2009年11月09日

第615回 無声映画鑑賞会「白馬童子」「段七千切れ雲」「韋駄天数衛門」

第615回 無声映画鑑賞会「白馬童子」「段七千切れ雲」「韋駄天数衛門」@門仲天井ホール


10月28日(水)に観に行っています。

「白馬童子 南蛮寺の決闘・第1話」 1960年(昭和35年)作品
監督:森常次  (トーキー作品)

この日は予告では覆面番組があり、当日まで何が上映されるのか解らない作品もありました。
(毎月事前にプログラムを郵送してもらっている方は別)
まず最初は、若き日の山城新伍さん主演の「白馬童子」ものでした。
劇場用の映画ではなく、TV版。
白装束の正義の味方、白馬童子の活躍を描いた物。
この時代にTVの30分番組として放送され、大人気となったそうです。
(さすがに私もこの時代はリアルタイムでは観ていません)
ほぼ一ヶ月で一編が完結する構成になっていたそうです。
今回の上映は4話で完結(たぶん)する分の第1話のみなので、まだ謎の殺人事件が
起こって・・・て、ところで終わり。
なので、消化不良をおこしそうでしたf(^―^;


「韋駄天数衛門」 1933年(昭和8年)無声映画
監督:後藤岱山   
解説・弁士:坂本頼光

当日観るまで気がつかなかったのですが、これは以前観たことのある作品でした。
浅野内匠頭の家臣で、まじめだが、何かと失敗ばかりの粗忽者・不和数衛門
(ふわかずえもん・羅門光三郎)。
羅門光三郎が、大石内蔵助も演じる一人二役というもの。
ある失敗から赤穂城下を後にして、寺子屋家業でなんとか生活をしていたが
お家の一大事を噂で聞いて、赤穂へ駆けつけるとうもの。
討ち入りまでは描かれていません。
不破数衛門のおっちょこちょいぶりが楽しい、娯楽作です。


「段七千切れ雲」 1938年(昭和13年)作品  無声映画
監督:永貞二郎
解説・弁士:澤登翠

無宿者の段七(杉山晶三九)は彼の名を名乗っている怪盗をとらえ、濡れ衣をはらそうとしている。
そして昔、無理矢理中を裂かれたお政との間に出来た我が子も探そうとしていた。
途中で出会った少年・紋吉(飯塚小三郎)が我が子らしいとわかり・・・いうお話。

杉山晶三九さんの男前ぶりと、飯塚小三郎君演じる紋吉少年がかわいいです。




以前に書いたこととダブりますが、12月29日は、毎年恒例の新宿・紀伊國屋ホールでの
上映会が今年もあります。
澤登翠さんが弁士をつとめる無声映画鑑賞会「活弁リサイタル」です。
毎年席は自由席でしたが、今年は予約制で全席指定だそうです。
毎年開演の数時間前から順番待ちの列ができてるし、お客さんにはお年寄りも多いからこの方が良いでしょう。
今年の上映作品はグリフィス監督の「イントレランス」、衣笠貞之助監督の「弁天小僧」、
チャップリンの「公債」だそうです。
詳しくは無声映画鑑賞会の公式サイトでご確認ください。

posted by みどり at 13:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月08日

劇団維新派公演「ろじ式」

劇団維新派公演「ろじ式」


劇団維新派公演「ろじ式 〜とおくから、呼び声が、きこえる〜」@にしすがも創造舎
作・演出:松本雄吉   音楽:内藤和久
劇団維新派公式サイトはこちら



10月30日(金)と11月3日(火・祝)の2回観に行っています。
関西を拠点に活動をしている劇団維新派。
6年ぶりの東京公演です。
去年はびわ湖畔に特設会場を設置しての野外劇、一昨年は大阪と埼玉での公演でした。
この劇団の公演は好きですが私にとって行きやすい東京公演は、なかなかやってくれない
ので、ならばこっちから観に行こうと、ここ数年はどこで公演をやろうが駆けつけるようになりました。

去年の「呼吸機械」は第二次大戦中の東欧が舞台となり、戦災孤児達4人の放浪という
ある程度ストーリィ性のある物でしたが、今回はイメージの羅列というか散文詩のような
感じの内容でした。
(「呼吸機械」の感想はこちらにまとめています)

毎回そうなのですが、維新派の公演は普通のお芝居ではなくむしろダンス公演、ととらえた方がわかりやすいです。

様々な骨格標本の並ぶ部屋。
どこかの博物館なのか大学の研究室なのか。
冒頭舞台奥の窓の向こうに、宇宙空間を漂う小惑星群のような映像が映る。
隕石が地表に落ちてきたことから生命が生まれてくることを予感するような感じがあります。
出演者は総べて白塗り。

標本箱の間を移動する少年達は、どこか夏休みの昆虫採集を思い浮かべます。
採集した昆虫は、もちろん標本になるのだろう。
童女達が「オカシテタマラン」と歌いつつ、ままごとで野菜を切っていく。
おかしそうに歌っている歌詞は、良く聴けば「ニンジンくびきり、ピーマンはらさき、
ブロッコリーまたざき・・・」となかなか気持ち悪いf(^―^;
同じ動きを繰り返す、工場で働く少年工達。
ゆっくりと足踏みをしつつ「かかと、かか、とこ・・・・」と呪文のように繰り返し発せられる言葉。
足のかかとのこと?

言葉は、区切る位置がひとつ違っただけで意味がまったく違ってくる。
維新派の公演では、こういった歌うような言葉遊びが全編に流れていて、しかもイントネーション
が大阪弁のせいか、耳障りがとてもやらわかくとても心地よいのです。

舞台美術になっている標本オブジェは黒田武志によるものらしい。
黒い空間に積み上げられたたくさんの標本箱、その中の白い骨格標本達。
なんだかとてもきれいですし、生命の余韻がまだその空間にだだよっているようです。
標本箱の迷路を泳ぐように移動していく少年、少女達は、あの世の住人にようにも
みえてくる。

内藤さんの、音楽も心地よい。(CD買っちゃいました)

明確なストーリィはないけれど、おもしろい空間と時間を過ごすことが出来ました。


会場の外では特設の屋台村「ろじ式のろじ」が出現し開演前と、終演後に利用することが出来ました。
こちらも劇団メンバーの方々が出店してるものです。
時間によってはミニライブまで開催。

劇団維新派公演「ろじ式」の路地 屋台村 2009年11月3日 1

劇団維新派公演「ろじ式」の路地 屋台村 2009年11月3日 2


私も11月3日は開演前に行列の出来ていた「モンゴルパン」のお店に並びましたが、なかなか順番が
こない・・・と、思ったら途中で材料切れになり、お店の方が買い出しに行ってたらしい。
結局開演前は30分も待ってたのに時間切れ、終演後もあきらめきれないので
並んでようやくゲット(500円)してきました。
生地を目の前でこねて油で揚げたパンに挽肉と生野菜をサンドしたもの。
具はともかく(ごめん)、パンは塩気があっておいしかったです。

劇団維新派公演「ろじ式」の路地 屋台村 2009年11月3日 モンゴルパン



来年はどこで公演をやるんだろうか?
今からとても楽しみです。

下は去年の野外公演「呼吸機械」の映像です。


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2009年11月07日

映画「THIS IS IT」

映画「THIS IS IT」

映画「THIS IS IT」@MOVIX亀有
監督:ケニー・オルテガ


11月5日(木)に観に行ってきました。
ポイントがたまっていたので、今回無料で鑑賞してます。

今年、50歳で急死したミュージシャンのマイケル・ジャクソン。
亡くなったニュースが流れたとき、誰もが「嘘だろう」と思ったはず。
まさか、その年齢で亡くなるなんてだれも予想もしてなかったでしょうから。

今回の映画は、今年の夏、イギリスのロンドンで行われるはずだったコンサート「THIS IS IT」
の為に行われたリハーサルの記録映像、コンサートステージで上映する予定だった映像、場舞台裏の
貴重な映像を構成・編集したものです。

幻となってしまったロンドン公演の監督を務めていたケニー・オルテガが、この映画の監督も
務めているそうです。

マイケル・ジャクソンの迫力のある歌、ダンスはリハーサルとはとても思えません。

本人も「のどを温めてるんだからフルに歌わせないでよ」と、言いつつ
本番並みに歌ってしまう様子。
音程、テンポもマイケル自ら細かい注文を出している。
観客を「別世界に連れて行きたいんだ」と言うマイケル。

超有名人であるがゆえに誹謗中傷も多く、流れるウワサのどこまでが本当なのかさっぱりわからない。
でも今回の映像を観ればエンターテイナーとして超一流であることは、誰もが認めることでしょう。
残された映像からは彼の熱意が伝わって来るようです。
そして彼が完璧主義者であることがよく分かります。

オーディションで選び抜かれたダンサーや共演・サポートするミュージシャン達もマイケルと一緒の
ステージに立てることに興奮し、嬉しくてたまらないようす。

リハーサルではなく本当コンサートを収録した映像作品にすら見えます。
映画終わったら、場内は満場の拍手。
別の映画館では、皆さんスタンディングオベーションだったとか。
映画の上映で、こんなことになるの滅多にないですね。

映画がDVDになったら家で観よう、なんて思っている方!
この映画だけは映画館で観ることを強くお勧めします。

映画館で、他の方々と感動を共有できる貴重な体験をぜひ味わってください。
posted by みどり at 17:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月05日

「河口龍夫展 言葉・時間・生命」

「河口龍夫展 言葉・時間・生命」


「河口龍夫展 言葉・時間・生命」@東京国立近代美術館
10月14日〜12月13日  (11月12日は無料観覧日)
展覧会公式サイトはこちら


11月3日(火)は無料観覧日。もちろん行ってきました。
現代美術のアーティストの河口龍夫さん(1940〜)の世界を俯瞰できる展覧会でした。

河口さんの作品で私が知っていたのは、夜の星空を撮影し、星の光の点一つ一つに
AD1940(紀元前1940年)・・・などという表記を施した「COSMOS」シリーズしか
知りませんでした。
星空に、いくつもの時間が重なっているようなその作品、なぜか大好きでした。
(この作品は、この美術館の常設展示作品だったので)


今回は、作品を「ものと言葉」「時間」「生命」の3つのキーワードに分けての展示となっていました。


「関係 闇の中のドローイング」は一部屋が真っ暗になっていて、鑑賞者はペンライトを
もって、それで照らしながら作品を鑑賞するようになっています。
だから一部屋で一人ずつしか鑑賞できません。
部屋の壁、横一列に展示されているのは色鉛筆で描かれたドローイング。
河口さん自身、暗闇の中で描いたのだそうです。
ライトの当て方で絵の表情も変わる。
何が描かれているのか、なぜこんな展示をするのか、そしてなぜわざわざこんなことしてまで
観たいのか。
そもそも描くと言うことは何なのか?作品鑑賞とは?と、いうことまで問われているようです。
とにかく好奇心が刺激される作品・展示でした。

これと関連して、別の一室では、真っ暗の中でのドローイングが体験できるようになって
いましたがこちらは順番待ちだったので今回はパス。


「関係  光になった言葉」は、金属板らしい板に文字がくりぬかれていて、上からの照明が
当たっているので、下の暗い床に文字が浮かびあがってみえる作品。
「言葉」「光」の文字の中に「闇」の文字が。
「闇」の文字が闇のなかで光って浮かぶ、この矛盾に気がつくととても楽しい。


「関係 種子・花の扉(コスモス)」は、扉が鉛で覆われ、その鉛に植物の種子が
封印されている作品。
種子を取り出して蒔いたら発芽するでしょうか?
タイムカプセルを思わす作品。

立ち枯れのひまわりをケースの中に納めた作品は、時そのもを閉じこめたような感じです。

チラシにもなっている作品は「睡眠からの発芽」
ベッド、人型の空白、回りにあるのは蓮の種子だそうです。
寝ている間に蓄積されたエネルギーが植物の生長に変化したような感じがしました。

つかむことの出来ない、そして形のない「時間」「言葉」「命」
でも河口さんの手にかかるとしっかりと目に見える、形ある物としてとらえられ、見せてもらうことができる。
そんな風に感じ、楽しむことができる展覧会でした。

posted by みどり at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術・展覧会・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月04日

「レ・ミゼラブル」/劇団唐組公演「盲導犬」/花組芝居公演「ナイルの死神」

10月に観ていて感想を書きそびれている分、簡単に書き留めておきます。


「レ・ミゼラブル」2009年版


「レ・ミゼラブル」2009年版@帝国劇場

10月18日(日)に2階席で観に行っています。
何度も観ているのに、ついつい行ってしまいました。

この日の主な配役です
ジャン・バルジャン・・・今井清隆
ジャベール・・・今拓哉
エポニーヌ・・・坂本真綾
ファンティーヌ・・・今井真緒子
コゼット・・・幸島小恵
マリウス・・・泉見洋平

今井さんのジャン・バルジャンは初めて観ます。
以前はジャベール役をやったことがあるそうで、もしかしたらその時観てるかも
しれません。
深みのある声が、とてもよかったです。

テンポの良く、迫力のある展開。
何度観ても飽きないミュージカルです。


劇団唐組公演「盲導犬」 2009年版


劇団唐組公演「盲導犬」2009年版@雑司ヶ谷 鬼子母神境内 紅テント
作・演出:唐十郎
出演:稲荷卓央、藤井由紀、唐十郎、他

10月25日(日)に観に行っています。
すでに何度も再演されている演目です。
唐十郎さんの物語は、言葉の連想に独特の展開があってどうも私は毎回、把握しきれ
ないでいます。


盲目の影破里夫(えいはりお)、かれの盲導犬、ファキイルは彼を置いてどこかに行って
しまったのだという。
主人に服従しない黒いシェパードの盲導犬・ファキイル。
ファキイルを探す破里夫(稲荷卓央)はフーテン少年と共に、新宿のコインロッカー前で
夫を亡くした黒いドレスの未亡人銀杏(藤井由紀)と出会う。
銀杏は、夫にかつての恋人の思い出をコインロッカーの中に封印されている。
そして、その鍵は見つからず、こうやってロッカーの前に来ては鍵穴に爪を差し込むのだと
いう。
亡き夫の亡霊が現れ、かつての恋人とも再会した銀杏は・・・。



と、この程度しか私には物語はご紹介出来ません。
今回、藤井由紀さんの銀杏はやや迫力不足の感じがしました。
藤井さんは、線の細いどこかお嬢様っぽい雰囲気があるので蠱惑的・肉感的(たぶん)な
銀杏の役は似合わないような気がしました。


夢と現実が混じり合った唐さんの世界は、全部は理解できなくても、その猥雑な雰囲気が
魅力的です。
姿は現れない黒い盲導犬・ファキイルですが、地獄の門の番犬だというケルベロスの姿と
なぜかダブってくるのでした。



劇団花組芝居「ナイルの死神」


劇団花組芝居公演「ナイルの死神」@俳優座劇場
原作:アガサ・クリスティ「ナイル殺人事件」
演出:加納幸和
出演:磯村智彦、谷山知宏、秋葉陽司、加納幸和

10月29日(木)に観に行っています。
原作は読んだことがありませんが、昔映画は観たことがあります。
でもそれもすっかり忘れていました。

自分を捨てたかつての恋人は、今は自分の親友と結婚。
二人に嫌がらせをしてやろうと、二人の行く先々についてくるジャクリーン(加納幸和)。
そして、観光船の中で起こった殺人事件。
犯人は・・・。

「ナイル殺人事件」ってこんなにつまらなかったか?
ごめんなさい、でもとにかく展開、テンポが悪いです。
船に乗船する人々が次々登場、ジャクリーンが現れて物語の導入部がようやく
出そろったところで、開演から1時間以上かかっているのはやはり長すぎると思いました。


岡田嘉夫さんのイラストによるチラシは美しいし、和風を意識した洋服や小物などが
きれいです。
舞台の効果音も、歌舞伎を意識して太鼓をつかってみたりと、細部の演出は
楽しいのですが、物語の処理が緩慢すぎた気がします。

posted by みどり at 20:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月の鑑賞予定表

2009年11月2日の小便小僧


冒頭の画像は、毎月追っかけをしているJR浜松町駅の小便小僧です。
今月は地元の浜松町でお祭りがあったようで、はっぴ姿でした。
背中にはしごまで担いでいます。

11月の予定表です。
すでに観てきたものもありますが、感想は後日書く予定です。
演劇については基本的にチケット入手分です。
映画、美術については観に行くときにチケットを買うのがほとんどなのであくまでも予定です。
ここに書いてない物を突然見に行くこともあります。
書いてあるのに諸事情で行かれない場合もあります。


<演劇>
「陰獣」@パルコ劇場
すでに観てきました。感想は後日。

維新派公演「ろじ式」@にしすがも創造舎
すでに観てきました。感想は後日。

「レ・ミゼラブル」
チケットは取りましたが、この日用事が入ってしまったので前半が確実に観られません(T.T)

「海をゆくもの」@パルコ劇場

劇団四季「キャッツ」
東京・品川での公演を、もうこれでみられないよとばかりに千秋楽を大宣伝
(次の開催地は伏せ)して減っていた観客動員数を一気に回復させ、千秋楽後、すぐに
同じ関東圏の横浜で上演することを発表した劇団四季。
そのやり方すっきりしません。

「バンデラスと憂鬱な珈琲」@世田ヶ谷パブリックシアター

吉例顔見大歌舞伎@東京歌舞伎座
今月は「仮名手本忠臣蔵」の通し上演です。

<映画>
「SAW6」
人気ホラー映画のシリーズ6作目。やっと物語が、今回で完結するようです。
話の結末をどうつけるのか見届けてきます。

「This is IT」
50歳で急死した、マイケル・ジャクソンのドキュメンタリー物。

「実験室KR16」
心理実験の為に集められた4人。ところがその部屋で一人が実験を進める博士に射殺され・・・
という話らしい。
ホラー映画ですが、観てみたいです。

「ゴジラ」 1954年(昭和29年)作品
怪獣映画の元祖。
11月14日(土)午後0時より東京国立近代美術館フィルムセンター・小ホールで上映があります。
この古典映画が大きなスクリーン(小ホールですが)で観られる滅多にない機会なので、行きたいと
思っていますがどうなるか。


今月ではなく来月12月のことですが、毎年12月29日に東京・紀伊國屋ホールで行われ、
澤登翠さんが弁士をつとめる無声映画鑑賞会「活弁リサイタル」
毎年席は自由席でしたが、今年は予約制で全席指定だそうです。
毎年開演の数時間前から順番待ちの列ができてるし、お客さんにはお年寄りも多いからこの方が良いでしょう。
今年の上映作品はグリフィス監督の「イントレランス」、衣笠貞之助監督の「弁天小僧」、
チャップリンの「公債」だそうです。
詳しくは無声映画鑑賞会の公式サイトでご確認ください。

<美術・展覧会>
「河口龍夫展」@東京国立近代美術館
3日に観てきました。後日感想を書きます。
11月12日は天皇陛下御在位20年慶祝行事のため、無料観覧日となっています。

「少女の友展」@弥生美術館
少女のための雑誌「少女の友」。その内容とマルチクリエイター中原淳一について。

「日展」@国立新美術館
11月12日は天皇陛下御在位20年慶祝行事のため、無料観覧日となっています。


「ザ・ハプスブルグ展」@国立新美術館
「ムットーニ展」@名古屋 ケンジタキギャラリー

<音楽>
オペラ「ヴォツェック」

<その他>

受講している放送大学、解析入門がむずかしい・・・・。

ホームヘルパー2級の資格を取ろうと勉強をはじめ10月でスクーリングが終了。
11月前半には施設に行っての実習が始まります。

こんなことしつつですがアート鑑賞をしていきたいと思います。
posted by みどり at 08:28| Comment(7) | TrackBack(0) | 今月の予定表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月02日

劇団☆新感線2009秋興行 「蛮幽鬼(ばんゆうき)」

劇団☆新感線2009秋興行 「蛮幽鬼(ばんゆうき)」



劇団☆新感線2009秋興行 「蛮幽鬼(ばんゆうき)」@新橋演舞場
作:中島かずき  演出:いのうえひでのり
出演:上川隆也、稲森いずみ、堺雅人、早乙女太一、橋本じゅん、高田聖子、他


10月24日(土)に3階席で観に行っています。
劇団☆新感線公演ですが、今回メインのキャラクター&出演者の上川隆也さん、稲森いずみさん、
堺雅人さんは劇団メンバーではありません。

この夏、東京ではシアター・コクーンでの「怪談牡丹燈籠」をいのうえひでのりさんが演出して、
いのうえさんらしい、めりはりのある演出でおもしろいと思いましたが、今回は
まさにホームグラウンドに戻ってきたというか、水を得た魚というか、とびきりおもしろかったです。
中島かずきさんの常識にとらわれないスケールの大きな物語世界と、いのうえさんの派手な
演出はまさにゴールデンコンビ、と思いました。

物語は「巌窟王」がベースかと思われる復讐譚。

舞台は、時代も場所もはっきりしないが古代中国を思わす果拿(かだ)の国と、古代日本を
思わす鳳来国(ほうらいこく)。
鳳来国から果拿の国へ留学してきた4人の若者。
数年が過ぎ、故国に戻る直前、仲間の一人が何者かによって殺される。
犯人としてとらえられた留学生の一人、伊達土門(だてのどもん、上川隆也)は離島に幽閉される。
さらに数年後、やはり、そこで捕らえられていたサジと名乗る男(堺雅人)と共に島を脱出。
故国に戻った伊達の土門は、かつての許嫁がすでに帝のもとに嫁ぎ、さらに自分が仲間に落とし
入れられたことを知る。
サジはどうやら殺し屋らしいが、身の上の多くは語らず、果たして味方なのかどうか?



これが物語の導入部。
細かい説明は私にはうまくできませんが、上川隆也さん演じる伊達土門は鬼気迫る感じだし、
始終薄笑いを浮かべたサジも、その正体不明の部分が不気味でもあり、堺雅人さんの持ち味を
活かしたおもしろい、魅力的なキャラクターになっていました。

橋本じゅんさん、高田聖子さん、粟根まことさん、山内圭哉さんなど、十分主役をはれる演技力と
魅力のある俳優陣の競演も楽しい。
観客を巻き込み、盛り上げ一瞬イベント会場のようなノリにしてしまうのも、これまた楽しい。


物語は、民衆を惑わす飛頭蛮(ひとうばん・じつは伊達土門)に、帝が亡くなり「新たな帝」となった妃
(=かつて伊達土門の許嫁=稲森いずみ)が民のため彼と対決するというラストを向かえます。
単純な復讐譚に終わらない、味わい深くひねりのきいた物語。

稲森いずみさん、細く華奢な感じですが、ラストのたくましい姿はまるでドラクロワ描く「民衆を導く自由の女神」のようでした。
(ウィキペディアでの解説サイトはこちらで)

小峰リリーさんによる、衣装も美しい。

とにかく観ていて楽しい、迫力のある大娯楽作品でした。

posted by みどり at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・ダンス・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする