがきにした物をオマケにくれたのがちょっとうれしく、懐かしい思い出です。
最初に「CUBE」を上映した時にロビーで販売してたグッズです。売れ残ってたのかな(^_^;

全く違う監督で「CUBE2」と言う邦題の映画が作られましたがこれはパート2(続編)
ではなくアメリカ製のリメイクです。「CUBE」の足元にも及ばず観てがっかりしました。
原題は「HYPER CUBE」だったので二匹目のドジョウをねらおうとする配給会社の意図
がミエミエ。
偶然にも再開発後の六本木にできた映画館VIRGIN TOHO CINEMAS六本木ヒルズ
でのこけら落とし上映作品でした。



<2010-03-05追記>
未だにこの記事にアクセスしてくださる方がいると知り、内容を補足したいと思います。
「ELEVATED」で検索して来てくださる方が多いと分かりました。
現在「ELEVATED」は1999年に初めて発売されたDVD「CUBE」にしか収録されていません。
当時はまだVHSビデオが主流の時代でしたが、同時発売されたVHSビデオ版にはこの短編は収録されませんでした。

私が初めてDVDプレーヤーを購入するきっかけになったのもDVD版にしか「ELEVATED」が収録されてないと知ったからでした。

posted by みどり at 00:38| Comment(2) | TrackBack(5) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月28日

劇団四季東京「キャッツ」4回目

劇団四季・東京「キャッツ」4回目@東京・キャッツシアター

3月26日(土) 2階C席(3150円)にて観てきました。
開演前に場内のあちこちに飾られてるゴミをながめることにしました。
「東京ゴミ」を捜すためです。
ゴミと言ってもこれも舞台装置の一部で、猫の目から見たサイズのゴミなので
人間の私達から観るとかなり大きめのゴミばかりあります。
そのなかで公演地域にちなんだ「ゴミ」を捜すのが「キャッツ」を観に来たときの
楽しみの一つです。

公演を観に行くとロビーに置いてある「本日の出演者」表をもらっておくと、ここに
書いてある「楽屋口パスワード」が後で役に立つこともあります。
劇団四季の公式HPで、このパスワードで入れるページがあるからです。
もっとも私は、このパスワードで入ってみたら自分で捜す楽しみのはずだった
「東京ゴミ」の一部が紹介されてたのでがっかりしましたが・・・。

で、この日自分で捜した「東京ゴミ」は2階にありました(^_^)
東京の情報誌「ぴあ」と都内の求人誌「タウンワーク」です。
前回来たときは気が付かなかった・・・それとも最近置かれたのか・・・。
「タウンワーク」はごていねいにも「五反田・品川の仕事」のページが開いてました。
キャッツ・シアターのあるのが東京都品川区で、最寄り駅が五反田・大崎駅なのです。

1回目は舞台やや後方から観るジャリクル・ギャラリー、2.3回目は舞台に対して
右側の2階C席でしたが今回初めて舞台に対して正面左側で観てきました。
やはり観る位置が違うと今まで気が付かなかったところに目がいきます。
(何度も見てる方なら、舞台の猫達にとても近いジェリクル・ギャラリーは意外とお勧め。
舞台正面の演技は見えないので初心者向けの席ではありません。)


猫たちの年に一度の舞踏会の夜。
天上の上り、新しい人生を生きることを許されるただ一匹の猫・ジェリクルキャッツに
選ばれるのは誰か。
いろいろな猫たちの人生(猫生?)が描かれる「キャッツ」

私のお気に入りの猫、マジック猫・ミストフェリーズを演じるのは松島勇気さん。
松島・ミストフェリーズを観るのは初めて。今までは3回とも蔡暁強さんでした。
なので今回はどうしても蔡暁強さんと比較してみてしまいました。

私は小柄で、軽やかつアクロバット的なダンスを見せる蔡暁強さんがすきなのですが、
松島さんを観てると完璧・確実・安定・・・の文字が頭に浮かんでくるようなダンスでした。
もちろん悪くないです。
パンフレットを観ると中学生の頃からクラシックバレエをやっていた方だそうで、数々の
コンクールで受賞経験があるそうです。なるほどなと思いました。

姿を消した長老猫・オールドデュトロノミー(小林克人)を探し出すとき、ちゃんと
オールドデュトロノミーの姿が現れてるかしら・・・と心配でしょうがないという蔡・
ミストフェリーズ。この演出は私はあまり好きではありません。
それに比べるとちょっと余裕のある感じの松島・ミストフェリーズ。

ミストフェリーズ出現後は、蔡さんの場合は「わーうれしいっ!」と言う感じを体中で表現
してるように見えましたが、松島さんの場合は「よしやったぜ!」と言う感じに見えるのが
私には新鮮でした。
以前の舞台右側から観てたときは、この「やったぜ!」と言うしぐさはほとんど見えてな
かったのでなおさらでした。

数年前から何度も観ているキャッツファンにはイマイチ評判の悪い、ミストフェリーズが
照明の範囲を小さくしていって場内を真っ暗にしてゆく仕草、私はあまり気になりません。

ぴょんぴょん飛び回ってるかわいい子猫を思わせる蔡・ミストフェリーズ、ちょっと
大人猫の松島・ミストフェリーズ。今回の公演を観てそんな風に感じました。

猫たちこんなことしてたっけ、と気が付いた場面がもう一つ。
鉄道猫・スキンブルシャンクス(百々義則)のシーンで雄猫たちが寝台車のベッドの
代わりになるため四つん這いになるのですが一番左端でラム・タム・タガー(福井昌一)
とシラバブ(山本貴永)がなにやらもめてるではありませんか。
まるで「何でこのオレ様がベッドなんだよ」「ヤダもー時間がないんだから早くしてよ!」
と言ってるようでした(^◇^;)

ボス猫の風格のあるマンカストラップは今回は趙宇さん。
もう少し低めでドスのきいてる声だとぴったりなのにと思いましたが中国出身の方
なので日本語がなれてないせいなのかもしれません。

カーテンコール時、猫さん達が場内を急いで回って握手をしてくれますが今回私は
顔の周りの毛並みが黒のトラジマのタンブルブルータス(岩崎晋也)と握手・・・て、
いうか手を触ってもらえました。
あとでパンフレットを確認してどの猫さんだったかわかりました(^_^;
向こうも大忙しだからゆっくり握手というわけにいかないの、わかります。

以前観に行った大阪・静岡公演では2階まで猫さんは来ませんでした。
劇場の構造上、すぐに移動できないと言うこともあったのでしょう。
東京キャッツ公演でうれしいのは2階席でも、一番安いC席でも来たお客さんへの
配慮がされていると言うことです。
C席の私でも握手してもらえるんですから、これはうれしいです。
通路側の席の人は、猫さんが通るので2階席でも握手できる確率が高いです。

posted by みどり at 01:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 劇団四季・東京「キャッツ」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月27日

宝塚宙組「ホテルステラマリス」他

宝塚歌劇 宙組公演 「ホテルステラマリス」「レビュー伝説」@東京宝塚劇場
 出演:和央(わおう)ようか、花總(はなふさ)まり、他

3月24日(木) 2階B席(3500円)で観てきました。

☆ミュージカル「ホテルステラマリス」
作・演出 正塚晴彦(まさつかはるひこ)
<物語>
カリフォルニアの海沿いにある小さなホテル・ステラマリス。
一時は隆盛を極めたときもあるが今や倒産寸前。
アダムス・ファイナンスのエリート社員のウィリアム(和央ようか)はこのホテルの再建
を社長より命じられ、ホテルの社長の娘ステイシーの助けを借りホテルの調査をする。
ホテルを愛するステイシー。ホテル再建を目指すのはわかるがリストラされるのでは
と不安を隠せない従業員達。
さらにはホテルのある地域一帯が再開発されることが決まってしまう。
つまりはホテルは閉鎖。絶望するステイシーだったがホテルの宿泊客の海洋学者の
「発見」によって救われることに・・・。


今時にありがちな社会問題をとりあげたドラマになっています。
景気の悪いのは今の日本も同じ。私の職場も同じ。いっしょうけんめい働いてるのに
忙しいばっかりで報われないのはどういうわけだ(T.T)・・・などとミュージカルを観ながら
考えていました。
職場を出てきたのに、またもや職場を思い出させるドラマは別の時に観たいものだと
おもいました。
そういうわけで私にとってはどう評価してよいやらわからない作品となりました。


☆グランド・ファンタジー「レヴュー伝説 モン・パリ誕生77周年を記念して」
作・演出 草野旦 (くさのあきら)

レヴューはストーリーがないのが普通ですが、今回のレヴューは簡単なストーリー付き。
昭和2年(1927年)9月1日、日本初のレヴュー「モン・パリ」が岸田辰彌(たつや)
によって上演されたが、これを記念して作られたのが今回の公演だそうです。
「モン・パリ」の内容は主人公クシダが神戸から中国・インド・エジプトをまわりパリへ行く
までの旅を縦糸に、いろいろなダンスやロマンスを織り込んだ物だそうです。

<物語>
「モン・パリ」の主人公クシダ氏(未沙のえる)はいまは天国でのんびり暮らしていた。
地上に住む貧しい娘ジジ(花總まり)は、余命いくばくもない身。華やかなレヴューを観
るのがなによりも楽しみなジジ。
それを知ったクシダ氏はジジに幸せを与えてあげようと天上界の仲間を連れて地上へ
行くのでした。
エトワール座の看板スター・オーレリアン(和央)にあこがれるジジ。
夢かないオーレリアンの腕に抱かれて踊るジジでしたが、死の運命は逃れようもなく・・・。


レヴューのなかでさらに芝居小屋でのレヴュー公演を見せるという構造になっています。
天国の住人なので上下真っ白なスーツの未沙のえる演じるクシダ氏は、なんだかとても
かわいいです。愛すべき好人物と言う感じなのがとてもいい。
和央・オーレリアンと花總・ジジの踊るシーンは文句無くかっこよく美しい。

レヴューシーンの桜の花を思わせるようなピンクのチュチュ(衣装)・・・と言う言い方
でいいいのかな・・・がとてもかわいらしかったです。
男役もこれにあわせてピンク色の衣装。宝塚だから許せる色だなと思いました(^_^;
たのしく華やかな宝塚らしいレヴューでした。

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「単位認定試験不合格」

3月に入って1月に受験した放送大学の単位認定試験の結果が届きました。

私が受講して受験したのは「科学の哲学」でした。
結果は・・・・恥ずかしながら見事落としました(^◇^;)

今まで哲学なんて勉強したこと無かったで、ちょっとかじってみようと思ったのですが
テキスト読んでもよく飲み込めない・・・普通は放送授業(この科目はラジオ)を聞けば
なんとか飲み込めるのに、この科目はなぜかさらにわからなくなってくる。
これは危ないな・・・とは思ったのですが、やっぱり。
私と哲学と相性が悪いようです(x_x)

4月からの新学期でもう一回受験資格がある、いわゆる追試扱いになります。
新学期ではすでに「幾何入門」と「多変数の微積分」をとることにしてます。
(何でそんな科目を?と思われるかもしれませんがもともと私は理系大学出身でして
理数系が好きなのです)
文系のことをやってる時と、理数系のことをやってる時は能が働いてる部分が違う
ようです。二つの違う分野のことをやってると働いてる思考回路が確かに違うのがわかり
私にとっては、その「ちがう感覚」がここちよいです。
たとえて言うなら頭蓋骨の中で一方に凝り固まってた能を、大きくクルクルッとかき
混ぜられるような感じ・・・といったらいいでしょうか。

去年の1学期で「線型代数U」をとったあと、半年数学とごぶさたしてたので
新しい科目に取り組む前に頭ならしをしなければと思っています。
つまり、このところ頭の中が文系に傾いてたのを理数系モードに切り替える必要が
あるのです。
数学が抜けてた頭でいきなり「幾何」や「微積分」ができるわけありませんもの(^_^;

こういうとき高校時代の数学の教科書が未だに役にたっています。
数学の基礎の基礎が書かれているので絶対に捨てられないテキストです。

posted by みどり at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 放送大学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月24日

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」上・下
  J.K.ローリング:著  松岡祐子:訳   静山社:発行
  定価:上下巻セット 4000円+税

第1作目「ハリー・ポッターと賢者の石」
第2作目「ハリー・ポッターと秘密の部屋」
第3作目「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」
第4作目「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」
と続いてきたハリー・ポッターシリーズの第5作目、読み終えたところです。

第7作で完結予定だそうです。
今回まずその量にびっくりです。約700ページの本が2冊なのですから。
好きなシリーズですが今のところはトールキン著「指輪物語」ほど思い入れがない
ので買わずに図書館で借りて読むだけで済ませてます。
2004年の9月の発売、その後すぐ図書館へ予約を入れましたが半年後の2005年
3月、ようやく私に順番が回ってきました。
上下別々に予約を入れてたのですが、私の前の人が2冊同時に返却したため2冊を
2週間で読まねばならなくなりあわてました。

<ごく簡単に内容のご紹介です>
15歳のハリーは魔法学校の5年生になります。
新学期、友人のロンとハーマイオニーは名誉ある監督生になりますが、ついこの前
活躍したはずのハリーには何もなし。
前作でハリーが3大魔法学校対抗試合で「闇の帝王・ヴォルデモード」と勇敢に対決
した事件は、夏休みのあいだに広まったうわさ話では彼をあざ笑うネタになっていた。
魔法学校校長のダンブルドアまでが、ヴォルデモードがよみがえったという恐ろしい
真実を公式に認めようとしない魔法省の取り調べを受けることになる。

第5作では新しいキャラクター、ドロレス・アンブリッジが登場。
ハリーにじわじわと打撃を与えてゆきます。
5年生はO.W.L.(普通魔法レベル)の試験をひかえ毎日勉強で大忙し。
ハリーの初恋の行方。ハグリッドの秘密。ひたいの傷あとの痛み。
ハリーの心は安まらない

ヴォルデモードはハリーの意識に入り込めると気づく。
それを知ったダンブルドアの指示でハリーは、彼にとって敵にも匹敵するスネイプ先生
から「閉心術」の個人教授を受けなけねばならなくなる。
そしてある日ハリーはスネイプ先生とハリーの父、との秘密を知ってしまうのでした。
身を隠していたハリーの名付け親シリウスの窮地を知り、駆けつけるハリー。
「死喰い人」とハリー達との対決がはじまり、ハリーの秘密、ダンブルドアの秘密が
あかされることになります。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

15歳のハリーは少年から青年になりかけたところで、第5作目の物語が終わった
ような感じになっています。
このシリーズは回を追うごとに内容が暗く重くなってくるようです。
話の軸になってるのが「闇の帝王」との対決なのですからやむを得ないのでしょう。
5作目のラストもほろ苦い思いを残し、パッピーエンドではありません。

ハリーの友人ロン、ハーマイオニー達の描写は生き生きしていて読んでいると彼ら
と一緒にいるような感じさえします。
その一方でローリングの描き方は大人達の描写になると、型にはまった単純な
描写になるのが気になります。
初登場のアンブリッジがまさにそうで、典型的な気色悪い人物として描かれています。

このシリーズを読んでいて一番気になる人物はもちろんハリー・ポッターですが
2番目に気になるのは私にとってはスネイプ先生です。
私はこういう屈折したキャラクターが大好きです(^^ゞ
この人物はもっと魅力的なキャラのはずなのに・・・と、思っていましたが5作目で
彼の過去の一部があかされてようやく魅力が増した気がします。

6,7作目はどういう展開になるんでしょうね。興味と心配が半々です。

posted by みどり at 01:04| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月21日

「現代英米児童文学評伝叢書7 J.R.R.トールキン」


「現代英米児童文学評伝叢書7 J.R.R.トールキン」
  著者:水井雅子    発行所:KTC中央出版
  2004年11月9日 初版発行  定価1600円+税

この本を最近読みました。
「指輪物語」の作者トールキン自身と、トールキンの他の作品についての
良い入門書になるものかな?と思って読み出しました。
結果はかなり疑問の多い本と感じました。

内容は下記のような構成になっています。

<T その生涯 人と作品>
はじめに
1,誕生から幼年時代
2,学校、少年時代
3,学生時代
4,大人の時代へ
5,学者への道
6,オックスフォード大学の言語学の教授として
7,円熟期、そして晩年

<U 作品小論>
 はじめに
1,「ホビットの冒険」
2,「指輪物語」
3,「ハム村の農夫ジャイルズの冒険」
4,トールキン訳 古英語詩「出エジプト記」
5,「木と木の葉」
6,「シルマリルの物語」

前半約60ページにわたって書かれているトールキンについての「その生涯 人と作品」
を読み出してすぐにあることに気がつきました。
ここに書かれているのはハンフリー・カーペンター著「J.R.R.トールキン 或る伝記」
の要約版でしかないこということに。
こういうものを書いて本にして出版していいのか、とまず疑問がわきました。
著者水野雅子とはいったい何者か、と思ったら現在金沢大学院の大学助教授。
この程度でいいなら私にだって書けます。素人のトールキンファンかと思いました。

作品小論については私自身は「出エジプト記」と「木と木の葉」を読んでいないので
コメントできませんが他の物については評論と言うより解説になっています。
本の目次でも「小論」としか書いてないからこの程度でよいのでしょう。

この本を読み終わって感じたのは、これを読むならハンフリー・カーペンターの
「J.R.R.トールキン 或る伝記」を読み、トールキンの著作に直接触れる
方がずっといいと言うことでした。

私は自分のブログで観た物、読んだ物をご紹介するのは他の方にもお勧めしたいから
こそ、なのですが今回は「お勧めしたくない物」としてこの本をご紹介しておきます。
posted by みどり at 15:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 指輪物語周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月20日

中宮寺 菩薩半跏像とリヤドロ展

特別公開「中宮寺  国宝 菩薩半跏像」@東京国立博物館・平成館
  〜4月17日まで

このところ職場の仕事も忙しく残業続き。でも映画・演劇をみることは止められない。
私の生活は平日に映画・演劇を観て、土日は美術展か人と会うために時間をあける
と言う形を取っています。
映画・演劇を見る日は朝のうちから周囲に「今日は用事があるので」と言っておいて
早めにあがれるように根回しをして置きます。
ゆえに自宅に帰るのは連日夜10時から11時。当然ブログの記事を書くのはこの後。
これで朝、自宅を出るのは7時から7時半の間。
私って元気だなあ・・・と思ってますが、こんな生活いつまで続くのやらです。


3月19日(土)連休中は何の予定も入れなかったのですがあんまりいい天気なので
菩薩様に会いに東京国立博物館へ行ってきました。
外を歩いていて可愛い青い花のオオイヌノフグリが咲いてるのに初めて気づきました。
しかし、この花の名前は何とかならないのだろうか・・・意味を知っていたら口に出す
のもはばかられるのに。(どういう意味かと気になった方、自分で調べてみてね)

奈良・斑鳩の里にある中宮寺 。飛鳥時代後半に作られたと考えられている菩薩半跏像。
平成館の中に特別に用意された一室に菩薩様がいらっしゃいました。
どうしてもこの間、表慶館で観たサチュロス像と比べてしまいます。
表慶館のサチュロス像は素晴らしかった。菩薩様が良くないと言うのではないの
ですが菩薩様のいる空間、広すぎてなんだかもてあまし気味の感じがしました。
どうせなら菩薩様の展示も表慶館か、でなければ法隆寺宝物館のほうが良かった
んじゃないのかと思いました。
法隆寺宝物館では展示できるスペースがないか・・・。

菩薩様自身は台座に座って右足を左足の腿に載せ、目を半ば閉じ右指を軽く頬に
触れてるとても優美なお姿でした。
菩薩様は何を考えていらっしゃるのか?確か人類をどうやって救うことが出きるか
・・・・だと思いました。違ってたらごめんなさい。

この菩薩様とお会いするためには600円が必要で「特別展」の分類になっていました。
私はパスポート会員(年会費3000円で、特別展・企画展は6回観ることができて
常設展は一年間無料)になってるのですが、それでも今回は割高感を感じました。
先週まで公開していた表慶館での特別展「サチュロス」を観たときはこんな感じはしな
かったのですが。

この日はその後、日本橋の三越デパートへ。
招待券を持っていたので「瀬戸陶芸の精華展」も観てきました。
瀬戸陶芸にはあまり興味がないのですが、大きな壺・・・と言うか花瓶のとって部分が
植物のひょうたん、になっていてしかもひょうたんの実がなっている、と言う遊び心
ある意匠には感心しました。
展示は古い時代の瀬戸陶芸、古瀬戸から現代美術としての瀬戸陶芸まで
順を追って見せてくれてました。

行ってはじめて知ったのですがこの展示のすぐ横の催事場では「大リヤドロ展」が
開かれてました。
リヤドロ社はスペインの名窯で、陶器製の可愛い女の子やきれいな花を繊細に表現
した置物を数多く作っています。

以前から都内のデパートへ行くと、ここの可愛い置物が気になってました。
が、お値段が私には簡単に手の出せる金額ではないためいつも観るだけ。
この日の展示販売会でも、一番安い品物は1万円台からありましたが、いいなあ
と思う物は数十万円(^_^;

私にも買えそうで、かつ可愛いいいデザインの物はないかと捜してみると
ありました。
「かわいい家族」とタイトルの付いた作品はテーブルの下に仔犬、上には子猫がいる
高さ12,3センチほど品物。
テーブルには白いテーブルクロスがかかっていて淡い青い花の絵が描かれている。
そして白い花瓶が置かれピンク色の花が生けてある。お値段約4万円。
とはいっても、すぐにキャッシュで払えるわけもないのでこの日も観ただけです。
可憐な可愛い作品の数々を目で楽しんできました。
私が4,5万円くらい気軽にキャッシュで払える経済力を持つ日まで、リヤドロを
手に入れるのはまだまだお預けです。

posted by みどり at 23:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月19日

キャラメルボックス公演「TRUTH」

演劇集団キャラメルボックス公演「TRUTH」@池袋・サンシャイン劇場
 演出:成井豊+真柴あずき 原作:山本周五郎作「失蝶記」
 出演:岡田達也、上川隆也、川原和久(劇団ショーマ)、他

3月17日(木)観に行ってます。
今回の公演は演劇集団キャラメルボックス劇団創立20周年記念公演その1、という
ことになっています。再演作です。

今回は人気者、上川隆也の久しぶりの劇団公演出演とあって、平日夜の回にもかか
わらず客席はもちろん通路までお客さんであふれんばかりでした。

幕末の慶応4年、上田藩の江戸藩邸。6人の若い藩士達の物語。
今回の公演が再演。公演を繰り返し、内容の練り直しが重ねられたせいかいい味わい
の作品になってると思います。
時代劇の形を取っていますが青春ファンタジーと言っていい作品だと思いました。
逆に時代劇、と思って観に来た方にとってはちょっと面食らうかもしれません。
所々にちりばめられてた笑いと、オチャラケ。これを楽しいと思うか、うっとうしいと
思うかでこの作品の評価もだいぶ変わることでしょう。
正直言うと私はこの劇団の最近の演出はあまり好きではないのです。


チラシを見て気になるのは「演出」の名前はあるのに「作」の名前がない。なぜ?
脚本は成井豊と真柴あずきの二人で書いています。
知らない方がいるかもしれませんので書いておきますが成井はこの劇団創立当初
から作・演出を手がけています。
真柴は役者でしたが途中から脚本も書くようになっています。

パンフレットには「失蝶記」を元にしました、と書いてあるけどこれが原作ですとは
書いてない。
次回公演予定の再演作「広くてすてきな宇宙じゃないか」のチラシにも原作の名前が
載ってない。原作はレイ・ブラッドベリの「歌おう、感電するほどの喜びを!」です。
「これが原作です」と書いてないのはずるいんじゃないのかと、そう思うわけです。

キャラメルボックスを長年観てきてますが、困ったことにおもしろいと思った作品は
たいていこうやって原作がある物ばかりでした。
今まで上演された作品で上に書いた二作以外では「不思議なクリスマスの作り方」、
これはアメリカTV番組「ミステリーゾーン」のなかの一話が原作。
「キャンドルは燃えているか」はフィリップ・K・ディックの「報酬」が原作でした。
この原作は去年映画「ペイチェック」として公開されています。
去年上演された「スキップ」は北村薫「スキップ」が原作。

こう書くとなんだかこき下ろしになってしまうので、成井作品を少し弁護すると
オリジナル作品の「ナツヤスミ語辞典」「嵐になるまで待って」は好きな作品です。

私は一年間分の料金をあらかじめ払い込んで最優先で良い席の確保が
できる「トライアスロンパス」会員になっているのですが、今回の公演の予約期間中
に予約するのを見事忘れ結局当日券の整理番号1番という扱いになってしまい
ました。それでも17列目のサイドブロック席で観ることができで一安心。
トライアスロンパス会員だとたいだい10〜12列目の中央ブロックで観ることができます。
昔、初めて演劇公演をあれこれ見始めたとき「いいとこみつけた」と思ったのがこの
劇団でした。
今では、あの頃とは私の劇団の評価はかなり変わってしまったけど、この劇団だけは
とことんおつきあいして観ていこうと思っています。

以前はもう一つとことんおつきあいしようと思った劇団があったのですが、劇団のほうが
無くなってしまいました。「遊機械全自動シアター」と言うところでした。
ここは劇団としては解散したけど遊機械オフィスと言う形では存続してます。

そういえば初めて見たキャラメルボックス公演が1989年の「ナツヤスミ語辞典」初演版。
上川隆也の初舞台公演でしたが、当然ながら端役の彼のことは全く記憶に残って
おりません(^_^;

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2005年03月18日

マシュー・ボーン演出・振り付け「白鳥の湖」

マシュー・ボーン演出・振り付け「白鳥の湖」@渋谷・オーチャードホール
 演出・振り付け:マシュー・ボーン 美術:レズ・ラザーストン  
 音楽:ピョートル・チャイコフスキー 出演: 王子:首藤康之(しゅとうやすゆき)
 ザ・スワン/ストレンシャー:ジェイソン・パイパー  他
 〜3月12日まで。 地方公演後4月19日〜4月27日まで再び東京公演あり。 

先日松尾スズキ作の「蛇よ!」の記事を投稿したらとたんに複数のH系ブログに
トラックバックされてあきれかえりました。もちろんそんな物は削除します。
世の中慌て者が多いようです。

さて3月12日(土)観てきました。男性版「白鳥の湖」です。
去年の来日公演の時、気になりつつもチケット代の高さに行くことを躊躇。
後になって後悔したので今年の公演は行くことにしました。
一番安いB席でも8000円。決して安くはないです。3月中の公演は音楽が録音テープ
使用と言うことでこのお値段ですが、4月公演は東京フィルハーモニー交響楽団の
演奏、指揮・ブレット・モリスと言うことでさらにお高くなってます。

去年の公演ではすぐ完売になったという公演です。さぞや満席になってるだろうと
思ったら、私の3階B席はガラガラ。三分の一ぐらいしか埋まっていませんでした。

「白鳥の湖」といったら音楽はチャイコフスキー作曲のクラシック・バレエの名作です。
魔法使いに魔法をかけられたお姫様と彼女を救う王子様の物語。
姫と侍女達は魔法せいで夜は人間の姿、昼間は白鳥の姿に変わってしまうのでした。

今回のマシュー・ボーンの演出は、これを元にしつつ全く違う作品に作り替えた物です。
マシュー・ボーンのこの作品は本国イギリスでの上演からすでに10年立つそうです。
何が違うと言ったら、本来女性が演じる白鳥たちが全員男性なのです。
白鳥役の男性は可憐な白い衣装のチュチュの代わりに白い羽が付いたズボン・・・
というかステテコ(^_^;みたいな物を身につけてます。上半身はだかです。

当然物語もオリジナル版とはちがっていました。
<物語>
現代のとある王国。
母親である女王の愛情に飢えて育った王子様。どこかとてもひよわそう。
ある日、可愛いガールフレンドができるが母親に大反対される。母親にも冷たくされ
ガールフレンドを追って街の盛り場のクラブへ行ってしまう王子。
たちまちケンカに巻き込まれ外につまみ出される。
精神的にボロボロになった王子は夜の公演へ。そこで出会ったのは美しくたくましい
白鳥(ザ・スワン)。彼に魅了された王子はすっかり元気を取り戻すのでした。

宮殿で、舞踏会が開かれる。
王子はやって来た客の中にあの白鳥そっくりの男(ストレンジャー)を見つけ動揺する。
怪しげな魅力で女性達をたちまち虜にする男。ついには女王の関心まで引きつける。
それに気づいた王子は嫉妬と怒りで、とんでもない行動に出てしまうのでした。



男性が演じる白鳥に王子が魅せられる、と言う形なっているのでホモセクシャルな
妖しい雰囲気になっています。しかも王子様は前半ほとんど上下白の下着姿なので、
とっても情けないカッコになってます。ひ弱さが強調されてますね。
オリジナル版の白鳥は女性が演じますから優しげですが、マシュー・ボーン演出の
白鳥は優雅さよりもたくましさ・力強さと言った男性的魅力を強調しているようです。
白鳥たちの乱舞は妖しい魅力が一杯。女王の衣装は1950年代風で優雅な雰囲気も
醸し出しています。
妖しさと優雅さがバランス良く織り込まれたこの作品、摩訶不思議な世界に引き込まれ
そうでした。

オリジナルにある「四羽の白鳥の踊り」は、同じように四羽(四人)の男性白鳥が
登場して踊りますが、わざとドタドタ足音をたてて登場する姿は白鳥と言うより
ガチョウを思わせました。

初演から10年も立つので中には「白鳥の湖」といったらマシュー・ボーン版しか
知らない、観たことがないと言う人も出てきてるようです。
そういえば会場にも小さいお子さん連れてる人がいたけど、あの子の「白鳥」初体験
はマシュー・ボーン版なんだろうか・・・・。
お母さん、オリジナル版も観せてあげてね・・・・と言いたくなりました(^_^;

一度観たら癖になりそうな「白鳥の湖」でした。

<4月4日追記>
数年前にNHK BSで放送されたマシュー・ボーン版「白鳥の湖」の録画テープ
がやっとでてきました(^_^;

1996年、ロンドン・ロイヤリティ劇場収録版。ザ・スワンはアダム・クーパー!
彼が登場するだけで「おおおっ」という感じでした。すごい存在感です。
これはDVDで発売されてる物と同じ内容を放送したようです。
NHKはこの日マシュー・ボーン版の後につづけてロシア・キエフバレエの
オーソドックス版「白鳥の湖」を放送するという懲りようでした。
NHKのこういうところ好きです!でも最近はこういう素晴らしい放送のしかた
しなくなっているのが残念です。

2本ともビデオテープに録画してたのでDVDレコーダーにダビング。
1枚のDVD−Rに納め豪華2本立ての特別DVDをつくりました(^o^)
posted by みどり at 03:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月16日

珍しいキノコ舞踊団公演「家まで歩いてく。」

珍しいキノコ舞踊団公演「家まで歩いてく。」@彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
  構成・振付・演出:伊藤千枝 

図書館で借りて読み出した「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 上」ようやく読み
終わりました。9日かかりました。「ハリー・ポッター」シリーズ、読み出した頃は
おもしろいと思ったけど回を追うごとに物語がだんだん陰湿な感じになってくるの
がどうも・・・・。「上巻」は特にそう思いました。作者J.K.ローリングは大人の描き方
が単純すぎると思うのです。
短編ならこれでも良いけど長編でこういうのはちょっとつらい。「下巻」読み出してます。


3月11日(金)観に行ってます。
変わった名前ですが女性数名(今回は6人)のダンスカンパニーです。

1999年の公演時に購入したパンフレットに書いてあった名前の由来です。
雑誌の「ぴあ」を仲間で見てたとき「フラダンスの現在」と言う講座があってそのタイトル
の下に「珍しいビデオあります」と書いてあったのだそうだ。ダンスの講座だからダンス
のビデオなんだろうけどその時「なんか珍しいキノコとかアメーバーとかそういうビデオ
が流れたらおもしろいねー」などといいあってたのだ、そうです。
その後、グループ名をどうするか仲間でアイデアを出したってた時「そうだ、珍しい
キノコ、というのがあった」と出したのがきっかけだった。らしい。

2、3公演ほど観てなかったと思います。久しぶりに観に行くことにしました。
会場のさいたま芸術劇場は何度か行ったことあるけど、小ホールは初めてでした。
半円形の客席はすり鉢状になっていて、客席から舞台空間を見下ろす形になる。
小さいながらも味のあるホールと感じました。

珍しいキノコのダンサーは「女性」と言うより「女の子」です。
「女性」と「女の子」は別の生き物だなーと感じます。
珍しいキノコの「女の子」は「女の子」にしかできそうもない、ある意味恐い物知らず、
ある意味物知らず、の遊び心ある舞台空間を見せてくれてます。
以前、東京の原美術館を舞台にした公演は客席を美術館の庭に設置し、出演者は
美術館の建物の中をあちこち出入りする、と言うことをやってみせてくれました。
美術館といっても極小の原美術館。彼女たちはこの空間を遊んでいました。

今回は出演者の告白(ほんとの体験談のように聞こえましたが創作かも)を
織り込みながらのダンス公演でした。
「女の子」の初めてのデート、「女の子」の初めての一人暮らし、「女の子」の父親との
ケンカ、「女の子」の兄姉のケンカのこと・・・などなど。
「女の子」といっても「女の子」はヤワじゃない。シンだってしっかりある。
怒ったら泣いてないで反撃するぞ。でもくたびれたら寝ちゃうけどねー。
と、なんだかそんな声が聞こえるようなダンス公演でした。

正直言って私には彼女たちのダンスがうまいんだか下手なのかよくわかりません。
たぶんヘタではないんだろうと思います。
ダンスをしつつ今時の「女の子」を見せてくれる。こういうグループありそうで
ないんじゃないか・・・・。これがこのグループの魅力になってるような気がします。
「今時」と書きましたが結局「女の子」は昔も今も考えてることは同じだなと感じます。

でも「女の子」は時間がたてばどうしたって「女の子」でいられなくなる。
キノコの女の子達がこの先、どう変わって行くのか、行かないのか興味津々です。
こう書くといかにも嫌みなオバサンですね、私・・・(^_^;

posted by みどり at 02:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする